襲撃の“ドミネーター”グレート-O-カーンがエリミネーターを執行しオカダ・カズチカを排除!「ひれ伏せ愚民どもっ!」
18日、東京都・両国国技館にて新日本プロレス『レック Presents G1 CLIMAX 30』が行われ、ウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン(グレートオーカーン)の新ユニット“THE EMPIRE”が初戦で快勝を収めた。
オスプレイはオカダが海外でその可能性を見出し2016年に新日本プロレスに上陸させると、その驚異的な身体能力と技術でまたたく間にファンを魅了。ジュニアヘビー級の中心選手となるもオスプレイの実力は階級を超え、昨年にはジュニアおよびヘビー級のリーグ戦およびトーナメントに出場する大車輪の活躍を見せた。
しかし、オスプレイは「俺はずっとあいつの影に隠れてた。俺が素晴らしい試合をしても、いつだってスポットライトを浴びるのはオカダだった」と不満をつのらせ、16日の大会でついに“恩人”オカダを裏切って新ユニット“THE EMPIRE”を結成。
THE EMPIREには、突如イギリスから帰国したグレート-O-カーン、自身のガールフレンドでありスターダムのSWA王者であるビー・プレストリーが加入。
オーカーンの転生前の姿である岡倫之は2012年に全日本レスリング選手権大会フリースタイル120kg級に優勝したアマレスエリートであり、2014年からはブシロードレスリングに所属して活躍。2015年10月にはアマチュア格闘技10種目のタイトル奪取にも成功し、満を持して2017年に新日本プロレスデビュー。その後色々あり約2年間のイギリス遠征へと旅立っていたが、オスプレイの裏切りに合わせるような形で突然日本に現れオカダを襲撃したことで大きな話題を呼んでいた。
この日は、THE EMPIRE初戦およびオーカーンの日本マット復帰戦として【レインメーカー】オカダ・カズチカ&【ハイボルテージ】SHOvs【ジ・アサシン】ウィル・オスプレイ&【ドミネーター】グレート-O-カーンの試合が実施。
オカダは先日の襲撃および裏切りに怒りを感じていたのか、珍しく感情をむき出しにしながらゴング前にオスプレイを奇襲。オスプレイはこれに余裕を持って対処し足攻めを行い、オーカーンは奇声を発しながらのモンゴリアンチョップやバイシクルキックなど的確な打撃攻撃でオカダ&SHOを圧倒。
終盤にはSHOが捕まる展開となり、セコンドのビーがSHOにドラゴンスクリューを放つアシストを見せると、オスプレイがSHOを足4の字固めで捕らえる。オカダが救出に走るが、立ちはだかったオーカーンがエリミネーター(アイアンクロー・スラム)を執行しオカダを排除。救援を絶たれたSHOは無念のギブアップとなった。
オスプレイはビーとともに勝ち名乗りを受けて満面の笑みを見せ、オーカーンは鬼の形相で倒れ伏すオカダの顔を覗き込むと満足そうにリングを後に。
バックステージに戻ったオスプレイは「ビーはただスタイルが良いだけの女じゃない。もちろん彼女のお尻は素晴らしいが……それ以上に危険な女だ」と上機嫌に語りつつ、「オカダ、俺と1vs1でやりたくてたまらないのか?まずはグレート-O-カーンが相手になってやる」とオーカーンを差し向ける。
これを受けたオーカーンは「ひれ伏せ愚民どもっ!余の力が理解できたか?オカダ……楽しみだなぁ!」と、オカダ・カズチカとのシングルマッチを待望した。
なおオカダ・カズチカvsグレート-O-カーンのシングルマッチは、11月7日のエディオンアリーナ大阪大会で行われることが発表された。