【試合詳細】12・11 新日本プロレス日本武道館大会 高橋ヒロムvsエル・デスペラード デビッド・フィンレー&ジュース・ロビンソンvsタマ・トンガ&タンガ・ロア
『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』
日程:2020年12月11日(金)
開始;18:00
会場:東京・日本武道館
観衆:3,564人
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[CHAOS]矢野通/SHO/●ロビー・イーグルス
5分53秒 グラネードランチャー
[BULLET CLUB]バッドラック・ファレ/○チェーズ・オーエンズ/石森太二
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至/オカダ・カズチカ/●トーア・ヘナーレ
10分45秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め
[THE EMPIRE]ウィル・オスプレイ/グレート-O-カーン/○ジェフ・コブ
▼タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]○鷹木信悟/SANADA
4分58秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め
[BULLET CLUB]“キング・オブ・ダークネス”EVIL/●高橋裕二郎
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○飯伏幸太/マスター・ワト
10分6秒 カミゴェ→片エビ固め
[L.I.J]内藤哲也/●BUSHI
▼ダブルメインイベントⅠ『WORLD TAG LEAGUE 2020』優勝決定戦 時間無制限1本勝負
[リーグ戦1位チーム]●ジュース・ロビンソン/デビッド・フィンレー
22分15秒 スーパーパワーボム→エビ固め
[リーグ戦2位チーム/G.O.D]○タマ・トンガ/タンガ・ロア
※Guerrillas of Destinyが『WORLD TAG LEAGUE』初優勝
▼ダブルメインイベントII『BEST OF THE SUPER Jr. 27』優勝決定戦 時間無制限1本勝負
[リーグ戦2位]○高橋ヒロム
30分14秒 TIME BOMB II→片エビ固め
[リーグ戦1位]●エル・デスペラード
※ヒロムが2年ぶり2度目の『SUPER Jr.』制覇
ヒロムがスーパージュニアを制覇しスーパーJカップ優勝者に宣戦布告!KENTAがタッグリーグ優勝決定戦に乱入!コブが鷹木の持つNEVERに挑戦表明!
第1試合
BULLET CLUBが急襲し試合開始。リングにはファレと矢野が残り、ファレがロープに振るが矢野はロープを掴んでからリアットを避けるが、ファレがエルボーも矢野は避けてサミングからボディスラムを狙う。だが耐えたファレが逆にボディスラム。
ファレはコーナーに振って串刺し攻撃も、矢野が反対側のコーナーを外してコーナーパッドで殴る。だがファレは動じず受け続けると、矢野はコーナーパッドを投げ捨てボディスラムを狙うが、ファレは逆にボディスラム。ファレは石森にタッチ。
石森はストンピングからナックル。コーナーに振っていくが、矢野はロープを掴んで耐えると石森の串刺し攻撃を避けて金具がむき出しのコーナーに自爆させるとボディスラムからSHOにタッチ。
SHOは石森に串刺しラリアットからローキックで膝をつかせ腕を掴んだままサッカーボールキック連打。さらにランニングサッカーボールキックも、キャッチした石森がチョップからロープに飛ぶが、SHOはこれを避けるとスピアー。フォールも2。
SHOはぶっこ抜きジャーマンを狙うが、耐えた石森にSHOは左右のエルボー連打。SHOはロープに飛ぶが、石森は二段蹴りから走り込むも、避けたSHOが投げ捨てジャーマンからロープに振るが、石森はハンドスプリングオーバーヘッドキックで迎撃。両者タッチ。
ロビーがチェーズにエルボー連打。さらに走り込むが、チェーズがショルダースルーでエプロンに落とすがロビーは延髄斬りからスワンダイブミサイルキックを膝に叩き込む。
ロビーは足関節を狙うが、チェーズがスクールボーイも切り返したロビーがサッカーボールキック連発からスライディングレッグラリアート。ロビーは串刺しダブルニーから再度串刺し攻撃を狙うが、チェーズは足を伸ばして迎撃するが、ロビーは足への619で座らせると顔面に串刺しダブルニー。フォールも2。
ロビーはワープ4.5も、避けたチェーズがパッケージパイルドライバーを狙うがロビーが丸め込むも2。
チェーズはスーパーキックから担ぎ上げていくも、ロビーが丸め込むが2。
チェーズは二段式の膝蹴りも、キャッチしたロビーが担ごうとするが、チェーズは猫騙しからジュエルヘイスト。フォールも2。
チェーズは担ぐとファレがグラネードを叩き込み、チューズがそのままジャーマンスープレックスホールドで3カウント。
試合後に矢野がファレにつっかかっていきボディスラムを狙うが、ファレが逆にボディスラム。さらにKOPWのトロフィーをチェーズから受けとると、踏みつけて粉々に破壊した。
<試合後コメント>
バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ&石森太二
チェーズ「見たか? これがタッグのケミストリーってヤツだ! 俺たちの完璧なチームワークで今日も勝利だ! それに石森と組むといつも試合がやりやすいな」
ファレ「矢野の野郎……この俺にボディスラムをかけようとしたのか? オーケー。それじゃ、お前の『KOPW』トロフィーを懸けて、ボディスラム・マッチで勝負だ。お前が俺にボディスラムをかけることができれば、お前の勝ちだ。俺が勝ったら、お前のトロフィーは俺のものだ」
チェーズ「ファレ、お前が次期『KOPW』保持者で決まりだ。矢野、覚悟してろ!」
石森「(※左肩を気にしながらインタビュースペースへ)アイツ、なかなかよかったな(笑)。(※片ひざをついて座り)この『BEST OF THE SUPER Jr』、なかなかよかったよ。デスペ、ロビー、DOUKI。シングル初対決したヤツは面白かったし、やっぱり全体的にもレベルが底上げされた感じがしたしな。(※座り直してあぐらをかき)うん、その中でもやっぱり、俺が負けたヒロムとデスペはずば抜けてたな! まぁ、最終的には(あの2人が)『BEST OF THE SUPER Jr』を優勝してやるっていう思いが強かったよな。俺も負けてねぇと思ったけど。まぁ、全試合コンディションもすっげぇよくて。課題としては、まぁ、アレだな。俺、BULLET CLUBだから、もうちょっと反則を磨かなきゃいけねぇな。この、『BEST OF THE SUPER Jr』、俺に残されたことが、あと2つある。1つは、まぁちょっと悔しいけどな、この決勝を見届けること。それともう1つは、頑張った上村の坊ちゃんに、またアイス送んねぇとな(笑)。以上! マッスルチワワの『BEST OF THE SUPER Jr』千秋楽、(※両手で『終わり』のアクション)」
矢野通&SHO&ロビー・イーグルス
矢野「オイ! オイ! オイ! オイどうしてくれんだ! どうしてくれんだよオイ! またか、またか、またかオイ!(※壊された『KOPW』のトロフィーを示し)この子ももうお手上げだよ! 手ぇ上げちゃってんじゃねぇかコノヤロー! ふざけんなオイ! お手上げだコノヤロー!」
ロビー「俺はこのツアーで何も結果を残すことができず、結局口だけで終わってしまった。今一度自分のパフォーマンスを見返して、次に繋げていけるように頑張りたいと思う。それくらい自分の『BEST OF SUPER Jr.』での成績には全然満足していない。前回のコメントで望んだ通り、今日は新日本でも特に巨大で、俺がかつて所属していたユニットの仲間だったバッドラック・ファレとの対戦だった。でも最後は俺がチェーズに負けてしまった。シリーズ最終試合で負けて終わってしまってすごく、悔しい。もっとトレーニングを強化して強くなっていかないとな。この間のデスペラードのコメントを見たが、俺は褒め言葉と受け取ったぞ。あいつにああ言ってもらえて、自分が新日本リングに上がっていることに自信を持てた。でも自分にはもっといい結果を残していけるだけの実力と闘魂がある。オーストラリアに戻ったら、地元のジュニア選手たちに挑戦していこうと思う。そして次に新日本のリングに戻ってきた時は、今よりも強くなった自分をみんなに見せたい。2021年はロビー・イーグルスの年になる」
SHO「(※真っ赤に手形がついた右胸に手を当てながら)当初、俺はこの武道館のメインに立つつもりだった。でも、立つことはできず、こうして第1試合が終わった。俺の今年の『BEST OF THE SUPER Jr』はこれで終わりだ。この結果は、俺の今の実力として受け入れるしかない。全て受け入れて、これからもっと強くなるしかねぇだろう。チャンピオンのコメントでも、アドバイスのようなことを言ってくれてた。それも全部受け止めて、自分のものにして、強くなってやる。『BEST OF THE SUPER Jr』、そして……ベルト、狙ってます」
第2試合
オカダとオスプレイがエルボー合戦。オスプレイが膝蹴りからコーナーに押し込みチョップ連打からガットショット連発。さらにナックル連打もレフェリーが止める。
オカダがエルボー連打もオスプレイが膝からロープに飛ぶが、オカダはビッグブーツで迎撃し腕を掴むと棚橋にタッチ。
オカダと棚橋がダブル攻撃を狙うが、オスプレイはオカダを場外に投げ捨て棚橋の腕を掴んでオーカーンにタッチ。
オーカーンは膝蹴りをボディに叩き込み、スタンディングの肩固め。棚橋はヘッドロックで切り返すと足への低空ドロップキック連発からヘナーレにタッチ。
ヘナーレと棚橋はダブルのバックエルボーから棚橋のエルボードロップとヘナーレのフィストドロップの同時投下。二人で逆エビ固めで捕らえ痛めつけると、ヘナーレが引き起こしボディに膝。ヘナーレは棚橋にタッチ。
棚橋はエルボーからボディブロー、エルボースマッシュもオーカーンはモンゴリアンチョップ連発。棚橋は3発目をガードしてビンタからロープに飛ぶが、オーカーンはダブルチョップからビクトル式膝十字。棚橋はロープを掴みブレイク。
オーカーンは棚橋の足を痛めつけコブにタッチ。
コブはストンピングから担ぎ上げるとボディに膝蹴りからバックブリーカー。コブはそのままオーカーンにタッチしボディスラム。
オーカーンは肩固めも棚橋はロープを掴みブレイク。
オーカーンはオスプレイにタッチ。
オスプレイはコーナーに叩きつけてエルボー連打。さらに顔面を踏みつけていく。
オスプレイはフロントネックで捕らえコブにタッチ。
コブはエルボーからコーナーに振り、オーカーンが串刺しラリアットから俵投げからコブも俵投げ。コブはオスプレイにタッチ。
コブとオーカーンが棚橋を担ぎ、オスプレイがミサイルキックを発射し合体バックドロップ。オスプレイはフォールも2。
棚橋はエルボー連打もオスプレイはかち上げエルボーから走り込むが、エルボーからブーメランアタック。避けたオスプレイが走り込むが、棚橋はドラゴンスクリューで迎撃しオカダにタッチ。
オカダはエルボー連打もオスプレイはロープに振っていくが、オカダはチョップを避けてランニングエルボーで倒す。さらに串刺しバックエルボーからガットショットを叩き込みDDT。フォールも2。
オカダはリバースネックブリーカーを狙うが、耐えたオスプレイがエルボー。さらに串刺し攻撃も、交わしたオカダが担ぐが、着地したオスプレイが髪を掴んで背中への膝蹴りからファイナルカット。
オスプレイはコブにタッチ。
コブはぶっこ抜くが、耐えたオカダにエルボー。オカダもエルボースマッシュからラリアットを避けてフラップジャック。
オカダはヘナーレにタッチ。
ヘナーレはエルボー連打から膝蹴り。コブがロープに振るとショルダータックルのぶつかり合い。コブがロープに飛ぶがヘナーレがチョップで迎撃しロープに飛ぶが、コブはキャッチし投げようとするも、着地したヘナーレが腕をキャッチしエルボー連打。コブはバックを取るが、エルボーで逃れようとしたヘナーレをキャッチし直してフロントスープレックス。
コブは串刺し攻撃を狙うが、避けたヘナーレが担ぎ上げるとコブは着地し前蹴り。着地したヘナーレがバックエルボーからスピンキック。さらに担ぐとサモアンドロップ。フォールも2。
棚橋のスリングブレイドとヘナーレの水面蹴りの合体技からフォールもオスプレイがカット。
ヘナーレがロープに飛ぶが、オーカーンが王統流二段蹴りから棚橋にも狙うが避けた棚橋にアキレス腱固め。コブはヘナ―レをロープに振りツアー・オブ・ジ・アイランドで叩きつけ3カウントを奪った。
試合後もオーカーンは棚橋をビクトル式膝十字で捕らえていくが、オカダがカットしオスプレイと睨み合う。だがコブがオカダの背中にエルボーを叩き込み、オスプレイがオカダにオスカッター。
オーカーンは棚橋の膝にイス攻撃を連発し膝を破壊すると「ひれ伏せ愚民どもっ!これがウィル・オスプレイ、ビー、ジェフ、オーカーン、ジ・エンパイアの力だ!」
<試合後コメント>
オカダ・カズチカ&棚橋弘至&トーア・ヘナーレ
オカダ「(コメントブースに来るなり倒れ込み)クソッ。いろんな意味で久しぶりだね。新日本プロレスもウィル・オスプレイも、なんならプロレスというものも。まあまあ、オスカッター、強烈だけども、やられた分はしっかりとやり返したいと思います。まだスイッチ入ったところだから、東京ドームに向けて。俺の目的はオスプレイを倒す。それがメインだけれども、もう一つ俺がしないといけないと思ってるのは、やっぱり今年の新日本プロレスのメインの戦い、IWGPの戦い。IWGPの戦いは……(ここで棚橋が辻の肩を借りながらコメントブースにやって来て、床に倒れ込む。オカダはそれを見て一度コメントを止めるが、棚橋が手で『続けろ』とジェスチャーをしたため)まあIWGPの戦いは、それでいろいろ不満も溜まっている人もいると思うし、『こんなの新日本プロレスじゃないよ』って、『こんな新日本プロレスならいいよ』って思って、離れていってしまったファンの人もいるかもしれない。でも、そういう人たちをしっかり引き戻すことができるのは、僕だったり、まあずっと何年かIWGP戦線で戦ってきた人なんじゃないかなと思います(と、棚橋を指差しながら退場)」
棚橋「プロレスっていう競技はさ、荒々しいもんだと思うよ。相手を痛めつけて、ぶっ飛ばして、それでダメージを与えて勝つ。そういう競技だけども……あいつやり過ぎたな。試合終わってのさ、攻撃にさ、ルールなんかないよね。ああ、ああ、どうやったらこの腹の虫が収まるか……? 怖い棚橋先輩が教えてやりますよ。オーカーンとやらせろ、こら」
ヘナーレ「また今日もタナハシの期待に応えられなかった。オーカーンはまた椅子を使ってタナハシに攻撃を仕掛けてきた。あいつは卑怯者以外の何者でもない。まるで自分をモンゴル帝国の皇帝・テムジン(チンギス・ハン)だと勘違いしているようだが、テムジンはあいつと違って正真正銘のファイターだった。俺が先にシンゴと闘いたかったが、どうやらジェフもシンゴを狙っているようだ。俺は今日、オーカーンだけに狙いを定めていた。次こそは絶対にお前を倒す。お前は『ドラゴンボールZ』に出てくる人造人間19号にそっくりだな。ジェフ・コブのツアー・オブ・ジ・アイランドでやられてしまったが、俺はたとえあの技を1000回かけられたとしても、必ず最後の最後まで戦い抜くぞ。SNSでは俺が次のTHE EMPIREのメンバーになるなんて噂が広まってるようだが、それは絶対にあり得ない! 俺には本隊の誇りがある! あいつらみたいな卑怯者には死んでもなりたくないし、回り道でも必ず自分の力でトップまで上がってやる。この間のコメントでも言ったけど、2020年は世界のみんなにとって厳しい1年だった。でも、来年2021年は今よりもっと良い結果を残せるようにさらにがんばっていきたい。今日、俺は世界トップの2人、タナハシとオカダと組んだ。これからももっと2人と組んで、傍らで学んで、さらに上のレベルに上がれるよう、成長していきたい」
THE EMPIRE
コブ「これでやっとTHE EMPIRE全員が揃ったな」
オスプレイ「『WORLD TAG LEAGUE』、2人ともよくやったな」
コブ「ニュージャパンが大事にしてる、ヘナーレ、タナハシ、オカダ組を打ち負かしてやった。あいつらごときで俺たちTHE EMPIREに太刀打ちできると思うな! トーキョードームはもう目前だ。オーカーン、タナハシはお前に任せた」
オーカーン「オフコース!」
コブ「オスプレイ、レインメーカーを完璧に潰してやれ。じゃあ、俺はどうしようかな? 悪いが、第3試合が気になるから先に行くぞ(と言って、退場)」
オーカーン「(不気味な笑顔で)楽しいなぁ……蹂躙こそが余の楽しみだぁ。棚橋、貴様の、心と膝が壊れてなければ、あともう一個、貴様が頭(こうべ)を垂れるなら、シングルで戦ってやる! 楽しみだなぁ」
オスプレイ「俺たちTHE EMPIREを止められる者はいない。ファンに嫌われようがどうでもいい。俺の目的はただ一つ、ニュージャパンのトップに立つことだ。オカダの試合が見れるのももうあと少しだぞ。1.4でオカダは息絶える。THE EMPIREにカンパイ!」
第3試合
BULLET CLUBが急襲し試合開始。SANADAがEVILをドロップキックで場外に出しプランチャ。鷹木が裕次郎をショルダータックルで倒しブレーンバスターで叩きつける。だが裕二郎がサミングからレフェリーの視界を塞ぎ、場外でディック東郷がSANADAにスポイラーチョーク攻撃。鷹木がこれは救出に走る。
リングに裕二郎と鷹木が戻り、裕二郎がストンピング連打からギロチンドロップ。さらにエルボードロップからヘッドバッドを落としフォールも2。
裕二郎はEVILにタッチ。
EVILは後頭部を踏みつけるが、鷹木は立ち上がるとエルボー連打。EVILはサミングから裕二郎がコーナーパッドを外したコーナーに叩きつける。EVILは裕二郎にタッチ。
EVILが逆コーナーに振ると裕二郎が串刺しビッグブーツからEVILが串刺しラリアットを叩き込みフィッシャーマンバスター。さらに裕二郎がスライディングキックを叩き込みフォールも2。
鷹木はEVILと裕二郎に交互にエルボーからガットショット。ロープに飛ぶが東郷が場外から足を掴んで倒し、髪を掴んで動きを止めると裕二郎がステッキ攻撃を狙うが、SANADAが背後からエルボーを叩き込み、EVILにマウントナックル連打。さらにレフェリーを突き飛ばして場外のEVILを追うと、鉄柵に叩きつけてマウントナックル。
リングでは裕二郎が鷹木にナックルからロープに飛ぶが、鷹木はバックエルボーからナックルを叩き込みラリアットでなぎ倒すとスライディングラリアット。さらにラスト・オブ・ザ・ドラゴンで叩きつけ3カウント。
SANADAはEVILにマウントナックルを連打し続け、ヤングライオンがこれを止めに入るが、SANADAはヤングライオンを場外に叩き出し、再度EVILにマウントナックル連打。鷹木が止めに入るが、場外に転がり降りたEVILを追って花道でエルボー合戦。
鷹木はリングで困惑しながら勝ち名乗りを受けるが、ジェフ・コブがリングに上がり鷹木と睨み合うとNEVERのベルトを手に取る。鷹木はベルトを受け取ろうとするが、コブはベルトを離さず引き込むと鷹木にツアー・オブ・ジ・アイランド。ベルトを鷹木の顔面に押し付けて挑発し、挑戦を表明した。
<試合後コメント>
EVIL
※EVILが東郷とともにコメントしようとすると、SANADAが現れる
EVIL「テメェ、やりてぇんだろ? コノヤロー! やってやるよ! やってやる、いつでもやってやるよコノヤロー! かかってこいよ! いつでもやってやる!(※と言いながら控室へ向かい、去っていきながら)ふざけんなよ!」
※SANADAはそのままノーコメントで控室へ。
※裕二郎はノーコメント
ジェフ・コブ
コブ「未だに俺がTHE EMPIREに入った理由が気になるのか? 言っただろ、首を長くして見守ってろ。分かったな? シンゴ…お前は自分をドラゴンと呼んでるよな? ドラゴンの熱を味わってみたいものだ。ここでお前のNEVERベルトに挑戦表明する。『WORLD TAG LEAGUE』で俺から3カウントを取られたこと忘れてないよな。そして今日ドラゴンをリングで大の字にしてやった。さすがのドラゴンも怖気付いたんじゃないか?」
鷹木信悟
鷹木「(※腹を押さえて、苦しそうにえずきながらインタビュースペースに現れると、ヒザをついて倒れ込み)ジェフ、ジェフ・コブよ! (※報道陣に向き直って)回りくどいことやってんじゃねぇジェフ! えぇ? エンパイアだかアンパンマンだか知らねぇが、オマエにも誇り高き日本人の血が流れてんだろ? だったら小細工はいらねぇよ、俺は逃げも隠れもしない! ジェフ、分かってんのか? ここまでされたら、鷹木信悟、黙ってるわけねぇだろう! 次はジェフ・コブとやる!」
第4試合
先発は飯伏と内藤。内藤がモンゴリアンチョップの動きでセコンドの天山を挑発し、飯伏にガットショットからエルボー合戦。内藤がサミングからモンゴリアンチョップ。ロープに振ろうとするが、飯伏が逆に振るも内藤は丸め込むが、飯伏が切り返しサッカーボールキック。避けた内藤がグラウンドに引き込むが飯伏が切り返しドロップキックを叩き込む。
飯伏はワトにタッチ。
ワトは左右のローキックからミドルキックで倒し、走り込んで来たBUSHIもソバットで迎撃すると内藤にエルボー。ロープに振ってバックエルボーから裏拳を叩き込みジャンピングソバット。ワトはミドルキックも避けた内藤がロープに振ってガットショットからBUSHIが丸め込み内藤が低空ドロップキック。
BUSHIがストンピングから顔面を踏みつけ、内藤は場外の飯伏を鉄柵に叩きつけてからリングに戻るとワトへモンゴリアンチョップ。内藤はストンピングからBUSHIにタッチ。
BUSHIはハンマーブローからモンゴリアンチョップ連発。さらにストンピングから首投げで倒しフェイスロックからフォールも2。BUSHIは内藤にタッチ。
内藤はリバースDDTからジャベで捕らえるがワトはロープに足を伸ばしブレイク。
内藤はストンピングも、ワトは立ち上がりエルボー連打。背後からBUSHIが殴りかかりカットすると、コーナーに振って串刺し攻撃。ワトはBUSHIを避けて内藤に風車式バックブリーカー。BUSHIがワトの背中にエルボーからロープに飛ぶが、ワトは旋風脚で迎撃し飯伏にタッチ。
飯伏はエルボー連打も内藤がロープに振るが、飯伏はレッグラリアートで倒し串刺し攻撃。内藤が避けて串刺し攻撃も、飯伏も避けて走り込んできた内藤にミドルキックからその場飛びムーンサルト。フォールも2。
内藤はエルボー連打から飯伏のエルボー連打を避けてランニングエルボーで倒し低空ドロップキック。内藤はコーナーに振って串刺しキックから振り子式串刺しドロップキック。
内藤はネックブリーカーを狙うが、逃れた飯伏がミドルキックをキャッチしコンビネーションキックからロープに振ろうとするが、内藤が切り返してスイングDDT。
内藤はBUSHIにタッチ。
BUSHIがミサイルキックからウインドミル。ストンピング連打から引き起こすとDDT。フォールも2。
BUSHIはライトニングスパイラルからフォールもワトがカット。
BUSHIは飯伏をセカンドロープに座らせバッククラッカーからコードブレイカを狙うが、耐えた飯伏がハイキック。内藤が飯伏にガットショットも飯伏がロープに振ってジャンピングエルボーをキャッチすると、ワトがスワンダイブエルボースマッシュで場外に叩き出しトルニージョ。
飯伏がBUSHIにミドルキック連打も、キャッチしたBUSHIが膝へのエルボーからロープに飛ぶが、飯伏はジャンピングミドルで迎撃するとカミゴェを叩き込んで3カウント。
<試合後コメント>
飯伏幸太&天山広吉&マスター・ワト
天山「OK、ワト! 大丈夫か?」
ワト「大丈夫です」
天山「(ワトの肩をペチペチ叩きながら)OK、良かったよ」
ワト「BUSHI、俺はお前に負けたことを忘れてねえ。次の『SUPER Jr.』ではお前から獲ってやる。そして、飯伏さん、楽しかったです(と言って、一人で引き上げようとする)」
天山「まあまあまあまあ(と、ワトを引き止め)、BUSHIにもやったけどね、内藤にトルニージョ? あれであいつ動けんかったよな? あれは凄いよ。しっかりと効いてるよ、あれね。もっと自信持って」
ワト「俺はどんなベルトも狙っていく。ジュニアだけではないんで」
天山「ヘビーも行けるんとちゃうか? なあ? 行ける、行ける!」
ワト「バルクアップして挑みたいと思います(と言って、今度こそ引き上げる)」
天山「行こう! OK!(とワトを見送ってから)まあ、あの『BEST OF THE SUPER Jr.』はもう終わってもうてあれですけど、また彼もジュニアヘビーの顔って言われるぐらい、着実に結果を出してほしいなと。まだまだ行けるし。お、ワト! まだあった? 来いよ!(と、またまたコメントブースに戻ってきたワトを呼び寄せる)。まだまだ行こうぜ、おい! チャンピオンでも、どんな奴でも、強い奴でも立ち向かっていけよ」
ワト「一つ、この『SUPER Jr.』、金丸義信、まあおらんかったけど、エル・デスペラード、お前に勝ってんだ。お前たちが持ってるそのジュニアのベルト、ジュニアのタッグのベルト!」
天山「(うれしそうに)OK!」
ワト「俺と……(天山のほうを見ながら)田口さん?」
天山「田口な! 監督!」
ワト「ジュニアタッグで挑んでやるよ!」
天山「行ける! 行ける!」
ワト「楽しみにしとけ」
天山「まずはジュニアのタッグや」
ワト「俺たちはお前らのチームから勝ってんだ! 俺とタッグパートナーの田口監督と狙っていきますよ」
天山「いいぞ! 今言った通りよ。このままの勢いで。あいつら、デスペと金丸。休んでんなって、金丸な。ジュニアのタッグチャンピオンだったら、俺らの挑戦受けろって。一発で獲ったるって。まあ、舞台はどこでもいい。まあ、ドームが一番いいんちゃう? (ちょっと興奮気味に)楽しみや! OK、ワトぉ!」
飯伏「時間はないよ、1月4日まで。ちょっとコンディション悪いんじゃないの? 僕は常にしっかり整えてますよ。ちょっとコメントだけじゃなくて、コンディションも良くしてもらっていいですか? これじゃあ獲られますよ、本当に。『G1』2連覇がどれぐらい凄かったか、見せてやりますよ。まあ、いろんな影響でずっとできなかった期間があるけど、この1年で全然違う結果になると思うから。まあ、これから、いい意味で」
※内藤とBUSHIはノーコメント
第5試合
先発はフィンレーとロア。ロックアップからロアが突き飛ばし、再度ロックアップからフィンレーがヘッドロックもロアがそのまま担ぎコーナに押し込む。これはクリーンブレイクからロアが串刺しラリアットを狙うが、フィンレーが避けてヘッドロックで絞り上げる。ロアが転がって抜けると、走り込んできたフィンレーをヘッドロックで捕らえるが、フィンレーはジュースにタッチ。
ロックアップからロアがヘッドロックで捕らえ、パントキックから邪道がジュースの足を掴もうとしたところをジュースが抗議。レフェリーが邪道をヤングライオンに排除させる。ロアはタマにタッチ。
タマがジュースにエルボー連打からボディブロー。ロープに飛ぶがジュースがアームホイップから腕を掴んでフィンレーにタッチ。
フィンレーは腕へのダイビングハンマーブローからダブルのフェイスバスター。フォールも1。
フィンレーは腕を捻ってジュースにタッチ。
ジュースは腕へのダイビングハンマーブローからロープに振ってダブルのアームホイップ。さらにカットに来たロアにもダブルのアームホイップからフィンレーがスライディングアッパーカットからジュースがセントーンを投下しロアを排除。
ジュースはタマの腕を掴んでフィンレーにタッチ。
フィンレーは腕へのハンマーブロー。
タマがダブル攻撃を避けてジュースのザ・テイストも避けると、フィンレーのラリアットを避けてジュースに突き飛ばしロアにタッチ。
ロアはダブルラリアットからフィンレーにショルダースルー。ジュースもロープに振ってショルダースルーからフィンレーにブレーンバスターからドクターボム。
ロアはフォールも2。
ロアはスリーパーで捕らえ、コーナーに叩きつけタマにタッチ。
タマがボディブローからロアもボディブロー。タマがガンスタンからフォールも2。
タマは座り込むフィンレーの胸元にエルボー連打からヘッドバッド。タマはロアにタッチ。
ロアとタマはダブルのブレーンバスターからフォールも2。
座り込みビンタの打ち合いからフィンレーがエルボー連打。ロアは強烈なエルボーでコーナーにふっ飛ばし、串刺し攻撃もバックエルボーで迎撃したフィンレーがタッチしようとする。カットに来たロアを場外に落とすが、タマが足を掴むがフィンレーは蹴り飛ばしタッチしようとするも、ロアがジュースの足を場外から掴み引きずり落とす。
ロアがリングに戻りフィンレーにサモアンドロップからタマにタッチ。
フィンレーはタマにエルボー連打からエルボースマッシュも、タマが担ぐが着地したフィンレーがジュースにタッチ。
ジュースはエルボーをタマとロアに交互に叩き込み、ロアにスパインバスターからタマにフルネルソンバスター。場外のロアにプランチャからタマに串刺しラリアット。さらにジャンピングラリアットでなぎ倒し、ダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
ジュースはフィンレーにタッチ。
ジュースが串刺しラリアットからフィンレーが串刺しバックエルボー。ジュースがバックブリーカーからフィンレーがダイビングエルボードロップ。フォールも2。
フィンレーはジュースにタッチ。
フィンレーが抱えたタマにジュースが走り込むが、ロアがジュースにスピアーからタマがフィンレーにトンガンツイスト。
タマとロアはダブルのフェイスバスターからフォールも2。
ロアがダイビングヘッドバッドからタマがフロッグスプラッシュを投下しフォールも2。
ロアがジュースをコーナーに叩きつけタマが串刺し攻撃も、ジュースが避けてフィンレーがタマに串刺しエルボー。ロアがフィンレーをエルボーで倒すがジュースがロアにザ・テイスト。タマがジュースにドロップキックからフィンレーにラリアットも、避けたフィンレーがバックブリーカー。ロアがフィンレーにアバランシュホールド。ジュースがロアに左ストレートを叩き込み全員ダウン。
ジュースがタマにキャノンボールからナックルパート。さらに左ストレートも、避けたタマに右ストレート。さらにバックを取るが、これを離すと花道の邪道に気づき抗議。だがロアが背後から竹刀攻撃を叩き込み、タマがスクールボーイもフィンレーがカット。
ロアがフィンレーにバックブリーカーからコンプリートショット。さらにサソリ固めで捕らえ、タマもジュースを逆エビ固めで捕らえるがジュースはロープを掴みブレイク。
タマとロアはマジックキラーで叩きつけフォールも2。
ロアがコーナーに叩きつけタマが串刺しボディスプラッシュ。スーパーパワーボムを狙うが、ジュースはフランケンで切り返しフィンレーがタマにプリマノクタを狙うが、耐えたタマがガンスタンを狙うも、切り返したフィンレーがプリマノクタからロアに串刺しエルボーを叩き込みアシッドドロップを狙うが、耐えたロアが投げようとするもフィンレーはトラッシュパンダ。さらにタマを担ぐとジュースがジャンピングラリアットで叩き伏せフォールも2。
フィンレーはコーナーに座らせると雪崩式ブレーンバスターで叩きつけジュースがフロッグスプラッシュを投下しフォールも2。
ジュースが肩車し、フィンレーがコーナーに登るがロアが突き飛ばして場外に落とす。邪道がジュースに竹刀攻撃も、キャッチしたジュースが竹刀を奪う。だがKENTAが背後から権利書のアタッシュケースで殴りつけ、ロアとタマがスーパーパワーボム。ロアがフォールし3カウント。
<試合後コメント>
ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー
※フィンレーがジュースに肩を貸してインタビュースペースにたどり着くと、ジュースはイスに座る。
フィンレー「ふざけんなよ! もう何度も言ってきたが、俺たちは新日本最強のタッグチームだ。4人がかりで闘ってやっとのお前らと一緒にするな! まさかKENTAが乱入してくるとは、さすがに想像もできなかった。今年初めのタイトルマッチの反則に続き、今度は『WORLD TAG LEAGUE』でトロフィーを盗まれた。本気で腹が立ってる! 今日、俺たちは絶対に優勝して東京ドームでベルトに挑戦できると信じていたから、もう何を目指したらいいのか分からなくなってしまった。チャンスを台無しにされた!」
ジュース「G.o.Dがコメントで『自分たちがトロフィーを高く掲げる姿が見える』とかほざいてたが、今日は何がなんでも俺たちフィンジュースが優勝しないとダメだったんだ。こんなのクソくらえだ! 4 vs 2なんて不公平にも程があるだろ! 俺たちは世界がこんな状況の中でも優勝だけを目指して日本まで来たんだぞ! 本当なら今あのトロフィーを手にしてるのは俺たちのはずだ! もう終わったことに何言っても仕方ないが…。KENTA、KENTA!(※と言い残して控室へ)
フィンレー「もう2ヶ月もアメリカに帰ってないな。でも俺はここ日本でレスラーとして成功するために全力を尽くしてるんだ。アメリカを離れる前、妻にも絶対に優勝して、ドームでタッグベルトを取るって誓ったのに。アイツらのせいでウソつきにされちまったじゃねぇか! G.o.D、KENTA、邪道、アイツらに全てぶち壊された! この代償は高くつくぞ。必ずもう一度、俺たちであのタッグベルトを巻くからな!」
タマ・トンガ&タンガ・ロア
タマ「何年もかかったが、ついに俺たちG.o.Dが『WORLD TAG LEAGUE』初制覇だ!」
ロア「宣言通り俺たちが優勝し、『WORLD TAG LEAGUE』制覇だ! 俺たちの言葉に嘘はない。確かに優勝に届くのに何年もかかってしまったが、これでやっと俺たちが世界最強のタッグチームだと証明することができた!」
タマ「世界を見渡してもG.o.Dと並ぶタッグチームはいない。もう誰一人俺たちの実力を否定することはできない! でも俺たちはこんなもんで満足してない! まだもう一つ成し遂げていないものがある。東京ドームでデンジャラス・テッカーズを倒し、あいつらが巻いているタッグのベルトを奪る。東京ドームでベルトを懸けて俺たちと闘え! そしてようやく俺たちは100%満足できるってわけだ」
邪道「(※2人の後で控室へ向かいながら)次は、ザック、タイチが持っている、IWGPタッグ・タイトルか!」
第6試合
ロックアップからリストの取り合い。ヒロムがヘッドロックからグラウンドに引き込むもデスペはヘッドシザースで抜けて距離を取る。
デスペがタックルもヒロムは切るが、デスペが腕を掴むもヒロムはヘッドロック。デスペは回転してフォールもヒロムは離さず1で返していく。デスペはロープに足を伸ばしブレイク。
チョップの打ち合いからヒロムがチョップ連打。デスペはサミングからロープに飛ぶが、ヒロムが追走しフランケンを狙うがキャッチしたデスペがマフラーホールドもヒロムはロープを掴みブレイク。
ヒロムがエルボー連打からロープに飛ぶが、デスペはレフェリーをヒロムに突き飛ばして動きを止めると低空ドロップキックから場外に投げ捨て鉄柵に叩きつけていく。
リングに戻ったヒロムを踏みつけたデスペが金具がむき出しのコーナーに叩き込み、再度同コーナーに叩き込むと、バックドロップからブレーンバスター。フォールも2。
ヒロムはチョップ連打もデスペがボディスラムからボディにヘッドバッド。さらに膝へのダブルニードロップから足を捻っていき、膝を踏みつけ潰していく。
デスペはヒロムを場外に投げ捨てると、ボディスラムから場外マットに膝を叩きつけていく。
リングに戻ったヒロムの膝へボディプレスからフォールも2。
デスペはインディアンデスロックから膝を踏みつけていく。
立ち上がったヒロムはチョップも、デスペは膝を蹴りつけ投げようとするが、着地したヒロムへ走り込むも、ヒロムは追走ヘッドシザースホイップ。
デスペはヒロムにチョップもヒロムはコーナーに振り串刺しラリアットから低空ドロップキック。
デスペが走り込むもヒロムはぶら下がり首4の字。これを離すと場外でフェイスバスター。
ヒロムはエプロンを走り込んでの場外ドロップキック。
リングに戻り、ヒロムはファルコンアローからフォールも2。
ヒロムは担ぐが着地したデスペが串刺し攻撃を狙うも、ヒロムが足を伸ばしてカットしロープに飛ぶが、デスペは担ぐも着地したヒロムがラリアット。避けたデスペがバックを取りニークラッシャーからマフラーホールド。ヒロムは回転してこれを逃れる。
デスペは串刺し攻撃を狙うが、ヒロムがカウンターのフロントスープレックスでコーナーに叩きつける。
ヒロムは担ぐも暴れて着地したデスペがロープに飛ぶも、ヒロムはトラースキックを放つがキャッチしたデスペがエルボー。だがヒロムもトラースキックを叩き込み走り込んでラリアットも、避けたデスペがロープに飛んで走り込むがヒロムはトラースキックで倒す。
ヒロムはコーナーへのデスバレーボムからリング中央でデスバレーボム。
ヒロムはTIME BOMBを狙うがデスペがマフラーホールドで切り返す。ヒロムはロープを掴みブレイク。
デスペは担ぐが着地したヒロムが足を抑えて場外へ。
デスペはトペ・スイシーダを狙うが、ヒロムはリングに駆け上がりサンセットフリップパワーボムを狙うも、これは掴めずすっぽ抜けてしまいデスペがエプロンから蹴りつけ鉄柵に叩きつける。デスペはイスでヒロムの膝を連打し、膝へのストンピングからリングに投げ入れマフラーホールド。ヒロムは暴れて背中を蹴りつけていくと、デスペは膝へのストンピングからマフラホールド。回転して逃れたヒロムにギターラ・デ・アンヘル。フォールも2。
デスペはマフラーホールドで捕らえヌメロ・ドス。ヒロムはカナディアンデストロイヤーで切り返す。両者ダウン。
ヒロムは担ぐも着地したデスペがヒロムを突き飛ばしレフェリーに叩き込むと、ヒロムの背後から急所攻撃。
デスペは引き起こすもヒロムは右ストレート。ヒロムはデスペのマスクを破り捨て、後頭部を踏みつけ頭を叩いていく。
立ち上がったデスペはマスクを脱ぎ捨てチョップの打ち合い。
デスペが膝蹴りもヒロムがタックルで倒しマウントナックル。デスペが切り返してマウントのナックル連打。お互い顔面をかきむしりデスペが振りかぶるがヒロムが強烈なビンタ。
だが立ち上がったデスペがロコ・モノ。
デスペはピンチェ・ロコを狙うが切り返したヒロムがヘッドバッド。
ヒロムは担ぐが着地したデスペにビクトリーロイヤル。再度担ごうとするがデスペがエル・エス・クレロで切り返すも2。
ラリアットの相打ちからデスペがスネを蹴りつけロコ・モノを狙うがヒロムはカウンターのトラースキック。
ヒロムはロープに飛んでラリアットも、デスペは避けて担ごうとするが、ヒロムが逆に担いで金具がむき出しのコーナーへデスバレーボム。
ヒロムはTIME BOMBで叩きつけフォールも2。
ヒロムはビクトリーロイヤルからTIME BOMBIIで叩きつけ3カウントを奪った。
ヒロム「おいデスペラード!お前とは、これから先も、引退するまで、お前とやり続ける。そんな気がする。デスペラード、わくわくするだろ?今日は俺の勝ちだ。またやろうぜ」
(デスペラードがヒロムを一瞥しバックステージへ)
ヒロム「一つ、わがまま言わせてくれ。闘いたい、人間がいる。石森、俺と、IWGPをかけて、そうじゃねーんだよそうじゃねーんだ。俺が、闘いたい人間、石森の前にやんなきゃいけない、やらないと心がもやもやしてしまう、そんな相手がいるんだ。おい、アメリカ、スーパーJカップ優勝者!この俺と戦え!答えを待ってるぞ。新日本プロレスは、また、困難に打ち勝たなきゃいけない時期にある。俺たちプロレスラーが出来ることは、プロレスをすることだけだ。俺たちプロレスラーが思いっきりプロレスをして、リングに元気を与える。みんなは俺たちに拍手を送り、俺達が元気をもらう。そうやって、そういう繋がりが新日本プロレス、そうやった繋がりが、新日本プロレス今までやってきたことだと俺は思う。どんな!ことが!これから先あっても、俺は、今も!今この時代の新日本ジュニア、そして新日本プロレスが大好きだ!さぁ、みんな、今、生きてる、今生きてる人間にしか、越えられない困難を、越えられない今を!もっと、もっと、もっと、もっと!もっと!もっと!もっと!!もっと!!もっと!!もっと!!もっと!!!もっと!!!みんなでー!楽しもうぜー!」
<試合後コメント>
高橋ヒロム
ヒロム「(ZIMAを手に持ちながら)あれ? ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの皆さんは? 俺と『カンパーイ!』って……おいおいおいおい、いないのか? 今頃、みんなで笑いながら見てんだろうな。なんとなく想像できるよ。乾杯!(と言って、ZIMAを飲み)ああ、美味しい。俺の思いを聞きたいか? 長かった。ここまで来るのは長かった。きつかった、つらかった、くじけそうになった。それは事実だ。でも、何よりも楽しかった。プロレスが楽しかった。こんなに痛い思い、こんなにつらい思いしても、楽しいんだ。(一人で拍手をして)これがんばれんだ。これが気持ちいいんだ。このためにがんばってんだ。あとは何もいらない。俺たちも、俺たちプロレスラーのほうが力もらってる。そう凄く感じたシリーズだった。だから早く、こんな、こんなクソみたいな! こんなクソみたいなコロナ、早く乗り越えなきゃいけないんだ! 相手がデスペラードで良かった。俺も感情の浮き沈みが激しいから、嫌いだって言ったり、好きかもしれない、別にって言ったり、忙しいかもしんない。でも、今の感情は限りなく好きに近いぞ、デスペラード。俺はお前と一生やり合い続けたい。本気でそう思った。でも、この関係は本当に脆いもので、凄い薄いガラス細工をポンと投げたら割れてしまうような、そんな関係なんだ。いや、卵かな? ガラス細工は少し言い過ぎたかもしれない。卵、卵でいいか。いや、ここはガラス細工でいいな。そんな関係なんだ。でも、そんな関係だからこそ、本当におもしろい。本当にずっとやっていたい。ずっとやり合っていたい。そういうふうに思えるのかもしれない。そんな中で、俺が今日『BEST OF THE SUPER Jr. 27』を優勝できたのは、本当にうれしい。おかげで次の標的がいる。『SUPER J-CUP』優勝者、この俺とやれ。もう一度言うぞ。『SUPER J-CUP』、誰が優勝したかわからない。明日放送するんだろ? 楽しみに見とく。さあ、何が聞いたいですか?」
──改めてジュニア最高峰の戦いを見せました。今、どんな思いがあるでしょうか?
ヒロム「はい? 思いが? え? 俺、今その思いを凄い伝えたつもりなんですけど、これ以上の思いが、これ以上の思いが聞きたいですか? これ以上の思いを言ってしまうと、俺は人間上、盛ってしまう癖がある。盛ってしまうかもしれない。でも、俺がさっき言ったことは盛ったことではなく本心だ。だから、さっき以上の感情なんて存在しない。それでも聞きたいのであれば、俺は言う。どうする?」
──十分に伝わりました。
ヒロム「OKです」
──今日30分を超える激闘でもの凄い拍手が起こりました。それをどういうふうに感じたか聞きたいです。
ヒロム「いや、あれ? 俺、さっきそれも言いませんでしたか? 拍手の関係もさっき言ったと思うんですよ。聞いてましたか? 俺はそれ以上の言葉はないですよ。俺は全て伝えました。拍手のこともその件に関しても全て、俺はこの拍手からもの凄いエネルギーをもらってる! それは本心だ。それ以上のことを聞きたいのであれば、俺は盛ってしまう。それでも聞きたいか?」
──全て伝わりました。
ヒロム「よし」
──これだけの戦い、やはりデスペラード選手だからこその戦いだったのでしょうか?
ヒロム「もちろん。相手がデスペラードじゃなかったからとかっていう想像はできないから、ハッキリしたことは言えないけど、俺は本当にデスペラードで良かったと思う。興奮して、ムカついて、マスク破いたら、あいつの素顔が見えたよ。あいつの全てがわかった。あいつが何者なのか、ここで言ってやるよ。あいつはエル・デスペラードだ。それ以外の誰でもない。エル・デスペラード、俺が引退するまできっと戦い続けるであろう、現時点で最高の相手かもしれない」
──『SUPER J-CUP』優勝者の名前も出しましたが、この先の戦いに何を描いているのでしょうか?
ヒロム「まあ、リング上で石森、IWGPジュニアヘビー級チャンピオンの石森の名前を呼ぶことは簡単だ。でも、俺の中でそれはモヤモヤしてしまう何かが残ってしまうかもしれない。だから、アメリカでもジュニアが盛り上がってるはずだ。アメリカの人間たちがジュニアを盛り上げてくれてるんだ。だったら、単純な話、どちらが強いのか? 『BEST OF THE SUPER Jr. 27』優勝者が強いのか? 『SUPER J-CUP』優勝者が強いのか? 単純に、単純な話だ。1vs1でやり合おう。それだけだ。それじゃないと、俺の心がモヤモヤしてしまう」
──リング上で今のジュニアの最高の戦いをとおっしゃっていました。これから先どんなふうに戦っていかれるのでしょうか?
ヒロム「どうだろうな? 俺はこんなもんじゃ満足行かねえぞ。俺はジュニアの顔? そんなもんじゃねえ。ジュニアの顔以上を目指してんだ。それで満足できるか? 俺は新日本プロレスで一番になる。ジュニアをさらに上まで上げる。誰も行けなかった位置まで、俺は行ってやるんだ。俺の決意は固いぞ。誰がなんと言おうと、俺は諦めない。何があろうと、俺は諦めない。そうやって今まで戦い続けてきた。そうやって夢見てきたんだよ。(帰り際に)あっしたー!」
エル・デスペラード
「(ヤングライオンに肩を借りながらコメントブースにやって来て、倒れ込みながら)チクショウ……。(立ち上がって)俺の同期、最強だろう? でもな、リング上にはな、高橋ヒロムとエル・デスペラードしかいなかったよ、今日は」