【会見】日本初上陸のONE Championshipの公開記者会見が実施!青木真也が「僕の時代にする」と自信!若松佑弥は「この日のために生まれてきた」とデメトリアス戦に気迫!

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28日、都内にて『ONE: A NEW ERA ―新時代―』の公開記者発表会が行われた。

 ONE Championshipはシンガポールで2011年に設立後勢力を拡大し、世界140カ国で放送され、26億人の視聴者を誇るアジア最大のマーシャルアーツ団体。
3月31日には東京都・両国国技館にて日本初上陸を果たすこととなり、開催3日前となるこの日に出場各選手が出席して意気込みを語った。

 全選手の登場後、会長兼CEOのチャトリ・シットヨートンとONEチャンピオンシップ・ジャパン代表取締役社長の秦アンディ英之が挨拶を行い、各選手が試合への意気込みを述べた。


クセニア・ラチコヴァ
「こんばんは、皆さん。ONE Championshipに出ることが出来てとても嬉しく思います。日曜日の私の試合を楽しみにしていてください」

山口芽生
「こんばんは。V.V Meiこと山口芽生です。日本では試合をするのは4年ぶりくらいなんですけど、その期間ONE Championshipという素晴らしい舞台で経験したこと、学んできたことをしっかりと日本の皆さんに見ていただけたらと思います。それから今回の日本大会には日本人選手が私を含めて6名出場しますが、日本人のトップバッターとして必ず刈って勝ちのバトンを繋いでいきたいと思います。そして今回は記念すべき日本大会第1回となりますが、2回、3回とずっと続くようにONE Championshipのアスリート、そしてマーシャルアーティストとしての魂を見せたいと思います。応援よろしくお願いします」

秋元皓貴
「シンガポール、EVOLVE Fight Teamの秋元皓貴です。まずこの日本での大会に出場できることに本当に感謝しています。自分は試合をしていないで空手をしている時期もあったんですけど、すべてが今のためにあったんじゃないかと自分は思っています。本当にすべてのことに感謝してサポートしてくれるチームの皆さんだったりとか、応援してくれる日本の皆さんだったりとか、そういう方に感謝してそれを見せられるような、恩返しできるような試合をしたいと思います。応援よろしくお願いします」

ハキム・ハメッシュ
「ONE Championshipの皆さんに戦う機会をいただけて嬉しく思っています。良い試合を出来ると思います。週末の試合を楽しみにしていてください」

ロッタン・ジットムアンノン
「再び日本で戦えることを嬉しく思っています。対戦の日は皆さんに良い試合を見せたいと思いますし、楽しんでほしいと思っています。日曜日の夜にまた皆さんとお愛したいと思います」

ヨドサンタイ・IWE・フェアテックス
「今日起こしくださった皆さんに御礼を申し上げたいと思います。この大会に参戦できることを楽しみにしています。ONE Championshipは私に技術を発揮する場を与えてくれました。この日曜日には皆さんにそれをお見せしたいと思います。最後になりますが、ONE Championshipの皆様に歴史的な大会に出場させていただけることに御礼を申し上げたいと思います」

アンディ・サワー
「コンバンハ!日本の皆様、ONE Championshipの皆様。何が起こるのかすごくワクワクしています。今日皆様にお会いできたことを嬉しく思います。私にとって今日までの道程は非常に長いものでした。様々なキャリアを経て道に迷ったこともあります。ですが、戻ってきました。私は今、ONE Championshipの旅路に出ています。世界で最高のファイトを見せたいと思います。11年前、世界最高のファイターと戦った。この日曜日、世界に20年以上のキャリアを持つ私の戦いを見せて、今でも私が最強のチャンピオンであることを皆さんにお見せしたいと思います」

ティモフィ・ナシューヒン
「この大会に出させてもらえることを嬉しく思っています。私の対戦相手も素晴らしい選手なので、日曜日の晩には良い試合をお見せしたいと思います」

エディ・アルバレス
「13年前、初めて日本に来たときに23歳の小僧でした。飛行機に乗って日本に来るのにすごく興奮して戦うことが楽しみで、今までと違う観客の前で様々な新しいものを見て、相撲の大会を開催する会場で戦いました。その時と同じ興奮を今でも私は持っています。緊張も興奮も、新たな世界タイトルを獲得することについても非常に楽しみにしています。チャトリが私をまた呼んでくれたことを感謝します。アメリカを代表して世界で戦うことを期待していただきました。良い試合を期待してください」

デメトリアス・ジョンソン
「こんばんは、皆さん。来てくださってありがとう。この大会は選手として、アスリートとしての私の新しいステップになります。非常に楽しみにしています。若松佑弥という日本の素晴らしい選手と戦えることを楽しみしています。私にとっても日本のファンの前で戦えることは楽しみです。世界タイトルへの挑戦もありますし、ここまでトレーニングをしています。必ず良い試合をしたいと思います」

若松佑弥
「皆さんこんばんは。若松佑弥です。まずこの歴史的な大会に出られることになったことに関して、すごく光栄です。この“新時代”っていう名前は、僕にとってはスーパースターのデメトリアス・ジョンソンをKOして僕の新時代を作るっていう大会だと思うんで、それに向けて頑張ってきました。皆さんはなんで僕がDJと戦うんだって不安に思ってるかもしれないですけど、僕は24年間生きてきて、このために生まれてきたんだと思いました。31日は皆さん楽しみにしていてください」

ビビアーノ・フェルナンデス
「コンバンハ。昔日本で戦わないかという話をもらって、日本のファンに私のスタイルを見てもらった。今でも私は戦うことが出来ています。またフェザー級のチャンピオンになり、ONE Championshipで今回戦うことを楽しみにしています。私はチャンピオンシップが様々ま成長の機会を与えてくれることを喜んでいます。私はビビアーノ一人だけでなく、選手すべてを代表して言いたいと思います。私がこのチャンピオンシップで戦うことを選手みんなが喜んでいます。前回ケビンと戦ったが、私は負けたと思っています。もう一回そのハートを取り戻したいと思います。私は日本が大好きですし、日本のファンが大好きです。ありがとうございました」

ケビン・ベリンゴン
「こんばんは、皆さん。ONE Championshipの皆さん、私にまたこうした素敵な大会に参戦する機会を与えてくれてありがとうございます。日本で戦うのは初めてですが、1度訪れたかった場所なのですごく嬉しく思っています。この戦いを非常に楽しみにしています。そのためにずっとトレーニングを積んできたし、準備もしてきました。この日曜日、すごく良い試合をしたいと思います。楽しみにしていてください」

長谷川賢
「こんばんは、長谷川賢です。まずこんな豪華な大会にリマッチでタイトルマッチを組んでいただきありがとうございます。見に来ていただける方には非常に面白い大会になるので、純粋に楽しんでください。僕は、強いチャンピオンとリマッチになったんですけど、決まってからこんなに人生で勝ちたいと思ったこと無くて、今まで一番勝ちたいなと思って、そのために色々練習して最善を尽くしてやってきて、生まれ育った国でチャンピオンになりたいって心の底から思ってやってきたんで、みんなの応援が力になるんで、会場に来てくただけるみなさまも、テレビの前で見てくださる方も応援してください。力になります。ありがとうございます」


アウンラ・ンサン
「コンニチハ。このバに要られることを誇りに思います。私の夢でした。2005年に格闘技を始めたものとしてPRIDEなどを見て育ってきたので、日本で戦えることは非常に嬉しいことです。ONE Championshipの皆さん、私の夢を叶えてくれてありがとうございます。また日本の皆さんにお礼を言いたいと思います。私が憧れてきた人に囲まれている環境が非常に嬉しく、日本で戦えることは非常に嬉しいことです。私にとって非常に重い意味を持っていることなので、12週間トレーニングキャンプを送ってきました。日本の皆さんに楽しんでいただける試合をすることお約束します」

アンジェラ・リー
「皆さんこんばんは。非常に温かい歓迎をありがとうございます。すごく楽しみにしています。日曜日に向けてワクワクしています。ション選手との対戦は、本当は昨年11月に開催されるはずだったのですが、私が背中と腰の不調を抱えていたので、数ヶ月経って改めて対戦を実現させることが出来ました。ONE Championshipにとってこれまでこういう規模の大会に参戦できるので1日が楽しみです」

ション・ジンナン
「まずONE Championshipにこの機会をいただけたことをありがたく思います。アンジェラ選手との試合は厳しいものになると思いますが、良い試合が出来るように頑張りたいと思います。色々な人達が支えてくれる中で私は準備を整えています。皆さんの応援が私の力になります。アンジェラと私は日曜日、格闘技ファンの皆さんが楽しめる試合をしたいと思います」

青木真也
「ご来場いただきましてありがとうございます。ずっとこの大会に向けてやってきたんですけど、気持ちが燃え上がるかと思いきや、気持ちが澄んだ状態でホントにこの試合するのかなという状況です。大会タイトルが“新時代”ということですが、僕にとってはずっと僕の時代ですし、皆さんにとってはずっと皆さんの時代なんでしょう。日曜日は僕の時代にしたいと思います。応援よろしくお願いします」

エドゥアルド・フォラヤン
「皆さんおはようございます。あ、夜ですね。おはようございますと言ってしまいました。こんばんは!3年かかって実現することになったこの試合、日本真也と戦えることを楽しみにしています。はじめての日本での大会です。みんなも楽しみにしていると思いますが、これだけたくさんの格闘家が集まる大会で、ファンの皆さん、世界中で見ている皆さん、今回のイベントはたくさんのリマッチがあり、そして様々な歴史が作られると思います。31日は是非とも皆さんに見ていただき楽しんでいただけたらと思っています」

――チャトリ氏に質問です。来年日本の大会を考えていますか
チャトリ「来年は4回、将来的には12大会をやりたいと思っています。ヒーローの価値観やストーリーをどうやって可視化していくかだと思います」

――チャトリ氏に質問です。いまステージにこれだけのチャンピオンがいて、最大規模と呼べる大会を日本で行うわけですが、アジアでも歴史上最大ではないでしょうか。ONE Championshipを立ち上げてから日本でこれだけの大会を立ち上げることについて、そしてこれからのビジョンを教えてください
チャトリ「おっしゃる通り、世界最大を目標としているので、今回アジア最大の大会を開催出来ることを大変喜ばしく思っています。様々な格闘技から23人のチャンピオンがいて、今回はエディ・アルバレス選手も出場します。私達は地球上で最大の格闘技団体を目指しているので、この大会はまだまだ始まりです。新時代を築くというテーマの通り、私達はこれから新時代の扉を開いていくのです。今私はロイと交渉しています。彼は誰とでも試合をしたいと言っています。ビクトーもそうです。彼は素晴らしい格闘家だけではなく人間として皆の手本になります。ロイ・ジョーンズも素晴らしいスピードとパワーを持つファイターであります。実現すればレジェンドvsレジェンドの試合になるでしょう」

――チャトリ氏に質問です。修斗、PANCRASEとのパートナーシップ締結のニュースも流れましたが、新しい才能の発掘という意味でも日本の選手についてどう思いますか
チャトリ「この20年、日本の格闘技界が縮小していることについて大変悲しく思っていました。素晴らしい、そして正しいリーダーシップ、そして投資があれば成功すると思います。私はアマチュアにも投資していきたいと思います。なので、修斗、PANCRASEとアマチュア育成に向けての考えも同じように続けていきたいと思います。修斗のチャンピオン、PANCRASEのチャンピオンがONE Championshipで戦えるというチャンスにも繋がります。そういう意味では今回のこの締結は大変エキサイティングなニュース、将来につながっていくことだと思っています。ONEとUFC、この二つの団体が今世界で最高のギャランィを払える団体だと思っています。これには引けをとらないとONEは信じています。私にとって、最重要なのは、格闘形の生活・人生です。彼らはただただ私達の団体に属しているだけではありません。私はファミリーだと思っています。KOされることもあり、試合に負けたり大変な減量を強いられます。そういった苦労を乗り越えて試合をする選手たちに私は常に敬意を払っています。私は34年間格闘技をやっていますが、未だに毎日トレーニングをしています。このように海外に来ても必ずトレーニングをしています。これはビジネスだが、ビジネスマンとして接するだけではなく、その価値観、ヒーローたちの価値を皆さんとシェアして愛したいと思っています」

――アンジェラ・リー選手、今回のション・ジンナン選手との戦いに向けてフィジカル面、メンタル面でどのような準備をしてきましたか
アンジェラ「私のコーチ、チームは大変手堅いプランを立ててトレーニングキャンプを行ってきました。もう長くONE Championshipで戦っています。彼女のスタイル、そして私のスタイルはとても手が合うと思っています。五分五分といっていいのではないしょうか。お互いアグレッシブなので、ケージの真ん中で対峙して何が起こるのか楽しみにしていてください」

――青木選手、このビッグマッチで日本のファンの前で戦うことについてどのように思いますか
青木「教科書通りに答えればいいんでしょうけど、正直なことを喋らせてください。今、周りのことを考える余裕が無いです。自分が日々コツコツやってきたことをケージの中で出せるのかどうか、日々不安と戦っています。なので、今は周りのことをどうこうというよりも、自分のやってきたことを後3日コツコツやって、いいパフォーマンスを出して、満足してもらう。それだけです」

――エディ選手、今週末にタフなファイトが待っていると思います。青木真也選手との第3戦目というのは視野に入っていますか
エディ「今はグラップルトーナメントに完全に集中していますので、青木真也選手には何も考えていません。これは私が彼に対して敬意がないという話ではなく、今回はまだ対戦も決まっていませんし、そこに対して意識がないということです。そしてもし、私が今、これから対戦するティモフィ選手以外のことを考えているとしたら、彼に対して敬意がないということになってしまいます。今は世界チャンピオンになるために一つ一つをこなしていこうと思っているだけです」

――チャトリ氏に質問です。ONE Championshipはグローバル化ということで世界規模に成長していくことをお話していますが、それについて
チャトリ「そのとおりです。アメリカでもONE Championship開催に向けて話を進めています。それは今、交渉中です。」

――エディ選手、以前「ONEで最も危険な選手と戦いたい」とおっしゃっていましたが、今回のティモフィ選手はONEデビュー戦にふさわしい選手だと思いますか
エディ「もちろんです。危険な選手と戦いたいというのはずっと言ってきたことです。あとはケージの中で自分のビーストを出して戦っていくしか無いことです。これはカッコついて言っていることではなくて、これは私のライフスタイルのようなものです。危険なものに自分がどのように対応できるのか、自分の中で試したいのです。今回の試合ももちろんですけども、相手にダメージを与えてどういう結果を出していくかを考えていきたいと思います」

――エディ選手、デメトリアス選手に質問です。UFCでは次の対戦相手の予想ができるかと思いますが、ONEでは未知数のものがあると思います。今回ONEデビュー戦に向けてどのような準備をしてきましたか
エディ「特に何も変えていないけど、トーナメントの前に早く日本に来ていました。それは何故かと言うと、時差ボケになれるためでした。大会の2日前に来て時差ボケに苦しみながら戦うというのはファイターとして誠実ではないので、私はそれに向けて頑張っていきたい」
デメトリアス「4ヶ月前くらいからトレーニングをはじめました。何人かのタフなトレーニングパートナーが準備を手伝ってくれました。長い時間準備することだけではなく、心を研ぎ澄ませることを考えていました。私は心も体ももう準備はできています」

――チャトリ氏に質問です。ONEの会長兼CEOとして未来を担う子どもたちへメッセージを
チャトリ「私も謙虚な方ではないけど、子どもたちに言えることは様々な努力を通してチャンピオンになることもできるし、自分の技を磨いていけばいいということ。それを今の子供達にもいいたいと思いますし、将来的にはもっともっと私は彼らを助けていきたいと思いますが、この新時代のイベントのために私自身すごく他のことを考えることが出来ないくらいに心血を注いでいますので、私の姿を見せることで未来の子どもたちに影響を与えることは出来ると思います」

<会見後囲み取材>


青木真也&若松佑弥&山口芽生&仙三&長谷川賢
――秋元選手、久々の日本での試合ですが、どのような気持ちで臨みたいですか
秋元「キックルールではホントに久しぶりになるのですごく楽しみにしています。ただ、空手では日本で試合をしてましたので、平常心でというか、楽しみながら試合が出来たらと思います」

――KOを狙いますか
秋元「もちろん行きたいと思います」

――青木選手、今回の試合についてはどのような準備をしていますか
青木「ご飯食べて、ご飯食べて、練習して、寝て、起きて、ご飯食べて、練習して、寝て、毎日コツコツ繰り返しです。調整は大丈夫です。心配ならさず」

――長谷川賢選手、ニューヨークでトレーニングをされていましたが、そこで見つけたことは
長谷川「色々見つけました。試合見てください」

――若松選手、デメトリアス・ジョンソン選手と対峙した感想は
若松「緊張はしてないんですけど」
青木「ウソでしょ?!(笑)」
若松「意外とちっちゃかったんで」

――それは自分にとって有利になると思いますか
若松「はい。DJはビビってましたよ」

――仙三選手、急遽の出場ということになりましたが、どれくらいの準備ができているか、そして戦いを前にしたお気持ちは
仙三「準備期間は2周間くらい。やれることを急遽やったんで、やれることを全力でやってきました。あとは気持ちだけ。全力で全てぶつけたいと思います」

――若松選手、デメトリアス選手より自分が有利だと思う点はなんでしょうか
若松「日本でやるんで、そこも有利だと思いますし、気持ちは絶対自分が強いと思います」

――青木選手、ONE Championshipの中でベテランの中に入ると思いますが、若手選手になにかアドバイスはありますか
青木「俺を参考にするな」

――山口選手、今回の試合は自分の中でどのようなテーマがありますか
山口「しっかり勝ってもう1度アトム級のベルトに挑戦するチャンスを掴むための試合だと思っています」

――若手選手、「デメトリアス選手が楽に勝てる試合だ」と思う人が多いと思いますが、その人達に言いたいことは
若松「逆にそこが穴だと思うので、もっと騒いでほしいです」

――長谷川選手、2018年のONEバウト・オブ・ザ・イヤーを獲得していますが、リマッチでそれを超えるものを目指しますか
長谷川「2019年もバウト・オブ・イヤーもらおうと思ってます」


アンジェラ・リー
――格闘技が盛んな日本で戦うことについて
「すごく楽しみにしています。こんなに私の試合を期待しているのはデビューのとき以来だと周りの人たちにも言われています。私だけではなく選手のみんなが期待に応えなきゃいけない、頑張らなきゃいけないと思っていると思います」

――ケガとか様々な不調を乗り越えてここまで来ていますが、大変だったこと、乗り越えたことへの感慨は
「様々な困難がここ数年間で降り掛かってきましたが、それを振り払うのは大変でした。時間もかかりましたが、なんとか乗り越えて気持ちを切り替えて家族と過ごしたり、改めて自分がケージに入りたいという気持ちになるまで待ちました。それでも11月に背中を怪我して試合が出来なかったりと、自分にとっても落胆しましたが、その分試合をしたいという気持ちは増しています」

――今一番自分を駆り立てるものはなんですか
「二回目に勝利することです」

――階級の違いについてはどうお考えですか
「すごく喜んでいます。ストロー級になってすごく自分も嬉しいです。ファイトウィークに私がこんなに笑顔でいるというのはすごく久しぶりに見たと言ってくれていますし、私自身健康的に過ごせていると思います。日曜日の試合にはそれが現れていると思います」

――アンジェラ選手が欠場している間にション・ジンナン選手のほうが注目を集めてきていると思いますが、今回は自分がチャレンジャーであることについてはどうお考えですか
「私のキャリアでは初めて青コーナーでの試合になるのですが、私はそれでも下手に出ているとは思っていません。多くの人が『あんな強くて大きな選手と戦えるの?』と言いますが、先程のフェイスオフを見ていただければ分かると思いますが、サイズというのは関係ないと思います。日曜日はそれを楽しみに見ていてください」

――日曜日の試合はどんな試合になると思いますか
「彼女は一発のパワーよりは手数で攻めてくるタイプだと思います。一発で相手を倒すのではなく徐々に徐々に自分の好きな形に試合を持っていき、相手を圧倒することによって試合を有利に持ち込む選手だと思いますが、私との試合ではそうはさせない。この試合に対しては期待が高まっているし、人生で1度歩かないかの試合だと思っています。二つの階級でチャンピオンを獲るチャンスは中々有るものではないので、日曜日に良い試合をして帰りには二つのベルトを掲げて帰りたいと思います」

――日本の桜は見ましたか
「とてもきれいでした!この季節にONE Championshipで試合が出来てとても良かったと思います」

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