IWGPJr新王者となった高橋ヒロムが「東京ドームのメインイベントで必ずIWGPジュニアヘビー級選手権試合をやってみせる」
1月5日、東京ドームにて新日本プロレス『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』が開催。セミファイナルでは石森太二の持つIWGPジュニアヘビー級王座に高橋ヒロムが挑戦した。
前日の1・4東京ドーム大会で『BEST OF THE SUPER Jr. 27』優勝者の高橋ヒロムと『SUPER J-CUP 2020』優勝者のエル・ファンタズモによるシングルマッチが行われ、ファンタズモの怒涛の攻めをヒロムがフランケンで丸め込み勝利。
これを見ていた石森は「明日、俺の相手はヒロムになったか。だいぶファンタズモにやられてたけど……てかオマエ、ギリギリで勝ったな!(笑) ま、俺が明日とどめを刺す。あー、俺はファンタズモとやりたかったなー」と挑発し、ヒロムは「『BEST OF THE SUPER Jr.』覇者、現IWGPジュニアヘビー級王者、どちらが強いかハッキリさせましょう。毎日毎日、こんなつまらない世界でストレス溜めてんだ!見に来てるお客さんだってストレスが溜まって仕方ねぇだろう! だったら、プロレスにぶつけろ!プロレスに思いっきりストレスをぶつけろ!俺たちがそれを全て、きれいサッパリ、発散させてやる。そんな試合を、俺と石森ならできるでしょう。そしてみんなも楽しみにしてるでしょう。明日はそのストレスを、全ストレスを取り除いた上で、俺がチャンピオンになる」と宣言していた。
試合が始まるなりハイスピードな攻防。場外戦になるとヒロムは花道に石森をボディスラムで叩きつけると、入場ゲート付近から花道を走ってショットガンドロップキック。だが石森はその足をキャッチしバックドロップ気味に花道に叩きつけ、ふらつくヒロムに三角跳びケブラーダを投下。リングに戻ると石森はスワンダイブ式ファイヤーバードスプラッシュでヒロムの左肩を押しつぶし、悲鳴を上げて転げ回るヒロムをYes Lockで捕縛。逃れたヒロムは石森のエルボーを受けながら何度も倒れ込むもゾンビのように起き上がって石森へと向かっていき、石森のブラディークロスを着地して旋回式ビクトリー・ロイヤルで叩きつけると、最後はTIME BOMB IIで叩きつけ死闘に終止符を打った。
勝利したヒロムは「花道で俺は東京ドームに来てるお客さん、みんなに宣言したよ。近い将来、もの凄い近い将来だ。IWGPジュニアヘビー級選手権試合を、この東京ドームのメインイベントで必ずやってみせる。俺は夢を語るぞ。こんな夢も見させてくれない時代に、俺は誰よりも大きな声で夢を語る。俺たちが夢を語らなきゃ、お客さんたちだって夢を見られないだろう。俺は夢を見るだけじゃない。語るだけじゃない。叶えるんだ。俺の夢はIWGPジュニアヘビー級チャンピオンとして、ジュニアのままIWGPヘビー級王座を手に入れ、ゴールデンタイムで試合をすることだ。そのさらにもう一つの夢が、今日宣言したIWGPジュニアヘビー級選手権試合を、この東京ドームのメインイベントでやること。新しい夢が見れたぜ」と、史上初の東京ドームメインでのIWGPジュニア戦をぶち上げた。