“文化系の高学歴異能戦士”ハイパーミサヲがプリプリ王者・坂崎ユカを下す番狂わせで、「プリンセスカップ」優勝宣言!
青山学院大学文学部出身で、最近は「仕事本」や「週刊朝日」にも寄稿している異能派の文化系女子プロレスラーのハイパーミサヲが、プリンセス・オブ・プリンセス王者の坂崎ユカを破り、東京女子プロレスの最強を決める「第7回東京プリンセスカップ」での優勝宣言が飛び出した。
同団体が10日、東京・神田明神ホール大会を開催。メインイベントの同トーナメント2回戦でで、ミサヲは坂崎と対戦。試合前、「今日は正々堂々といくから」と、コスチュームに隠し持っていた小道具をレフェリーに差し出したミサヲだが、残っていたスプレーを坂崎の目に吹きかける奇襲で開戦。スプレー噴射を連発して、丸め込むが電撃ピンフォールはならず。
その後もミサヲは、鉄柱に坂崎の足をガムテープで縛りつけたり、コーナーマットを外して、金具の部分にたたきつけたりと変幻自在のファイトに徹底。坂崎はコーナーマットで、ミサヲを殴って反撃すると、魔法少女スプラッシュで勝負を決めにいくも、フォールは奪えず。一瞬の隙を突いたミサヲは、ラ・マヒストラルでガッチリ固めて3カウントを奪取し、番狂わせを現実のものとした。
試合後、ミサヲは「強い。でも、今私一人が残っているのは勝ったということ。2年ぶりの『東京プリンセスカップ』で懸けてるのはウソじゃない。優勝いたら、したいことがあって、それを目標にしていきたい。試合できない期間があって、自分の夢をかなえたい。準々決勝で勝てば、優勝に近づける。優勝するぞ!」とマイク。
バックステージでミサヲは「すべての小道具がなくなって、強すぎて。トーナメントに残っていることが信じられない。勝ったんで、ここからは優勝を信じるだけ。分厚い壁だった。(魔法少女)にわとり野郎が怖すぎて、食ったら返せない。早く動いたけど、全部返された。最後は無理やり。執着。私のやりたいことを(優勝して)実現したい」とコメント。
15日(神田明神ホール)の準々決勝では、山下実優との対戦になるが、ミサヲは「山下さんと私の歴史知ってる? トーナメントで何度かやってるけど、勝率がいい。ユカさんを下したんだから、山下さんはいけるでしょ。あんなでかい壁ぶち壊したんだから、私しかない。優勝します!」と自信を見せていた。
敗れた坂崎は「負けました。全部うまくいかなかった。ディフェンスが強かったのかな。悔しい。思うようにいかなかった。見返さないと、ちょっと危うい。プロレスはゴツゴツした試合だけじゃない。私も以前そうでしたし」とガックリ肩を落としていた。
また、10日に行なわれた、そのほかのトーナメント2回戦では、万喜なつみが原宿ぽむを、中島翔子が桐生真弥に勝利し、準々決勝にコマを進めた。