太仁田ブ厚とヤマダマンポンドがノーピープル”風”マッチで激突!「身内の喧嘩はお客さんに見せられない」

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平成2年6月、FMW創成期に大仁田厚とターザン後藤のささいな軋轢を発端としたいざこざは団体分裂の危機にまで発展、お互い「身内の喧嘩はお客さんに見せられない」と観客不在のノーピープルマッチが夢の島総合体育館剣道場で行われた。この時は激闘の末両者KOという結末だったが、この試合から今や伝説と化している汐留のノーロープ電流爆破デスマッチに繋がっていく。

そして令和2年1月
同じ会場で試合形式も”観客不在”のノーピープル”風”マッチが行われる。そしてその中心核にいるのは太仁田ブ厚とヤマダマンポンドである。

令和元年5月、ポイズン澤田Julie率いる蛇道軍の解散・撤退に伴い、活動休止に入ったBKFではあるが、その活動再開は意外な事がきっかけとなる。
BKF軍の副将である太仁田ブ厚が「BKFタイトルは欲しくないが、歴代王者の中に自分の名前が入っていないのは不満だ」と心境を吐露。
さらに「許されるなら、今話題の杏ちゃむと闘いたい」と自分の感情をTwitterに書き込んだ事が発端。
これを見たヤマダマンポンドは太仁田のBKFに対する向き合い方に激怒し
「自分の事しか考えてない奴にベルト挑戦の資格なんて永久に来ない」
と太仁田を糾弾、そこからはドロ沼のような罵り合いが続き、お互い感情むき出しのまま運営側に『決着戦』を要求した。
「身内の喧嘩はお客さんに見せられない」
と運営側はノーピープル”風”マッチの開催を決定。ただし、両者の契約終了後、ノーピープルでありながら立会人を一般から募集する事が発覚し、太仁田、ヤマダマンポンドとも運営側を非難。この段階で太仁田、ヤマダマン、運営という三つ巴の抗争が勃発してしまった。

さらにここで混乱に拍車がかかる事態が発生。

9月のきらきら太陽プロジェクト第弐試合で松山ポンポン(ヤマダマンポンドの化身)が対戦相手である杏ちゃむに対し『次回大会参戦の許可』をリング上で明言していた事が発覚。これを盾に杏ちゃむが1/13ノーピープルに参戦を要求。杏ちゃむ参戦を頑なに拒否するヤマダマンに対し、杏ちゃむと闘いたい太仁田が『女性との約束を反故するのは最低だ』とヤマダマンをさらに非難。
運営側は「今回に関しては”杏ちゃむ選手の参戦”はない」と正式に発表するも、当の杏ちゃむは「何らかの形で会場に乗り込む」とSNSに書き込んでおり、この点についても全く予断を許さない状況にある。

混乱が混乱を生み、さらにカオス化していくBKFの世界。さらにこの試合結果如何でその直後に行われるきらきら太陽プロジェクト第弐試合にも多大なる影響を与える事になってしまう。
試合前にも関わらず、もはや収拾がつかない位にカオス化しているノーピープル”風”マッチ。その結末がどうなるのかは誰にもわからない。

『BKFスペシャル ノーピープル”風”マッチ』
日時:2020年1月13日
開始:10:20
場所:夢の島総合体育館 剣道場(現BumB東京スポーツ文化館 マルチスタジオC)

※この試合はノービープルの為観客不在の中で行われる。しかし、当日限定で一般立会人を募集する事が発表されている。

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