【試合詳細】5・15 DRAGON GATE無観客試合 ヨースケ♡サンタマリアvs横須賀ススム ドラゴン・キッドvsディアマンテ YAMATOvs斎藤了 H・Y・OvsKzy

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

『KING OF GATE 2020 ―開幕戦―』
配信日時:2020年5月15日(金)
配信開始:12:00
会場:特設会場
観衆:無観客大会

▼KING OF GATE 2020 トーナメントAブロック 1回戦 時間無制限1本勝負
●H・Y・O
9分8秒 反則 ※レフリー暴行
○Kzy
※KzyがAブロック準決勝進出。次戦はYAMATO戦

▼KING OF GATE 2020 トーナメントAブロック 1回戦 時間無制限1本勝負
○YAMATO
13分11秒 ギャラリア→片エビ固め
●斎藤了
※YAMATOがAブロック準決勝進出。次戦はKzy戦

▼KING OF GATE 2020 トーナメントAブロック 1回戦 時間無制限1本勝負
●ドラゴン・キッド
10分53秒 ヴェルタフィナーレ
○ディアマンテ
※ディアマンテがAブロック準決勝進出。次戦はマリア戦

▼KING OF GATE 2020 トーナメントAブロック 1回戦 時間無制限1本勝負
○ヨースケ♡サンタマリア
11分48秒 足折り固め
●横須賀ススム
※マリアがAブロック準決勝進出。次戦はディアマンテ戦

『KING OF GATE 2020』が無観客試合配信で開催!Kzy、YAMATO、ディアマンテ、マリアがAブロック1回戦突破!マリアがススムに技アリ勝利の大金星!

第1試合


 毎年恒例となっているドラゴンゲート・シングルNo.1決定戦『KING OF GATE 2020(以下KOG)』だが、今年は新型コロナウイルスの流行という時勢を鑑みて公式動画配信サービス『DRAGONGATE NETWORK』にて無観客大会として配信されることとなった。

 KOGのオープニングマッチとなるこの試合は、KzyとH・Y・Oの対決。H・Y・OはKOG初出場。
 Kzyが入場とともに刻むラップで「こういうことになったから出来るものがある。こうなったから見せられるものがある。そこで見ているあなたに向けてDRAGON GATEのエンターテイメント、ガッチリ魅せるぜ!よろしくどうぞ!」と視聴者へメッセージを送る。

 H・Y・Oが入場してくるとKzyと額を突き合わせて睨み合い、H・Y・Oがゴングを待たずに奇襲。
 H・Y・OはKzyの顔面をグリグリと踏みつけていき、コーナーに振って串刺しエルボーを見舞っていくが、Kzyもカウンターのランニングエルボーをヒットさせる。続けてコーナーに上っていくKzyだったが、H・Y・Oはロープを揺らしてKzyを落下させると場外に蹴り出し、エプロンやコーナーポストに叩きつけていたぶっていく。
 H・Y・OはKzyをリングに戻すと、ネックロックで捕らえながら顔面をヒザで蹴り上げていき、スリーパーホールド with サミング。Kzyがロープに逃れると、コーナーに押し付けて逆水平チョップやガットショットの雨あられ。H・Y・Oは制止する八木レフリーを突き飛ばして反抗。
 Kzyが雄叫びを上げながらエルボーを放っていき、両者足を止めての打撃戦へ。Kzyがこれを制するとランニングエルボー、ヨーロピアンエルボーを叩き込み、串刺しランニングエルボーからノーザンライトスープレックス。続けてBEAT-BOMを狙っていくが、H・Y・Oは暴れてこれを脱出。するとKzyは縦横無尽のロープワークでH・Y・Oを翻弄してB-BOY。
 Kzyはロープに飛んでランニングエルボーを狙っていくが、H・Y・OがこれをかわしてKzyの髪を掴んで引き倒し、セントーンで追撃。さらにファイヤーマンズキャリーで担ぎ上げるが、Kzyは暴れて脱出。さらに組み付いていくがH・Y・Oはショルダースルーでこれを切り返すと、アトミックドロップ、スタナー、下から組み付いての回転エビ固め。これをカウント2で返されるとH・Y・Oは八木レフリーに詰め寄って抗議し、コーナーへ上がっていく。追いすがってくるKzyを突き落としてコーナーからのダイビング攻撃を仕掛けるが、Kzyは地対空ヨーロピアンエルボーでH・Y・Oを撃墜。
 これが顎にクリーンヒットして悶絶するH・Y・Oを引き起こし、左右のコンビネーションエルボーからローリングエルボー。そして韻波句徒の体勢に入るが、H・Y・Oは金的蹴りでこれを抜け出すとスモールパッケージ。しかしこれは反則行為からのフォールのため、八木レフリーはカウントせず。H・Y・Oは舌打ちしながら八木レフリーを罵倒。
 ならばとH・Y・Oはコーナーに上ってダイビングセントーンを投下するが、これを回避したKzyが走りこんで錐揉みエルボー。コーナーにもたれかかるH・Y・Oに向かって突撃していくが、H・Y・Oはコーナーマットを引き剥がしながらこれを回避。金具むき出しのコーナーに自爆する形になり悶絶するKzyを、H・Y・Oはコーナーマットで殴打。これを止めに入った八木レフリーを突き飛ばし、さらにKzyを何度も殴打。メゲずに止めに入った八木レフリーをもコーナーマットで殴打したことからH・Y・Oの反則負けがコール。

 この結果に納得が行かないH・Y・Oは、グロッキー状態のKzyを寝かせてダイビングセントーン。勝ったはずのKzyがリング上で悶え苦しみ、H・Y・Oが余裕を残して引き上げるという光景が展開された。
 
<試合後コメント>
H・Y・O
「おう、KING OF GATE。俺は初めて出るんだぞ。何だこの結果はオイ!反則負け?オイ、上等だよオイ。レフリーの八木もよ、Kzyの仲間だろ?ふざけんじゃねーよ。オイ!俺が必ずオイ、敗者復活あんだろオイ。敗者復活に出て、こっから這い上がってやるよ」

Kzy
「こんな状況で、今、前みたいにすぐ試合ができる状況じゃない。それでこの試合はなんだ?!オイ!しかもKING OF GATEだぞオイ!どういうつもりか知らねーが、やる気ねーならエントリーすんじゃねえ!クソが!完全に不完全燃焼だ。……まあいい、しょうがねえ。この分も次の二回戦にすべてぶつけたいと思います。俺はYAMATOに上がってきてもらって、DRAGON GATE世代で試合したいと思ってるし、まあアイツも上がってきてくれるでしょう。そこにぶつけたいと思います。こういう状況のKING OF GATEになりましたけど、気持ちは下がっていません。皆さんも気持ちをポジティブに持って頑張っていきましょうね」

第2試合


 2005年のKOG優勝者である斎藤了と、2016年のKOG優勝者であるYAMATOの一戦。
 ゴングが鳴ると両者リングを回りながらロックアップ、これは斎了が押し込んでいき、さらにリストロックへ。YAMATOもキレのある動きでこれを取り返していくが、斎了もグラウンドに引き込んでレッグロック。YAMATOがこれをブレイクすると、斎了がYAMATOの足に狙いを定め、膝裏へのストンピング、ニーロックと続けていく。
 さらに斎了はヘッドロックでじっくりとYAMATOを痛めつけ、ショルダータックルでぶつかっていく。YAMATOがこれを耐えると「俺が優勝だコラ!」と叫びながらのコルバタ。YAMATOがショルダータックルでぶつかっていくと「残念でした~♪」と余裕の表情でこれを耐えるが、YAMATOはすかさずgo 2 Hospitalで追撃してブレーンバスター。
 YAMATOは首へのストンピング、ネックロック、チンロックと流れるような連携で首への集中攻撃。さらに挑発的に顔面を蹴りつけていくYAMATOに対し、斎了の顔色が変わる。
 斎了はチョップ合戦を挑んでいき、YAMATOと正面からの打撃戦を展開。YAMATOのエルボーで勢いを殺されながらもカウンターで跳ね上げてからのジャーマン・スープレックスを決める。斎了はお返しとばかりにYAMATOの顔面をグリグリと踏みつけていき、エルボードロップ、ヘッドバッドと続けてYAMATOを休ませず、コーナーに上ってダイビングフットスタンプ。さらに悶絶するYAMATOへ「どうした?立ってこいよ?」と挑発しながら顔面を蹴飛ばしていく。
 YAMATOは斎了を睨みつけながら立ち上がり、斎了のエルボーを「痛くない!」と叫んで耐えながら自身もエルボーを連打。斎了がラリアットを繰り出そうとするとこれをキャッチしてコーナーに突き飛ばし、go 2 Hospital II。
 YAMATOは「うぉい!うぉい!うぉい!……誰もいなぁ~い!」と無人の観客席に向けてコールを煽り、斎了のラリアットをかわして投げっぱなしノーザンライトスープレックス。続けてYAMATOがランニングエルボーを見舞うと、斎了は「まだまだ!」と叫んでこれを耐えて我慢比べへ持ち込む。YAMATOが大振りのランニングエルボーを狙ったところで斎了がすかさず組み付いてフロントスープレックスでカウンター。さらにフィッシャーマンバスターで追撃し、ドラゴン・スープレックスを狙っていく。これを振り払ったYAMATOがロープに飛ぶが、斎了はフランケンシュタイナー。さらにドラゴン・スープレックス、ドラゴン・スープレックスホールドと連撃するがカウントは2。
 斎了は目もうつろなYAMATOを引き起こし、プレミアムブリッジの体勢に入るが、YAMATOは必死にクラッチを切ってカサドーラで切り返す。再び足を止めてのエルボー合戦となり、これを制した斎了がダブルクロスの体勢で持ち上げるが、YAMATOは体勢を入れ替えて斎了におぶさる形での胴締めスリーパーホールド。斎了の力が失われていくと、そのままギャラリアで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
YAMATO
「まあ、こんなご時世で、こんな感じで今年のKING OF GATE、始まったけど、関係ない。関係ない。このKING OF GATEはリング上に集中させてもらうぞ。オイ、今な、DRAGON GATE、闘龍門、R.E.D、三軍抗争かも分からんけどな、俺は実力でこのKING OF GATE、頂点まで上り詰めてやる!お前ら、今日の俺も……最高にカッコ良かっただろ?センキュー!」

斎藤了
「あぁ、負ける試合じゃなかった。絶対取れる自信があった!しょうがない。次、敗者復活でバトルロイヤルあんだろ?それにかけるしかない。絶対に終わんねぇからな!」

第3試合


 先に入場したキッドが待ち構える中、ディアマンテが入場とともに奇襲。これを読み切っていたキッドがガットショットで迎撃し、ヘッドロックで捕らえたところでゴングが鳴る。
 ディアマンテがその怪力でぶっこ抜きのバックドロップやネッグハンギングツリーを狙う中、キッドは身軽さを生かしたロープワークで翻弄していき飛びついての回転エビ固めで速攻を狙う。
 しかし余裕を持ってキックアウトしたディアマンテはすかさずビッグブートでキッドをコーナーまで吹き飛ばして突撃。キッドはこれをかわしてディアマンテをコーナーに自爆させ顔面へストンピング連打から「声出せ~ッ!」とカメラ越しにファンへコールを煽ってからの串刺しドロップキック。さらに引き起こして飛びつき腕十字も、ディアマンテはこれをパワーボムでの切り返しを狙う。キッドも負けじともう一度転がして裏十字に入ると、ディアマンテはロープブレイク。
 キッドは場外にエスケープしたディアマンテを追っていくが、ディアマンテは下からキッドの足をすくって場外に引きずり出すとコーナーポストやエプロンにたたきつけてキッドをいたぶっていき、マスクに手をかけながらエプロンでキッドの顔面やヒザを踏みつけていく。
 ディアマンテはキッドをリングに戻すとサイドバスターで叩きつけ、キッドのマスクを掴みながらリング上を引き回す。キッドもチョップで反撃していくが、体格差は如何ともし難く、これを跳ね返したディアマンテはサーフボードストレッチ、パンプハンドルスープレックスと続け、さらにロープを使ったアームロックでいたぶっていく。
 キッドはフランケンシュタイナーを狙うも、ディアマンテは耐えてパワーボムの体勢へ。これを抜け出したキッドはエプロンからスワンダイブ式のフランケンシュタイナー。さらにディアマンテのエルボーをガードしてクリストへ持ち込む。そのままグラウンドに寝かせたいキッドだったが、ディアマンテはこれを耐えて持ち替え、ツームストンパイルドライバー。反撃を狙うキッドの攻撃をかわしてエプロンに出てからスワンダイブ式のミサイルキック。さらにロープへ振ろうとするが、キッドも同体を蹴りぬく619で切り返し、ロープに飛んでメサイア。キッドはエプロンに出てウルトラ・ウラカン・ラナを狙って飛びつくが、ディアマンテはこれをキャッチしてパワーボムの体勢へ。キッドはこれをカナディアンデストロイヤーのように叩きつけて切り返し、バイブルを狙っていくも、ディアマンテはカウンターで風車式バックブリーカー。そのままクラッチを解かずに逆回転させてストマックブロックと連撃。さらにリフトアップスラムを狙っていくが、キッドもバイブルで叩きつけて反撃。
 キッドはロープに飛ぶが、ディアマンテはカウンターで担ぎ上げてリフトアップスラム。立て続けにヴェルタフィナーレ(うつ伏せ状態の相手の腰を持ってリフトアップし、空中で持ち替えて放つパワーボム)で叩きつけて3カウント奪った。

<試合後コメント>
ディアマンテ
「今日の一回戦、相手はドラゴン・キッドだったが、楽勝だった。これからトーナメントを勝ち上がっていくぞ」

ドラゴン・キッド
「まだ終わったわけじゃないですよ。敗者復活戦に滑り込めればチャンスはありますから。まだ諦めてませんよ」

第4試合


 両者が入場し、選手コールを受けたススムが背を向けた瞬間にマリアが奇襲して試合開始。
 ハンマーパンチを連打するマリアだったが、ジャケットを脱いだ隙を突いてススムもチョップで反撃。そのまま足を止めてのエルボー合戦となり、マリアが雄叫びを上げて連打。さらにススムのショートレンジラリアットを耐えてドロップキックで吹き飛ばす。マリアはストンピングの連打からスリーパーホールドへ。
 ススムがロープに逃れると、マリアはススムをコーナーに押し付け、ロープを使ったアームロック。さらにコーナーに宙吊りにしてから尻を突き出しながら後方に向けてずりずりと這っていき、ススムが「あぁっ!やめろ!」と悲鳴を上げる中、顔面に尻を押し付ける。マリアはふらふらと起き上がるススムへチョップを見舞っていき、ボディスラムを狙っていくが、耐えたススムがDDTで切り返す。
 ススムはスイングネックブリーカーを2連発からチンロック。マリアがこれをブレイクすると、ススムはエルボーで追撃。マリアは大の字になってダウンするが、ススムは無理やり引き起こしてワンハンドバックブリーカー、ジャイアントバックブリーカーからのコブラクラッチとクラシカルな技でマリアの体力を奪っていき、DDTで突き刺してフォール。これを返されるとススムはブレーンバスターを狙っていくが、マリアはこれを耐えて背面着地。そして腰を落とすススムを強引にぶっこ抜くラブリーアローで叩きつけてみせる。
 マリアはスカイラブからキスを狙うが、濃厚接触になってしまうためかしばし葛藤。迷っている間にススムが脱出してエクスプロイダーで叩きつける。
 ススムは串刺しラリアットからマリアをコーナーに上げ、マリアが「ヤダーッ!」と叫んで抵抗する中で雪崩式エクスプロイダー。ススムは友情を狙っていくが、マリアはこれを着地してドロップキック。そして雄叫びを上げながらリングを駆け回ることで葛藤を振り切りキスを狙うが、ススムは「だぁめだよ!」と拒否して突き飛ばす。するとマリアはエプロンに出てスワンダイブ式のスカイラブ。そしてススムのみぞおちへラリアットを連打。さらにロープに飛ぶが、ススムはカウンターでジャンボの勝ち!を決めてなぎ倒す。
さらに友情の体勢に入るが、マリアはスモールパッケージで切り返し、ススムも上下を入れ替えてフォールして対抗。このシーソーゲームを制したススムがデスバレーボムで叩きつけ、フォールに入ろうとしたところをマリアが下から組み付いて回転エビ固め。そしてマリアはロープに飛ぶが、ススムがジャンボの勝ち!固め。マリアはこれを十字架固めで切り返し、キックアウトしたススムの勢いを利用して足折り固め。一瞬の勝機を制したマリアが3カウントを奪った。

<試合後コメント>
横須賀ススム

「いやぁ……いやあ、最後ね、油断したわけじゃないけど、やっぱね、前のマリアだったら最後、もう一つ前のところで終わってたのかなっていうのはあるけど、やっぱアイツ、ここ最近なんか変わってるみたいだし、どうしてもアイツもそのままずっとやってきてるから、部分部分で本能的に相手に唇を狙ってくるような葛藤とかあったと思うんだけど、まあでも、ほぼお色気なし、1vs1の、KOGらしくアイツも正々堂々とぶつかってきた中で、俺が最後3つカウント取られたんで、ここはアイツの勝ちですよ。俺に勝った以上はもうこの後せっかくだから決勝まで行くくらいの勢いはあると思うんで。まあ俺的にはまだ今回は敗者復活の可能性があるんで、そっちに早くも気持ちを切り替えて、最後に一気にひっくり返すのを狙います。それがテクニックマスターとしての仕事だと思うんで。諦めないです」

ヨースケ♡サンタマリア
「ちょっと!まさかのススムちゃんに勝っちゃったわよ!大金星でしょこれ!ススムちゃんを倒したってことは、KING OF GATE優勝!これあるわよ!ススムちゃんにはね、去年のブレイブゲート戦の借りをやっと返せたわ。私はね、まだまだ絶好調なの!だからこのKING OF GATE、必ず優勝するわよ!ラブリ~ッ♪」

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年4月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

月別

ページ上部へ戻る