五輪レスリング銀メダリスト・太田忍が大晦日RIZINのMMAデビュー戦で所英男からの勝利に自信!「MMAのレスリングは打撃とサブミッションの間でしか無い」

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 2日、都内某所にて大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.26』についての記者会見が行われ、この日MMAデビューを果たす太田忍と対戦相手の所英男が対峙した。

 太田は2016年のリオデジャネイロ・オリンピックにてグレコローマン59kg級にて銀メダルを獲得した実績を持ち、その後もアジア大会、世界大会でも金メダルを獲得する活躍を見せた。しかし東京オリンピックに向けて階級を上げて臨んだ全日本選手権ではキャリア初の初戦敗退を喫して代表を逃し、その後はかねてから興味があったというMMA転向を表明。そして先月21日のRIZIN大阪大会では、大晦日に所英男とMMAデビュー戦を行うことがが発表されていた。
 五輪で銀メダル獲得という華々しい実績を引っさげてMMAデビューする太田に対し、“闘うフリーター”としてMMAデビューしてから叩き上げで約20年間戦い、数々の名勝負を展開してきた所が相手を務めるという対照的なカードには注目が集まっていた。

 会見に出席した太田は「SNS等で色んな声が上がっているのを僕自身も目にしてて、『MMAそんなに甘くねえんだぞ』って風に言われてて、僕自身もそれはしっかり感じてますし、覚悟を持ってMMAに転向してきているので。しっかりと準備をして、年末、何度も言いますけど、負ける気はないので、しっかり準備して臨みたいと思います」と意気込みを語る。
 そして、桜庭和志率いるQUINTETに継続出場するなどして寝技の技術を高め続けている所との寝技戦について問われると「実際MMAに関してのレスリングというのは打撃とサブミッションの間でしか無いと思ってるので、そこに関しては自分は自信を持ってます。僕が有利な体勢になってからの練習も詰めてやって、所選手のストロングポイントを活かさせない練習をしているので、どういう展開になるとは言えないですけど、しっかり対応できる練習はしています」と豪語した。

 この試合が3年半ぶりのMMA戦である所は、「久しぶりの会見でビックリしたのはやっぱり、以前一緒にやってた方が居ないっていうので、その中でミノワマンさんにお会いしたんで、すごく嬉しかったです(笑)」と寂しげに笑いつつ、「僕自身も総合格闘技を20年やってて、今から伸びしろっていうのはなかなかないと思ってるんです。太田さんも『総合格闘技は甘くない』っていうのを感じてて、本気度が伝わってきて、勝つのは難しいんじゃないかなと感じています。僕が『総合格闘技とはなんぞや』というのを教えるのは難しいかもしれないんですが、僕との試合で総合格闘技の試合の流れなどを感じてもらえたらなと思います」と謙虚に語った。

『Yogibo presents RIZIN.26』
日程:2020年12月31日(木)
開始:14:00(予定)
会場:埼玉県・さいたまスーパーアリーナ

▼RIZIN MMAルール(61.0kg):5分3R ※肘無し
所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
vs
太田忍(フリー)

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