アジアタッグ王座を獲得したゼウス&イザナギがDDTへ移籍した秋山準へメッセージ!「俺たちは秋山チルドレン」
15日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2020 SUMMER ACTION SERIES 2 ~青木篤志メモリアル AAforever~【開幕戦】』が行われ、ゼウス&イザナギが宮本裕向&木高イサミを破ってアジアタッグ王座を奪取した。
アジアタッグ王座は、コロナ禍による有観客興行自粛前最後の後楽園ホール大会で“ヤンキー二丁拳銃”裕向&イサミが奪取し、無観客試合期間の間も防衛を続けてきた。
そして、この日アジアタッグに挑戦したのは、元三冠王者であるゼウスと、丸山敦に酷似した謎のマスクマンであり「まあ丸山やけど……」と自ら正体を明かしているイザナギ。かつてゼウスと丸山は、元大阪プロレス所属で現全日本プロレス所属であるという数奇な運命で結ばれたタッグとしてアジアタッグへの挑戦歴があったが、ゼウスが崔領二とのタッグで世界タッグ戦線へ進出したため自然消滅したかに思われていた。
しかし、丸山がイザナギへと姿を変えヒールユニット“PURPLE HAZE”を組織するとゼウスもこれに加入し、両者のタッグが再結成。全日本所属の意地をかけ、外敵に流出した王座を約4ヶ月半ぶりに奪還せんと決戦に挑んだ。
元暴走族特攻隊長の裕向と、関西地区でいまだに伝説的な喧嘩屋として知られるゼウスがガンの飛ばし合いから激しい殴り合いを展開すると、イザナギはイサミを相手取って互いに得意とする蹴り技で互角の攻防を展開。
終盤にはイザナギが集中砲火を受けるも、大阪インパクト(ゼウスが肩車した相手の顔面にイザナギがミサイルキック)などの連携で盛り返し、最後はイザナギがイサミのブレーンバスターを切り返しての仙人の首固めでカウント3。
ゼウスとイザナギ(丸山時代を含む)はそれぞれアジアタッグ王座を初戴冠。
「プロレスの仙人みたいな方から教わった」という首固めで勝利したイザナギは「師匠!渕さん!ありがとうございました!」と首固めの名手である渕正信への感謝の言葉を叫び、ゼウスと抱き合って勝利を喜んだ。
バックステージに戻った新王者組は、ゼウスが諏訪魔からの三冠ヘビー級王座の奪還、イザナギが世界ジュニアヘビー級王座の奪還とそれぞれシングルプレイヤーとしての悲願を語り合い、かつて秋山準&大森隆男が成し遂げた12回防衛の更新を宣言。
そして、悲願成就のためにイザナギが「俺たちは秋山チルドレンやからな!」と叫んで気合を入れると、ゼウスも「間違いない!間違いない!秋山チルドレンや!」と呼応した。