DDTゲストコーチの秋山準が新チームを結成!「俺に王道があるかどうかは分からない。ただ俺がやってきた道でよかったらいつでも教える」

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 DDTのゲストコーチを務める秋山準(全日本プロレス)が新チームを結成し、DDTの“若きエース”竹下幸之介が率いるユニット「オールアウト」と全面対抗戦に突入することになった。

14日の東京・板橋グリーンホール大会で有観客興行を再開したDDTプロレスリングが、20日に東京・新宿FACEで「DDT TV SHOW! #7」を開催。その模様が、動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」で生放送された。

 同大会の第5試合で、秋山はベテランの大石真翔と一騎打ちを行なった。13日配信大会で、大石が秋山にタッグ結成を要望。秋山が「知らないなら、闘うのがいちばん」と応じたことで両者の対戦が組まれた。

序盤は、お互いの力を確かめ合うようにグラウンドでのレスリングの攻防が続き、大石も必死に食らいついた。戦場が場外に移ると、秋山がDDT,ヒザ蹴り、エプロンでの首へのニードロップを見舞うなど厳しい攻めを見せた。しかし、秋山のヒザをターゲットに絞った大石は、執ような低空ドロップキックの連発で猛攻。勝負を急いだ秋山はフロントネックロックから、必殺のエクスプロイダーを繰り出すも、大石はクリア。大石も変型のデスロックで反撃するが、秋山がエスケープ。最後は秋山がジャンピング・ニーパット、ヒザ蹴り、2発目のエクスプロイダーとたたみかけて3カウントを奪い、大石の息の根を止めた。

 試合後、大石を認めた秋山はガッチリ握手を交わした。そこに、「オールアウト」の竹下、彰人、勝俣瞬馬、飯野雄貴がリングイン。竹下は「秋山さん、ボクたち『オールアウト』、そして竹下にそろそろ秋山さんのプロレスを教えてもらえないですか? ボクは王道スタイルというより、秋山準、あなたのプロレスを教わりたいです。今日、大石さんとの試合見てました。でも、これだけがDDTじゃない。DDTにはボクがいます。秋山さんを倒せる自信もあります。ボクたち『オールアウト』に秋山準のプロレスを教えてください、お願いします」とアピール。

 秋山は「高木(三四郎)社長から、ゲストコーチを言われてるけど、本来オレあんまり教えるのうまくないんだよ。でもな、一つ、闘ってオレのいろんなものを吸収してくれ。君(飯野)、ラグビー部、大丈夫? いつでもやってやるよ。こいや。オイ! 向こう4人いるけど、こっち2人しかいないじゃないかよ!」と言うと、これまで2度タッグを組んだ渡瀬瑞基がリングに上がった。さらに、この日、先輩の中村圭吾を破ってシングル初勝利を挙げた岡谷英樹が「ボクも入れてくださいよ! 人数足らないんでしょ?」と言うも、秋山は「いや3人で大丈夫なんだよ! 3人でできるよ!」と拒んだ。それでも、岡谷は「この勢いで『オールアウト』倒します」と宣言。

すると、竹下が「オマエ、中村に勝ったぐらいで偉そうなこと言うな。でもな、オレは岡谷、オマエのことは買ってるから。秋山さんとオレの闘いだけじゃない。オレとオマエの闘いでもあるからな。覚悟しとけよ」と言うと、「オールアウト」は退場。岡谷は「ボクが『オールアウト』、いや、このDDTの頂点に近い未来に立ちます!」と新人らしからぬアピールで、チーム秋山入りに成功した。

 バックステージで秋山は「そんな19年目で41のヤツ(大石)が『組ませてください』って言って、オレが断るわけないだろ。やる前から決まっているよ。オッサンがわざわざ来たらやるしかないだろ。オレに王道があるかどうかわかんないんだよ。ただオレがやってきた道はあるよ。オレの道でよかったらいつでも教えるよ。この年で、このキャリアでもう一回違うことをやろうと。それは誰かに言われたかもわかんない。自分で思ったかもしれない。でもそれもどうでもいい。動いて行動を起こしたことがすべてで、オレはそれだけでいいんですよ。あとはやる気になって、もしかしたらオレが厳しすぎてケツ割るかもわかんないけど。対戦相手へより仲間への方が厳しいからね。全然自分が好きじゃない、仲間じゃないヤツには何も言わないんですよ。仲間とか、自分が『コイツは』と思ったヤツには厳しいんですよ。それでついてこれるか、ついてこれないかはわかんないですけど、高木さんに呼んでもらってここにきているので、できる限り、必要な選手に。でき上がった選手に教えるつもりはないんで。ここっていう選手には持てるものすべてを伝えようと思ってます」とコメント。

 竹下は「オールアウト、ベルトも持ってない状態で、秋山選手がゲストコーチという形でいらっしゃってますけど、コーチとして教えてもらいたいし、レスラーとして教えてもらいたいし。いろんな方法があると思う。練習で教えてもらう。試合を見て教えてもらう。試合をやって教えてもらう。いろんな方法がある。で、試合をするのがいちばん早いでしょ。ボクは何度も言ってる通り、一度だけ対戦したことがあるんですよ。2016年だったと思うんですけど。あれがボクがいちばん影響受けた試合です。2012年にデビューして、8年の中でビッグマッチをいっぱいやってきましたけど、ボクが実際の試合で影響を受けたのは秋山選手とのタッグマッチです。一度も忘れたことはありません。秋山選手との闘いはもちろん、大石さんも今日の試合で今までにない大石真翔をまた見せてきたなというのはあるし、渡瀬は顔じゃないけど。岡谷、アイツ、目は泳いでいたけど、口だけは達者みたいだし、ああいうヤツは一回食らわせた方がいいから。岡谷は飯野が食らわせますわ」と、チーム秋山との対抗戦に闘志を燃やしていた。

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