秋山準が「D王」Bブロック3連勝で単独首位の遠藤哲哉を猛追!
「D王」初出場初優勝を目指す秋山準が3連勝を飾って得点を6(3勝1敗)に伸ばし、得点7(3勝1分け)でBブロック単独首位の遠藤哲哉に迫った。
初戦(11・22後楽園)で、KO-D無差別級王者の遠藤に敗れ、黒星発進となった秋山は、その後、11・28成増で勝俣瞬馬、11・29大阪で大石真翔を破り2連勝。4日の成増大会では、全日本プロレスに参戦経験もある高尾蒼馬と激突した。
前半は正攻法での闘いとなり、秋山が雪崩式ブレーンバスター、顔面へのヒザ蹴りを見舞えば、高尾もドロップキック、飛びつき式DDT、エルボーなどで応戦。高尾が秋山の背中にドロップキックを繰り出して、レフェリー共々吹っ飛ばすと、高尾はリング下からたらいを持ち出して秋山の脳天を2回ぶっ叩いた。怒りの秋山はたらいで高尾の頭、腰を連打して逆襲。さらに、顔面へのヒザ蹴り2連発から、エクスプロイダーを放つも、自ら引き起こしてフォールにはいかず。そして、秋山はここ一番にしか出さないリストクラッチ式エクスプロイダーを見舞って、完全無欠の3カウントを奪った。
バックステージで秋山は「やられたらやり返しますよ。最初は正々堂々やると思ったら、今のアイツはアレね。次やることがあったら、今のオマエの形で俺も返させてもらうから。(今日は)最後の一瞬だけ。でも次当たったら最初から最後までだから。よく覚えておけ。(リストクラッチは)『やったらやられるよ』というのをわからせないといけないから」と怒り心頭。残りの公式戦は樋口和貞、上野勇希が対戦相手になるが、「DDTに来て竹下(幸之介)クンもそうだけど、試合したいと思っていた2人なので。僕らも外国人選手に最初当たった時はなめられないようにガンガンやっていたんですよ。なめられないようにガンガンやります」とコメント。
首位の遠藤は、高尾戦(12・6成増)、大石戦(12・12成増)を残しているが、その星取りいかんでは、秋山が逆転でBブロックのトップに躍り出る可能性が出てきた。
また、この日、同ブロックの決勝進出候補の一角だった樋口が勝俣に丸め込みで不覚を喫して、5点止まり。2勝2敗1分けの失点5となり、大きく後退した。樋口は「まだ可能性はありますよね? 本当に次の秋山準戦(12・6成増)に全身全霊でいきます」と気を引き締めていた。