【会見全文】那須川天心と皇治が9・27RIZINさいたまスーパーアリーナのメインで対戦決定!「1Rからバチバチ行く」と語る天心に皇治が哺乳瓶をプレゼント!

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 26日、9月27日にさいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.24』についての記者会見が行われ、那須川天心と皇治が同大会のメインイベントで対戦することが発表された。

 7月18日の会見にてK-1を離脱してRIZINへ参戦することを発表した皇治は、「タケぽん(武尊)と天心がモタモタしてるんやったら、天心先にとったろうかなって思ってます」と那須川天心戦をアピールしており、今月9日に行われたぴあアリーナMM大会ではついに「ボロボロになって賛否両論ある俺が不可能と言われてることに挑戦して、この世の中を元気にしたいと思ってます。このボロボロな俺が年内にこの神童を泣かしたろと思ってます」とリング上で天心へ対戦を要求。
 天心は「別にいいですけど相手になんのかなっていうのが正直なところで(笑)」と余裕を見せつつこれを受け入れ、榊原信行CEOは「年内には決着を付ける舞台を作っていきたい」と両者の対決の実現を予告していた。

 まずは榊原信行CEOより挨拶が行われた。


榊原信行CEO
「こんにちは。RIZINの会見としては異例の遅い時間になりますけども、ようやく、もう1ヶ月後ですね。8月の9日、10日と皆さんにご協力いただいてリスタートを切らせていただいて、本当にいろんな準備とか環境の整備とか、もう少し早く整えさせていただければと思いましたが、発表がきょうになってしまいました。しっかり準備して、9月27日に最高の形で開催できる準備は整ってまいりましたので、今日皆さんにここまで決まってきたことを発表させていただきたいと、そう思っております。
開催の場所、記者の皆さんにも8月の9日、10日のときに場所はまだ確定ができていないんですとお伝えしました。ここも一転二転ありました。ただ、我々は政府の方から上限5000人の制限という数字が変わらないですが、9月の27日、日曜日。我々のホームであるさいたまスーパーアリーナです。今年最初のホームゲームを開催するということを決めました。当然皆さんも御存知のように、さいたまスーパーアリーナは2万人以上入りますよね。その中で5000人の方にどういう形で座っていただいて、観戦していただくか。正直、ぴあアリーナさん、1万人の環境でほぼ4400人でしたので、8月10日の環境を思い出していただくと、ほぼほぼ満席に見えるような会場の空間が作れたと思います。ただ、さいたまスーパーアリーナは2万人で、実際5000人のファンのみんなが集まってくれて、僕らが求める、選手の背中を押すようなあの熱い空間が作れるかどうか、これもチャレンジです。ファンのみんなにも力を借りますし、どういう形で5000人の方に入っていただくのが熱を溜められるか、作れるかっていうのが、こっから工夫をしますが、正直、どのアリーナも、全部開店休業なんです。さいたまスーパーアリーナさんも、9月に入ってライブのイベントって現状で言うと確定しているのがウチだけです。さいたまスーパーアリーナも生きていくのが大変なんだと思います。これまで国内で最も取れない会場の1つであったさいたまスーパーアリーナが、ライブイベントをやってもらえる主催者が、今の上限5000人という環境の中では、やっぱり収支が合わないんですね。採算が取れませんので、開催出来ないと。だから、大規模アリーナになればなるほど厳しい状態にあると思います。だからこそ、さいたまスーパーアリーナでやります。僕らとともに……RIZINがスタートする前、DREAM、戦極、PRIDE。日本の格闘技の歴史はさいたまスーパーアリーナとともにあります。我々はさいたまスーパーアリーナに戻って、9月27日、本当に格闘技の祭典をファンの皆さん、そしてマスコミの皆さんとともに、満天の星空の下じゃないけども、全国民、全世界に届けるようなイベントを作れればいいなと、そう思っています。
そして今回、我々がRIZINの継続をしていくことも大変だっていうことでクラウドファンディングをファンの皆さんに呼びかけて、5000万という目標設定の中で、ファンの皆さんから7000万円もの本当にたくさんの支援を頂いたことをここで改めてお礼を申し上げたいと思いますし、残念ながら、その7000万をもってしてもこれからRIZINが1年も2年も生き続けていけますということはとても言えないです。当然これからも継続していく上では、これまで2万枚のチケットが売れていた興行を、5000枚しか売れない、チケットの収益が4分の1に減る中でどう生き延びていくか、サバイブしていくか。これはもう主催者である我々も必死でありますし、ファンの皆さんにも今一度お力添え、ご支援を継続させて、なんとか大晦日にこの熱をつなげていくための、とっても大切な大会になるので、皆さん見もご期待・ご協力を改めていただきたいと、そう思っております。
その中で、この厳しい5000人という上限が課せられた中の、我々の思いを込めたチャレンジに本当に心強い応援団が新たに名乗りを上げていただきました。この後ろのバックパネルにも早速書かせていただいた、Yogiboさんの名前を書かせていただいていますが、今全国の皆さんもYogiboのソファーとかクッションとか色々使われている方もたくさんいると思いますけども、今回RIZINの、日本の格闘技界のチャレンジに本当に冠スポンサーに入って全力でご支援・ご協力をいただけることになったYogiboさんにこの場を借りて、皆さんへの発表とともに感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。そして我々の『RIZIN.24』に冠協賛して良かったなと思ってもらえるように僕らも全力でやりますし、選手もYogiboさんのこのご厚意・ご支援にしっかり応えていけるように務めていきたいとこの場に変えてお誓い申し上げます。前半が長くなりましたが、冠スポンサーさんを迎えることが出来たと、本当に支援を受けることが出来たことをご報告させていただくとともに、さいたまスーパーアリーナで開催することの経緯をご説明させていただきました。
チケットは9月1日より順次先行発売していきます。昨今のRIZINの大会も、昨年末大晦日に見ていただいたり、昨年のいくつかの大会を見ていただくとお分かりのように、2万枚以上のチケットをご用意させていただいてもソールドアウトするようなファンの皆さんに熱くご支援を頂いている大会で、5000枚しかありませんので、間違いなくプレミア化していくのではないかと思いますので、良いお席はお早めにお求めいただきたいと、そう思っています。一斉発売は9月6日、各プレイガイド、ぴあ、eプラス、そして今回ローソンさんでも売らせていただきますので、各コンビニエンスストア・プレイガイドで朝10時から一斉発売になりますので、良いお席はお早めにお買い求めいただけたらと、そう思っています。
そして、お約束の、というか、色々格闘技界でもすでにコロナで色んなことが起きていますけども、我々はぴあアリーナで、今考えうる最大限の感染予防対策を取らせていただいたつもりでおりまして、ただそれが100%では絶対ないと思うんですね。当然選手の中でも陽性反応が出る人もいる、観戦に来ていただいた方の中にも、どれだけ感染予防対策を取っても感染者が出る可能性があるんです。ただ、やれるだけのことは今回もさいたまスーパーアリーナさんで開催させていただくにあたり感染予防対策は徹底したいと思います。改めてファンの皆さんにご理解・ご協力をいただくことがあると思います。応援の仕方とか、マスクを着用していただくことですとか、消毒も入り口もそうですし、観戦期間中も徹底的にしていただくことですとか。あとは、さいたまスーパーアリーナさんで今回徹底しなくてはいけないということで埼玉県から強く指導を受けているのは、観戦に来ていただく方も、全員COCOAというアプリへの登録です。ぴあアリーナでもそういう指導を受けたので、ファンの皆さんにお願いをさせていただきましたけども、さいたまスーパーアリーナに関しては埼玉県からさらなる強い要請・ご指導を頂いておりますので、観戦をしていただく方は、必ずCOCOAをダウンロードして、事前に登録をしてHPへの名前・住所の登録をお願いしたいと。これはいずれにしても感染者が出た際に追跡調査が出来るように、これはお互いに助け合うことなので、もうこういう時代なので、観戦をしていただく際のマナーはみんなで守りましょう。是非、お願い致します。
それと、前段でも少し触れさせていただきましたが、クラウドファンディングは継続的にこの『RIZIN.24』、9月27日に向けて行いたいと思います。また、選手たちにも協力いただいて、選手のサイン入りのグッズを皆さんにご購入いただいたりとか、当然今回もライブ配信のPPVで見ていただく、これは前打ちが5000円、当日が5500円ということで、RIZINライブとして8月に2大会行わせていただいたのと同じような方式で、クラウドファンディングから事前のご予約をご支援を兼ねて、ライブ観戦をリモートでしていただけたらなと、そう思っておりますので、追ってクラファンのページが開設されてご案内が進むと思いますので、今しばらく、このコロナ禍が収束して、皆さんがストレス無くさいたまスーパーアリーナに何万の人々が訪れていただけるようになるまで、今しばらくのご支援・ご協力をいただけたらなあと、そう思っております。
そして、もう1つ大きな発表が今日出来ることになりました。9月27日、夜の20時シャープから21時54分まで、フジテレビ系列全国ネットでゴールデンタイム放送、一部地域を除きますけども、久しぶりの格闘技がお茶の間に届けられます。ゴールデンで、地上波で、2時間の編集した番組になりますが、皆さんに見ていただけます。僕らからすると、裏に日曜日のこの時間ということは、他局の番組欄は見ませんけど、たいてい強い裏番組が並んでいますので、世間との勝負です。よく猪木さんの時代から叫ばれているのが『格闘技・プロレス界はどう世間と勝負していくか』。これはもうRIZINを旗揚げしたときからのテーマです。格闘技・プロレスの村社会をどう超えて、その先に行けるか。そうしないとこのMMAに限らず、キックボクシングを含めたプロの格闘技の産業というのは発展・成長は無いと思ってます。サッカーとか野球とか、他のメジャースポーツに負けないくらいの格闘技の魅力を、僕らは準備をする側なんで、今回9月27日のリングに上がる選手たちは本当に世間と勝負して欲しい。世間のお茶の間にいる人達に『コイツすげぇな』『格闘技面白いじゃん』と言わせられるような舞台を整えることが出来ましたので、選手たちには是非、このゴールデンタイムでの放送をさらに自分たちが広く、多くの国民から支持を得るためのチャンスと捕らえて勝負して欲しい。そう思っております。そして、9月27日のゴールデンタイムでの放送に向けて、これは関東ローカルになりますが、9月22日の25時40分から27時40分まで、直前スペシャル番組を行います。そして前日の9月26日の土曜日、14時半から15時25分、これもフジテレビさんで直前のスペシャル番組を放送していただくことになりました。この環境が整った中で、あとは日本人選手だけでどれだけ世間と勝負できるカードをRIZINとして、ここまでRIZINで戦ってきてくれた選手たち、ホントに火を消さないためにですね、『今準備が整ってない』とか、眠たいことは聞きたくないんですよ。全員『俺たちがやる!』っていうくらい、格闘技の熱を選手たちがここで率先してこのリングに上って、このチャンスに名乗りを上げてくれないと、今の状況からするともっと選手たちの熱いメッセージがファンにも僕らにも届いていいかなと。今日逆にこういう発表をさせてもらったんで、『俺がやってやる!』って選手は本当に名乗りを上げて欲しい。『世間と勝負してやる!』っていう選手には、その気持ちを見せてもらえたらなあと。まだマッチメイクはある程度のアイディアはあるものの、全部はまとまっているわけではないので。今日も1試合しか発表できませんし。ここから残された時間は短いですが、志ある選手とともに最高のカードを日本人対決で揃えていきたいと思います。私からは以上です」

 ここで9月27日の対戦カードとして、那須川天心vs皇治がキックボクシングルールで戦うことが発表され、両選手が会見に登場。

榊原「この両雄が、まさか9月27日に対戦することにないと思った人もいると思うんですけども、もう待ったなしで。前のめりで攻めて、どんどんホントに今出せる全力のもので勝負していく。それが一番今必要だということで、両選手の熱い思いを聞いてもらいたいと思いますが、那須川天心と、皇治。RIZINキックボクシングルールで戦うことを発表させていただきます。経緯云々は必要ないと思います。皇治選手の思い、それを受ける天心選手の想いを二人から聞いていただきたいと思います。以上です」


皇治
「この暗い世の中を少しでも明るくしたいですし、まあ色んなことに押しつぶされそうな人も今の時期多いと思うんで、自分の挑戦で少しでも力を与えられたらいいなと思って、必死こいて、全てをかけて闘います」

那須川天心
「こんにちは!那須川天心です!11月にも試合がありますんで、2連戦になるんですけど、しっかり勝って、しっかり成長を見せて格闘技の根本と言うか、原点をしっかりと満喫させる試合をしようと思うんで、応援よろしくお願いします!」

――両選手、このタイミングでこのカードが決まるというのは想像していましたか
皇治「いやあ、まあ、大晦日でも良かったし、いつでも良かったですけど、少しでも元気にさせられたらいいなと思いますし、ぶっちゃけた話ね、1つのカードを除いて、俺以外天ちゃんとやって盛り上がるカードってぶっちゃけ無いと思うんで、だから俺が出来ることはやろうと思ってますし、自分自身が、個人の野望と言うか、俺は色んなものを失ってここに来たんで、あとは奪うだけなんで、気合入ってます。だからやる時期はいつでも良かったです」
天心「そうですねえ。皇治選手がRIZINと契約して、一発目。みんなが幻想をいだいてると思うんで、一番この時期が勝負運あるんじゃないかなと思って、受けました」

――改めてそれぞれの相手への印象と、闘いに向けてのプランを現状話せる範囲で
皇治「いやぁ、もう、天ちゃんの印象は、誰もが認める立派なファイターやと思いますし、22歳ですかね、22歳でこんだけ日本の格闘技界を引っ張って、素直にリスペクトしてますし、だからこそ奪いがいがあるなと思ってますし。だから、闘い方とか以前に言うことないですよ」
天心「ものすごく打たれ強いというイメージが皆さんあると思うんで、そこを崩したいなと思って、1Rからバチバチ行ってやろうと思ってます」

――榊原CEO、この試合の時間やラウンド、契約体重は
榊原「これから最終調整をしていきたいと、そう思っております。当然、放送時間の尺のタイミングと言うか、この試合が生放送に載るのかどうか、フジテレビさんと最終調整をしていく段階ですが、まあ、生でしょう。生放送でこの試合は地上波ゴールデンで、まあ結果を分からずに見るお茶の間の人達、かと言って、有料のPPVを買うのを止めてほしくないと思います。有料のPPVを買った上で、地上波は地上波で楽しんで欲しい。全試合生放送にはならないですから。ただ、天心皇治の試合は生になるという方向で、今後最終調整します」

――皇治選手、これまでの試合前には皇治選手は挑発的なパフォーマンスがありましたが、今回はいつもとは違う心境?
皇治「あれ、させられとったんですよ。……まぁた怒られる(笑)冗談ですけど(笑)まあ俺はいつも素直に思ってることを言ってるだけで、赤の他人ですし、お互い全てを奪っていく上で、みんなの前で奪い合うんでそのリアルを見せていただけで、天ちゃんに対してはリスペクトしてますし、まあまあ言うことはあんまりないと思ってますけど、みんなに勘違いしてほしくないのは、俺は負け戦しに行くわけじゃないし、殴られに行くわけじゃないんで、全身全霊でマジで天ちゃんから全てを奪ったろうと思ってますし。だからね、みんな散々試合するまでは『不可能やろ』とほざいとけって感じで。まあリングの上ではもうね、さっきも『闘い方どうしますか』とか聞かれましたけど、まあ根性で行きますよ、ハイ」

――天心選手、皇治選手はRIZIN初参戦ですが、これまでのキャリア・実績などをどのように見ていますか
天心「格闘技界で中々居ない存在っていうか、格闘技を盛り上げるために色々やってるんだろうなっていうのはものすごく、どの試合見ても感じますね。まあ、熱いというか、すごい気持ちがこもっているっていうのは思います」

――皇治選手、「サウスポーがあまり得意でない」と公言されていますが
皇治「いやもう大ッ嫌いですよ。大嫌いですし天ちゃんも大嫌いですし、俺が一番キライな闘い方するんとちゃいますかね。まあでも、何度も言ってるように、男はね、ファイターである前に男なんで。挑戦してナンボなんで。負け戦するつもりもないですし、俺は対策もちゃんとしてるんでね。先程も言うたんですけど、俺らはファイターである前に男なんでね。俺が天ちゃんに言いたいことは、色々あると思いますけど、男としてファンとした約束は守らなアカンと思うんで、そこは天ちゃんにも頑張ってほしいなってちょっと今思ってます」

――那須川選手、皇治選手は今まで一度もKO負けしたことはありません
天心「へぇっ!」

――倒し切る自信はありますか?
天心「あっ、そうなんすか?ああ、もう、もちろん。やります。バッチリです」
皇治「まあね、みんな俺のこと『倒す倒す』言うてね、よう倒さんのでね?はよ倒してこの減らず口を黙らしてほしいんですけどね。頑張れ天ちゃんって。まあ逆に泣かしますけどね?(笑)」
天心「まあ、格闘技は別に倒す……勝つことが全てだと思うんで。勝つというのは僕の中では当たり前なので。皇治選手は1回もKOが無いということなので、ちょっと倒してみたいですね」

――すみません、1回だけKO負けがありました……
天心「え?!1回あったんすか?!」
皇治「いやあ、記者ウソつくなぁ~って思って!(笑)ありますよ!強がって言わへんかったけど!俺に恥かかすの止めてもらっていいすか?(笑)」

――天心選手、拳の怪我の具合は
天心「そうですねえ、まあ、大丈夫です。ちょっとまだ痛みは残ってますけど、全然いいトレーニング出来てますし。しかもテレビでやるんですよね?」
榊原「やります」
天心「やるってことなんで、スペシャルな技を用意して試合に行きたいと思います」

――天心選手、22歳を迎えての今後の目標は
天心「あんま無いんですけど、目標というか、野望はたくさんありますよ。いっぱいやりたいことありますし、まだ22歳ですし、若いですし。色んなことに挑戦すると言うか、チャレンジしないとね。これからの僕に期待してもらえると嬉しいです」

――天心選手、対戦相手が決まらない状況が続いていたと思いますが、今回は皇治選手からケンカを売られたというような形でカードが決まりました。これについて今までとの心境の違いは
天心「違いは無いですね。無いですけど、こういったスタイルで試合が組まれたのは初めてなので、なかなか面白いんじゃないですか。初めて『かかって来いよ!』みたいなこと言われたので、ちょっとワクワクしている部分も多少あります」

皇治「アレですよね。ルールはメイウェザーと一緒で『蹴ったら1億円』でいいっすか?天ちゃんに蹴らないように言ってもらって(笑)」
榊原「メイウェザーは蹴ったら5億円だから(笑)」
皇治「5億円か!(笑)そりゃメイウェザーと張り合ったらアカンやろそこは!(笑)ということで1億円で大丈夫です、ハイ」
天心「お互いに蹴らないんですか?」
皇治「お互いにやったらボクシングやな(笑)じゃあ俺が蹴ったら200円で(笑)」


 ここで会見終了の流れとなるが、皇治がおもむろに立ち上がり、天心へサイン入りのリモコンの玩具&サイン入りの哺乳瓶をプレゼントした。

皇治「天ちゃんにね、お土産あるんですよ。天ちゃん、メイウェザーとやったときに泣いてたからね、これ倒れたときボタン押したらお父さんにつながるようになってるから。で、インターバル中は哺乳瓶で」
天心「あざーす(笑)」

<会見後囲み取材>

榊原信行CEO
――先日、パンクラスで選手の抗体検査に陽性が出たことで大会開始10分前に中止になりました。その件はどのように受け止められましたか
「うーん、まあどういう経緯があったのかは詳細はわからないんですけど、我々も万が一選手に陽性反応が出ても興行というかイベント自体を中止することはないですね。事前に僕らはPCR検査をやって、陽性だった選手の試合は、これはUFCもそうですけど、大会まで止めるってのは成り立たないと思うので、そうならないような、万が一出たときにどういう対応マニュアルをするのか、おざなりに抗体・抗原を検査するだけじゃなくて、そのタイミングも大事だと思うので。事前に分かっていればその人を隔離して会場に来させなければいい話ですから。どうしてそこでやらなくちゃいけなかったのかなと。非難をする気は全く無いですけど、ただ、そういうことが起きたことから学ぶこともたくさんあるので、僕らもふんどし締め直してじゃないですけど、さらなる感染予防対策を徹底してマニュアルを作って、それを励行していきたいと。まあ、大会が中止になるようなことは何が合っても起こさないようにしたいと思っています」

――前回大会後に「皇治の意向を聞いてみたい」と仰っていましたが、その後話はした?
「皇治とも色んな話をしました。皇治自体は年内で、少しでも遅いほうが良かったんだろうなというのは本音ではありますけど、主催者としては、逆に大晦日まで、8月にああいう形でどっちかっていうと中途半端な形の話題作りで終わった中で、引っ張るのではなく、もう早速、天心も期せずして言いましたけど、RIZIN初参戦の皇治っていうのは、RIZINファンからしてみれば未知なる強豪でもあるんで、1試合挟むんじゃなくて、今どこまでのものを天心を相手にして見せられるのかっていうのは、もうここで切るべきだなと。流れからしても、9・27は日本人同士の対決しか組めない中で、朝倉海vs堀口恭司でいくわけにも行かないじゃないですか。RIZIN的な意向というか、フジテレビのゴールデンの枠でハマってる中で、世間と勝負するって言っておきながら、世間と勝負できるカードっていうのは、記者の皆さんも想像すると、想像に難くないと思うんですけど、大概無いんですよね。お茶の間に届けられそうなカードが。そうなると、主催者の意向も理解してもらって、まあ、『どこかでやらなくちゃいけない、やりたいと思っていた相手でもあるんで、それであれば行きます』ということで、折り合いが付きました」

――生放送のメインは天心vs皇治だという話がありましたが、他の参戦選手については
「当然オンエアカードって、例えば1日10試合組まれても放送に乗ってくるカードって4,5試合だと思いますので、当然、朝倉兄弟……海も含めて兄弟って言いましたけど、未来もそうだし海も参戦の可能性がありますし、女子で言えば浜崎朱加選手、浅倉カンナ選手とか、地上波の放送枠に於いてふさわしいと思われる、勝負できるなと思われる選手たちの試合をラインナップしていければいいなと思いますよね」

――天心vs皇治の試合の展開予想は
「どうなんだろうねえ?うーん。うーん……まああんまり予想しても、当たったりはしないと思うんですけど、まあまあ、でも、皇治の過去のK-1の試合を見る限りは、天心はちょっと置いといて、皇治も名勝負が多いと言うか。本当にファンの人達、見てる人たちを感動させるような試合を、名勝負製造機だと思ってるんで。今までの天心とやった選手たちを非難するわけじゃないけど、ワンサイドな試合にはならないんじゃないかなと、そういう気がしています。だから、ラウンドもまたぐだろうし、天心も言ってましたけど、大概殴られ強いと言うか、打たれ強いというか、ダウンしても立ってくる根性のある選手なんで、そういう意味では、僕らが見せたい格闘技のダイナミズムが詰まった試合を見せてくれるんじゃないかなと、期待を込めてそう思っています」

――今回は1日、1大会を言う枠ですが、試合数は何試合になるでしょうか
「横浜くらいの、1イベント9から多くて10かなと思ってます。前回も皆さんにご協力いただいて、休憩時間なしでノンストップでやりましたけど、少なからず絶対テレビさんとの調整ごとで、8時にドン!で持ってくる尺の調整を見た上での休憩時間っていうのを今回かならずあると思うんですね。だからあまりにも試合数が多いとまた密になる時間も多くなるのでね。出来れば9試合、コンパクトにまとめたいと思います」

――今年の春にK-1がさいたまスーパーアリーナで大会を実施して社会問題になりましたが、その煽りはありましたか
「そのK-1のことでの直接的な煽りってのは、まあ、それから半年近く経ってますし、そういうものは特に無いですけど、やっぱりさいたまスーパーアリーナさんは、まあこれは各地方自治体の首長の意向にもよると思うんですけど、とても厳しくレギュレーションを作って見えるんで、当然その第三セクターのアリーナでもありますし、県の出資も入ってるアリーナでもありますので、行政からの指導っていうのは、今向き合ってる中で厳しいものがあるので、それをしっかりクリアして臨んでいけば特にK-1さんの問題がなにかあってってのは無いんじゃないかと思いますね」

――今回の観客数上限5000名とのことですが、今後の動向次第では増席もあり得る? 
「それ、若干期待してます。現実的に、さいたまスーパーアリーナは聞いたことがあるんで分かんないですけど、増席もなにも、ここのソーンはお客さん座らせないとか、まず1万人のスペースをどこにするか決めて、そこに5000人座ってもらうっていうのが一番ぎゅっとした感じになるけど、全体を見るとガラ~ンとした、全く最初から座ってないというエリアが生まれるってことですね。考え方として、野球のような形で4万人、5万人入るところに『自由に座ってください』という感じにせずに『このゾーンに座ってください』という形にさせていただくんで、そうやって考えるとまったく使わないゾーンが相当出るかなと。ただ、一転、9月の後半に向けてどこかのタイミングで最大5000人という上限が外れてくれば、そこの空いてるエリアを開放するとそこに密にならない ソーシャルディスタンスを保った形で観客の方に5000人と言わず入っていただくチャンスは有るかなあと。そこには若干の期待はしてるんですけど、まあ5000人の上限がなくなると言われた8月にも無くならず、9月も継続しますってのが今の政府の発表なんで、まあ厳しいんだろうなあっていう認識で。それでも準備はします」

――「次に出たい」と言っていた朝倉未来選手については
「そうですね。朝倉未来選手とも今最終調整に入ってます。まあ、対戦相手をどうするかが大きなポイントですね。でも、本人もやっぱり格闘家として、『YouTuberじゃなくて、自分は格闘家だ』ってハッキリ言いましたので、格闘家としての生き様を見せるにはもってこいのタイミングだと思いますので、出てきて、相手も含めてモチベーション上げて出てきてもらえるような環境を整えられるんじゃないかなと思ってはいます」

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