【試合詳細】2・21 ベストボディ・ジャパンプロレス新木場大会 【BBWタッグ】諸橋晴也&大和ヒロシvs石井慧介&岩崎孝樹 谷口智一&唐澤志陽vs大鷲透&伊橋剛太vs鈴木悟&桜井鷲 ベストボディ・ベイダー&大石真翔&山中絵里奈vsなべやかん&アントニオ小猪木&水波綾
- 2020-2-22
- 試合
- ベストボディジャパン
『ベストボディ・ジャパンプロレス~February Night~』
日程:2020年2月21日(金)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:137人
▼シングルマッチ
○ゴージャス松野(DDT)
7分20秒 回転十字架固め
●バキュームけーすけ
▼タッグマッチ
チェリー(フリー)/○竹林早苗
10分32秒 リングアウト
赤井沙希(DDT)/●田村依里子
▼シングルマッチ
○田中稔(フリー)
11分9秒 HEATクラッチ
●佐藤恵一(フリー)
▼6人タッグマッチ
[ダンカンプロレス軍団]ベストボディ・ベイダー/●大石真翔(DDT)/山中絵里奈
13分0秒 ラ・マヒストラル
○なべやかん/アントニオ小猪木(西口)/水波綾(フリー)
▼次期BBWタッグ王座挑戦者決定戦 タッグマッチ
大鷲透(フリー)/○伊橋剛太(DDT)
12分26秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
●谷口智一/唐澤志陽
※もう1組は鈴木悟(フリー)/桜井鷲(ガン☆プロ)
▼BBWタッグ選手権試合
【王者組/ダンカンプロレス軍団】諸橋晴也(フリー)/○大和ヒロシ(フリー)
11分18秒 横入り式エビ固め
【挑戦者組】石井慧介(ガン☆プロ)/●岩崎孝樹(ガン☆プロ)
※王者組が防衛に成功
ダンカンプロレス軍団がタッグ王座を防衛!伊橋が初のムーンサルトプレスでの勝利を収め王座挑戦権獲得!なべやかんが師匠・大石から初の3カウント!
第1試合
けーすけは55歳、松野は58歳と合計年齢113歳のシングルマッチ。
2人はSNSのフォロワー数を競い合ったり、松野がけーすけの肉体がベストボディではないこと指摘しベストボディジャパンコンテストへの出場を促すなど6分30秒ほど語り合ってからゴング。
互いに組み合ってリストを取り合っていくが、互いにダメージは薄くハンマーロックを極められながらも両者ポーズを取って観衆に自らの肉体を見せつける。そして松野がヘッドロックからテイクダウンを奪い、けーすけの肩へニードロップを連発。さらにハンマーロックを極めながらのフェイスロックで痛めつけ、けーすけがブレイクするとロープに振ってフライングクロスチョップ。
続けて松野は両手を合わせて拝んでから念仏パワーボムを狙うが、けーすけを持ち上げた際に腰を痛めてしまい倒れ込む。ここでけーすけはショルダータックルで松野をなぎ倒すと、「逆片エビ固め行くぞーッ!」と叫び、解説席に座るブル中野へアピールしてから不完全な形のブルズグランパス。毎度おなじみのこの光景にブル中野は苦笑。
松野がブレイクするとロープに飛び、松野がカウンター狙いで放ったフライングクロスチョップを空振りさせる。そしてロープへと飛ぶが、松野がカニバサミで倒してロープにもたれかからせ619。さらにゴージャススターエルボーを放つがけーすけが回避したため松野は自爆。
ここでけーすけは「お前の技なんて俺にも出来るんや!けーすけスターパクリスペシャル!」と叫んで何往復もロープ間を走って力を溜めてけーすけスターパクリスペシャルを放つが、松野が回避。松野が自爆したけーすけを十字架固めで押え込んでカウント3。
試合後、松野はけーすけへ「ベストボディジャパンコンテストに出ろ」と要求するが、けーすけは「ベストボディな身体を作りますが、長い目で、長い目で……」と具体的な出場次期についてははぐらかし、松野とともに「バ!バ!キューム!」のポーズを取ろうとするが、松野は付き合わず静観した。
第2試合
田村と竹林の対面でゴングが鳴ると、互いに足を取り合っていくが、竹林がドロップキックでこの攻防を制するとチェリーを呼び込み、両サイドから田村の腕を固めながらBBJポーズを取ってアピール。これを赤井がカットすると田村はエルボー連打で自軍コーナーまで竹林を追い込み、赤井にタッチ。
赤井はニーリフト、ニードロップ、サッカーボールキックと叩き込み、田村にタッチ。
田村は竹林へ背負投からスリーパーホールド。これをブレイクされると赤井にタッチ。
赤井はニーリフトとミドルキックを交互に打ち込んでいき、竹林をコーナーに押し込んで顔面を蹴り飛ばす。赤井は対角線コーナーに振ってもう一発を狙っていくが、竹林がカウンターのドロップキックを決め、チェリーにタッチ。
チェリーは赤井にランニングネックブリーカードロップ。田村が入ってくると赤井と田村を2人まとめてランニングネックブリーカードロップでなぎ倒すと、2人を重ねてフットスタンプ。さらに赤井をダブルリストアームサルトで叩きつけ、赤井を引き起こすと赤井はエルボーで反撃して顔面にビッグブート。吹き飛んだ反動を使ってロープに飛んだチェリーにカウンターのジャンピングミドルキックを叩き込み、田村にタッチ。
ともに柔道をバックボーンに持つ田村とチェリーのマッチアップ。田村はチェリーへ背負投2連発。さらに3発目を狙ったところでチェリーが強烈なボディブローを入れて田村を怯ませると、「どっこいしょ!」と大外刈でお返し。さらに熟女でドーン!を放つが田村はこれを回避し、バックを取ってからレインメーカー式の大外刈。間髪入れずに腕十字を狙っていき、チェリーがスタンド状態になると三角絞めへ。しかしチェリーは上から潰してフォールし、キックアウトした田村の腕を取って三角絞めへ。これをブレイクされるとヤングキックからドロップキックのコンビネーションを見舞い、竹林にタッチ。
竹林は田村をドロップキックでロープ際まで吹き飛ばして619。さらに引き起こしていくが田村はエルボー連打で反撃してショルダータックルからサンセットフリップ。チェリーとトレイン攻撃を見舞ってから新技のレイネーラで痛めつけ、コーナーに上ってムーンサルトプレス。これをチェリーにカットされると2発目を狙ってコーナーに上るが、チェリーが田村を場外に突き落とし、救出に来た赤井も場外に蹴落とす。
全員入り乱れた場外戦となるが、ここでチェリーが乱心しパイプ椅子を振りかぶりながら赤井と田村を追いかけ回す。2人は逃げ回りながらもコンビネーション攻撃を狙うが、チェリーが回避したため誤爆し大ダメージ。その間にも場外カウントは進んでいき、カウント19で竹林がリングイン。赤井と田村はリングインが間に合わずリングアウト負け。チェリーの知略で竹林が勝利を収めた。
第3試合
BBJ初参戦となる佐藤恵一が稔を相手に挑むシングルマッチ。
ゴングが鳴ると手4つからじっくりとリストを取り合っていき、互いにロープまで押し込んでも一発入れることなくクリーンブレイク。佐藤がショルダータックルでこの均衡を破るとロープに飛んでいくが、稔はミドルキックでカウンターし、グラウンドに引き込んでじっくりとしたヘッドロック。佐藤がブレイクすると首筋へニードロップを見舞ってから再びグラウンドヘッドロック、てこの原理を使ってヘッドシザースで首をひねりあげるなどと首への一点集中攻撃を開始。佐藤がブレイクすると稔はロープに飛ぶが、佐藤はゼロ戦キックでカウンター。
佐藤は串刺しバックエルボー連打で反撃の狼煙を上げるとロコモーション式ブレーンバスターから翔破を狙っていくが、稔が腰を落として抵抗すると一旦解いてから顔面かきむしり。ロープに飛ぶが稔がカウンターのドロップキックを決め、サッカーボールキックからBDFを放つも佐藤はこれを回避。すると稔は即座に起き上がって延髄斬りで追撃し、佐藤をコーナーに上げて雪崩式フィッシャーマンバスター。続けてBDFを突き刺していく。
稔はさらにサンタモニカ・ピアを狙っていくが、佐藤はこれを首固めで切り返し、稔のキックアウトに合わせてトラースキックからブレーンバスター。続けてコーナーに上ってフライングソーセージを放つが、稔がこれを剣山で迎撃し、そのまま首固め。佐藤がこれをキックアウトすると側頭部へのハイキックをクリーンヒットさせ、佐藤がふらついたところへ飛びついてミノルスペシャル。暴れて抜け出そうとする佐藤の足をキャッチし、HEATクラッチで3カウントを奪った。
第4試合
DPG勢が入場すると正規軍の面々を奇襲し、そのまま場外戦となる中でゴング。
しかし、初参戦の水波が発奮して1vs3の劣勢をエルボーで打開し、大石へパワースラム。水波が夜間にタッチすると、今度は大石を3vs1で囲み、小猪木がナックルアロー、やかんがエルボー、水波が逆水平チョップと打ち込んでいき、水波のキャメルクラッチにやかんが低空ドロップキックを合わせる連携攻撃。
やかんは大石を引き起こしていくが、大石はやかんの顔面につばを吐きかけて目潰ししてボディスラム。そしてベイダー、絵里奈様とタッチを回しながらボディスラムで叩きつけていき、大石が2回目のボディスラムを狙ったところでやかんが着地し、ボディスラムでお返し。小猪木にタッチ。
小猪木はドロップキック連発からロープに飛んでいくが、場外から絵里奈様が足を引いて小猪木を倒すと、大石が小猪木へナックルアローからの延髄斬りを放って挑発。代わるベイダーも小猪木のフォームを真似た延髄斬りを放ってこれに続き、絵里奈様がリバースフィギュアエイト。なんとかブレイクした小猪木のアゴを掴みながら自軍コーナーまで連れ帰り、ベイダーにタッチ。
ベイダーは小猪木へコブラツイストを見舞ってさらに挑発しようとするが、小猪木がリバースしてコブラツイスト。さらにショルダーアームブリーカーを連打してベイダーが怯んだところへ延髄斬りを見舞い、水波にタッチ。
水波はスピアーを突き刺し、カットに来た絵里奈様にはショルダータックル。さらに突っ込んできた大石とベイダーを2人まとめてスピアーでなぎ倒すと、3人をコーナーに重ねてマシンガンチョップ。さらに串刺し式のナルシストラリアットを見舞い、ベイダーに左右のエルボーからラリアット。さらにロープに飛ぶが、絵里奈様がムチ攻撃で水波を怯ませると、ベイダーがフライングニールキックを見舞って絵里奈様にタッチ。
絵里奈様はさらに水波をムチで殴打し、さらに顔面を踏みつけていくが、水波は舌を出して楽しそうに笑いながら顔面を絵里奈様に突き出して煽っていく。水波は距離を取ってショルダータックルを放つが、絵里奈様はこれを回避してコーナーに自爆させるとXファクターで叩きつけ、スワンダイブ式ミサイルキック。さらにその長い足を生かしたハイキックを放つが水波はこれをキャッチ。すると絵里奈はロープ際まで水波をプッシュし、大石がエプロンからジャンピングニー。絵里奈が必殺のリバースDDTを狙うと、水波はこれを振り払って後頭部にラリアットを叩き込むが、絵里奈様も延髄斬りで反撃しダブルダウン。両者タッチ。
やかんと大石の対面となると、やかんがエルボー連打でコーナーまで追い込み、コーナートップから飛びついてのフランケンシュタイナー。さらにスパインバスターで叩きつけてからエルボーパッドを投げ捨て、ピープルズ・エルボーを放つも大石はこれを回避。ここにベイダーが入ってきてショルダーバスター、絵里奈様がリバースDDTと畳み掛けて大石がフォールも水波がカット。大石がやかんを捕縛し、絵里奈様がムチ攻撃を放つが、やかんが回避したためこれが大石に誤爆。
ここでDPGに連携の不和が生じると、水波が突っ込んでいって絵里奈様にショルダータックル、大石にラリアットを叩き込み、さらに小猪木が大石へ延髄斬りで追撃。水波が裏投げで叩きつけると、やかんがミスティカからのラ・マヒストラルでカウント3。6人タッグマッチながらやかんが師匠である大石超えを果たした。
やかんは「東京で僕が自力で勝利したのは初めてです!」と歓喜の気持ちをマイクで叫び、3人で勝利を喜び合う。そこへラッキィ池田こと振り付け仮面を召喚し、皆でプロレス体操を踊ってご機嫌に退場していった。
第5試合
メインイベントで行われるBBWタッグ王座戦の勝者へ挑戦する権利を争奪する3WAYタッグマッチ。
まずは大鷲、鈴木、唐澤の3人でゴングが鳴ると、大鷲が両手を上げて3人での手4つを求める。しかしキックボクシングをバックボーンに持つ鈴木と唐澤はこれを完全に無視して2人でアップライトで構えながら間合いを詰めてミドルキックで牽制し合う。鈴木が首相撲からヘッドロックに捕らえると、ここまで無視され続けて来た大鷲が鈴木をヘッドロックに捕らえて数珠つなぎになるが、鈴木がショルダータックルで2人まとめてなぎ倒し、唐澤にハイキック。唐澤はこれを回避してハイキックでお返しも鈴木はガード。3人距離を取り、全員タッチ。
谷口、伊橋、鷲の3人が輪になって打撃をリレーしていくが、谷口の強烈な逆水平チョップで大ダメージを負った伊橋はタイムを要求し「会長!前から思っていたんですけど、この素敵なボディ!今まで僕、ベストぽっちゃり軍として頑張ってきたんですけど、この会長のモテモテオーラのある身体に憧れております!」と媚を売りながら握手を求め、谷口も戸惑いながらもその手を握り返して共闘を約束。
谷口と伊橋はダブルのショルダータックルで鷲をなぎ倒し、谷口が体固めに入るが、伊橋が引き剥がしてスクールボーイ。キックアウトした谷口は伊橋に詰め寄っていくが、伊橋は「ちょっとした勘違い!会長の身体がステキ過ぎて触りたくなっちゃったんです!だからもう一回!」と半ば強引にもう一度共闘の約束を取り付け、鷲の上に谷口をボディスラムで叩きつけようとするが、伊橋は鷲が回避したのを見てからボディスラムでマットに叩きつけフォール。
伊橋はさらにタイムを要求するが、谷口はもう信用せず鷲とともに伊橋に突っ込んでいくが、伊橋は2人のタックルを誤爆させ、場外に放り出してハンドスプリングからポーズを決めて挑発。
これに苛ついた谷口&唐澤、鈴木&鷲、そして伊橋のパートナーの大鷲が伊橋をストンピング、逆水平チョップ、トレイン攻撃で袋叩きにしていくが、伊橋は谷口&唐澤をショルダータックルで迎え撃つ。しかし鈴木&鷲のダブルのビッグブートを食らって場外に転がり出ると、全員入り乱れた場外戦へ。
リングに戻って大鷲と谷口の対面となると、両者正面から逆水平チョップで打ち合っていき、さらにラリアットのぶつかり合いに。両者同時にロープに飛ぶが、谷口を鈴木が、大鷲を鷲がエプロンからミドルキックで襲撃し、鷲が谷口にボディスラム。
ここで唐澤が入ってきて谷口を救出し、1vs2のチョップ合戦を挑むが、鈴木&鷲は体格で劣る唐澤をロープ際まで押し込んで交互にミドルキックを連打。さらに鷲の河津掛けから鈴木がPKを叩き込む連携を見せるも、これは大鷲がカット。
大鷲&伊橋は鈴木&鷲のタックルを誤爆させ、そのぽっちゃりしたお腹で唐澤の顔面をサンドして押しつぶし、伊橋がギロチンドロップ、大鷲がボディプレスを同時に放つ連携攻撃。さらに伊橋が唐澤を押えて大鷲がビッグブートを放つが、唐澤が回避したため伊橋に誤爆。唐澤は大鷲をミドルキックで撃退し、コーナーに上って伊橋にダイビングラリアット。
代わる谷口は大鷲と伊橋をショルダータックルでなぎ倒し、伊橋の巨体をボディスラムで投げきってみせる。さらにダブルのブレーンバスターを狙った鈴木&鷲を2人まとめてブレーンバスターで叩きつけると、その隙にコーナーに上っていた伊橋へパワーボム。
谷口は伊橋が起き上がるのを待って必殺のスピアーで突っ込んでいくが、伊橋が回避したためコーナーに突き刺さる形で自爆。倒れ込んだ谷口へ、伊橋がムーンサルトプレスを投下し、3カウント。
約11年のキャリアを持つ伊橋がムーンサルトプレスで3カウントを奪ったのはこれが初めてのことであるらしく、伊橋が1つ新たなキャリアを刻むとともにタッグ王座への挑戦権を得た。
第6試合
BBWタッグ王者である諸橋&大和は、大石、ベイダー、絵里奈様とDPGの面々をセコンドとして引き連れて入場し、大石がマイクを取って「おいお前ら!」と話し始めた瞬間に石井と岩崎が大石を襲撃して試合開始。
慌てて突っ込んできた諸橋に岩崎がキチンシンク、石井がサンセットフリップ、さらに岩崎がPKを狙うが、諸橋がこれを回避して岩崎を場外に放り出すとセコンド陣も交えて全員入り乱れた場外戦へ。
諸橋は岩崎をリングに上げると、場外から持ち込んだ棒状の凶器で喉を刺突。もだえ苦しむ岩崎に対し、諸橋&大和がダブルのバックエルボー、さらに大和が諸橋にフェイスクラッシャーを仕掛け、諸橋はその勢いを借りて岩崎の股間へ思い切りヘッドドロップ。さらに自軍コーナーまで連れ帰ってバンテージなどを使って岩崎の首を絞めあげ、これをレフリーに咎められるとコブラクロー。レフリーが激怒して引き剥がすと大和へタッチ。
大和は首投げからスライディングX。さらにアンクルロックから岩崎の靴に噛み付いていき、諸橋はヒザに噛み付く。そして大石がエプロンからナックルを見舞うなど販促三昧の袋叩き。さらに諸橋がブレーンバスターを狙うが、岩崎がブレーンバスターで投げ返して石井にタッチ。
石井は諸橋にビッグブート、ニーアッパー、水面蹴りからのニードロップと連撃し、フィッシャーマンを狙っていくがここで大和がカット。石井は大和をニールキックで蹴散らすと諸橋へニーアッパーからフィッシャーマンバスター。さらに突っ込んでいくが、諸橋が身をかわしてリバース・ブルドッグで叩きつけ、大和にタッチ。
大和はドラゴンリングインからロープに飛ぶが、石井がカウンターでフランケンシュタイナーを見舞い、岩崎にタッチ。
岩崎はワンハンドバックブリーカーからテキサスクローバーホールド。大和がロープに這っていくと石井が後頭部へのニードロップで追撃するものの大和はなんとかロープブレイク。岩崎がバックドロップを狙って組み付くと大和は暴れて抜け出してロープに走り、岩崎のエルボーをかわしてスピアー。ここで諸橋が入ってきて2人で岩崎へトレイン攻撃を狙うが、岩崎は大和にカウンターのニーリフトを見舞い、諸橋をミドルキックで撃退。大和をバックドロップで叩きつけ、石井が大和をホイップしたところへ岩崎がニーリフトを合わせる連携攻撃。さらに岩崎がPKから垂直落下式ブレーンバスターで突き刺して見せるが、ここで大石が飛び込んできてレフリーを攻撃してカウントを止めてしまう。
激怒した岩崎は大石を急角度バックドロップで叩きつけ、石井がスライディングニーで追撃。さらに岩崎が垂直落下式ブレーンバスターを狙っていくが、大和が背面着地して岩崎の股間へアッパー。岩崎がもだえ苦しむ中で大和がスクールボーイ。ここでレフリーが意識を取り戻し、3カウントを叩いた。
タッグベルトを防衛したDPGの面々は本部席からベルトを奪い取ると、大石が岩崎をベルトで殴打。この凶行に激怒してリングに飛び込んできたやかんもベルトで殴りつけてKOしてしまう。
ダウンしたやかんを踏みつけながら大石がマイクを取る。
大石「ガン☆プロもベストボディも大したことねえなあ?オイ、上がってきたの夜間だけか?来いよ!来てみろよ!(けーすけが飛び込んでいくもDPG総出で袋叩き)オイオイオイ、今日タッグのベルトを防衛したのはダンカンプロレス軍団の大和と諸橋だよ。情けねえなあ。次の挑戦者誰だあ?(笑)さっき勝ってたなあ。大鷲?(笑)伊橋?(笑)あんなデブが勝てるわけねえだろぉ~?」
ここで場内にSandstormが鳴り響き、大鷲と伊橋がリングインし、DPGの面々を蹴散らしていく。
大石「おうおうおう、なんだ大鷲ぃ~?」
大鷲「伊橋の悪口はいくらでも言っていいけど!俺の悪口言うんじゃねえよ!」
大石「それはたしかに申し訳なかったなあ。お前ら、デブ2人が次のタッグの挑戦者?勝てると思ってんのか?!」
大鷲「勝てる気がなかったらなあ、こんなとこ出てきてねえぞ。お前らなあ、言っとくけどこの会場で一番人気無いぞ。俺らぽっちゃりのほうがメチャメチャ人気あんだよ!」
大石「言ってくれるなあ。ただ、人気で巻けるほどこのベルトは安いベルトじゃねえんだよ。力で取ってみろこの野郎!」
大鷲「おう、分かったよ。じゃあそのベルト、次の新木場で俺が巻いてやるよ!」
大石「ちょっと待てこの野郎!いつ3月の新木場って言ったこの野郎!」
大鷲「じゃあいつやるんだこの野郎!」
大石「来月はちょっと……うちの大和さんがスケジュールの都合があって……」
(選手勢・観客からブーイング)
大鷲「おうスケジュール管理してから次期挑戦者決定戦とかやれよぉ?!」
大石「しょうがねえだろ?!スケジュール埋まっちゃった後にスケジュールが決まったんだから!しょうがねえんだよ!」
大鷲「海苔ばっかり売ってっからこういうことになるんだよ!」
大和「海苔は関係ねえだろオイ?!」
大石「4月の新木場で……」
大鷲「えれぇ先の話になったなあ?!」
大石「うるせえなあ?!なんか……上半期、ギリギリ上半期で、なんとかしよう。それでいいな?!4月!何日か忘れたよ!お前らデブの挑戦受けてやるよ!それまで腹洗って待ってろ!帰るぞ!」
(DPGの面々は退場)
大鷲「……弟よ。まさか今日お前が勝つとは思わなかったよ。正直今年1年分の運を今日使い果たしてしまったかも知れないけど、4月!俺たちのこのぽっちゃり豊満ボディにベルトを巻いてやろうぞ!ベストボディ軍、ちょっとリングに上ってくれ。俺たちは今までベストぽっちゃり軍としてアンタらと敵対してきたけど、アイツらDPG!あんな人気のない奴ら、俺たちが結託して追い出してやろうぜ!」
やかん「ホントですか!」
大鷲「このぽっちゃりの身体の中には実はベストボディが潜んでいることが分かっていますか?その日が来るまで、我々は敢えてぽっちゃりしているんです!……(観衆の反応を見て)そしてこのお客さんの失笑がすべてを物語っています!(笑)」
やかん「でも一緒にやってくれますか!どうですかお客さん!」
大鷲「ベストボディ軍とベストぽっちゃり連合軍の始めの活動としてこの場を締めてください!」
やかん「ありがとうございます!大鷲さん!実は僕はですね、この間まで佐久ケーブルテレビというところでレギュラー番組をやっていました。僕がレギュラー番組から降り、なんとその後釜が大鷲さんなんです!なので今日はその大鷲さんに締めてもらおうじゃないですか!どうですかお客さん!」
大鷲「いいですか?今日だけでいいんで、ベストぽっちゃりジャパン、BPJで締めましょう!行くぞーっ!B!P!J!」
<大会総括>
谷口智一
――大会を終えられていかがですか
「僕個人としては今日負けてしまってタッグタイトルに挑戦というのは無くなってしまったのですが、まあプラスに考えるとぽっちゃり軍の大鷲選手らがベストボディ軍に協力的になり、協力的になった2人が勝利を得てくれました。ぽっちゃり軍の2人は正直ベストボディジャパンプロレスの中では戦力的にちょっと落ちる感じだったんですけど、ウチのリングにも慣れてきて戦力アップしてきたんで、僕も彼らから勝利を奪われた悔しさはあるんですけど、レベルアップして強くなってきたメンバーが味方につくっていうのは、打倒DPGに向けてベストボディ軍とぽっちゃり軍が良いチームとなって協力していけたらいいなと思っています」
――現在、正規軍、ぽっちゃり軍、ガン☆プロ軍が協力して打倒DPGに向け一丸となっている状況です
「合体してますね。色々なチームが一致団結して、DPGを蹴散らせたらいいなと思います」
――谷口選手は今日タッグタイトルへのチャンスを逃してしまいましたが、BBJにはタッグ以外にも様々なタイトルがあります。ご自身の次の目標は
「タッグももちろん貴重なタイトルですし狙いたかったんですけど、先月の新宿FACE大会で僕もベイダーの持つシングルの無差別級に挑んで負けてしまいました。無差別級にはもう一度チャンスを掴んで狙っていきたいですね」
――次回大会は3月27日ということが発表されましたが、次回大会に向けた意気込みは
「来月は、さっきリング上でも言ってましたけど、大和選手のスケジュールが合わないというふざけたことを言っているんですけど、今の段階ではまだ早いかなと。春先までにこちらもしっかりと戦力を整えたいですし、前回申し上げたとおり、ベストボディジャパン出身の選手でデビューを控えている強力な味方も控えておりますので、あと一ヶ月で新戦力を迎えるための準備を進めて、3月27日の大会につなげていきたいと思います」