“ROPPONGI 3K”SHO&YOHが雪辱を果たしジュニアタッグ王座&トロフィー奪取!敗れた石森太二は「3Kは大舞台でだけ頑張る。ゆとり世代は恐ろしい」と恨み節
5日、東京都・東京ドームにて新日本プロレス『バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム』が行われ、“ROPPONGI 3K”SHO&YOHが石森太二&エル・ファンタズモを破りIWGPジュニアタッグ王座を奪取した。
昨年、“ROPPONGI 3K”SHO&YOHは、ジュニアタッグリーグ三連覇という偉業を成し遂げたものの、王者組であるファンタズモ&石森が2人を襲撃して優勝トロフィーを強奪。3Kにとってこの日の試合は王座奪取だけではなくトロフィーの奪還もかかった絶対に負けられないものとなっていた。
試合は3Kの2人が急襲し場外へダブルのトペ・コンヒーロを見舞うなど先制するも、試合巧者の石森&ファンタズモはラフファイトを交えたコンビネーションが冴え渡り、石森がSHOをサイファーウタキで叩きつけたところへファンタズモがムーンサルトプレスを投下するなどの過激な合体技も飛び出すなど王者ペースの試合展開に。
ファンタズモがそのまま試合を決めようとするとSHOは強引なスタイルズクラッシュで切り返す根性を見せ、勝負を急ぐファンタズモが急所攻撃を放つもSHOはこれをプロテクターを仕込むことで対策しており、YOHも加勢して3Kを見舞い、YOHのドラゴンスープレックス、SHOのショックアローにYOHがダイビングフットスタンプをあわせた合体技“STRONG X”でトドメを刺した。
敗れた石森&ファンタズモがインタビュールームに現れると、ちょうど引退試合後の獣神サンダー・ライガーのインタビューが終わったところであり、マスコミ陣が2人とすれ違う形でぞろぞろと退室。
ファンタズモはその光景を見やりながら「獣神サンダー・ライガー、伝説的な素晴らしいキャリア。ありがとう、Mr.ライガー。そしてとっととニュージャパンから出ていってくれ。なぜなら新しいニュージャパンのレジェンドは俺達だからだ」と吐き捨てた。
一方の石森は3Kへの苛立ちを隠せず「ある意味流石だよ、ROPPONGI 3K。普段空回りの2人が、ジュニアタッグリーグとか、東京ドームとか、大舞台で、だ!け!頑張る3Kさん。ゆとり世代は恐ろしいねえ。俺は焦ってねえよ。あんな薄っぺらいチャンピオンのメッキ、全て剥がしてやるよ!」と恨み節を述べて去っていった。
一方、ベルト&トロフィーを奪取したROPPONGI 3Kはロッキー・ロメロとともに祝杯を挙げ、YOHは「4回目の戴冠!ここ(ベルト)にね、3Kの歴史をまた新たにたくさん、たくさん詰めていきます!やっぱね、3Kを信じてきて、貫いてきてよかったなって思いがホントにね。俺からしたらROPPONGI 3Kが青春です!2020年もROPPONGI 3KのYOHとしていい風、たくさん吹かせていきます」と喜びのコメント。
SHOも「2020年が終わって1年を振り返ったときには2019年のような不甲斐ない思いをしないようにしたい」と述べつつ、引退試合を終えたライガーについて「地方でプロモーション行かせてもらったときに、ポスターにライガーさんの顔があるだけで安心してチケット売れてくれるんじゃないかと思ってた。でもこれからポスターに顔が載ることがなくなってしまう。だからこそね、お客さんは来てくれるのかってホント心配になるくらい大きいライガーさんの存在でした。でも、このキャリアの中で獣神サンダー・ライガーと試合ができたということは、この先一生誇りに思えることだし、一生自慢できることだと思います」と大先輩への感謝を述べた。