真壁刀義&矢野通がIWGPタッグ戦の前哨戦でタマ・トンガ&タンガ・ロアを撃破しNEVER6人タッグ王座を防衛!
22日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to レスリングどんたく 2019』が行われた。
この日のセミファイナルではNEVER6人タッグマッチが行われ、王者組の田口隆祐&真壁刀義&矢野通を、タマ・トンガ&タンガ・ロア&ヒクレオのBULLET CLUB3兄弟タッグを迎え撃った。
真壁&矢野は、今月29日の熊本大会でIWGPタッグ王座&ROH世界タッグ王座を持つ“G.O.D”のタマ&ロアへの挑戦が決まっており、この日は王座戦二番勝負の初戦。そしてタッグ王座戦の“前哨戦”とも呼べる試合となった。
試合はBULLET CLUB勢が奇襲してスタートし、矢野が袋叩きにされる展開が続く。田口がオロオロしながらタオルを投げるか投げまいかを迷う素振りを見せる中、矢野はコーナーマットを外して剥き出しの金具にタマを叩きつけるなどの機転を見せた攻撃から田口に繋ぐ。
田口は各種ヒップアタックで躍動し、真壁もダブルラリアットで2人まとめてなぎ倒すなどのパワーファイトを見せていくが、ロアはセコンドの邪道が用いる竹刀を持ち込んで王者組を滅多打ちにし、真壁のチェーンを奪って真壁へ掟破りのチェーンラリアット。
続くヒクレオも真壁に突撃するが、真壁がこれを回避すると矢野がイス攻撃、田口がスワンダイブ式ヒップアタックと連撃し、真壁がキングコング・ニードロップでとどめを刺し王座を防衛した。
試合後、G.O.Dが真壁&矢野を襲撃するが、矢野が634、真壁がダブルラリアットで撃退し、矢野が自らの6人タッグのベルトとG.O.DのIWGPタッグベルトを強奪し、一目散に逃げ帰った。
試合後、「バカヤロー!お前らオイ!お前らとは背負ってる物が違うんだよ!おの登別市観光大使様がお前らに登別の良さを教えてやるよバカヤロー!」と叫んで慌ただしく会場をあとに。
続く真壁も「テメーらにはベルトは似合わねぇ。俺様たちみたいな“本物”がベルトを巻いておけばな。次は熊本だな、オイ。テメーら顔洗って待ってろ!それだけだ!」と勝利に自信を見せた。
他方、敗れたロアは「俺たちは兄弟でIWGPタッグを5回獲っている。その間、お前は何人のパートナーと組んできた?多すぎて覚えてられないよな。それで、次は矢野?お前ホントにそれでいいのか。新日本プロレスの全体をもっと見渡してみろよ。お前の元々のパートナーである本間のことを思い出してみろよ。お前たちのことをリスペクトはしているが、俺たちのような若くて強いタッグチームにはもうかなわないんじゃないか。まあせいぜい頑張れよ」と冷笑し、タッグ王座戦に向けて相手に語りかけた。