【試合詳細】5・3 東京女子プロレス後楽園ホール大会 【TOKYO POP】山下実優vs中島翔子 【プリンセスタッグ】坂崎ユカ&瑞希vs万喜なつみ&乃蒼ヒカリ アジャ・コングvs伊藤麻希 天満のどか&愛野ユキvsYUM&舞海魅星
『YES! WONDERLAND 2019~チャンスはそこにある~』
日程:2019年5月3日(金・祝)
開始:11:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1110人(超満員)
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
○まなせゆうな(フリー)/白川未奈(BBJ)/うなぎひまわり
9分30秒 鈴木ダイナミック→片エビ固め
猫はるな/●原宿ぽむ/桐生真弥
▼舞海魅星デビュー戦 タッグマッチ 30分1本勝負
[爆れつシスターズ]○天満のどか/愛野ユキ
9分58秒 キルスイッチ→片エビ固め
YUMI/●舞海魅星
▼シングルマッチ 30分1本勝負
●上福ゆき
6分44秒 レイネラ・スプラッシュ→エビ固め
○サンダー・ロサ
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○才木玲佳(WRESTLE-1)/小橋マリカ
10分2秒 ジャックハマー→片エビ固め
里歩(我闘雲舞)/●らく
▼スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○アジャ・コング(OZアカデミー)
10分47秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め
●伊藤麻希(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
[NEO美威獅鬼軍]沙希様/○操
11分47秒 ヴァニタス→片エビ固め
辰巳リカ/●渡辺未詩
▼TOKYOプリンセスタッグ選手権試合 30分1本勝負
【王者組/マジカルシュガーラビッツ】○坂崎ユカ/瑞希(フリー)
13分11秒 マジカル魔法少女スプラッシュ→片エビ固め
【ぱんでみっくBoo-Boo】万喜なつみ(フリー)/●乃蒼ヒカリ
※第4代王者組が6度目の防衛に成功
▼メインイベント TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
【王者】●山下実優
17分57秒 ロコモーション式ノーザンライト・スープレックス・ホールド
【挑戦者】○中島翔子
※山下が11度目の防衛に失敗、中島が第6代王者となる。
中島が山下のV11を阻止しTOKYO POP初戴冠!マジラビが6度目のタッグ王座防衛!伊藤が80万円かけた整形を激白!初代タイガーの秘蔵っ子・舞海魅星がデビュー!
オープニング
伊藤麻希が所属するガールズエンターテイメントユニット『トキヲイキル』と、ぴぴぴぴぴなのが引退し3人になった『アップアップガールズ(プロレス)』がライブを行い会場を盛り上げた。
第1試合
先発は白川と桐生。ロックアップからリストの取り合いとなりグラウンドの攻防。両者距離を取りタッチ。
ぽむとひまわりとなり、ロックアップからリストの取り合い。ぽむがヘッドシザースで捕らえるがひまわりは倒立してこれを抜けるとポーズを決める。拍手するぽむにガットショットも、ぽむはロープに振るがひまわりは走り込んできたぽむを避けてロープにもたれさせるとフットスタンプ連発。エプロンにまなせとぽむが出て胸で顔面をサンドイッチすると、白川がドロップキックを叩き込みポーズを決める。ぽむははるなにタッチ。
ひまわりははるなを挑発してからガットショットで倒しストンピング連打。ロープに振ってバックエルボーからギロチンドロップ。フォールも2。
はるなはエルボー連打。ひまわりがロープに振ってボディスラムで叩きつけると白川にタッチ。
白川はエルボーからカニバサミで倒しロメロスペシャル。これを離すと低空ドロップキックで倒しフォールも2。
エルボーの打ち合いからはるながココナッツクラッシュ。さらにロープに飛んでネックブリーカードロップで倒し桐生にタッチ。
桐生はコーナーに振って串刺しエルボーから首投げで倒しフォールも2。
白川はロープに飛んでフライングクロスチョップで倒すとまなせにタッチ。
まなせはショルダータックルで倒し、サッカーボールキックからケンカキック。コーナーに叩きつけると顔面を踏みつける。
まなせはボディスラムからフォールも2。
桐生はエルボー連打もまなせは強烈なエルボー。桐生は再度エルボー連打も、まなせはエルボーで吹っ飛ばす。
桐生はロープに走りジャンピングエルボーで倒すとぽむにタッチ。
ぽむはヘッドシザースホイップからコーナーですね蹴り連発。さらにランニングすね蹴りからフォールも2。
まなせはガットショットもぽむがロープに振って桐生がエプロンから羽交い締めにすると、はるながコードブレイカーから桐生がランニングエルボー。さらにぽむが駆け上がり式ギロチンドロップを後頭部に落としフォールも白川がカット。
ぽむはフェイスバスターから走り込むが、ひまわりがカットしまなせの胸に押し込むと、サンドイッチ式の昇天。さらにサンドイッチ式のオパイェを叩き込み、最後は鈴木ダイナミックで3カウント。
第2試合
“初代タイガーマスク”佐山サトルが、魅星に激励賞として花束贈呈。
先発は魅星とユキ。ロックアップからリストの取り合い。ユキがヘッドロックで捕らえグラウンドに持ち込むも、魅星はヘッドシザースで抜けて距離を取る。両者タッチ。
手4つで届かないのどかがグラウンドに持ち込むも、YUMIはこれを抜けてロックアップへ。のどかがヘッドロックで絞り上げると、YUMIは足の甲を踏みつけて逃れロープに飛ぶが、のどかはショルダータックルで迎撃。
YUMIがロープに振ってビッグブーツを叩き込み魅星にタッチ。
のどかは魅星をコーナーに振ってエルボーからユキにタッチ。
ユキとのどかはダブルのショルダータックルからフォールも2。
ユキはコーナーに叩きつけてガットショットからコーナーに叩きつけてのどかにタッチ。
のどかはエルボーから首投げで倒しフォールも2。
のどかは首4の字も魅星はロープへ足を伸ばしブレイク。のどかはユキにタッチ。
ユキはコーナーに叩きつけて串刺しバックエルボーからフットスタンプ。魅星は立ち上がるとエルボーも、ユキはガットショットからボディスラムで叩きつける。
魅星はロープに振ってカウンターのボディスラムで叩きつけるとYUMIにタッチ。
YUMIはドロップキック連発からコーナーに振って串刺しバックエルボー。フォールも2。
YUMIは投げようとするが耐えたユキがショルダータックルで倒しセントーンを投下。ユキはブルドッキングヘッドロックからコーナーに登りセカンドロープからのダイビングショルダーアタック。フォールも2。
ユキは投げようとするが、YUMIがリバースして魅星にタッチ。ユキものどかにタッチ。
ショルダータックルのぶつかり合いから魅星がロープに飛んでショルダータックル。さらに串刺しラリアットからフォールも2。
魅星はバックドロップを狙うが、のどかが耐えてヘッドロックから首投げで倒しケンカキック。フォールも2。
のどかは羽折り固めも、魅星は弾き飛ばしてコーナーに叩きつけると串刺し攻撃を狙うが、のどかが足を伸ばしてカットしユキが前方回転エビ固め。さらにのどかがユキを踏み台にしてのクロスボディアタックからフォールも2。
エルボーの打ち合いからのどかがガットショット。魅星がロープに振ってドロップキックからバックドロップ。フォールもユキがカット。
ユキがYUMIを俵投げも、魅星がユキにショルダータックルからのどかにラリアット。さらにロープに飛ぶが、のどかはカウンターのフロントスープレックスからキル・スイッチで叩きつけて3カウント。
<試合後コメント>
舞海魅星
「今日はほんとに皆さんありがとうございました。試合は負けてしまったので、色々改善点が見つかったので、これからそこを直して絶対ベルトを負けるようにこれから頑張っていきます。今日の試合は、悔しくないです!なので、次、闘うときは絶対勝ちます!」
――佐山先生が見ている前での試合でしたが、心境は
「やっぱり素晴らしい方で、自分の目標のひとりでもあるので、その佐山さんに見ていただけたのはとても嬉しいですけど、今日のような試合はまだまだ全然ダメなので、次自分が試合を見て頂く機会があれば、最後は笑顔で勝っているところと見ていただければと思います」
――東京女子の中で今後はどういうレスラーになっていきたい?
「自分は結構他の人よりもパワーに自信があるので、そこを生かして強さの象徴となれればいいかなと思います」
――「悔しくない」とのことでしたが、その涙は嬉し涙なのでしょうか、安心から来るものでしょうか
「悔しく……ないです……。悔しくないです。ハイ。今後自分の戦いを見ていただければ、この涙の意味もわかっていただけると思います」
――必殺技のラリアットについて
「力を見せて……ハイ」
――技の名前とかは
「まだ……」
第3試合
ロサと上福がセクシーなリストの取り合いから足の取り合いを続け、ロサがロープを掴みブレイクになると、上福がストンピングからリングでウォーキング。ロサもセクシーにアピールすると、上福のラリアットを巻き込んで首投げで倒すとロサが自らの股間に上福の顔面を押し付けてフォールも2。
ロサはコーナーに叩きつけてヒッププレス連発から、ショルダーアタック連発。
ロサは強烈なチョップも、上福は切り替えしてコーナーに押し込むとサミング。さらに走り込むがロサはカニバサミで倒しロープにもたれさせると後頭部に股間を叩きつける。フォールも2。
ロサは髪をねじあげていくが、上福はチョップからドロップキック。さらに串刺し攻撃を狙うが、ロサはバックエルボーで迎撃し、足を伸ばして蹴り飛ばすとコーナーに上る。だが髪服はドロップキックでリングに落とすと、ヘッドシザースホイップからフォールも2。
上福はケンカキックも、避けたロサがラリアットからランニングバックエルボー。ロサは低空ドロップキックからフォールも2。
ロサはレイネーラ・スプラッシュを狙うも上福が丸め込むが2。
上福はケンカキックから後頭部に足をかけてのギロチンドロップ。フォールも2。
上福は投げようとするが、耐えたロサがレイネーラ・スプラッシュで叩きつけて3カウント。
第4試合
先発は里歩とマリカ。リストの取り合いから里歩がコーナーに振るが、マリカは飛び越えてアームホイップから走りこむが、お互い足の刈りあいから里歩が低空ドロップキック。里歩はらくにタッチ。
らくは里歩の手を引いておやすみエクスプレス。フォールも2。
マリカはボディスラムからコーナーに振って串刺しドロップキック。さらにマシンガンチョップからファイナルカット式の空手チョップ。フォールも2。マリカは才木にタッチ。
才木とマリカはダブルのバカチンガ―エルボーからフォールも2。
才木は首投げからサッカーボールキック。フォールも2。
才木はコーナーに叩きつけてマリカにタッチ。
マリカは首投げからギロチンドロップ連発。フォールも2。
マリカは逆エビ固めもらくはロープを掴みブレイク。
マリカはダイビング空手チョップからフォールしようとするがらくが首固めも2。
らくはロープに振ってバックエルボーから里歩にタッチ。
里歩はジャンピングニー。マリカがロープに振るが、里歩が避けてカニバサミで倒し619。里歩はコーナーに登りダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
里歩はエルボーもガードしたマリカがエルボーからデスバレーボム。さらにギロチンドロップも避けた里歩がカニバサミクラッチも2。
里歩が走り込むがマリカはドロップキックで迎撃し才木にタッチ。
才木がショルダータックルで倒し、ローキック連打からハイキックも避けた里歩がガットショットから投げようとするも、耐えた才木がロープに振ろうとするがらくがエプロンから里歩を抑えて動きを止める。
里歩が丸め込もうとするが、耐えた才木にらくが空手チョップ。里歩が丸め込むが2。
里歩はロープに飛んで走り込むが、才木はドロップキックで迎撃。
才木がロープに飛ぶが、里歩はカサドーラから足へのドロップキック。里歩はらくにタッチ。
らくは空手チョップも、才木はロープに振るがらくはランニングチョップで倒しスリーパー。才木はそのまま担ぎ上げるも、らくは絞り上げていく。だが才木は首投げで逃れるとサッカーボールキックからアルゼンチンも里歩がカット。
マリカが里歩を羽交い締めにし才木がエルボーからマリカが前方回転エビ固め。さらに才木がランニングニーで迎撃し、らくにバックドロップからフォールも2。
才木はコーナーに振って串刺し攻撃も、らくは避けて里歩が串刺しニー。らくが串刺しチョップから河津落としで叩きつけてフォールも2。
らくはコーナーに登りダイビング空手チョップからフォールもマリカがカット。
マリカは走り込むが里歩はジャンピングニーで迎撃し、コーナーに登るが才木がラリアットで迎撃しアルゼンチン。暴れて逃れたらくが走りこむが、才木はラリアットで迎撃しシャイニングウィザード。さらにショートレンジラリアットからフォールも2。
才木はジャックハマーで叩きつけて3カウント。
第5試合
伊藤が握手を要求し近づいていくが、拒否するアジャに伊藤は「常識知らず!」と叫んで挑発。アジャは髪を掴んでいくとコーナーに叩きつけるが、伊藤が自らコーナーに頭を連打すると、アジャの顔面もコーナーに叩きつけてナックルパートを狙うが、アジャは無視してリング中央に戻ると、伊藤はエルボー連打。アジャはそのまま前に歩いてコーナーに押し込むと、強烈な逆水平チョップ。
アジャは再度チョップからロープに振ってボディアタック。アジャはストンピングから背中に乗っていき、フットスタンプから蹴りつけていく。さらに後頭部をはたいて挑発していくと、伊藤はエルボーを打ちながら立ち上がりエルボー連打。アジャは容赦ないビンタで叩き伏せ、ボディスラムからエルボードロップ。フォールも1で髪を掴んで引き起こす。
アジャはフェイスロックから羽折り固め。伊藤はロープに足を伸ばそうとするが、アジャは胴締め式に移行。伊藤はなんとかロープを掴みブレイク。
アジャは尻を蹴り飛ばし、サッカーボールキックから踏みつけフォールも2。
アジャはコーナーに振って串刺し攻撃も、伊藤は避けて串刺しバックエルボー。さらにコーナーに登りナックルパート。アジャは突き飛ばしてリングに落とすと、ボディを蹴り上げて場外に蹴落とす。場外乱闘でアジャはイス攻撃からリングに戻り、一斗缶を持ち出すと伊藤の頭頂部を強打。伊藤は立ち上がると自らもう一発を要求し、アジャは容赦ない一斗缶攻撃。伊藤は立ち上がるが、三度目の一斗缶攻撃で動かなくなる。
アジャは髪を掴んで引き起こすと、ヘッドバッドも伊藤がヘッドバッドで返しDDT。伊藤はコーナーに登りビッグヘッドを投下しフォールも1。
伊藤はスリーパーもアジャはそのまま立ち上がり、後ろに倒れて圧殺。
アジャはショートレンジラリアットから踏みつけフォールも2。
伊藤は髪を掴んだアジャに中指を立て、アジャはこれを見てビンタから垂直落下式ブレーンバスター。これで3カウント。
伊藤「(泣きながら)おぉぉぉぉ、うぉぉぉ!この負けはただの伏線なんだ!絶対回収するんで、伊藤は絶対令和を引っ張るレスラーになるからそれでも伊藤は絶対負けないからァァァァ!・・・もうちょっとほしい?あのね、あの、人生って、ハードだなって思った。なんでかっていうと、あのね伊藤ね、小顔整形したの。そうなの、80万かけて、だけど、全然みんなわかってくれないし、アジャコングよりも、顔がでかいなんて思ってなかった。こんなに借金まみれだけど、でも、伊藤、幸せになる。私は、絶対令和を引っ張るレスラーになる、いくら借金があろうと伊藤は絶対に生きる。絶対令和を引っ張るレスラーになるからお前らもGWあけて電車に飛び込むんじゃねーぞ。おい、簡単に死ぬなよ。死にたくなったら、80万の借金がある伊藤見に来い!世界一可愛いのは!(伊藤ちゃーん!)」
<試合後コメント>
アジャ・コング
――伊藤選手と戦ってみていかがでしたか
「気合と根性だけは認めますけど、それ以外は、ねぇ?どうにもこうにもでしょ。ただ、最後にあんなに大騒ぎできるんだったら、もうちょっとなんとかしろよ、試合中によぉ。まだまだ、こっちの甘さが出たかな。あんだけしゃべくりまくれるだけの余力が残っちゃったわけでしょ?まあまあ、もうちょっとコテンパンに潰しても良かったんだけど、そこまでのもんでもねぇかなと。どんなもんかわかんないもん。初めてだからさ。ヤツの試合も見たことなきゃ、ちょいちょい絡んでくるくらいで実際に試合見たことねぇし、なんだろうね。中途半端な感じで面白おかしくやってる人なのかなぁとしか思ってなかったからさ。そこの部分に関してはね、違うねって。本気で彼女なりにやってはいるんだなってのはわかったから。その部分に関してはね。片手間で中途半端にやってるわけではなく、ガッツリプロレスの世界を堪能すべくいるんだなと思ったし。まあ、アプローチの仕方はこの世の中なんで千差万別色々あるわけなんで、いいと思いますよ。アレが彼女のアプローチ方法でいいと思うけど、ただ、アプローチの仕方はいいと思うけど、あの状況下でリングで私に向かってきたって当然勝てるわきゃねーよなと。もし次、まあやるこたねーとは思うけど、万が一やることがあるとすれば、次は勝つ気のあるところを見せてください。やるかやられるかって感じじゃないと面白くないんだよね。そうじゃない試合であれば、楽しい試合ですよっていうテーマの試合であれば、それはそれでいいけど、ケンカ売ってきたアレもどこまで本気何かなと思ったけど、まあ彼女なりの本気だったんだろうけど、本気度合いがね、面白おかしくヤンのかと思ったら、あまりにも茶化しすぎてるから。ナメんなよという気持ちにね……。令和の時代になってもまだまだ大人になりきれないですね、私はね。だからね、ああいうことされるとイラッと来るんで。まあだから、イラつかせることについては天才的だと思うよ。ただイラつかせたら終わりだよねって。イラつかせた時点で終わってっからって話だからさ。そっからどうしていくかを今後を見せてくださいよと。いろんなことやりながら。まあ小顔整形したところで私の顔の小ささにはかなわないからね。これ、なんにもしてないですからね。自前ですからね。顔の大きさで言えば私のほうが断然アイドル級ですからね。まあテレビ業界で生きてる長さで言っても、アイドルとしてはこっちのほうが上だしね、すべての意味で(笑)ヤツに負ける要素は一個もないよって。ただ、やっぱりアイドル業界からプロレス業界に来ると、最初は中途半端だったり、イヤイヤだったりしたのかも知れないけど、今はドップリ、プロレスラーになって、この業界で生きてくんだ、食ってくんだ、やってくんだって、そのハングリーさは他には無いものなのかなと。そこだけ、ちょっとだけ、ちょっとだけね、1mmもないかなぁ、そのくらいは感じたっていう。それをね、ホントに、それをここ(心)に伴うだけのね、普通の人ってさ、技術はあるけどここが伴わない。ここはすげぇあんだと思うけど、技術がなってねぇから、そこどうにかしたほうがいい。そうしないとその内ぶっ壊されんぞって。次もあのまま来るんだったら次はぶっ壊すぞって。でもまだまだ優しかったよ、私は。まあ令和の時代になりましたけど、平成の30年を駆け抜けて、令和の時代もまだまだプロレスを続けて行こうとは思っているので、まあそこには色んな人達が現れてくるだろうと思うので、まあ一つ自分の中でいい経験にはなったなと思いますけど……まあ、当分いいかな(笑)」
伊藤麻希
「もうねぇ、うーん……里村明衣子と同じくらい悔しかった。でもね、今日までずっと伊藤ワクワクしてて、伊藤ホントに令和になったということで、平成を引っ張ってきたレスラーたちはそろそろ引退するだろうからこれからは伊藤たちが引っ張るって意味で、令和を引っ張るレスラーになるって伊藤は令和が終わるまでずっといい続けます。負けたけどね。負けたけど、絶対伏線は回収するんで」
――試合後には整形して80万円の借金があると告白が有りましたが、それなりの覚悟があったということでしょうか
「世界一可愛い身として、今の可愛さにまだ納得してなくて。もっと可愛くなりたいなと思ってるから、これ見てる整形の病院とかあったら、モニターでも何でもするから、伊藤に声かけてきたら全部実験台になるから。伊藤もっときれいになりたい。あ、次、鼻入れたいんだよ、鼻。鼻めっちゃ低いから鼻も入れて、目を二重にしたい。うん。それかな。うん。あと肌とかも綺麗にしたいかな。なんかそのへんでいいの有りましたら是非お声がけください」
――今回はどこを整形したのでしょう
「今回は、フェイスラインをちょっときれいにして、エラの筋肉がすごい発達してたから、エラの筋肉を弱める手術と、あとここ(アゴ下)の脂肪を、ダイエットしても絶対取れないんですよここの脂肪って。ここの脂肪をメチャメチャ取りました。これに多分70万くらいかかってるんですよね。エラに10万くらいです。でも伊藤もっとかわいくなるから。頑張るから」
――事務所の方はそれを知っているんですか
「あぁ、言ってない。言ってなかったぁ。てか多分、今日の試合で事務所の人全員知ると思う。ごめん。でもやっちゃったものは仕方ないから。脂肪はもう無いから。ドンマイ。もう顔デカいアイドルとかで売らねーから伊藤。まだデカいけど。……ねぇ、ヤバくない?80万かけて顔デカいってヤバくない?!アジャの方がちっちゃかったんだぜ?!ホントこの人生はもう、なんかもうちょっと……もう……もう……伊藤一回死んでやり直したいんだけどでも、うーん、頑張る。生きる。だからみんな頑張ろーね」
第6試合
リカ「後楽園ホールにお集まりの大きいちびっこたちこんにちはー!改めまして私達」
未詩「アップアップガールズ(プロレス)の渡辺未詩と」
リカ「ホワイトドラゴン、辰巳リカのおでましただー!さっそくですが例のものを(未詩がハイパーミサヲのポスターを取り出す)こちらはですね、ここにいる長い黒髪のこの人の本来の姿になっております。このヒーローマスクとふろしきマントを身にまとって東京女子の愛と平和を守るニューヒーローとしてやってました。そうだよね?なぜ今、そんな格好して沙希様のもとにいるんだよ。早く正気に戻って、元に戻ってよ。ハイパーミサヲはしょうもなくなんかないし、早く目をさまして!お前はハイパーミサヲだろうが!」
NEO美威獅鬼軍が急襲し試合開始。
操が未詩を踏みつけながらポスターを破り捨てる。操はチョーク攻撃からロープに振ろうとするが、耐えた未詩にガットショット。未詩が逆にロープに振ってショルダータックルで倒すと、リカとともにロープに振ってダブルのハンマーブロー。さらにダブルのエルボードロップからフォールも2。
未詩はエルボー連打からロープに飛ぶが、沙希様がエプロンから蹴りつけると操が踏みつけフェイスバスター。操は沙希様にタッチ。
沙希様は蹴り飛ばして倒すとパラダイスロックから未詩の上に座り、立ち上がると尻へのサッカーボールキックからフォールも2。
沙希様は薔薇攻撃を狙うが、リカはカットしてこれを奪うと、レフェリーがリカに注意。操が薔薇を拾って沙希様に手渡すと、沙希様は顔面に薔薇攻撃から操にタッチ。
操はリストロックから変形腕ひしぎ。さらにフットスタンプからフォールも2。
操は沙希様にタッチ。
沙希様は首投げからサッカーボールキック。フォールも2。
沙希様と操はロープに振っていくが、未詩は操を避けて沙希様にショルダータックル。だが操がフットスタンプから首投げで倒しニードロップ。避けた未詩に沙希様がストンピングからミドルキックを叩き込んでフォールも2。
沙希様は膝蹴りからコーナーに振って串刺し攻撃も、避けた未詩が串刺しボディスプラッシュからロープに飛んでショルダータックル。未詩はリカにタッチ。
リカはヒップアタックから再度ヒップアタックを狙うも、避けた沙希様がハイキックも、避けたリカがアトミックドロップをヒップアタックで迎撃。さらにリカはダイビングヒップアタックからフォールも2。
沙希様は腕ひしぎから三角絞めも、リカはそのまま潰してフォールも2。
リカは低空ドロップキックからドラゴンスクリューを狙うが、沙希様がエルボー連打。リカは耐えきりドラゴンスクリューで投げ捨てる。
立ち上がった沙希様がコンビネーションエルボーからミドルキックも、リカがヒップアタックを叩き込むが沙希様はランニングエルボー。両者タッチ。
操がビンタも未詩がエルボー連打。操はロープに振るが未詩がショルダータックルで倒し、カナディアンバックブリーカーからフォールも2。
操には膝蹴りからヴァニタスの体勢も、未詩は逃れてチョップからリカにタッチ。
リカは串刺し攻撃を狙うが、操が足を伸ばすとその足をロープにかけて串刺しドロップキック。さらにドラゴンスクリューから足4の字を狙うも、蹴飛ばした操の顔面にヒップアタック。フォールも2。
リカはバックブリーカーからスリーパー。さらにドラゴンスリーパーに移行し胴締めドラゴンスリーパー。これは沙希様がカット。
リカはスタナーからダイビングヒップアタック。避けた操がスリーパーもリカはそのままコーナーに下がり潰して逃れると、エルボー連打からロープに飛ぶが、沙希様がビッグブーツでカット。未詩が沙希様にエルボー連打からロープに飛ぶが、沙希様はロープをたるませ場外に落とすとエプロンを走り込んでのサッカーボールキック。
操はロープに振ってニーアッパーからディエス・イレ。フォールも2。
操はヴァニタスで叩きつけて3カウント。
<試合後コメント>
辰巳リカ&渡辺未詩
リカ「ハイパーミサヲを戻したくて、ハイパーミサヲをヒーローに戻すために今日は戦ったんですけど、冷たいと言うか、過去は振り返らないで進んでいるなと感じてしまいました。でもまだ諦めません私は!まだ心の何処かにハイパーミサヲが眠っていると思うので絶対渡しが救い出したいです!救い出します!」
未詩「たくさん沙希様と今回カードで当たる部分があって、そのたびに沙希様自身でも周りの方も美しいって言ってらっしゃるんですけど、でも私は人をばかにすることは美しくないと思っていて、雑草とか言われたけどそれは逆に根性を見せてやっていこうって思って、それを証明したくて戦ってきて、ミサヲさんも、弱い部分をなくすために美軍に行かれたんですけど、そういうのも私よりミサヲさんの方が美しかったんじゃないかなという思いで挑んでいたので、今回の試合で証明できたかっていうのは正直心から証明できましたっていうのは言えないんですけど、まだこれでも、何度負けても立ち上がるぞっていうのは、気持ちでは負けないんで、たくさん努力してもっと行かせていけたら、絶対に今後は証明したいと思います」
第7試合
瑞希とユカが急襲するが、ヒカリとなつみがカット。お互いコーナーに振ろうとするが最終的に振ったマジカルラビッツが串刺し攻撃からダブルのコーナーからのプランチャ。
リングにヒカリが戻り、ユカがフォールも2。
ユカはストンピング連打からコーナーに叩きつけて瑞希にタッチ。
瑞希はコーナーに叩きつけるが、ヒカリが逆に振って串刺しエルボーからなつみにタッチ。
なつみはダイビングクロスボディ2連発からフォールも2。
なつみはエルボー連打からヘアーホイップ。さらにロープを貫いてのドロップキックからボディスラム。なつみはキャメルクラッチで捉え、ヒカリが顔面にドロップキック。
なつみは投げようとするが瑞希が丸め込もうとするも、なつみは潰してフォールも2。
なつみはロープに振るが瑞希はブーメランアタックで迎撃しユカにタッチ。
ユカはダイビングヒッププレスからコルバタで投げ捨てスライディングエルボー。
なつみはビンタも、ユカはエルボー連打から側転ドロップキックも、ユカは避けてヘッドロックからショルダータックルで倒す。
ユカは走り込むが、なつみはコーナーに振っていくもユカは蹴りつけコーナーに登り、走り込んで来たなつみを交わすとドロップキック。なつみは避けてトラースキックから走り込むが、ユカはカウンターのブレーンバスター。両者タッチ。
瑞希のラリアットを避けたヒカリがドロップキックからコーナーに振って串刺しドロップキック。さらにミサイルキックからフォールも2。
ヒカリは走り込むが瑞希はドロップキックで迎撃し、バッククラッカーから背中にドロップキック。続けてフットスタンプからダイビングフットスタンプ。フォールも2。
瑞希はコーナーに上るが、ヒカリがエルボー。だが瑞希はエルボーで蹴散らしダイビングクロスボディも、避けたヒカリが丸め込むが2。ヒカリはスリーパーで捕らえて、そのままダイヤル固めも2。
ヒカリは投げようとするが、耐えた瑞希がユカにタッチ。
走り込んできたヒカリをユカがエプロンから蹴りつけ、瑞希を担ぐとやり投げでヒカリに突き刺す。フォールも2。
なつみとヒカリを同士討ちさせたマジラビが同時カニバサミクラッチも2。
ヒカリとなつみをコーナーに振ってダブルの串刺しドロップキックからダブルのダイビングクロスボディアタック。フォールも2。
ユカと瑞希はダブルのスライディングアタックを狙うが、なつみが瑞希の足を引っ張り場外に引きずると、ユカのスライディングラリアットを避けたヒカリが低空ドロップキック。ヒカリは走り込んでなつみとともにサンドイッチドロップキックから合体ファルコンアロー。ヒカリは裏投げからフォールも瑞希がカット。
ヒカリはコーナーに上るが、ユカがナックルから正面に登り雪崩式コンプリートショット。ダブルダウン。
エルボーの打ち合いからユカが往復エルボー、さらにローリングエルボー。ヒカリは丸め込んでいくが2。
再度丸め込むがお互い切り替えしあい、なつみが低空ドロップキックでアシストするが2。
ヒカリを突き飛ばすとと瑞希がブロックバスターホールド。ユカがなつみにマジカルメリーゴーランドからマジカル魔法少女スプラッシュを投下し3カウント。
ユカ「なんで泣いてんだよ。勝ちましたー!今日で、6回目の防衛。なんか回数を重ねるたびに、ベルトがドンドンどっしりと重たくなってきて、とれた重みで何故か私達泣いてます。すいません勝ったのに。でも、あの、ぱんでみっくBoo-Booに勝てたことが本当に嬉しいので、今日は頭をもたげてないで、今から、終わったら、もうハンバーグを食べに行きます」
(NEO美威獅鬼軍の曲が流れ沙希様と操が登場)
沙希様「ハンバーグですって?ほんとくだらないわ。なんだか防衛されたようだけれど、おめでとう」
ユカ「ありがとー」
沙希様「いいこと?そこのうるさいオカメインコ?の隣の純白のあなた?あなた、そのオカメインコの影に隠れて力をセーブしてるんじゃなくって?いいこと?私のところに来たらもっともっと、輝けるのご存じ?あなたぐらいの華蓮な人だったら私のコレクションにしてあげてもよろしくってよ」
操「左様でございます。沙希様のもとに来ればジメジメした生活も薔薇色になり、綺麗な髪も伸び、調子の悪かった膝もようございます」
沙希様「すばらしいわ操さん。いいこと?その純白のあなたを黒く美しく染めてみたくなったの。いいこと?その純白のあなたとオカメインコの絆であるそのベルト、私が奪って、純白のアタナの身も心も私のものにしてあげてもよろしくってよ?いいこと?あなたとあなた、覚悟しておきなさい。それでは皆様、ごめんあそばせ」
(NEO美威獅鬼軍は会場をあとに)
坂崎「これ?がほしいってこと?こと?君がほしいってこと?駄目!だめー!あげない!だめ!うん。マジラビは、坂崎ユカと瑞希でマジラビだから、二人いなきゃ駄目。つまりは、この、ベルトも、瑞希も、両方共、守って、挑戦するってことだよね奴らが?結果。うん、絶対、負けないから。よし、気分を害したけど、私たちはハンバーグを食べに行く。みんなもハンバーグ食べようね!ありがとー!」
瑞希「じゃあ、みんな、ハンバーグ食べて―!」
マジラビ「ハッピハッピー!」
<試合後コメント>
沙希様&操
操「今日の試合で、私の中で何かが死に、何かが生まれ、確実に沙希様との新世界に近づいたことを確信致しました。新世界のためには必要なものがありますわよね?」
沙希様「そうねぇ。私はね、キレイで美しいものが大好きなの。あの純白の君、あの子はね、美しいわ。私のコレクションの一部にして差し上げても宜しくってよ。そしてね、今日の試合のこと……そうねぇ、なんにも覚えてないわぁ。ねぇ、操さん?あのうるさいオカメインコ、あのキンキンキンキンした声を聞くと私頭痛がしちゃうの。だからね、純白の乙女は私が救い出して、私達の色に染めてしまおうかなって思っておりますわ」
――それはお二人でタッグ王座に挑戦するということでしょうか
沙希様「挑戦ですって?!いいこと?あたくしの前でそういうことを言うんじゃなくってよ。あたくしたちはあくまで挑戦を受ける側なの。そしてベルトとあの純白の乙女が付いてくるだけよ。失礼しちゃうわ!」
――オカメインコはいらない?
沙希様「あんな色がついたものいらないわ。海外でもどこでも行ってほしいわ。もういいわ。帰るわよ!フンッ!」
万喜なつみ&乃蒼ヒカリ
――あわやという場面も有りましたが、タッグ王座奪取には失敗してしまいました
万喜「試合終わってすぐ、マジでマジラビぶっ潰してやるって思ったんですけど、その気持はあるんですけど、ほんの少しだけリスペクトも見えました。だけど、ウチら、全然出してないんですよ、ホントの力を。出せなかったのも実力だけど。でも出したときには絶対に今、マジラビが持ってる、方にかけてるベルト、絶対に奪い取ってやろうと思います」
ヒカリ「正直、勝つつもりでここまでやって来たんで、悔しいし、自分の不甲斐なさとか、力不足なところとかも、ホントに悔しいなって思うし、ずっとマジラビが楽しそうに防衛しているところを見てて、悔しくて、憧れてた部分もあるんですけど、なんか、なんだろ。憧れと言うか、嫉妬というか、なんか、そういう素敵なパートナーに恵まれてることがホントに羨ましいなって思ってる中で、なつぽいと出会って、絶対に勝てるって思ったし、でも、なんか今の一人の実力じゃここまでマジラビに向かってはいけなかったと思うから、なつぽいにはホントに感謝してるし、これからも一緒にどんどん強くなっていって、今はユカさんのこと憧れって言ってたんですけど、次にマジラビのベルトに挑戦できるまでは少し嫌いになってもいいのかなって思ったし、マジラビのベルトにしか興味ないので、もっともっと強くなって、他の挑戦者が来ても防衛して、もっともっとベルトの価値を上げた上で私達が絶対に勝って見せたいと思います」
坂崎ユカ&瑞希
――無事に防衛に成功しましたが対戦してみていかがでしたか
坂崎「いやー、やっぱりぱんでみっくBoo-Booは思ったとおりちょっと変な絆ももう深まってるみたいで、刺激的でした」
瑞希「ベルトを守るごとにマイナスなことを考えるようになってしまって、絶対、『落としたらいい』という人もたくさん増えてきただろうし、その中で応援して頂いてる人は応援して頂いてると思うんですけど、応援していただいて無い人もいるって、そっちばっかり考えちゃってたんですけど、やっぱり応援してくれてる人もいたし、ずっとコーナー見たらユカさんが『大丈夫だよ』っていう顔してくれてたので、強かったし、タッグチーム力もすごかったんですけど、なんとか守れてホッとしました」
――試合後には美威獅鬼軍がやってきて、おそらく挑戦することになると思います
坂崎「いや、もう、両方、瑞希もベルトもあげるわけないんで、ハイ。もう何も失いたくないんで。もう大丈夫です」
瑞希「私はユカさんといたいと思っています」
第8試合
中島がタックルも山下がフロントネックで捉える。だが中島は足をとって倒すが山下は腕ひしぎを狙うが中島はクラッチを切らない。山下はバックを取っていくがリストの取り合いから山下がフロントネックからヘッドロック。ロープに振ってバックブリーカー。
再度ロープに振るが、中島はハイキックを避けてタックルでロープに押し込み、クリーンブレイクからカサドーラを狙うが山下は耐える。中島はヘッドロックも山下はすくい投げて距離を取る。
山下が走り込むも中島がショルダースルーでエプロンに落とし、トペを狙うが山下が場外からハイキック。中島はロープを掴んで一度はスカすが、山下は再度ハイキックを叩き込む。山下はリングに上がると首投げからサッカーボールキック。さらに首投げ連発からサッカーボールキック。山下はストンピングから膝蹴り。エルボーの打ち合いから山下がボディを蹴り上げ、ランニングニーから背中にドロップキック。フォールも2。
山下は足を刈って倒し、ヘッドシザースで捕らえるが中島はロープへ足を伸ばしブレイク。
山下はストンピングから背中にドロップキック。コーナーに叩きつけてボディを蹴り上げると、逆コーナーに振って串刺しバックエルボー。首投げからサッカーボールキックを前後から連続で叩き込んでいく。
立ち上がった中島がエルボーも、山下はボディに膝蹴りを叩き込み、ミドルキック連発から膝蹴り連打。さらにエルボーを打ち抜きロープに飛ぶが、中島はドロップキックで迎撃しトペスイシーダ。
中島はリングに戻ると、リングに戻ろうとする山下にダブルアームフェイスバスター。さらにフェイスバスターからフロントネックも、山下は力任せに投げ捨て後頭部にケンカキック。投げ捨てジャーマンも着地した中島がその場飛びライダーキックから619。避けた山下に再度619からフォールも2。
中島は投げようとするが、山下は担いで飛行機投げからミドルキック。
中島が立ち上がりエルボーの打ち合いも、お互いエルボーの連打から山下がミドルキック連打。中島はキャッチし足へのエルボーも、山下は構わずハイキックで蹴りぬく。
山下はコーナーに登るが、中島は正面に登り雪崩式フランケン。さらにコーナーに登った中島がダイビングセントーンも、山下は山折りで迎撃しバックスピンキック。山下は膝蹴りから串刺しビッグブーツを叩き込み、アティテュードアジャストメントを狙うが着地した中島が振り回して叩きつけるとバタフライロック。さらに丸め込んでからの無人在来線固め。山下が潰してフォールが2。
中島がフランケンを狙うが、山下は力づくで担いでアティテュードアジャストメント。フォールも2。
山下の胴回し回転蹴りを中島は避けて丸め込もうとするが山下がスリーパー。山下は投げ捨てジャーマンからブラジリアンキックを叩き込み、再度ジャーマンスープレックスホールドで叩きつけるが2。
山下はブラジリアンキックからクラッシュラビットヒートも中島が避けて丸め込むが2。
山下は胴回し回転蹴りからクラッシュラビットヒートを狙うが、中島が抱きついて動きを止める。中島は強引にDDTからロコモーションノーザンライトスープレックスで3カウント。
中島「やっと、山下に勝てた。この、ベルトを掛けて全力で私を潰しにかかってきてくれたのは本当に誇りだと思ってるありがとう。山下実優は最高のエースです!でも、今このベルトは私のものになりました。実は全然このベルトが私に懐いている感じがしてないんですけど、これから沢山防衛して、私の心のベルトにしてみせます。(リングにロサが登場)」
ロサ「コングラッチュレーション。いい王座戦だったわ、次はロサ、月曜日開いてる?札幌でそのベルトを掛けて王座戦よ。世界で一番のレスラーは私、月曜の札幌で」
中島「アイアムアビッグ怪獣!私が日本のビッグ怪獣だー!」
ロサ「どっちが勝つかは王座戦で決着をつけましょう」
(中島の握手をロサがスカす)
ロサ「バイバイカイジュウ!」
中島「いいよ、いいよやってやるよ!札幌で初の防衛戦をするらしいですチャンピオンシップ。さっそく、はい、真のチャンピオンになるために、これからどんどん勝ち進みたいと思います。私が一番上で、東京女子をもっと大きくしていきたいんです。今日こんなにたくさんお客さんが入ったのはみんなで、みんなで大きくしていった東京女子の力だと思います。これからも私たちには、あなたたちの力が必要です。応援してください!今日はほんとにありがとうございました!」
<試合後コメント>
山下実優
「私は全力を出し切りました。その結果、中島に負けました。それはホントに自分がまだまだだったという部分で、悔しいなっていう部分もあるんですけど、なんかね……おかしいんでしょうけど、目の前で、全力でぶっ倒しに行きましたけど、中島に負けて、中島が目の前でベルトを巻いてる姿を見て、難しいんですけど、『おめでとう』っていう気持ちも、おかしいんですけど、なんかあって、でも負けたことが悔しくて、今回の中島を超えて11度目の防衛が出来たたら、自分の中でもっと大きくなれてたと思うんですけど、まあでもそんなにうまくいくのもね、違うと思うんで。負けて悔しいんですけど、私は全力で行ったので。悔いはないです。でも私の片手にはシャインのベルトがあるんで、このベルトのチャンピオンとして責任はしっかり背負って、5月6日、アリシン・ケイとの試合は全力でまた戦いに行きたいと思っています。そして今日も沢山の人が見に来てくれて、どんどん増えてくのがすごく嬉しいです。これからももっと頑張って、東京女子プロレス、盛り上げて行けたらいいなと思ってるんで、よろしくお願いします。とりあえず今日は負けたんで、自分で反省会します」
――前哨戦と比べて、中島選手になにか変化は感じましたか
「やっぱり、やられてた分の意地と、意地だけじゃなくてね、しっかり短いスパンで考えてきてたので、それはホントに中島の覚悟、強さだなと思ったし、それもある程度想定した上で自分も挑発してたんで、そこに大きく答えてくれて、お互いにぶつかり合えたので楽しかったです」
中島翔子
「今日、勝つことが出来ましたが、私の中では『やっと山下に勝てた』という気持ちです。ベルトがこんなに重いとは思ってなかったし、タイトルマッチって色んな重さがあるなっていうのを改めて実感して、10回防衛してる山下に対しても、今まで以上の気持ちが生まれたし、今度は山下が築いてきたものを超えなきゃいけないと思うんです。アイツが最強のエースだったから、今度は私は多分エースっていう感じじゃないんですけど、私なりのチャンピオンになっていこうと思ってます」
――試合前に「天才の前で努力は無意味だという結論が出ている」という言葉がありましたが、今日勝ってみていかがですか
「どうですかね……人より練習してるつもりはあったし、天性のものっていうのはやっぱり山下、ユカには敵わないかなって思ってるんです。うーん、結局無駄なんですよ。無駄(笑)無駄だからこそ、やるだけやんないとダメだって思ってるから、その卑屈さが多分私の原動力なんですよ、きっと(笑)」
――月曜日にはサンダー・ロサ選手とのタイトルマッチが決まりました
「全然言ってることわかんなかったんですけど、『マンデー、チャンピオンシップ』って言ってて、なんか、けなされたのだけ分かったんですけど、私が日本の大怪獣であるということを半分骸骨に分からせてやろうと思ってます」
――前哨戦ではかなり厳しい戦いが続いていましたが、今日自分の勝因になったと思うことは
「うーん、結局今日もかなり食らってしまって、前回思ったのは、『これは死ぬ気で行くしか無いや』という開き直りに繋がったと思ってるんで、今日は『この後どうなってもいい』と思ってました」
――前半はかなり動きが硬かった場面も有りましたが、タイトルマッチならではの難しさは有りましたか
「そうですね。やっぱり選手の色とかあると思うんです。得意分野とか。多分、山下のタイプが一番苦手だと思うんですね、私は。今日勝てたので、結局不得意分野だと思うんですけどね。ポケモンで言ったらほのおタイプにくさタイプみたいなことですよ(笑)今日は勝てましたが、これは今日自分がちょっとだけ強かったのかな。これからも山下みたいなタイプ、スーパーポジティブタイプは一生苦手なんですけど、それは自分なりに克服……克服じゃないな、自分なりの勝ち方をしていけたらいいのかなと思います」
――デビューして初めてのPOP獲得ですが、どういう王者像を描いていきたいですか
「どっしり構えるのは無理だと思うので、私が入りたての東京女子っていうのは、みんなが主役になれる東京女子だと思ったんですよ。今は実力差も出てきてるじゃないですか、キャリアも1年経たない子と5年やってる子で。そこで、なんだろ、下の子達ってアンダーカードが当たり前になってるんですよね。私達のときはメインじゃないのが悔しかったから、そのフラットさが戻ってくればいいのかなって思います。そのためには後輩たちにもっと頑張ってもらわないといけないのはあるんですけど、多分、私のほうが山下より怖くないんで(笑)そう、だから『もうちょっと頑張れば行けっかな』って感じで、もっと気持ち頑張ってくれれば変わってくると思うんですよ、景色が。そんな感じでこれ(ベルト)を目指して頑張って欲しいです」
――もっと王座を狙いに来てほしいと
「はい。そんな中途半端な感じで狙いに来てほしくはないですけどね?『ちょっと頑張れば勝てる』って思ったら、その『ちょっと』は頑張れるじゃないですか。そんな感じできてほしいです」
サンダー・ロサ
――札幌でのタイトルマッチが決まりましたが、中島選手に対しての思いは
「とても強くて、ハートも強い選手だというのは見てて印象に残っています」
――「スモール・カイジュウ」と挑発していましたが、それについては
「彼女のことをスモールカイジュウとは言ったけど、彼女がモンスターのような強いハートを持っていることは分かっている。しかし、私はAAA、ルチャアンダーグラウンド、メキシコ、アメリカ、たくさんの国で試合をしてきた経験値が彼女とは断然違うので、そこは確実に私のほうが有利ね」