高橋ヒロムがBOSJを制覇しスーパーJカップ優勝者をターゲットに!「やらないと心がもやもやしてしまう」
11日、日本武道館にて新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』が開催。メインイベントでは高橋ヒロムとエル・デスペラードによる『BEST OF THE SUPER Jr. 27』優勝決定戦が行われた。
新型コロナウイルスの感染拡大により、5月12日(火)~6月6日(土)に予定されていた『BEST OF THE SUPER Jr.27』の全大会が中止に。しかしヒロムは「延期だ」と言い続け、今シリーズでの開催が決定した。
決勝に残った二人は同期という因縁の対決となったが、お互いの技を切り返し合い打撃を打ち合う一進一退の攻防へ。終盤にヒロムがデスペラードのマスクを破ると、デスペラードは自らマスクを脱ぎ捨て素顔で強烈な打撃戦を行う。ヒロムのビクトリーロイヤルを受けきったデスペラードがエル・エス・クレロで切り返しあわや3カウントの場面もあったが、最後はヒロムがビクトリーロイヤルからTIME BOMBIIで叩きつけ3カウントを奪った。
勝利したヒロムは「相手がデスペラードで良かった。俺も感情の浮き沈みが激しいから、嫌いだって言ったり、好きかもしれない、別にって言ったり、忙しいかもしんない。でも、今の感情は限りなく好きに近いぞ、デスペラード。俺はお前と一生やり合い続けたい。本気でそう思った。でも、この関係は本当に脆いもので、凄い薄いガラス細工をポンと投げたら割れてしまうような、そんな関係なんだ。いや、卵かな? ガラス細工は少し言い過ぎたかもしれない。卵、卵でいいか。いや、ここはガラス細工でいいな。そんな関係なんだ。でも、そんな関係だからこそ、本当におもしろい。本当にずっとやっていたい。ずっとやり合っていたい」とデスペラードへの愛を語る。
これにデスペラードは「俺の同期、最強だろう? でもな、リング上にはな、高橋ヒロムとエル・デスペラードしかいなかったよ、今日は」と、素顔でもあくまで今日はエル・デスペラードとして闘った事を強調した。
そしてヒロムは「一つ、わがまま言わせてくれ。闘いたい、人間がいる。石森、俺と、IWGPをかけて、そうじゃねーんだよそうじゃねーんだ。俺が、闘いたい人間、石森の前にやんなきゃいけない、やらないと心がもやもやしてしまう、そんな相手がいるんだ。おい、アメリカ、スーパーJカップ優勝者!この俺と戦え!」と、現在アメリカで開催されている外国人のみのスーパーJカップへターゲットを絞った。