真・モンゴリアンチョップで封印を解き放った天山広吉にオーカーンが激怒!「何が“真”だ!筋を通せないんだったら出すもん出せよ。酒、女、金だ!」
6日、後楽園ホールにて新日本プロレス『NEW JAPAN CUP 2021』が開催。第3試合ではUNITED EMPIREのウィル・オスプレイ&ジェフ・コブ&グレート-O-カーンvs天山広吉&小島聡&マスター・ワトによる6人タッグマッチが行われた。
1月6日のTDCホール大会にてTHE EMPIREのウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン&ジェフ・コブvs天山広吉&小島聡&辻陽太の6人タッグマッチが行われ、勝利したTHE EMPIREのオーカーンが試合後に天山にモンゴリアンチョップ連発から掟破りのTTDで突き刺すと、天山はこれで動けなくなり担架に乗せられリングから搬送。
幸い大事には至らずに1月23日の大田区体育館大会で復帰した天山は、オーカーンをイスで滅多打ちにして反則負け。これに逆上したオーカーンが「モンゴリアンチョップ敗者封印マッチ」を要求し、1月31日の愛知県体育館大会で行われたこの試合ではオーカーンがエリミネーターで天山を叩きつけ勝利。天山は代名詞とも言えるモンゴリアンチョップを封印されたままジャイアント馬場追善興行などにも出場し、日々試合を行いながら苦悩していた。
だが2月28日の大阪城ホール大会で天山広吉&小島聡vsウィル・オスプレイ&ジェフ・コブのタッグマッチが行われると、試合中に『真・モンゴリアンチョップ』を解禁。天山は「モンゴリアンなくして俺自身ストレスっていうか、試合の中で使えへんっていうのが我慢の限界でした。封印されたかもしれないけど、俺自身はそんなもん知ったこっちゃないよ。普通のモンゴリアンちゃうねん。モンゴリアンチョップ改め、真モンゴリアンチョップや。これはもう、ウソも偽りもない、真(まこと)の、真実の“真”や」と、あくまで新技であることを強調している。
当然納得の行かないUNITED EMPIREが急襲しこの日の試合は開始。オーカーンがモンゴリアンチョップを強調しながら小島を痛めつけていき、ラリアットを封じる腕への関節技で絞り上げる。コブとオスプレイも小島に集中砲火を仕掛けるが、天山が真・モンゴリアンチョップでオーカーンとオスプレイをカット。ワトが出てくるが、コブが旋風脚を受けきりフランケンをキャッチしてのツアー・オブ・ジ・アイランドで叩きつけ3カウント。
勝利したオーカーンは「天山!何が“真”だ!あ!?貴様、負けたろう?忘れたか!ボケが始まったか!あぁ!?挨拶にも来ない。“帝国万歳チョップ”という名前でもない。筋を通せないんだったら、出すもん出せよ。世が欲するのは、酒、女、金だ!老後の貯えぐらいだったら、ちっとばっかしはあんだろう?強奪してやるよ!」と、欲にまみれた要求を行った。