【試合詳細】6・22 アイスリボン道場マッチ 【トライアングルリボン】雪妃真矢vs藤本つかさvsテキーラ沙弥 安納サオリ&尾崎妹加vs星いぶき&ジュリア
『アイスリボン966』
日程:2019年6月22日(土)
開始:14:00
会場:埼玉県・ アイスリボン道場
観衆:99人
▼シングルマッチ 10分1本勝負
○宮城もち
6分38秒 リバーススプラッシュ→片エビ固め
●バニー及川
▼タッグマッチ 15分1本勝負
○安納サオリ(Beginning)/尾崎妹加(フリー)
9分35秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
●星いぶき/ジュリア
▼ 6人タッグマッチ 20分1本勝負
世羅りさ/○つくし/鈴季すず
15分29秒 ダイビングフットスタンプ→体固め
松本都/藤田あかね/●トトロさつき
▼トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
●雪妃真矢
10分5秒 ツカドーラ
○藤本つかさ
※もう1人はテキーラ沙弥
※第30代王者2度目の防衛戦に失敗。藤本つかさが第31代王者となる。
※選手の強い要望により選手権試合に変更
雪妃がアイス三冠王陥落!藤本がトライアングル王座を奪還!安納がジュリアをAWG王座の挑戦者に逆指名!仙台で破壊した壁の修理代30万円の募金を開始!
第1試合
3週間ぶりの道場マッチはもちvsバニーのシングル初対決でスタート。バニーにとってはデビュー後初のシングルマッチでもあり、開始早々、もちをロープに詰めエルボー連打を打ち込んでいくなど、気合十分のファイトを見せたが、先週の6月15日仙台凱旋を経て、終始、アゲアゲのもちはアルゼンチンバックブリーカー、うすDON、フェースクラッシャーとつなぎ、最後はコーナーでのリバーススプラッシュでバニーを圧殺した。
座談会でも満面の笑みで幸せ感をアピールするもちだが、ここで藤本がマイクを持ち仙台大会でハードコアマッチを行った3人(くるみを除く)をリング中央へ並べると「楽しいことだらけだった仙台大会で、ひとつ残念なお知らせがあります。場外乱闘で壁に穴を空けた人がいます。手を挙げて!」と言うとあかねがもちの手を挙げる。
「この人(=あかね)が(壁に)飛ばしたんですよ!」と言うもちに「突っ込んだのが悪くない?」と返すあかね。
それを聞いて「あの壁の穴の形はもちの頭だったのか…。」と理解した藤本は「はっきりいいます。請求書が来ました。何万円?何万円じゃねえよ!30万円だよ!」と衝撃発言!悲鳴を上げる選手たち。「仙台リボン、とてもハッピーな空間で終わりました。その後、私と佐藤社長はどんより。あまりにも楽しそうだったので、あえて言ってやろうかと思って。」と藤本。「私たちの給料では払えません…。」と落ち込むもち。その場であかねと2人で土下座すると、「私たち2人では払えないので、優しい方、少しずつ恵んでいただければ…。」と募金を行うこととした。
第2試合
アクトレスガールズのシングル王者である安納がアイス道場マッチ参戦を希望。妹加とのアクトレスガールズ初期メンタッグが実現した。序盤からサンドイッチ低空ドロップキックを決めるなど、息の合った連係をみせる2人に対して、ジュリア、いぶきも意地をみせる。いぶきが強烈エルボーで安納をぶっ倒し、ジュリアもビックブーツを仕掛けていく。終盤ではあえて安納に的を絞り猛攻を仕掛けていったジュリアといぶきだが、これをしのいだ安納は、いぶきを捉えると、妹加のラリアットのアシストを受けてのフィッシャーマン、そして最後はジャーマン・スープレックス・ホールドでいぶきを沈めた。
試合後、いぶきは「仙台で母親のハム子に負けて、つっかさんとディズニーに行くことができませんでした。でも仙台でつっかさんと山下さんの試合を見て、すごく感動しました。あのつっかさんがやられてやられてやられて、でも最後、勝利した姿を見て、すごく感動したんです。自分も山下さんと試合がしたいです!自分もやられてやられてやられて、最後、勝って、つっかさんと今度こそディズニーに行く!どうでしょう、つっかさん!」と藤本とのディズニーデートをあきらめない姿勢をみせた。これを藤本が了承。6月30日SKIPシティ大会で山下vsいぶきのシングルマッチが決定した。
また、ジュリアが「安納さんとの対戦はけっこう珍しくて、ガンガン蹴られたりすると、すごい興奮するんですよね。やっててむかつくし、楽しいし、また対戦する機会があったらなと思います。」と語ると、安納が「私は人を振り回す女みたいで、どうせならとことん振り回してやろうと思って、今日、うちの代表とアイスリボンさんの代表にわがまま言って、この場を設けてもらったんですよ。私の目に狂いはなかったなって思いますね。このベルト、7月21日の大阪エディオンアリーナでタイトルマッチをしたいと思っていて、その対戦相手、決めました。その対戦相手は…藤本さん…は知ってますよね。ジュリア、どう?このベルト賭けて戦ってみない?私、あんたのその生意気な感じとか、キラキラしている感じ、好き。このベルト、キラキラ輝かせるの、協力してくれませんか?」とジュリアを自身が持つシングル王座の挑戦者に逆指名した。「いいっすよ。」とあっさり答えたジュリアは「そのベルト、キラキラどころか、ギラギラにするんで、私を選んだこと、後悔させてあげますね。」とニヤリ。さらに「なんなら前哨戦やりませんか?」としたジュリアだが、2人のスケジュールが合わず、そこは棚上げになったが、アクトレスガールズにとっては大阪では初のビックマッチとなる大阪大会のメインで行われる安納のシングル王座防衛戦にジュリアが挑戦者として乗り込むことが決定した。
第3試合
6月30日SKIPシティ大会で行われる絆トーナメント決勝戦の前哨戦。あかねのパートナーである朝陽が欠けていることもあり、世羅&すずは試合前からつくしと3人でポーズを決めるなど、息の合ったところをアピールすると、試合においてもタッチワークでつなぎ、試合を優位に進めていく。一方のあかねもトトロとのパワー連係で反撃に出るも、最後はトトロが捕まり、つくしのミサイルキック、すずをおぶった世羅のコーナーからのダブルニー、そしてつくしのダイビングフットスタンプにカウント3を奪われた。
試合に敗れたあかねは仙台大会での30万円の請求の件を引きずりつつ「すずとは今まで組んだことも戦ったこともなく初めての対戦だったんですけど(すずに)ジャーマンで投げられんかったね。決勝戦でも絶対に投げさせないんで。それまでに体重増やそうかな…絶対に投げられずに、朝陽に勝たせることも考えたんですけど、自分も勝ちたいっていう気持ちもあるんで、どっちが勝つかは置いておいて、オレンジサンライズが優勝するように頑張りたい。」と語ると、二輪走のリーダーである世羅は「(すずに)あいつ、体重増やすって言っているけど、ジャーマン投げてやろうよ、2人の力で。なんかすずとは組むことが多くて、二輪走を組む前からけっこう組んでいたんですけど、そのおかげか絆はできてまして、そっちは今日は朝陽いないし、朝陽に任せずに私が頑張る?それじゃ絆トーナメントじゃないじゃん。こっちは絆できているし。ってことで絆トーナメントってことでは絶対に二輪走が勝ったほうがいいと思うので、皆様、応援よろしくお願いします。」と返した。
第4試合
SKIPシティ大会でのICE×∞戦=雪妃vs沙弥の前哨戦でもあったトライアングル戦は、オープニングの入場式で沙弥がトライアングルリボン王座戦をアピール。藤本に異存はなく、王者の雪妃も「そのつもりで来た。」とこれを了承。急遽、タイトル戦として行われることになった。
序盤は沙弥に対して藤本と雪妃がサッカーキックで競い合い、さらに雪妃と沙弥が藤本を交互にボディスラムで何度も叩きつけて競い合うと、今度は雪妃がロープに固定され藤本、沙弥のチョップを交互に浴びるなど、2対1の攻防が続いたが、徐々に試合はヒートアップ。1対1の攻防から攻守、顔合わせがめまぐるしく変わる展開となり、終盤、藤本にコーナーからのクロスボディをかわされた沙弥を雪妃がウィール・ウィンドに決める。これをカットした藤本が雪妃、沙弥をまとめてカサドーラに決めるが、カウントは2。藤本が忍者蹴りドロップキックを2人にヒットさせ、沙弥を蹴散らすと、雪妃にインフィニティを決めるがギリギリカウント2。ビーナスシュートをしようとする藤本を今度は沙弥が捉えると、そのまま抱え上げ、パワーボムで叩きつけるが、これは雪妃がなんとかカットするが三者ダウン。その後、沙弥を蹴散らした雪妃はダメージの残る藤本をタイガードライバーで投げ落とすが、そのタイミングで藤本がウラカン・ラナへ。これを反転してエビ固めに決めた雪妃。これをカウント2でキックアウトした藤本は直後、雪妃に正面からからみついての電光石火のツカドーラ。これがフィニッシュとなり、藤本が1年4か月ぶりのトライアングル王座奪回を果たした。
試合後、ショックを隠し切れない雪妃は「調子に乗りすぎた~!…思ってないんですよね。今日ベルト落として、私は文体に向けてベルトを3本巻いたまんまジャラジャラの状態で、文体のメインに立つつもりでいたので、その夢が壊れてしまいました。だけど、それでも私はまだ2本ベルトを巻いていて、6月30日はこの青い方のベルト、シングルのベルトの防衛戦がテキーラ沙弥と決まっています。今日勝ちも負けもしなかった、その他の1人だったテキーラ沙弥さん、絶対にシングルのベルトは守って文体に向けて気合を入れ直そうと思います。」と気持ちを切り換えて、次の防衛戦に臨もうとするが、その発言に対し沙弥は
「ユキさんの調子に乗りすぎたっていうのは、思ってないって言ってたけど、たぶん本心だと思います。ちょっと傷がついたんじゃないかなと、心に。今日はベルトを獲れなかったのはすごい悔しいですけど、でも藤本さんがユキさんからベルトを剥がしたことによって、調子に乗ったユキさんの、完璧な心が少し傷がついたと思います。私はそこを狙って6月30日、ユキさんから青いベルトを剥がします。そして青いベルトを獲ったら、皆様にお伝えしたいことがあります。」と語った。
最後に新王者となった藤本は「その場でタイトルマッチい変更になって、タイトルが移動って、私、初めて見ました。いや~…(ベルトを触りながら)しっくりきますね。やっぱここにあると落ち着きます。ユキ、4本か。とても似合ってました。ベルト、似合ってて、成長したなと思いました。なので次は、1本ずつ剥がしていって、丸腰になったユキが這い上がる姿っていうのもまた見ていたい。今日がまずその第一歩なんでしょうね。下半期のテーマは、また藤本か~にしたいと思います。」と、自信ありげに語った。