タクミとナムがパンクラス2.1有明大会で行われるフェザー級KOPの調印式!かつてタクミに勝利しているウィルが公開練習
1月30日、都内新宿区のパンクラスで、キング・オブ・パンクラス フェザー級タイトルマッチの調印式が行なわれた。
この試合は『パンクラス264』(2月1日、ディファ有明)で、第3代王者のタクミ(パラエストラ大阪)にナム・ファン(パラエストラ八王子)が挑戦する。
タクミは2013年3月(大石幸史戦)以来のパンクラス参戦となる。髪を短くし、イメージチェンジ。「練習に邪魔だし、前から切ろうかなと思っていた。中学生以来の坊主頭で頑張っています」と笑った。
ナムはスーツに七三分け、黒縁メガネでおしゃれに決めた。「タクミさんはかっこいいけど、私はブサイクね」と自虐ギャグを飛ばし、タクミが「ナムはかわいいタイプだよ! 僕は好きです」とかばう場面も。以前からの友人同士でもある両者は、時に笑顔を交えながら、和やかな雰囲気の中、意気込みを語った。
――まず意気込みをお聞かせください。
ナム タクミさんと私は友達。でも、日曜日には相手になる。でも、試合のあとは、また友達に戻ります。
タクミ 私にとってもナムは大切な友人。また、海外で困っていた時にお世話になった恩人でもあります。でも、試合は試合。そして、終わればノーサイドです。しっかり闘って、どんな結果になっても最後には握手できればいいなと思っています。
――チャンピオン、友人であるナム選手と闘うと思っていましたか?
タクミ まったく思っていませんでした。あれあれ?という間に挑戦者になっていて、今でも正直言って不思議な感じがします。でも、いい試合をして、たくさんの人に見ていただきたいです。
――お2人は一緒に練習したことがあるそうですが、その時の印象を教えてください。
タクミ ナムはそのとき、今より体重が重くて、乗られると重いなあというイメージがありました。
ナム タクミさんはすごく強い。私はとても気をつけなくてはならない。なぜなら、タクミさんはすごく強いからです。それに、タクミさんは中井祐樹先生の生徒です。パラエストラの選手はみんな強いので、気をつける必要があります。
――お互い、相手の印象を教えてください。
ナム タクミさんは全部の技術が強い。パンチもあるし、特に寝技の技術がすごく強い。そして、かっこいい。私はブサイク。このポスターも何か変です(笑)
タクミ そんなことない、ナムはかわいいタイプだから。僕は好きだよ。
――お互い、警戒すべきところはどこでしょうか。
タクミ ナムはUFCファイターですし、すべてが危険だと思います。そして、彼はボクシングが強いので、それを被弾してしまうと組み技に力を入れられない。自分の得意な分野に持ち込むためにも、パンチをもらわないようにしたいと思います。
ナム この質問は難しい。寝技に気をつけます。タクミさんは寝技が一番強い。私は頑張っています。そして、もちろんパンチにも気をつけます。
――どんなフィニッシュをイメージしていますか?
タクミ バックチョークですね。それしか想像できないです。
ナム 殺したいです、殺したいけど、どう殺すかわかりません。
――ベルトへの思いは?
ナム 一番重要です。私は次の王者になりたいです。
タクミ ベルトというものは、選手にとって重要な意味があります。私もこのベルトにたどり着くまで、生半可な苦労はしていません。苦労して巻いたベルトなので、簡単には渡せない。気合いを入れていきます!