伊藤麻希が渡辺未詩との“新旧アイドル対決”を制し、「プリンセスカップ」準決勝に進出!
九州発のアイドルグループ「LinQ」を17年8月で卒業した伊藤麻希が、アイドル兼女子プロレスラーグループ「アップアップガールズ(プロレス)」の渡辺未詩(みう)との“新旧アイドル対決”を制して、「第7回東京プリンセスカップ」準決勝にコマを進めた。
序盤はレスリングの攻防で、静かなスタート。伊藤はシャチホコ式逆エビ固め、ボディスラムなどで攻め立てると、渡辺もカナディアン・バックブリーカー、ジャイアントスイングなどで応戦。その後、激しいエルボー合戦となり、渡辺がレーザービームを繰り出すと、伊藤はヘッドバットで迎撃。そして、伊藤はフライング・ビッグヘッド2連発で、3カウントを奪い、粘る渡辺を退けた。
伊藤は「楽しかった。渡辺は前からシングルやってみたかった相手で。私の勝ちへの執着心が勝ったのかなと。序盤は結構やられたけど。次は瑞希。おもしろいですね。ちょっと急いで、また新しく作戦を練って勝ちたいと思います」と、準決勝の瑞希戦を見据えていた。
敗れた渡辺は「すごい悔しくて。自分のなかで負ける理由っていうのが、たぶんこのあと反省するなかで、ドンドン見つかってくるだなって思うと、すごい悔しい。やっぱり元アイドルの伊藤さんを知っていて、プロレスラーになる前から見ていて。たぶんこの東京女子に伊藤さんがいなかったら、もしかしたら私も勇気がなくて。合格をもらっても迷っていたなか、『伊藤さんがいるんだったら』と、自分もやってみようって思って。すごい尊敬していたので。なので、勝ちたかったっていうのもあるんですけど。今3年経つんですけど、去年の私なら、たぶんこんなに自信はなかったんですけど。今年初めて伊藤さんとシングルしたんですけど、今の私なら伊藤さんを超えられるものがあるって信じて今日は来たので。技術とかは努力すればできるって信じてがんばっているんですけど、技術以外の魅力が伊藤さんには詰まっているので、そういうところでやっぱりもっと自分を磨いていかないとなって思います」と話した。
同ブロックでは、前年度覇者の瑞希が、キューティースペシャルで、勢いに乗る愛野ユキを破ってベスト4に進出。2連覇を懸けて、準決勝で伊藤と対戦する。