【インタビュー】宮越慶二郎が8・18『K.O CLIMAX 2019』で“ニンジャステップ”を武器に鈴木真治へ勝利宣言!「フルラウンド使って最終ラウンドで倒します」

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 8月18日(日)大田区総合体育館にて開催される『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』で、鈴木真治と対戦する宮越慶二郎のインタビューが行われた。

──取材場所(埼玉県所沢市小手指南 1-1-47 スカイビル 1F)であるこちら「K26 KICKBOXING STUDIO」はどういうジムになりますか?
「僕が代表をやっていて、7 月初めにオープンしたフィットネス専門のキックボクシングスタジオです。主婦の方、仕事帰りのサラリーマンをターゲットにしてプロは一切育てない純粋なフィットネスジムですね。ちなみに“K26”というは僕の名前、慶二郎から取ったものです」

──どんなコンセプトがありますか?
「キックボクシングをやってるということがステータスになるようなものですね。より大人の空間になるような落ち着いたスポットライトして、オシャレにやりたいなと。今までキックボクシングのイメージは、汗くさかったり入りずらかったりするのですが、ここだったらフラッとサロンみたいに来れるようにしたいなと。女性でも一人で来れたりするようなところにしたつもりでして、実際、会員さんには主婦の方が多いですね」

──会員さんが通うことでどう変えたいですか?
「ダイエットだったり、ダイエット以外でも筋肉を付けて日常生活を楽にしたり、筋肉を付けるところは付けて減らすところは減らしていってもらいたいですね。お肌にも汗をかくのはいいことです。あと、ここは所沢で唯一暗闇でボクササイズ出来るので、“楽しくて最高の 1 時間”というのをテーマにやってます」

──本題に入りますが、今回、2017 年 4 月の森井洋介戦、2018 年 2 月の重森陽太に続いて 3 度目の KNOCK OUT 参戦が決まりました。
「まだ KNOCK OUT で勝ったことないので、ここでしっかり勝ちたいという気持ちは強いです。KNOCK OUT のリングということで、気負い過ぎちゃうのか見せなきゃと KO を意識し過ぎてしまった部分もありました。でも今はそう考えるのはあまり意識せず、リラックスしていい感じで出来たので、昨年 12 月のスアレック戦、今年 4 月の勝次戦と REBELS二連戦ではいい感じで臨め、結果的にもいい感じで勝てたので良かったですね」

──以前とは気持ちの面でどう違っていたのでしょう?
「負けてばかりの頃は精神面でダメでしたが、今は気持ちに余裕が出来たというか、精神的にも持ち直していい感じです。ダメな時は、負けられないとか自分を追い込んでいました。今でも思っていますが、そこまで深く考えないでいます。どん底まで落ちた時に開き直るようにして、これからはいい意味で負けてもいいから、みんなが喜んでもらえる試合をしようと考えたら結果が付いてきた感じです。連敗した時に周りからも『気負いせずに勝っても負けてもいい試合をすれば評価してもらえるし、それで良いんじゃない?』と言われてました。今回も気負わないで臨みますし、結果的にもいいのでそれを意識しながらやりますね」

──気持ちを落ち着かせるために特別にやっていることはありますか?
「普段通りのことをすることを心掛けてますね。ルーティンというか、試合の前日だから特別こうするということでもなく、試合当日もいつものご飯といつもの朝散歩など、いつも通りのことをすることを心がけるといいですね。今までは試合前に身体にいい物を食べようとかあったんですけど、緊張しちゃうのでいつも通りでいるというのがスタンス的にいいですね」

──対戦する鈴木選手の印象はどうですか?
「最近の試合映像を見たんですけど、2010 年 12 月に藤原祭りで対戦した時とあまり変わってないなという印象はありましたね。スピードは落ちて、パワーは付いたと思いました。以前の藤原ジムから今のジムに移籍してからは若干ムエタイ色が付いてきたのかなとは思います。鈴木選手はこの 9 年間でどんだけやってきたかはわかりませんが、僕はあれからKUNLUN FIGHT などで海外に行ったりと経験値を積んできたので鈴木選手よりは色々乗り越えてきてますから。次の試合ではその差が出るんじゃないかと思います」

──試合展開はどのようなものをイメージしてますか?
「僕はいつも心がけている通り、5R 勝負ですね。フルラウンド使って最終ラウンドで倒します」

──なぜそう心がけるように?
「スパーンと一撃で倒しても、お客さんはもっと見たかったと思うじゃないですか。5R しっかり見てもらって倒すっていうのが僕の理想なんです。もはや作品ですね。芸人じゃないですけど、1 秒でも長く見てもらいたいという想いがあります」

――KNOCK OUT のリングだけに短期決着を望んでいるファンもいるかと思います。
「僕は尻上がりに調子が上がって行くので 1R 目で倒すことはありません。1R~2R で相手のことを分析して3~5R で実行していくタイプですが、1R から倒せるチャンスがあったら一気にいきます」

──今練習で一番強化してることは何でしょう?
「ステップはいつも通り練習してるんですけど、最近は総合の選手の間合いとか、遠い間合いから攻撃を出す感じがキックボクサーにはないのでそういうことも練習してますね。堀口恭司選手の試合を見て、縦の動きともいいなと思って取り入れてます。僕のニンジャステップは横の動きですが、それプラス縦の動きも加わるのでより一層、3D 的な感じで動けると思います」

──宮越選手のニンジャステップは独特ですが、対戦相手からやりにくかったと言われたことはあります?
「そうですね。スパーをしててもやりにくい、自分が攻撃を出そうとしたら目の前から消えると言ってもらえます」

──町田光選手は居合いパンチが有名ですが、ご自身もニンジャステップをもっと定着させたいと思いますか?
「僕のステップを他の選手が当たり前のように使うようになって欲しいですね。それが理想です。ちなみに今のところ、ニンジャステップをそれっぽくやってる人はいましたが、完全に再現している人はいません。横のステップをなかなかやる人はいないので、もし使う選手がいて僕が戦うことになったら戦いづらいとは思います」

──ステップはどう編み出されたものですか?
「元々、父親が現役時代にそういう動きをしていたので、それから自然に使うようになりました。周りから忍者みたいだな?から始まって、意外にもこういうステップってあまり使われてなかったのでこれを売りにしていこうと思いました。海外受けしそうだなと思い、海外でもよく試合をしていたのですが、思いのほかあまり感触が良くなかったんです……」

──鈴木選手との一戦をクリアーしたら今後考えていることはありますか?
「知名度のある選手とやったり、KNOCK OUT に限らず色んな団体に出させてもらうことが目標です。今、目指してるのは大晦日の RIZIN 出場なのでそこもしっかりアピール出来たらと思ってます」

──ファンにメッセージをお願いします。
「僕の独特のスタイルを見てもらって、今回はキックボクシングの夏フェスじゃないですけど祭典なので一日中いろんな選手を見て楽しんでほしいですね」

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