那須川天心がプロレスラー清宮海斗直伝のドロップキックも発射し皇治から余裕の勝利!「『立ってただけでスゲー!』みたいなのは違うと思う」
27日、さいたまスーパーアリーナにて『Yogibo presents RIZIN.24』が開催。メインイベントでは那須川天心vs.皇治の試合が行われた。
K-1を盛り上げてきた皇治がK-1に違約金を払い離脱してのRIZIN参戦。初戦でいきなり那須川天心とメインイベントで対決することとなった。
試合は天心が圧倒し、皇治をサンドバックにする展開に。ストレートや飛び膝をくらいながらも皇治はダウンせず、天心はYoutubeでコラボしたプロレスリングNOAHの清宮海斗直伝ドロップキックなども出しフルラウンド判定勝利となった。
バックステージに現れた皇治は「K-1ももちろんですけど、RIZINも最高なんで、このトップ2は素晴らしい団体やなと改めて思いました。RIZINに殴られに来たわけじゃないんで、この結果みんなは『すごい!』とか『よく倒れないね』って、みんな言ってくれますけど、そんなことなんて当たり前なんで。ダウン取られない競技じゃないんでね?倒す競技なんで。素直に情けないですよ。倒したやつが偉いですし、勝ったやつが偉いんでね。そこは悔しいですし、そこは間違えたらアカン。でも、客がおって、スポーツ、格闘技なんでね、客を喜ばされへんような選手がナンボ集まったって、格闘技界はメジャーにならないんで。だから、そういう意味では客を盛り上げて、客を喜ばすのがプロやと思ってるんで。まあ、本質は倒して、盛り上げて、ビッグマウスのやつより盛り上げられるならそれがホンモンやと思いますし、『ホンモンや、ホンモンや』ってナンボ口で言ってても、ビッグマウスでね、実際に盛り上げてるやつがいるとしたらそいつに負けてるんです。だからそのへんは『勘違いすんなよ』って思いますけど、まあ今日はこんだけ殴られちゃったんで、俺が偉そうに言えることではないんでね」とコメント。
天心は「打たれ強かったってだけで、ホントに“何もさせなかった試合”だと思います。皆さん期待してた部分あったと思うんですけど、格闘技の本質が分かる試合だったんじゃないかと思ってて。フタを開けてみれば、正直試合にならなかった。『立ってただけでスゲー!』みたいな、そこは違うと思うんですよ。試合前からそういう声が多かったんですよ。そこじゃないんですよ、試合が成立してないんですよ、その時点で。そこに腹立ってましたね」と、格闘技の本質について思いを語った。