松本浩代&柊くるみが壮絶パワーファイトでリボンタッグ王座を奪取!「『これぞ女子プロレス!』って闘いを見せていく」
24日、東京都・後楽園ホールにて『春は短し戦え乙女~アイスリボン後楽園大会~』が行われ、松本浩代&柊くるみが雪妃真矢&尾崎妹加に勝利しリボンタッグ王座を戴冠した。
雪妃真矢&尾崎妹加はアイスリボンを内部から変えるための反体制派ユニット“Rebel&Enemy”を組織しており、昨年大晦日に“フランクシスターズ”宮城もち&柊くるみを撃破して王座を奪取。先輩選手相手にも「くすぶっている中堅」などと発破をかけて真っ向からぶつかって行った結果、長らくタイトルに絡んでいなかった選手たちが奮起し各王座戦線が活発化。雪妃らのその姿勢はアイスリボン内でも評価され始め、“反逆者”としての役目は終えつつあった。
一方、今年2月からアイスリボンに継続参戦している松本浩代は、団体随一のパワーファイターに成長したくるみの可能性を見出し「デカいレスラーしかできないことをどんどん作って『これぞ女子プロレス!』っていうのを見せていこう!」とタッグ結成を要求。初期アイスリボンで絶対的な強さを発揮した松本、21歳にして11年のキャリアを持つくるみのタッグは絶大な強さを発揮し、早速リボンタッグへの挑戦権を獲得した。
この日のセミファイナルで行われた両組の試合は、雪妃&妹加がくるみのヒザに狙いを定めてピッタリを息の合った連携攻撃を展開。妹加はくるみへ真っ向からのパワーファイトでぶつかっていき、タックルやラリアットなどで壮絶な肉弾戦を展開。
同じく真っ向からのパワーファイトを仕掛ける松本に対し、雪妃はスピードとキレのある蹴り技で対抗。しかし終盤に松本がカウンターのラリアットを雪妃に叩き込んで排除し、2vs1の状況を作り出して妹加へ猛攻。妹加も雪妃の復活を信じて必死のローンファイトを見せるものの、くるみがインプラント、人でなしドライバー、ぶっこ抜きジャーマン・スープレックス・ホールドと大技を畳み掛けると肩を上げられず3カウント。
試合後、松本は「私はくるみと『これぞ女子プロレス!』っていうのを見せていきたい」と2人での闘いに手応えを感じた様子。そして「今回は尾崎妹加ですよね。初対戦だったんですけど、あの子は多分強くなると思うな。ちっちゃいけどデカい。ああいう選手にどんどん伸びてほしいし、思いっ切り、私らが壁になってもいいと思うんで、ガンガンぶつかって成長していけたら面白いな」と妹加を高く評価した。
そしてくるみは「もっともっと、『これぞプロレスラー!』というのをどんどん広めていけたらなと思ってます!」と笑顔で今後の抱負を語った。