ジュニアタッグリーグ初戦快勝の金丸義信&エル・デスペラードが3連覇を目指すSHO&YOHへ「闘強導夢のVHSとかちゃんと見なさい」とアドバイス!
16日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『保険見直し本舗 Presents Road to POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019~』が行われ、金丸義信&エル・デスペラードが因縁のSHO&YOHに快勝し白星発進した。
“ROPPONGI 3K”SHO&YOHは、2017年10月の両国国技館大会での凱旋帰国試合でいきなりIWGPジュニアタッグ王座を奪取し、その後のジュニアタッグリーグでも優勝するという破竹の勢いを見せ、2018年の同リーグも制覇し2連覇を達成。
ROPPONGI 3Kはこれまで3度のIWGPジュニアタッグ王座戴冠を果たしているが、金丸義信&エル・デスペラード、BUSHI&鷹木信悟、さらには現王者組の石森太二&エル・ファンタズモといった強豪タッグチームの台頭もあり、王座戴冠期間は最長約3ヶ月、最多防衛回数は1回と絶対的な地位を確立出来ずにいた。
3連覇を目指す今大会の初戦の相手は、先の両国国技館大会で対戦したエル・デスペラード&金丸義信。両国大会では、約5ヶ月ぶり復帰戦となるデスペラードにSHOがピンフォールを奪われるという苦杯を嘗めており、連敗を避けたい3Kにとっては意地をかけた一戦。
3Kはリングインとともに奇襲し、ダブルのトペ・コンヒーロを放つなど速攻を仕掛けていき、SHOはぶっこ抜きブレーンバスターやラリアットなどのパワー殺法、YOHはドラゴンスクリューなどのドラゴン殺法で攻め立てる。
デスペラードに標的を絞って有利に試合を進めた3Kだったが、デスペラードがレフリーの気を引いている間に金丸がウイスキーのビンで2人を襲撃。今度は金丸がレフリーの気を引いている間にデスペラードがSHOをイスでぶん殴り、ピンチェ・ロコ。これを返されるとそのままマフラーホールドに移行し、SHOの回避運動に合わせてヌメロ・ドスで捕らえて試合を決めた。
バックステージに戻ったデスペラードは「周りが見えてねえんだよお前らはよぉ。リングの上だけでやってんのがプロレスか?違うだろ?リングを降りても、場外だろうが客席だろうがなあ、そこがなあ、戦いの舞台なんですよ。ビデオ見ろっつったろ?ちゃんと!この野郎!VHSだ!ちゃんと見なさい。闘強導夢とか、ちゃんと見なさい。勉強になんないけど」と3Kを酷評してバカにしたように笑い、「運動神経が良くて、細っこくて、飛んだり跳ねたりすりゃあいいと思ってんだろ ?特に3Kの2人!『いい風吹かす』?『完全にNEXT』?耳あたりのいいことばかり言ってなあ、勝てない奴、なんつーか分かるか?『負け犬の遠吠え』っつーんだよ!カスだテメーら!」と吐き捨てて去っていった。
対するYOHは、うなだれるSHOに肩を貸しながら「ウサギとカメだったら俺らはカメなんだよ。ぜってぇ止まんねえ。ぜってぇ諦めねえ。進み続けるんだよ。俺たちはあるき続けるんだ。そしてな、追い越すんだよ。そして優勝すんだよ」と3連覇を狙っていくことを誓った。