ターザン後藤の直系レスラーがインディープロレス統一連合『TTT』の旗揚げを宣言!

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 7日、東京都・新木場1stRINGにて『真GUTS軍 ガッツ石島デビュー15周年興行』が行われ、ガッツ石島が新団体『TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)』の旗揚げを宣言した。

 真GUTS軍とは、旗揚げから13年4ヶ月続けたガッツワールドプロレスリングを解散した後にHEAT-UPに合流し、別ブランドであるGOING-UPを13ヶ月運営した後に再独立したガッツ石島が“インディープロレス統一”を掲げて組織した新たな集団。
 今年7月に活動を開始してからは自主興行という形を取っていたが、当初から正式に団体として旗揚げすることを目標として掲げており、今回はファン待望の発表となった。

 この日のメインイベントではガッツ石島のデビュー15周年記念試合として、ガッツがTORUの持つCCW認定カナディアンヘビー級王座に挑戦。
 今年8月まで同王座を保持していたガッツはTORUを挑戦者に迎えて防衛戦を行う予定であったが、試合当日の昼にガッツが右手首を骨折して王座返上を発表。同日夜に急遽行われた王座決定戦を制したTORUが新王者となり、完治後にガッツと防衛戦を行うことを約束。その後TORUは3度の防衛を重ね、王者と挑戦者が逆となる形で両者の王座戦が実現した。

 試合はTORUが負傷明けのガッツの右腕を集中攻撃していく展開となり、鬼将軍のガッツもあまりの痛みに野太い悲鳴を上げて転がりまわる凄惨な場面も見られ観客も試合に引き込まれていく。
 しかしガッツは骨折の原因でもある右ナックルを連打していく意地を見せ、負傷中の試合の中で身に着けたレフトハンドラリアット、普段は見せないニールキックやジャンピングハイキックなどの足技も解禁して猛追すると、右のラリアット2連発から必殺のフェイスバスター。これを返されると過去に盟友と認めたダイスケ、マスクドミステリーにしか出したことのない奥の手である旋回式フェイスバスターで叩きつけて3カウント奪った。

 試合後、ガッツは15周年記念試合をTORUと戦えたことに感謝の言葉を述べつつ、来年1月25日に新団体を旗揚げすることを宣言。ガッツがインディー統一連合『TTT』の名と団体ロゴをお披露目すると、インディープロレス界の歴史を知る人間から「やばい!ヤバイ!ヤバい!」驚きと笑いの声が起きる。
 新団体に合流するのは、デビュー前からの盟友であるマスクドミステリー、そして元道頓堀プロレスでフリーとなってから真GUTS軍のエースとして活躍していたTORU、そして元ASUKA PROJECTでフリーとなってから各団体に露出の増えていた佐山駿介の3名。
 ガッツは「新団体旗揚げしますが、まだまだ若い者には負けられないんで、とりあえずまだ高い壁として彼らの前に立ちふさがって、それで共に高めあって実力を上げていこうと思っていきますので、また今後ともガッツ石島、そしてTTTをよろしくお願いします!」と今後の覚悟を叫んだ。

 ガッツ石島はターザン後藤に薫陶を受け、ミスター雁之助を師に持つ黎明期インディープロレスの後継者的存在。
 TTTは、その名前やガッツのバックボーン、そして“インディー統一”というテーマから来年1月の旗揚げまでに一波乱あることが予想され、無事旗揚げ戦を迎えることが出来るのかどうかに目が離せない。

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