プロレス団体社長がパワハラ告発した選手を暴行し脳震盪に!「会見すれば全員クビ」と圧力
21日、後楽園ホールにてDDTプロレス『Summer Vacation 2019』が開催。第五試合で行われた『After Wrestle Peter Pan 2019スペシャル6人タッグマッチ~個人情報ってなんだろう?~』でパワハラ問題が噴出した。
この試合の発端は、15日に開催された大田区総合体育館大会の『初代O-40王者決定戦~ウェポンランブル』にて、スーパー・ササダンゴ・マシンへのウェポンとしてササダンゴの携帯番号を暴露しようとしたところ、ガンバレ☆プロレスのレスラーでありDDT映像班でもある今成夢人が「社長のパワハラにもう加担できない」とこれを拒否し、逆に高木三四郎の携帯番号を公開。この結果三四郎の携帯には連日連夜連絡がやまず、業務を大きく妨害することとなった。
事態を重く見たササダンゴたちは深く反省し、自分たちの言葉で謝罪会見を行おうとしたが、会社からは「DDT的には謝罪会見をやるのは構わない。その日時日程はこちらで決めさせてほしい」との連絡はあったもののその後日程は決まらず。ついには今成がDDT事務所に呼び出され「引退会見を開くか契約解除されるか3人まとめて試合でボコボコにされるかの3つから選べ。もし謝罪会見するなら全員クビだ」と通告される。
各選手にDDTに対する不信感が芽生えていたところ、三四郎社長は定例記者会見で今成に暴行を加え、机やリングに今成の頭を強打。翌日の試合で今成は脳震盪を起こし、この日の試合も欠場となってしまった。
さらに、この日の対戦カードが“DDT絶対エース”HARASHIMA&“総合格闘技王者”青木真也&“O-40王者”高木三四郎であることに対し、“金型屋”スーパー・ササダンゴ・マシン&“元郵便局員”鈴木秀樹&“飲食店店員”大家健と圧倒的に実力差があること事態パワハラだと指摘。
組織を変えるために勇気を出して立ち上がった今成のために、負けるわけにはいかない試合となった。
鈴木と三四郎は激しい攻防をおこない、今成の上司にあたる大家がかわるとエルボー連打。しかし三四郎は強烈なドロップキックで大家を迎撃する。
HARASHIMAと青木が出てきてミドルキックを連打するが、大家は二人まとめて炎のスピアーで迎撃し、三四郎のドラゴンリングインをスタナーで迎撃すると最後は炎のスピアーで3カウントを奪った。
勝利した大家は「高木三四郎!テメーは前俺の上司だったかもしれねーけどな、俺と同じ土俵に上がってもらうぞ。その膝にあるO-40のベルト、俺は今42歳だ!挑戦する権利は確実にあるよなオイ!テメーが何言おうと俺は大家健の旗を死ぬまで振り続ける!5年前ぐらいまではあいつにタンパク質40gって言われて30歳すぎてもおつかいさせられてたんだ。十分パワハラされてきました!立ち上がるなら今だ!俺だってガンバレ☆プロレスの代表やってんだ!俺は自分に誇りを持って、そして今まで頭が上がらなかった高木三四郎、テメーに絶対勝つ!」と挑戦表明。
三四郎は「受けてやるよテメーの挑戦、42歳対49歳のタイトルマッチやってやるぞ!」と応え、9月1日の大阪エディオンアリーナ大会でのタイトルマッチを決定した。