オカダ・カズチカが外道との旧師弟対決を制してNJC2回戦進出を決め「プロレスで元気になった人が世界中の人を元気にして欲しい」とメッセージ!

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 17日、新日本プロレス『NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020』が無観客試合にて開催された。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響から、新日本プロレスは2月26日の沖縄大会を最後に3ヶ月以上53大会を中止していたが、スポーツ庁の助言を受けながら再開に向けたガイドラインを作成し、全選手・スタッフに抗体検査を実施するなど健康状態をチェックできる体制を構築し、今月15日に満を持して110日ぶりの大会を開催。
 6月15日~7月3日までは無観客配信興行となり、『NEW JAPAN CUP 2020』を新日本プロレスワールドで配信。決勝戦は7月11日に大阪城ホールにて観客を入れての興行を行い、翌日12日に同会場で内藤哲也の持つIWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタルのニ冠にNJC優勝者が挑戦する。

 今年のNJCはヘビー級・ジュニアヘビー級問わず32選手が参加。外国人選手の招聘問題などで参戦できなくなった選手もいるものの、ヤングライオンやジュニア選手の参加など例年にはない色の出たシリーズとなった。

 この日のメインイベントでは、NJC1回戦としてオカダ・カズチカと外道が対戦。
 旧師弟対決とも呼べるこの試合、外道は2018年12月にオカダと対戦したときのように三角巾で腕を吊って現れ「練習中に二頭筋の断裂を起こしてしまった」と弁明。オカダがいぶかしげに近づくと三角巾の中に隠し持ったスプレー缶を取り出すも、オカダは以前の経験からこれを阻止。さらに外道のポケットに入っていたメリケンサックも事前に没収する。
 試合が始まると、外道はシャツの下にテープで貼り付けて隠し持っていたスパナ、本部席のテーブルやゴング用の木槌、エプロンの垂れ幕に使用されるマジックテープの中に事前に仕込んでおいた2個目のメリケンサックなどありとあらゆる場所から凶器を調達してオカダを苦しめ、外道クラッチであわやというところまで追い込み、不発に終わったものの盟友ジェイ・ホワイトの必殺技であるブレードランナーまで狙っていく。
 終盤には邪道が現れてレフリーの気を引いている間に外道がメリケンナックルを狙うが、これを回避したオカダがドロップキック、ツームストンパイルドライバー、コブラクラッチと続けてタップを奪った。

 試合後、オカダは「お客さんは会場にはいないですけど、この画面を通して日本だけじゃなくて世界中からこの戦いを、新日本プロレスを楽しみに今まで待っていてくれた人たちもいますし、そういう人たちを元気にして、プロレス好きな人を元気にして、そのプロレスを好きな人が色んな人を元気にしていってくれれば、世界中が元気になって……ホントにまあ、嫌なニュースも多いじゃないですか、最近は。だから僕たちが明るいニュースを届けていけるように頑張っていきたいと思います」と世界中のファンに向けてメッセージを贈った。

 オカダは6月24日に行われるNJC2回戦で、この日鈴木みのるとの壮絶な打撃戦を制して勝ち上がった永田裕志と対戦する。

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