【試合結果】1・4 新日本プロレス東京ドーム大会 【IWGPヘビー級】ケニー・オメガvs棚橋弘至 【IWGP IC】クリス・ジェリコvs内藤哲也 オカダ・カズチカvsジェイ・ホワイト
『バンドリ! ガールズバンドパーティ! presents WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム』
日程:2019年1月4日(金)
開始:17:00
会場:東京都・東京ドーム
観衆:38,162人(満員)
▼第0試合 NEVER無差別級6人タッグ王座 ナンバーワン・コンデンダー・ガントレットマッチ
<一本目>
[BULLET CLUB ELITE]マーティ・スカル/●高橋裕二郎/ハングマン・ペイジ
4分39秒 横入り式エビ固め
永田裕志/ジェフ・コブ/○デビッド・フィンレー
<二本目>
永田裕志/ジェフ・コブ/○デビッド・フィンレー
7分30秒 横入り式エビ固め
[CHAOS]後藤洋央紀/バレッタ/●チャッキーT
<三本目>
永田裕志/ジェフ・コブ/●デビッド・フィンレー
2分44秒 キラーボム→片エビ固め
[鈴木軍]鈴木みのる(パンクラスMISSION)/デイビーボーイ・スミスJr./○ランス・アーチャー
<四本目>
真壁刀義/○矢野通/田口隆祐
8分9秒 横入り式エビ固め
[鈴木軍]鈴木みのる(パンクラスMISSION)/●デイビーボーイ・スミスJr./ランス・アーチャー
▼NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●飯伏幸太(飯伏プロレス研究所)
18分13秒 ストームブレイカー→片エビ固め
【挑戦者】○ウィル・オスプレイ
※飯伏幸太が初防衛に失敗。オスプレイが第23代王者へ
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 3WAYマッチ 60分1本勝負
【挑戦者組/CHAOS/ROPPONGI 3K】●SHO/YOH
6分50秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め
【挑戦者組/L.I.J】○鷹木信悟/BUSHI
※もう一組は【王者組/鈴木軍】金丸義信&エル・デスペラード
※金丸&デスペラード組が5度目の防衛に失敗。BUSHI&鷹木組が第58代王者組へ
▼ブリティッシュヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[CHAOS]●石井智宏
11分35秒 Hurrah! Another Year, Surely This One Will Be Better Than the Last; The Inexorable March of Progress Will Lead Us All to Happiness
[鈴木軍]○ザック・セイバーJr.
※石井が防衛に失敗。ザックが新チャンピオンとなる
▼IWGPタッグ選手権試合 3WAYマッチ 60分1本勝負
【挑戦者組/L.I.J】○SANADA/“キング・オブ・ダークネス”EVIL
10分15秒 ラウンディング・ボディプレス→体固め
【挑戦者組/ヤング・バックス】ニック・ジャクソン/●マット・ジャクソン
※もう一組は【王者組/Guerrillas of Destiny】タンガ・ロア&タマ・トンガ
※タマ&タンガが初防衛に失敗。EVIL&SANADA組が第82代王者となる
▼IWGP USヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●Cody
9分2秒 パルプフリクション→体固め
【挑戦者】○ジュース・ロビンソン
※Codyが初防衛に失敗。ジュースが第5代王者となる
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●KUSHIDA
11分17秒 ブラディークロス→片エビ固め
【挑戦者/BULLET CLUB OG】○石森太二
※KUSHIDAが初防衛に失敗。石森が第83代王者となる
▼スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負
[CHAOS]●オカダ・カズチカ
14分18秒 ブレードランナー
[BULLET CLUB OG]○ジェイ・ホワイト
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合 ノーDQマッチ 60分1本勝負
【王者】●クリス・ジェリコ
22分35秒 デスティーノ→片エビ固め
【挑戦者/L.I.J】○内藤哲也
※ジェリコが2度目の防衛に失敗。内藤が第20代王者となる
▼IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/BULLET CLUB ELITE】●ケニー・オメガ
39分13秒 ハイフライフロー→片エビ固め
【挑戦者】○棚橋弘至
※ケニーが4度目の防衛に失敗。棚橋が第67代王者となる
棚橋がケニーを倒しIWGP王者へ!内藤、石森、ジュース、ザック、オスプレイがシングル王者へ!L.I.Jがタッグベルトを奪取!
第0試合
まずは正規軍の永田組とジ・エリートの戦いへ。永田とスカルがロックアップからヘッドロックの攻防。改めて手4つを狙うが、スカルがガットショットからエルボー連打。永田もエルボー連打で返し、ビッグブーツもスカルが避けてスネ蹴りから怪鳥ポーズ。スカルが走り込むも永田は殴ろうとするが、フェイントを仕掛けて低空ドロップキックからリストを取るが、スカルが指折りをしようとするが永田が足を刈って倒しアキレス腱固めもスカルはロープへ。永田はコブにタッチ。
スカルはコブにサミングからペイジにタッチ。
コブはエリートの3人にそれぞれエルボーから走り込むが、裕二郎が足を刈って倒しスカルが低空ドロップキックからペイジがその場飛びシューティンスタープレスを投下。さらに場外に降りたコブにスカルがエプロンを走り込んでのサッカーボールキックからペイジがシューティンスタープレス。リングに投げ入れたコブに、ペイジがジ・アダムスアップル。ペイジはライト・オブ・パッセージを狙うが、耐えたコブがブロックバスター。コブはフィンレーに、ペイジは裕二郎にタッチ。
エルボー合戦から裕二郎がローキックをキャッチしてドロップキック。さらにフィッシャーマンバスターで叩きつけてフォールも永田がカット。
裕二郎は担ぐが着地したフィンレーがバックブリーカーからプリマノクタを狙うが、裕二郎が耐えて、チューズが場外から足を引っ張る。これに怒ったフィンレーにペイジがビッグブーツもこれはチューズに誤爆。そのすきにチューズが裕二郎にスクールボーイを仕掛け3カウント。
続いてCHAOSが登場。リングに入るなり奇襲し試合開始。
永田と後藤がエルボー合戦から、永田がロープに飛ぶが、後藤が追走しラリアットでなぎ倒す。後藤は投げようとするが永田が脇固めからナガタロックを狙うがバレッタがカット。
フィンレーがバレッタを迎撃しようとするがバレッタはゴブ・ストッパーで迎撃。さらにコブにプランチャを投下するが、コブはキャッチするも、バレッタはエプロンからロープを掴んで耐えて、そこへチャッキーがトペ・コンヒーロ。さらにバレッタがケブラーダを投下する。
後藤がプランチャを狙うが、永田が後ろからエルボーでカットしミドルキック連発。後藤は永田をロープに振って牛殺し。フォールも2。後藤はチャッキーにタッチ。
チャッキーがストンピング連打から首投げで倒し背中に低空ドロップキック。フォールも2。
チャッキーとバレッタがロープに振ってダブルバックエルボーからダブルエルボードロップ。チャッキーはバレッタにタッチ。
バレッタはチョップからエルボー。さらにチョップでロープに押し込むと、永田が腕をとって白目式腕固めを狙うがチャッキーがカット。
バレッタが串刺しチョップからチャッキーが串刺しラリアット。さらにバレッタがデュードバスターDDTを狙うが、着地した永田がチャッキーにエクスプロイダーからバレッタにフロントスープレックス。永田はコブにタッチ。バレッタも後藤にタッチ。
コブは後藤のラリアットを避けてチョップとナックルを交互に打ち込むと、コーナーに振って串刺しバックエルボー。後藤が走り込むもキャッチしたコブがバックドロップからその場飛びムーンサルトを投下しフォールもチャッキーがカット。
コブはアルゼンチンも着地した後藤がラリアットを巻き込んでスリーパーから後藤弐式。これは永田がカット。
ラリアットの相打ち連発から後藤がガードし、ガットショットも避けてローリングラリアット。後藤はチャッキーにタッチ。
チャッキーはナックルでコーナに押し込み串刺しバックエルボーからソバット。さらにバレッタが串刺しエルボーから、ダブル攻撃を狙うがコブが同士討ちさせて二人まとめてバックドロップ。コブはフィンレーにタッチ。
フィンレーは往復串刺しエルボーからチャッキーにダイビングエルボースマッシュ。さらに走り込むがチャッキーはジャンピングニーで迎撃しパイルドライバー。フォールも永田がカット。
チャッキーはムーンサルトも、フィンレーは避けてスクールボーイで3カウント。
続いて出てきたのは鈴木軍。入場するなり乱闘から試合が開始し、ペイジが鈴木をランニングエルボーで倒す。永田が出てきて鈴木をコーナーに振って走り込むが、足を伸ばしてカットした鈴木とビンタの応酬。永田がビンタ連発からエクスプロイダーを狙うが、鈴木が耐えてスリーパーから卍固め。
鈴木はこれを離して走り込むが永田はエクスプロイダーで迎撃。
永田は担ごうとするが鈴木は着地しスリーパー。鈴木はそのままスミスとタッチ。
スミスはロープに振ってエルボーも、避けた永田が低空ドロップキック。永田はコブにタッチ。
コブはエルボーとチョップを交互に打ち込みエルボー連打から投げようとするが、スミスはヘッドロックで耐えるとミドルキック。コブはキャッチしバックドロップからその場飛びムーンサルト。避けたスミスがバックドロップホールドも2。両者タッチ。
アーチャーがチョークラムを狙うがフィンレーが丸め込むがスミスがカット。スミスとともにキラーボムで叩きつけて3カウント。
真壁組が入場するが、鈴木軍が場外に走り込んで場外乱闘から試合開始。
リングには田口と鈴木が戻り、鈴木が顔面を踏みつけると髪を掴んで引き起こしエルボー。鈴木はスミスにタッチ。
スミスはロープに振ってビッグブーツ。さらにギロチンドロップからフォールも2。
スミスはアーチャーにタッチ。
スミスとアーチャーはダブルのボディスラムからアーチャーが腕を掴んでコーナーに登るとロープ渡りをして鈴木にタッチ。そのままスワンダイブエルボーを叩き込み、鈴木に田口が膝立ちでチョップ。鈴木はエルボーでふっ飛ばし、ロープに振ると田口のヒップアタックを避けていく。田口はロープに振るとなんとかヒップアタックを当てて真壁にタッチ。
真壁は串刺しラリアットからコーナーに登りナックル連打。真壁はノーザンライトを狙うが、鈴木は耐えてボディに膝蹴りから串刺しビッグブーツ。さらに首投げからPKを叩き込んでフォールも2。
鈴木は前蹴りも、真壁はエルボー。エルボーの打ち合いから真壁がエルボー連打。ロープに飛ぶが鈴木がガットショットから走り込むも、真壁がラリアット。これを避けた鈴木に反対の腕でローリングラリアットを打ち込み倒すと。両者タッチ。
矢野がスミスにサミングから田口が矢野にサインを送るが、矢野が混乱。スミスがそのすきにコーナーに振って串刺しニーも、矢野は避けて反対側のコーナーを外すとコーナーマットで殴りかかるが、スミスは避けてビッグブーツ。
スミスが担いでアーチャーがラリアットでなぎ倒しスミスがフォールも2。
スミスとアーチャーはサンドイッチラリアットから、スミスが担いでアーチャーがダイビング・ボディプレス。フォールも田口がカット。
田口はアーチャーにヒップアタックもアーチャーはキャッチ。真壁がカットし、鈴木にもエルボー連打。しかし鈴木は走り込んで来た真壁にスリーパーからゴッチ式の体勢も、田口がヒップアタックでカットしようとするが、鈴木は田口をキャッチするも、逃れた田口がヒップアタックで鈴木を迎撃。
アーチャーとスミスは矢野にキラーボムを狙うが、矢野が同士討ちさせて二人に急所攻撃を狙うがキャッチされる。だが田口がヒップアタックで救出すると、真壁がダブルラリアット、受けきったスミスとアーチャーの背後から矢野が急所攻撃を叩き込み、矢野がアーチャーをスクールボーイで3カウント。
<試合後コメント>
ハングマン・ペイジ&マーティ・スカル
スカル「裕二郎、いったいどうしちゃったんだよ。レッスルキングダムって言えば、一年で一番大きなイベントだ。俺もペイジもずっとこの舞台に立つために家族や友人と離れたところで頑張ってきてるのに。頑張ってここで戦ってきてるのに、なんでこのレッスルキングダムの試合が第0試合なんだ?やってらんないよ。俺たちは入場だってお金をかけてしっかり準備してきたんだぞ。俺は羽をつけてワイヤーで空を飛んで入場してくるつもりだったんだ」
ペイジ「俺は馬だよ」
スカル「馬だぜ?!馬だって用意するのは大変なことなんだ。なんでそれをやらせてくれなかったんだ?その馬だってキャンセルするほうがよっぽど大変なことなんだ。すべての努力が第0試合になって水泡に帰してしまった。誰に負けたんだ?チェーズも裕二郎も何を考えているんだ」
ペイジ「俺はG1でもずっとタッグを組んでいたし、裕二郎のことはよく知ってる。あの二人は友達なんだよ。だけどやっぱりよくわかんないね……」
スカル「アイツらには貸しが出来たな。なんで俺たちがフィンレーやコブに負けなくちゃいけないんだ?俺たちはELITEであって、それはチャンピオンでもあるということなんだ。そんなELITEな俺たちをもっと良い扱いにしてくれてもいいんじゃないか、新日本は?馬だって用意したんだからさ」
ペイジ「そうだよ。第0試合はないよな。……ゴメン、俺自分で何言ってるんだか分かんなくなってきちゃった。裕二郎に何を考えていたのか聞きに行かなきゃいけないな。もしかして俺はELITEじゃなかったのかな……あれ?俺のマイク、今まで入ってなかった?!」
スカル「(笑)」
ペイジ「教えてくれよぉ~!入ってないんだったらさぁ~(笑)」
スカル「もう戻ろう。チェーズと話し合わないといけないからさ」
後藤洋央紀
「2019年、新たな年。第0試合っていうね、試合ですけど無事にこうして終わることが出来て。アメリカで流れたジェフ・コブ、お前のこと忘れてないからな。どっかでもう一度シングルでお前とやってやる。それだけ」
チャッキーT&バレッタ
チャッキー「ごめんね、こんな展開になっちゃって。君にとってはもう4回目、5回目の東京ドームのショーなのにね。なのに自分と組んだことで第0試合になっちゃって、しかもピンされるなんてね」
バレッタ「ALL INもそうだし、ROHもそうだし、ベストフレンズは2018年は前座の試合に出ることがすごく多かった。それが2019年明けてどうなるかとおもったら、このレッスルキングダムでも第0試合。これは自分たちが変えていかなきゃいけないことだと思う。俺たちは絶対にもう前座なんかで出たくないんだ!とはいえ、レッスルキングダムに出場することが出来て、大変光栄です(最後は皮肉っぽく棒読みで)」
永田裕志&デビッド・フィンレー&ジェフ・コブ
フィンレー「もうちょっとだったのに……ゴメンね」
コブ「何いってんだよ、お前2つもピンフォール獲っただろう?」
フィンレー「でも俺がピンフォールされちゃったからさ」
コブ「俺もゴメンよ、ちゃんと出来てなかった」
永田「俺としては新年早々今日で3試合ということになりましたけど、全然物足りないですね。この有り余ったエネルギーをどこで発散させればいいのか、それが今年のテーマ!2019年も永田裕志は増々血気盛んにいきます!(2人へ)トーキング・ジャパニーズ!」
(永田は退席)
フィンレー「……ニホンゴ、ワカリマセン。ソーリー、ゴメンナサーイ。このチームはコブが声をかけてくれて一緒にやることになったんだけど、俺たちなかなか良かったよね。K.E.Sもタフだし、鈴木軍に勝つのはとても難しいんだ。こんなフレッシュなチームだけど俺達はちゃんと出来ていたし、3つのチームと対戦して、2チームに勝って、俺が負けちゃっていまここに居るんだけど、とりあえず新年一発目のこの大会に出られたことは良かったよ。でも明日についてはガッカリだよ。自分はビッグマッチに絡まないからね。でも明日以降もビッグマッチを待っている!ビッグマッチ!ビッグマッチ!」
コブ「出られてよかったよ。2勝1敗ということはそれはそれで良かったんじゃないかな。さっきフィンレーも言ってたけど、鈴木軍はとてもタフなチームだった。それに対して言い訳はしない。でも俺はこれからも闘い続けるし、新日本で頑張りたいと思ってるから誰であろうとかかってこい!俺だってテーブルを叩き割ることは出来るんだからな!(おどけながらマッスルポーズを取って)GA・CHI・MU・CHI!!」
矢野通&真壁刀義&田口隆祐
矢野「素晴らしい!素晴らしい二人に囲まれて感無量です!」
(矢野が一人先に駆け込んできてまくしたてて走り去り、後から真壁と田口がやってくる)
真壁「……はえーなぁ、アイツ。オォイ!やっぱり気持ちいいなぁオイ!新年早々初勝利ってよ!オイ!これだけは言っとくよホントによ!新日本プロレスはよぉ、初めっから最後まで!オウ!間違いなく世界一だ!言ってる意味分かるかお前ら!新日本プロレスはよ、この1月4日東京ドーム見たら分かるだろ!どいつもこいつも!えぇ?!今回はよぉ、悔しいかな第0試合だ。でも、意味のある第0試合だ。分かるな?次に俺たちが狙うのはなんだか分かるか?オイ!3人タッグ!3人タッグだよ。いただきだ!言いてぇことはそれだけだ!」
(横で聞いていた田口がうなずきながら拍手)
真壁「いやいやおい。お前に拍手されると腹立つな!OK!」
田口「今日はどうも皆さん、応援ありがとうございました!選手たちは非常に頑張ってくれまして、まあ、第0試合、ゼロからのスタートということで、タグチジャパン。明日は未来につながる今日の1勝、ホントに選手たちはよく頑張ってくれました。やったぜ田口隆祐ですね!YTR!やったぜ!田口!隆祐!ということで、今後とも宜しくお願いします。ハイ。ハイ。それでは、本編の方をお楽しみ下さい。我々は明日に向けて作戦会議です。頑張ります。ありがとうございます。よろしくお願いします」
鈴木みのる&ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.
ランス「俺たちがどれだけ危険なのか、まだ誰も分かっていないようだな。今日のガントレットも俺たちが勝つはずだった。なのに勝てなかった。俺達は今最高に腹が立ってるし、最高にデンジャラスだ。もう全員皆殺しだ!」
スミス「次に矢野と共にリングに上がるまで、静寂を貫き通す。これは冗談では済まないしゲームでもない。次にリングに上がる時、それが矢野が最後に試合をするときだ」
みのる「1年前、俺がぶち壊したはずの棚橋がメインのリングに立つ。そして、ただのファミコンのエディットレスラー、ケニーのクソ野郎がベルト持ってメインに立つ。そして俺たち鈴木軍は第0試合……東京ドームで試合がない以上に、これ以上無い屈辱だ。こんなに悔しい思いをしたのは初めてだ。オイ。オイ。新日本よ、棚橋よ!ケニーよ!オカダよ!ジェイよ!全方位、俺たち以外全員に告ぐ!鈴木軍の逆襲、この第0試合から始まる。テメェら覚悟しとけ……俺たち鈴木軍、イチバーン!」
(鈴木が机をひっくり返して去っていく)
第1試合
ハイスピードな攻防から始まり、オスプレイがシーソーホイップで飯伏を場外に落とし、トペを狙うかに見せてロープの反動で中央に戻るも飯伏が走り込んでカミゴェを狙うが、逃れたオスプレイがオスカッターを狙うも飯伏はつき飛ばして逃れて両者にらみ合う。
飯伏がサッカーボールキックも避けたオスプレイがガットショットからロープに飛ぶが、飯伏はドロップキックで迎撃し場外に落とすと、飯伏がバミューダトライアングルを狙うが、オスプレイがエプロンに駆け上がりミドルキックを叩き込み撃墜。そこへオスプレイはサスケスペシャル。リングに戻りフォールも2。
オスプレイはエルボーからチョップでコーナーに押し込み、バックブリーカーからフォールも2。
オスプレイはビンタからエルボーを打ち込んでいき、飯伏は額をこすりつけて睨みつけるとエルボー連打。オスプレイはソバットからロープに飛ぶが飯伏はフランケンで投げ捨て場外へのカンクーントルネード。
リングに戻り、飯伏がスワンダイブミサイルキックから串刺し攻撃も、オスプレイが避けて串刺し攻撃。避けた飯伏がスクールボーイからのぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールドも2。
飯伏は投げようとするがオスプレイが丸め込むが2。
オスプレイは走り込むが飯伏はミドルキックで迎撃しロープに振るが、オスプレイはハンドスプリングオーバーヘッドキック。オスプレイは串刺し攻撃を狙うが、避けた飯伏がパワースラムからコーナーに登るが、オスプレイはチーキー・ナンドス・キックを叩き込み迎撃するとフォールも2。
エルボー合戦から飯伏がエルボー連打。オスプレイのミドルキックをキャッチした飯伏が掌底で倒す。
飯伏はラストライドを狙うが着地したオスプレイにソバットから走り込むも、オスプレイは前蹴りで着地し延髄斬りからお互い投げようとするが切り替えしあい、飯伏はハイキックからロープに飛ぶがオスプレイはフラムフライで迎撃。
オスプレイはトラースキックからストームブレイカーを狙うが飯伏がカナディアンデストロイヤーも2。
オスプレイが走り込むが飯伏が担いで槍投げを狙うもオスプレイは投げすてジャーマン。飯伏はボマイェを叩き込み、さらにラストライドからフォールも2。
飯伏はコーナーに上るが、オスプレイは足へエルボーを叩き込み落下させる。コーナーで逆さ吊りになった飯伏の顔面にオスプレイが左右のビンタ。飯伏は逆さ吊りのママビンタの打ち合い。オスプレイが顔面を連続で蹴りつけ、飯伏を起き上がらせると雪崩式オスカッターを狙う。だが飯伏はこれを逃れると、後頭部にフットスタンプからリングに飛び降り、エプロンに落下したオスプレイを飯伏がぶっこ抜き投げ捨てジャーマン。オスプレイは着地し、振り向いた飯伏の顔面にコークスクリューキック。さらにオスカッターを狙うが、キャッチした飯伏がパッケージジャーマン・スープレックス・ホールドも2。
飯伏はそのままカミゴェも、避けたオスプレイがハイキックも飯伏は避けてハイキック。飯伏がショートレンジラリアットも、受けきったオスプレイにコンビネーションキックからラリアット。これにオスプレイがラリアットを合わせて打ち勝つと、倒れた飯伏の髪を掴んで引き起こし、ストームブレイカーを狙うが着地した飯伏とオスプレイがお互い切り返し合うが、飯伏が人でなしドライバー。フォールも2。
飯伏はカミゴェも避けたオスプレイが背後から顔面にトラースキック。さらに後頭部にバックエルボーを打ち込み振り抜くと、ぐったりと倒れた飯伏にストームブレイカー。これで飯伏は動けず3カウント。
試合後も飯伏は動けずタンカで運ばれていった。
<試合後コメント>
ウィル・オスプレイ
「俺はただカッコイイトリックを見せるだけじゃないんだ。イギリスでも切磋琢磨して強くなってきた。その力を今日、証明することが出来たと思う。そして一つ、何が証明できたかと言うと、それはもちろん、ジュニアヘビー級である自分が、ヘビー級の相手と戦えるのだということだ。俺こそが世界で戦える男なんだ。自分は世界中のヘビー級の強い選手と戦ってみたい。それは日本だけの話ではなく、ROH、レボリューション、色んな所を見てみたい。今日の試合は俺にとってドリームマッチだった。アイドルとして尊敬していて、色んなインスピレーションをたくさんもらった選手との試合だ。でも、でもそんなアイドルであれ、今この新日本で戦っている相手はみんな俺のライバルだ。俺はジュニアヘビー級の身体でヘビー級の選手とも戦えることはみんなもわかっただろう?俺こそが“エアリアル・アサシン”であり、イギリス最高峰の選手、SKY KING、“ソラノオウサマ”であり、世界一の選手なんだ」
第2試合
鈴木軍が急襲し試合開始。3Kが迎撃し金丸をロープに振ると、YOHがカニバサミで倒しSHOが低空ドロップキック。デスペにもダブルドロップキックから鷹木&BUSHIを場外にドロップキックで落としトペを狙うが、鈴木軍がリングに上がりエルボーで迎撃。
YOHをコーナーに振って金丸が串刺しエルボーから、デスペが担いで金丸がドロップキックからのデスペがバックドロップ。デスペがYOHを倒し、フェイスロックもYOHはロープに足を伸ばしブレイク。
金丸がサミングからコーナーに振って串刺し攻撃も、YOHは避けて走り込んで来たデスペの足もキャッチしドラゴンスクリュー。金丸がYOHを場外に投げようとするも、YOHがアイルビーバックからのラリアットで迎撃。YOHはSHOにタッチ。
金丸はSHOをコーナーに振るも、SHOは走り込んでラリアットでなぎ倒し、カットに来たデスペにもドロップキック。だがBUSHIがSHOに延髄斬りも、金丸がデスペにビッグブーツ。
SHOが金丸にエルボー連打も金丸はサミングからロープに飛ぼうとするが、鷹木がエプロンから睨みつけ。SHOが金丸を突き飛ばし、その背中に鷹木がタッチし、SHOと鷹木がチョップの打ち合い。
鷹木はナックルからラリアットでなぎ倒し、鷹木はSHOを投げようとするが、金丸がカットするも、SHOは鷹木と金丸を二人まとめて投げ捨てジャーマン。だがデスペがSHOにスピアー。YOHがデスペに延髄斬り。BUSHIがYOHにブラックマジック式の延髄斬りも、SHOにデスペが延髄斬り。デスペが走りこむも3Kがダブルジャンピングニーから鷹木にトレイン攻撃。SHOが鷹木にバックブリーカーからYOHがダイビングニードロップを投下しSHOがフォールも2。
SHOはバッククラッカーからYOHがドロップキック。3Kは3Kを狙うが、金丸とBUSHIが毒霧を狙うがトラースキックで迎撃。さらにデスペも迎撃するが、鷹木がダブルラリアットでなぎ倒し、鷹木がSHOに熨斗紙。さらに後頭部にパンピングボンバーで倒し、改めて正面からパンピングボンバーからフォールも2。
鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンをSHOに叩き込んで3カウント。
<試合後コメント>
金丸義信
「オイ!ROPPONGI!負けてんじゃねぇよ馬鹿野郎!あぁ?オイ、BUSHI!鷹木!オイ!誰から勝ってんだ?こんなんで納得行ってねぇだろ?オイ!分かってんだろうなこの先ィ?オイ!このままじゃ終われねぇからな!それだけだ。よく覚えとけ。ボケコラ!」
ROPPONGI 3K
YOH「吹いてる、吹いてるよ……絶望の風ね。届きそうで、届きそうで届かない。でもね、この負けが、不幸とか不自由だとかは思ってないから。バネみたいに俺たちはね、縮めば縮んだ分だけ跳ね返るから。負けた原因が何だとか考えて落ち込んでるヒマはないよね。俺たちはプロレスラーなんだよ。プロレスで生きてるんだから、明日からも戦っていきます。以上です」
ロッキー「アイムソーリー、ゴメンナサイ、YOHゴメンナサイ、SHO、ゴメンナサイ。試合を見てくれたファンの皆様に謝りたい。SHO、YOHの責任じゃない。俺の責任だ。2017年はSHOとYOHが帰ってきて飛躍的な一年になった。ただ2018年は2人にとってとても厳しい一年になった。そして、2019年、2018年のジュニアタッグリーグに優勝してJr.のタッグベルトを取るという矢先、今回はベルトを獲ることは出来なかった。なので、今夜のパーティは全てキャンセルだ。俺たちは変わらなければならない。2019年、BOSJの決勝が両国に決まった。俺たちはもっと進化していかなければならない。金丸、デスペラード、ナカスゾコノヤロー!鷹木、BUSHI、ベルト奪取おめでとう。でも今夜は3WAYだった。次は1vs1でやったら結果はわからない。世界中のどこだっていい。ロサンゼルス、京都、どこだっていい。どこでもやってやる!もう一度やってやる!ナカスゾコノヤロー!これはマジで言ってるぞ!お前ら覚悟しとけ!
鷹木信悟&BUSHI
鷹木「まあ嬉しいは嬉しいけど、それ以上にまずはホッとしてるね。俺は昨年、10月から10、11、12と3ヶ月ホントに悔しい思いをしてきたからね。ROPPONGI 3Kにはジュニアタッグリーグの優勝を持っていかれて、金丸デスペラードには血だるまにされて!こんなんじゃ気がすまないよな。でも一つ!こうして結果を残したんで。ただ、ザ・ドラゴンも昇り龍のごとく高みを望んでるから。高いところを見てるから。鷹木信悟の野心はおわらねーぞ!今日もこうして仲間のサポートのおかげでこうして撮ることが出来たんで、感謝の一言ですよ」
BUSHI「ついに獲ったよ、ベルト。でもね、3Kにしろ、金丸デスペラードにしても、やりたいりないし、勝ち足りないよね。これは近々、完全決着も視野に入れてもいいよ。去年からこのIWGP Jr.タッグのベルトを賭けてここまで来たけど、ヒロムと組んで挑んで獲れず、今回は鷹木信悟と組んではじめてのタイトルマッチで、このIWGPJr.のベルトを手に入れた。付加価値は後で必ずついてくるから、このベルトがどうなるか、今後を楽しみにしてます」
第3試合
TAKA「ザック・セイバータイム。ブリティッシュ・ヘビー級選手権試合。石井智宏対チャレンジャーザック・セイバージュニア、みなさんが予想する、この試合の勝者は、誰ですかー!?誰に勝ってほしいですかー!?この試合勝つのは、いつ何時どんな体勢でも、関節技、サブミッションフォールが極められるこの男、ザックの技が決まれば、誰が相手でも!ジャストタップアウト!ギブアップあるのみ。ヒーイズ、サブミッションマスター、ヒーイズ、ZSJ、ヒーイズ、ザックセイバーーーーージュニア!!!石井智宏、カモン!オーバーヒア!」
走り込んでバックの取り合いからザックがコブラツイストを狙うが投げとばした石井が延髄斬りも避けたザックがサッカーボールキック。すぐに立ち上がった石井がチョップからバックドロップで叩きつけると、ロープに飛んで走り込むがザックが飛びつき腕ひしぎ。石井はなんとかロープへ。
ザックは肘にストンピングからアームロックから改めて肘へストンピング。ザックは膝立ちの石井の胸を蹴り続け、石井はなんとか立ち上がると痛めた肘でエルボー。ザックはその腕を取るとアームロック。そのまま三角絞めで絞り上げるが石井はロープへ足を伸ばしブレイク。
ザックは背中にサッカーボールキックから顔面を蹴りつけていき、石井が立ち上がるとエルボースマッシュ連発。石井はラリアットもザックは巻き込んでノーザンライトスープレックスから腕ひしぎ。抜けた石井の足をとってアンクルホールドも、石井も切り替えしてアンクルホールド。ザックは延髄斬りで逃れるが、石井はショルダータックルでふっ飛ばし、コーナーでチョップ連発。ザックはコーナーに振ってビッグブーツも、石井は追走ラリアットでやり返し、ザックが飛びつきフロントネックロックを狙うも、石井はそのまま投げ捨てスープレックス。
石井はコーナーに座らせると、雪崩式ブレーンバスターで叩きつけるが、ザックはすぐに足で腕を挟むとアームツイスト。両者ダウン。
ザックは肘へのストンピングからリストを取って捻り上げる。そのままショルダーアームブリーカー。さらにハイキックから水面蹴りも、避けた石井が走り込むが、ザックは股抜きからバックを取るが、石井もバックを取るも切り替えしたザックが卍固め。石井はロープを掴もうとするも、ザックはそのまま変形カナディアンデストロイヤー。
ザックはサッカーボールキックも、石井はエルボーもザックはミドルキック連発。石井はチョップを叩き込み倒すと、パワーボムで叩きつけてフォールも2。
石井はロープに飛ぶがザックはラリアットを蹴りつけてガードしエルボースマッシュ。だが石井はヘッドバッドからロープに飛んでラリアット。フォールも2。
石井が投げようとするがザックは腕へのオーバーヘッドキックからスリーパー。ザックは胴締めスリーパーを狙うも、切り替えした石井がスライディングラリアット。避けたザックがローリングレッグクラッチホールドも2。
石井は延髄斬りも避けたザックが丸め込もうとするが、石井は抜けてスライディングラリアット。石井は投げようとするがザックは頭頂部に膝を叩き込んで逃れると、正面から飛びついての胴締め腕ひしぎ。これを抜けた石井にザックが卍固め。そのままグラウンド卍固めになると、石井がギブアップしてザックが新王者となった。
<試合後コメント>
ザック・セイバーJr.&TAKAみちのく
TAKA「コングラッチュレーション!ザック!」
ザック「この春にNJCで自分が勝ったときは、温かいぬるま湯のようなビールが来たのですごく頭にきたのを覚えているよ。今回は折角こんな観客の前で、自分の母国のベルトを獲ることが出来たから、俺自身が持ってきたこのビールで乾杯したいと思う。TAKAこそが自分の心の中にあるんだ。イギリスの選手たちはここ数年は苦しい時期だった鴨居知れないが、こうして東京ドームでこのベルトを獲ることが出来たのは嬉しいことであり最高の気分だ。自分自身が代表として戦っている国、その国のベルトを賭けて誰と防衛戦を行うか。誰でもいい。東京でも札幌でもいい。誰とでもどこでも俺はこのベルトを防衛してみせる。しかし、8月の終わりに新日本プロレスが自分の祖国で大会を行うことがわかったので、そこでタイトルマッチを行いたい。しかし、まだ8ヶ月もあるが、その間は誰でもかかってこい。俺は負ける気がしないね。イシイチャン、もしもう一度タイトルに挑戦したいならイギリスでやるべきだ。10時間のフライトを超えて来い。あの雨で薄暗いロンドンでお前とリマッチしてやるよ。それ以外に俺とやりたいやつが居るならレボリューションに来るがいい」
第4試合
背発はタマとニック。タマが握手を要求するが、ニックはつきあわずマットにタッチ。
タマはレフェリーと握手。さらにEVILと握手するが、EVILは場外に投げ捨て、そのまま場外乱闘へ。EVILはマットを花道にボディスラムで叩きつけると、花道を走り込んでのラリアット。
リングに戻り、マットの背中にロアがタッチしリングに入ると、EVILがガットショットから走り込むがロアが担いで叩きつける。タマが出てきてEVILに連携攻撃を叩き込むと、タマがボディスラムからロアがダイビングヘッドバッド。さらにタマもコーナーに登るが、ヤングバックスが落下させて、ロアに合体ドロップキック。エプロンのSANADAもドロップキックで落下させると、EVILに走り込むがEVILはマットをショルダースルーでエプロンに落とす。だがニックがネックブリーカーで動きを止めると、マットがそこへ振り子式セントーン。さらに合体ネックブリーカーからフォールも2。
マットはナックルから回転エビ固めで丸め込みシャープシューター。ニックは場外のSANADAにコーナからのプランチャ。
これを離すとヤングバックスはタマとロアにトペ・スイシーダからEVILにビッグブーツ。キャッチしたEVILにエルボーから走り込むも、EVILはラリアットでなぎ倒しSANADAにタッチ。
ヤングバックスがSANADAをコーナーに振るが、SANADAはニックを避けてマットに低空ドロップキックからニックにパラダイスロック。マットをニックに叩きつけると、走り込んで来たタマを飛び越えてドロップキックから場外のロアにプランチャ。すぐにリングに戻りタマにもプランチャから、マットのプランチャを避けてプランチャ返し。ニックにケブラーダも避けてプランチャ。
SANADAは走り込んでん来たマットにバックエルボーから、スイング式フロントネックを切り返すもニックがスワンダイブドロップキックで迎撃。だがEVILが入ってきてカットしていくが、タマにネックスクリューもロアが投げ捨てジャーマン。マットにも投げ捨てジャーマンを狙うがマットは着地しスピアーで迎撃すると、マットはコーナーに登るが、SANADAがエルボーからEVILとともに正面に登るも、タマとロアが股の下に潜り込み、合体雪崩式パワーボム。だがニックがそこへファイヤーバードスプラッシュをSANADAに叩き込む。
邪道が竹刀を持ってリングに上がるが、ヤングバックスがダブルスーパーキックで迎撃。だがファレがヤングバックスにダブルラリアットも、EVILがラリアットでファレを場外に叩き出す。
ロアがエルボー連打もEVILがガットショットからSANADAとマジックキラーを狙うが、タマがスピアーで迎撃。
ロアがコーナーに上りタマが担ぎ上げようとするが、タマを踏み台にしたニックがロアをリングに投げ捨て、コーナーから飛び込んで来たSANADAにダブルスーパキックからインディーテイカーを狙うも、タマがガンスタンで迎撃し、SANADAがマットにドラゴンスリーパーからEVILとともにマジック・キラー。さらにSANADAがラウンディングボディプレスを投下し3カウント。
<試合後コメント>
タマ・トンガ&タンガ・ロア
タマ「やあ皆さんこんにちは。そしてEVIL&SANADA、おめでとう。タッグリーグでも優勝し、レッスルキングダムでも勝利。これは2年連続だったかな?お前たちは俺たち、他のタッグチームをハシゴのみならず、踏み台にしてどんどんのし上がっていくんだな。今日の様子を見ていると日本人がたくさん勝っているようだな。それはそれでよかったよ。みんなしっかり準備をしてきたんだろう。俺も嬉しいよ。なぜなら俺は“グッドガイ”になったからね。そしてなにより、彼らは正々堂々と戦って勝った。これは間違いないことだ。ヤングバックスにも称賛を送りたいと思う。素晴らしい仕事をしてくれたし、俺達と一緒に居ないときも素晴らしいタッグチームだと思う。これからに関しても頑張って欲しいと心の底から思っているよ。2019年は“グッドガイ”ということで新しい自分になる。良い人間として、みんなのお手本になれるような人間になるんだ。なぜなら、“バッドボーイ”タマ・トンガの時代、俺は中々トップに行くことが出来なかったし、いい影響を与えていなかったかも知れない。だからこそ“グッドガイ”になって、もっとポジティブで良い影響をみんなにもたらしたいと思っている。もう“バッドボーイ”は卒業だ。“グッドガイ”タマ・トンガがこれから君臨するぞ!」
ロア「黒星を喫してしまった後に、自分自身の気持ちをポジティブに保つのはすごく大変なことだ。でも横にいるタマ・トンガが自分自身のキャラ変をして頑張っているから、俺も一緒に頑張って行くよ。ただ、俺たちこのタッグというのは、3WAYをあまり得意にはしていない。EVIL&SANADA、おめでとう。そしてヤングバックスには、ありがとう。ここで共に戦ってきた日々に感謝をしているし、将来に向けても素晴らしい功績を残せるように応戦していくよ。ということで、自分もポジティブなキャラクターとして戦えるように今は頑張っているところだ」
EVIL&SANADA
EVIL「宣言通り、ダブルチャンピオンだよ。このベルトの価値が見えてないやつも居るだろう、だが、安心しろ。俺にもSANADAにも見えてる。このベルトを大阪城、或いはドームのメインカードまで俺らがチャンピオンとして持っていくからな。よぉく覚えとけ。This is EVIL!! Everything is EVIL……全ては、EVILだ!!」
第5試合
ベルトで殴りかかったCodyにジュースがナックル連打。Codyがヘッドロックからスライディングして横を抜けるも、ジュースが担ぐが着地したCodyへ走り込んだジュースにCodyはナックルからロープに飛ぶ。だがジュースはザ・テイスト。Codyは走り込むがジュースはスパインバスター。
ジュースはコーナーに登りダイビングクロスボディも、そのまま丸めこもうとしたCodyがアメリカン・ナイトメアを狙うが、逃れたジュースがCodyを担いで山折り。
ジュースはコーナーに登るも、Codyの嫁であるブランデーがCodyの上に乗り守る。殴ってこいと挑発するブランディに、ジュースは殴ることができず、そのすきにCodyはエプロンに逃れて、追ってきたジュースを蹴り上げると、クロスローズを狙うが切り替えしたジュースを突き飛ばして鉄柱に叩きつけ、落下したジュースを痛めつけていく。
リングに戻り、ブランディとキスをしてからブレーンバスターを狙うが、ジュースは着地しレフェリーに突き飛ばすが、ブランディがスピアーからマウントナックル連打。これをレフェリーが注意し退場を促す。
このすきにCodyはクロスローズを叩き込みフォールも2。
CodyはDIN’S FIREを狙うが、ジュースが切り替えしてパルプフリクションを狙うが、Codyはこれを逃れてクロスローズの体勢も、ジュースが切り返すと掟破りのクロスローズ。
ジュースはナックルも、巻き込んだCodyがロープに走り込んでディザスターキックから掟破りのパルプフリクションからフォールも2。
Codyはベルトでジュースを殴ると、ストンピングもジュースはナックル。お互いナックルの打ち合いから、ジュースがナックルパート。だがCodyがトラースキックを打ち込みロープに飛ぶも、ジュースはカウンターの左ストレートから、改めて振りかぶって右ストレート。
ジュースはパルプフリクションからフォールするかにみせて、引き起こすと再度パルプフリクション。これでフォールし3カウント。
<試合後コメント>
ジュース・ロビンソン
「ちゃっちゃとやっちゃおうぜ!タイトルマッチというのは俺たちにとって仕事の一環であり、このベルトはその一部かもしれない。しかし、今夜Codyとベルトを賭けて戦うことには少し個人的な感情がこめられていた。というのは、このベルトはずっと日本で闘い続けられる選手が持つべきだと俺はずっと思っていたんだ。年間150試合をしっかりと日本で闘い続けられるやつが持つ。それこそが新日本プロレスが有するこのIWGP USチャンピオンシップというものなんじゃないかと思っているんだ。それを今日、取り戻すことができたんだ」
(ここでバレッタがビールを持ってコメント会場に登場)
バレッタ「ジュース!おめでとう!乾杯しようぜ!」
(2人で笑顔で乾杯)
バレッタ「おっ、マイクがあるね。俺も喋っていいかな。実は俺だってCodyとタイトルマッチをする予定があったというのは皆も知ってるよね?でもCodyが怪我をして直前に流れてしまったんだ。Codyはあのケガもあったことだし、以前のアイツとは違ったかも知れないが、まあ何がいいたいかと言うと、俺はそのベルトに挑戦したい」
ジュース「こんなぬるいビールを持ってきてくれて挑戦かぁ~?(笑)」
バレッタ「いつでもどこでもそのタイトルに挑戦したい」
ジュース「いいよ、お前なら戦ってもいいだろう。俺だっていつでもどこでもやってやる」
バレッタ「ありがとう!じゃ、ビールも飲み干してしっかりコメントを終わらせてきてくれよ!」
(バレッタが退席)
ジュース「今までマイクを使って喋ってたけど、別にちょっとしか離さないからもう使わなくていいよね。みんな、Codyが日本で何試合したか知ってるかい?知らないにしてもあまり多くはないということは分かるよな?前回戦ったときに俺は負けてしまった。でも今回はより強い男になって戻ってきて、今日勝つことができたんだ。この赤い革で出来た素晴らしいベルトというのは新日本プロレスを代表する選手が持つべきであると、今一度言っておこう。これを腰に巻いてチャンピオンとして君臨できるのは、この新日本プロレスで常に戦っている選手なんだ。日本、アメリカ、世界中どこでもこれを腰に巻いて戦える男、それは俺なんじゃないかと思う。ただただにらみ合いをするとか、ふざけたことをするとか、或いは試合当日に棄権するとか、そういう男にはこのベルトはふさわしくない。雨でも雪でもいつでも戦えるやつ、肝が座った男こそがこのIWGP US王座に君臨すべきなんだ」
――三度目の挑戦でした
「そう。2回やって2回負けた。レッスルキングダム11では俺が戦うはずじゃなかったんだ。これはみんな知ってるかわからないけど、マイケル・エルガンが対戦するはずだったんだが、急遽自分が入った。ただその二年前は俺よりCodyのほうがよりより選手だった。でも2年経って、今夜自分はCodyより強くなって戻ってくることが出来た。前は元USヘビー級王者だったけど、また現チャンピオンに戻ることが出来た。新日本プロレスを信じて日本で闘い続け、巡業中はホテルで泊まりながらも、ファンの信頼も得て、会社の信頼も得て、ここまできたのが俺なんだ。ジュースはもう以前のジュースじゃない。より強くなり、よりセクシーになって戻ってきたんだ。この新しいコスチュームもいいでしょ?(笑)」
第6試合
KUSIDAが猪木アリ状態からロックアップへ。リストの取り合いから走り込んでの切り替えしあい。KUSHIDAは石森の肩を蹴り上げると、走り込んで来た石森にアームホイップから顔面にドロップキック。さらにドロップキックからロープに飛んで走りこむも、石森はホイップしていき、再度KUSHIDAが走り込んでホバーボードロックを狙うが、力づくで止めた石森がフェイスロック。KUSHIDAはロープに足を伸ばしブレイク。
チョップの打ち合いからKUSHIDAがコーナーに振るもエプロンに逃れた石森がショルダーアタックからスワンダイブルーテーズプレス。
KUSHIDAは膝立ちでエルボー連打からミドルキック。石森が走り込むと、KUSHIDAの足をキャッチしロープにかけると、延髄斬りからスライディングジャーマン。さらに450°スプラッシュも、KUSHIDAは石森の腕をキャッチし腕ひしぎ。これを離すとフェイスロック。さらに三角締めに移行していくが、石森はそのまま担ぎ上げるもKUSHIDAはアームロック。石森が回転して逃れるとラ・ミスティカ式クロスフェイス。これをKUSHIDAがパントキックも、避けた石森がガットショットからロープに振るが、KUSHIDAはハンドスプリングも石森は担いで肩車させる。KUSHIDAはフランケンを狙うが、石森は力づくで止めてサイファーウタキ。この足をキャッチしたKUSHIDAが足をレフェリーに持たせて顔面にパントキック。
KUSHIDAは串刺し延髄斬りからホバーボードロックを狙うも、切り返した石森がサイファーウタキ。フォールも2。
石森はブラディークロスもKUSHIDAは体を捻ってホバーボードロック。なんとか担ぎ上げて立ち上がった石森が変形ファイナルカット。
石森は串刺しダブルニーからブラディクロスを狙うが、KUSHIDAはバックトゥーザ―フューチャー2連発を狙うも、耐えた石森がジャンピングニー。KUSHIDAは右ストレートからロープに飛ぶが、石森はジャンピングダブルニーからのフットスタンプで迎撃し、ブラディークロスで3カウントを奪った。
<試合後コメント>
石森太二
「無事、カワウソくんを捕獲して、ベルトさんは俺のところに来たぞ。一番悔しいのは、恐らくアイツだろう。これからは俺がチャンピオンだから、この新日本Jr.のベルトの価値を高めて、リボーンしてやるよ。でもカワウソは、結構賢くて、手強い生き物なんだよ!疲れてるだろうからさ、家帰ってうまい餌食わせてやるよ!イッツ・リボーン!」
第7試合
オカダはかつての入場曲にショートタイツのコスチュームで登場。
場外に逃れたジェイをオカダが追うも、ジェイはリングに戻り、オカダがこれを追って戻るとジェイはストンピング。オカダはエルボー連打から走り込むと、ジェイのラリアットを避けてビッグブーツから首投げで倒し顔面に低空ドロップキック。
オカダはエルボーから、ジェイがロープに振って外道が場外から足を引っ張りタイミングをずらすと、ジェイがオカダをコーナーに叩きつける。さらに場外に投げ捨てると、そのままジェイも場外に降りて鉄柵に叩きつけていく。
リングに戻り、ジェイが串刺しエルボーからバックドロップ。フォールも2。
ジェイはフロントネックからフォールも2。
ジェイは改めてフロントネック。オカダがボディへのエルボーで逃れると、エルボー連打にジェイはビンタ。オカダは串刺し攻撃を狙うが、ジェイはビンタから首投げで倒すも、オカダもビンタを返すとかかと落とし。ジェイはロープに振ってチョップも避けたオカダがランニングエルボーで倒す。
オカダはコーナーに振って串刺しバックエルボーからガットショットを叩き込みDDT。オカダはコーナーに押し込みエルボー。ジェイはガットショットからフロントネックも、オカダはそのままコーナーに押し込んでコーナーに座らせるとドロップキックで場外に落とす。そのまま場外乱闘も、外道がオカダの背中にエルボー。オカダは外道にガットショットから鉄柵に叩きつけると、ジェイと外道にまとめて鉄柵超えのクロスボディアタック。
リングに戻り、オカダはボディスラムからコーナーに登りダイビングエルボードロップ。オカダはレインメーカーポーズからレインメーカーを狙うも、ジェイはコンプリートショットから投げ捨てジャーマン。
ジェイは裏投げからフォールも2。ジェイはブレードランナーの体勢も、エルボーで逃れたオカダにジェイはショートレンジラリアット。ジェイはレフェリーの注意を引きつけると、外道が椅子をエプロンにセット。外道が今度はレフェリーの目をひきつけ、ジェイが椅子を持つとオカダに振りかぶる。だがオカダは避けて突き飛ばすと、外道に誤爆させ、ジェイにドロップキックから改めてロープに振ってドロップキック。オカダはレインメーカーを発射するが、ジェイは避けてスリーパースープレックス。
ジェイはキーウィークラッシャーからフォールも2。
ジェイはオカダにブレードランナーを狙うも、オカダは切り替えしてツームストンパイルドライバー。
エルボーの打ち合いからジェイがエルボー連打。オカダはドロップキックも、スカしたジェイがブレードランナーの体勢もオカダが逆さ押さえ込みで切り返しラリアット。避けたジェイがロープに飛ぶも、オカダはドロップキックで迎撃。
オカダはレインメーカーを狙うが、切り替えしたジェイがブレードランナーを狙うが、オカダが担ぐもジェイが切り替えしてブレードランナーの体勢。これを切り替えしたオカダがレインメーカーも、ジェイは切り返すが改めてオカダがレインメーカー。これがきまり、改めてレインメーカーポーズからレインメーカー。ジェイがキャッチしブレードランナーからフォールし3カウント。
<試合後コメント>
ジェイ・ホワイト&外道
ジェイ「拍手をしろ!俺はレインメーカーを倒したんだぞ!」
(外道が報道陣に拍手を強要)
外道「拍手はねぇのか?!手ェ叩かないと始めねぇぞ!」
ジェイ「言葉の壁があるとは言え、勝者に対して称賛がないとは、どれだけ失礼なことなんだ。ここに座っている記者どもも、そして客席で見ているファンどもも、みんな同じだ。俺がどれだけのことをしてきたか、全く分かっていない。俺は言ったことを全て実行してきた有言実行の男だ。今回対戦したオカダがコスチュームをショーツに戻してきたって、衣装だけ変えたって、中身は全く変わっていなかった。それで俺に敵うと思ったら大間違いだ。俺は強さを証明してきた。戦略がずる賢い?そんなものは関係ない。俺の強さがあったからこそ俺は今日もオカダを倒すことが出来た。あんなに楽に倒した俺を見て、お前たちはどう思ったんだ?何分で倒したか分かっているのか?オカダが過去にレッスルキングダムで勝ったことが少なくとも3、4回はあったはずだ。内藤、棚橋、ケニー、それらの面々と戦ってきたときだって、どれだけ時間がかかったか覚えているか?それを俺はこれだけ短い時間で楽に勝ってみせたんだ。オカダはレッスルキングダムで4回戦った内3回勝ったと記憶しているが、どういう勝ち方だったか覚えているか?CHAOSのリーダーであるあのオカダ・カズチカをあんなに楽に倒してみせたことをお前らは覚えておいたほうがいい。俺は勝ったのにまだブーイングをされている。次は何をすればいいか考えているが、多分、俺はこれから始まるメインイベントをしっかり見ておかなきゃいけないと思うな。俺は棚橋にもケニーにも勝っているし、ちょうど自分の腰には何のベルトも巻かれていない。IWGPヘビー級の王者がどちらになるのか、それをしっかり見届けてそのベルトに挑戦したいと思っている。オカダとの対戦は自分が休み明けだって、いつなんどきだって勝てるような強さを見せることが出来たと思う。オカダの時代は終わった。そして皆、スイッチブレード、俺と共に呼吸するがいい。これからは俺の時代だ!トゥー・イージー!トゥー・イージーだ!」
第8試合
入場してベルトを掲げるジェリコの背後から内藤が走り込み急襲。そのまま場外乱闘で試合開始。
内藤は花道に連れ出してのパイルドライバーから、リングに戻るとコーナーを外して殴りつけていく。さらにレフェリーにコーナーマットを投げつけると、ジェリコがコーナーに振るが足を伸ばしてカットした内藤がコルバタで投げ捨てていく。
内藤は顔面を蹴りつけ。エルボーからロープに振るも、ジェリコはロープを掴んでタイミングをずらすが、そこへ内藤がラリアットで場外に投げ捨て、トペを狙うかに見せてロープの反動で中に戻るが、ポーズを決めずに再度トペを狙うが、ジェリコは場外から竹刀攻撃で迎撃。
顔面をおさえのたうちまわる内藤に、リングに戻ったジェリコは竹刀攻撃を続け、コーナーで内藤ポーズをきめるとダイビング竹刀攻撃。
ジェリコは竹刀でのチョーク攻撃から、そのまま寝かせて竹刀へのフットスタンプでチョーク攻撃。
ジェリコは頭をはたいていくが、内藤は立ち上がるとエルボーからロープに飛ぶも、ジェリコはショルダースルーでエプロンに落とし竹刀攻撃。さらに三角蹴りで場外に落とすと、カメラマンのムービーカメラを奪い内藤を写し、カメラを返すとストンピングから場外ブレーンバスター。そのまま内藤を連れて場外を歩き回ると、実況席の机の上に登りDDT。ジェリコは自らカウントを叩きレフェリーに腕を上げさせるが、これはレフェリーが勝利を認めず、内藤の顔面をエプロンに叩きつけてリングへ。
ジェリコはコーナーからダイビングクロスボディアタックを投下しフォールも2。
内藤は膝立ちでエルボーからロープに飛ぶが、ジェリコはバックエルボーで倒しライオンサルト。フォールも2。
ジェリコはバックドロップから冬木式の踏みつけフォール。
ジェリコのビンタから内藤がエルボー連打。ジェリコはロープに振るも内藤はジャンピングエルボーで倒す。
内藤はエルボーからロープに振ってバックエルボーから後頭部にドロップキック。さらにコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットしようとしたジェリコの足をキャッチし、ツバを顔面に吐くとロープにかけて後頭部に膝を叩き込むと、ネックブリーカードロップ。
内藤は後頭部を踏みつけていき、首投げから顔面を踏みつけると、改めてツバを吐いてポーズを決めて挑発。
内藤はコーナーに振って串刺しドロップキックから振り子式ドロップキック。ジェリコはこれをキャッチしウォール・オブ・ジェリコ。回転して逃れた内藤が走り込んでエルボーも、ジェリコは避けて延髄斬りからコードブレイカーを狙うが、内藤はキャッチしスイングDDT。
内藤はグロリアからフォールも2。
内藤はデスティーノを狙うも、ジェリコはキャッチしウォール・オブ・ジェリコ。内藤はリングに落ちていた竹刀を手に取り、ジェリコを殴り続けこれを逃れる。
内藤は竹刀攻撃からロープに振って竹刀をフルスイング。さらに柄で殴りつけると、ジェリコにフルスイングするが、避けたジェリコがコードブレイカーからフォールも2。
ジェリコは竹刀を捨てると、リング下から椅子を大量に投げ入れて、内藤のボディと背中にイス攻撃。
ジェリコは内藤を担ぐが、内藤はイスへのDDTを叩き込むと、イスを場外に投げ捨ててから掟破りのコードブレイカー。フォールも2。
内藤は竹刀を持ってコーナーに上がるが、ジェリコはイスを投げつけて動きを止めると、チョップからイスへのブレーンバスターを狙うが、内藤は着地しイスへの投げ捨てジャーマン。さらにデスティーノを狙うが、ジェリコはレフェリーを突き飛ばしてこれを逃れると急所攻撃からコードブレイカー。フォールも2。
ジェリコはイスを持つが、これを投げ捨てると実況席からベルトを奪い、リングに戻るとベルトで殴りかかる。避けた内藤が金具がむき出しのコーナーへフラップジャックからデスティーノ。フォールも2。
内藤はベルトを手にすると、そのベルトでジェリコの顔面を殴りつけ、改めてデスティーノ。これでフォールし3カウント。
<試合後コメント>
内藤哲也
「(マイクを手に取ろうか迷いながら)……いらないかな。散々いらないって言ってたベルトなんだけどね、またこのインターコンチネンタル王座から近づいてきてしまったって感じかな。まあ、今回のジェリコ戦に関しては、あのジェリコからこのベルトを奪い取るって目的はあったにせよ、相変わらずこのベルトは俺のことが好きだね。どれだけ投げられても、どれだけ割られても、どれだけ破壊されようとも、やっぱり俺に愛着があるのかな。まあ今日の試合、最後はこのベルトに助けられたしね。叩きごたえありましたよ。まあ、2019年、内藤哲也がかつて必要のないと言ったこのIWGPインターコンチネンタル王座を……さぁ、次はどのように扱うかな?封印しようとして失敗し、破壊しようとしてまた失敗し、じゃあ次は?何だと思いますか?まあこの答えを今行ったところで、どうせ皆様、大きく扱ってくれないんでしょう?結局、ダブルメインイベントって言っても、今から始まる試合、この試合がメインイベントだからね。やはり、注目度の違いはあるかも知れない。でもやはり、メインイベントにあつかうべきだよ。俺は今までもそう主張したでしょう?ビッグマッチのメインはIWGPヘビー級選手権試合であるべきだって。まあ身をわきまえて、俺は今日はちょっと発言は控えようかな。このベルト、これからどうしていくか、興味のある方は俺の携帯電話に電話してよ。番号わかる?わかる?まあかけたところで俺が出るか出ないか、その答えはもちろん……トランキーロ、あっせんなよ!ではでは、また明日ですかね?お会いしましょう。もちろん皆様明日も後楽園ホールへ起こして下さるんでしょう?しっかり顔、覚えたからね?(笑)ではでは、皆様!アスタマニャーナ!アディオス!」
(欠場中のヒロム以外の全員がベルトホルダーとなったL.I.Jの面々が集って記念撮影)
クリス・ジェリコ
(インタビュールームに到着すると、イスや備品を投げつけながら荒々しく登場)
「何が起こったのか、しっかり見ていたか?新日本プロレス、これでいいのか?お前らはこの大事なタイトルマッチで相手が持っているベルトで頭に奇襲をしかけてそのベルトを奪うなんていうあまりにもリスペクトのかけらもない行為を行ったあの男を称賛するのか?日本人は他人を尊敬することを重んじるはずなのに、あんな男をどう思うんだお前らは?内藤は俺にずる賢い奇襲を仕掛け、それをみんな喜んでいたな?6ヶ月、7ヶ月たち、俺はベルトを失った。まあみんなそれを喜んでいるんだろうが、これでクリス・ジェリコと新日本プロレスとの時間が終わると思ったら大間違いだ!俺は2018年、IWGPインターコンチネンタル王座を最も長く保持していた男だ。だからこそ、ここで言わせてもらう。俺はIWGPヘビー級王座に挑戦させてほしいと思っている。東京スポーツも、ベースボールマガジンも、ゴングも、ニューヨーク・タイムズもしっかり記事にしろよ!『クリス・ジェリコがIWGPヘビー級王座に挑戦しチャンピオンとなる!』とな!分かったか?!」
(机をひっくり返し、女性通訳の食べかけの弁当を強奪してそのまま荒々しく退場)
第9試合
ケニー・オメガは事前に公開された『Undertale』風PVの続きを、Undertaleの曲に乗り自ら体現し入場。
ケニーがロープに押し込みクリーンブレイクも、棚橋がビンタ。ケニーがガットショットからエルボー連打。更にビンタも棚橋がロープに振るが、ケニーはパントキックからコーナーに振って串刺し攻撃。棚橋がバックエルボーで迎撃しコーナーに登るが、ケニーが担ぎ上げるも棚橋は着地しコブラツイスト。ケニーはホイップして逃れるとフォールしようとするが、棚橋は丸め込むが2。
棚橋はストンピングからヒールホールド。さらにリバースインディアンデスロックからビンタの応酬。ケニーはロープを掴みブレイク。
棚橋は足を蹴りつけてロープに振ろうとするが、耐えたケニーがエルボー連打。棚橋はボディブローからエルボーを叩き込みロープに飛ぶが、ケニーはキチンシンクで迎撃しフラッシングエルボー。
ケニーはサッカーボールキックから背中にローキック連打。さらにコーナーに叩きつけて顔面を踏みつけていく。
ケニーはバックブリーカーからフォールも2。
ケニーはロープに振って背中にエルボー。再度ロープに振って背中にエルボー。3発目は棚橋がエルボーで返し、エルボーの打ち合いからケニーがチョップ。ケニーはロープに振って棚橋の背中にエルボーを打ち込むと、棚橋はリングにうつ伏せに倒れる。ケニーは顔面を蹴りつけていき、背中にサッカーボールキック連発から顔面にビンタ連発。無理やり起こしてバックドロップから、場外におりた棚橋を担いでエプロンへのバックドロップ。ケニーは鉄柵に叩きつけて走り込むが棚橋はドロップキックで迎撃。だがケニーは実況席に棚橋をボディスラムで叩きつけると、鉄柵からのケブラーダから、巻き込まれたミラノコレクションの腕を上げる。
ケニーは場外で机をセットするが、棚橋はケニーをリングに投げ入れエルボーの打ち合い。ケニーがチョップから、ロープに振ってラリアットも避けた棚橋がジャンピングエルボー。棚橋はエルボー連打でコーナーに押し込み、逆コーナーに振って走り込むがケニーは足を伸ばしてカットすると踵落としからミドルキック。だが棚橋はキャッチしドラゴンスクリューで投げ捨てていく。
棚橋はドロップキックからボディスラムで叩きつけ、サンセットフリップからフォールも2。
棚橋はロープに飛ぶが、ケニーはチョップで迎撃しコタロークラッシャー。
場外に降りた棚橋へケニーはトペを狙うが、棚橋はリングに走り込みドロップキックで迎撃しロープに飛ぶも、ケニーはフランケンで場外に落としトペ・コンヒーロ。
場外カウント14でリングに戻り、ケニーが肩へのミサイルキック。ケニーは高速ドラゴンから棚橋のラリアットを避けて再度高速ドラゴン。ケニーはVトリガーを叩き込むと棚橋は崩れ落ち、ケニーは肩車しようとするが耐えた棚橋を担ぎ上げてカミカゼからコーナーに飛び乗るも、棚橋がその足をキャッチしリバースドラゴンスクリュー。
棚橋はネックスクリューからテキサスクローバーホールドも、耐えたケニーへ
スタイルズクラッシュ。棚橋はコーナーに上ると、ハイフライフローもケニーは剣山で迎撃。
ケニーはVトリガーも棚橋は避けてコーナーに自爆させると、エプロンのケニーを引き起こしてロープ越しのドラゴンスクリュー。
棚橋はエプロンでのスリングブレイドから、場外の机にケニーを寝かせて場外ハイフライフロー。ケニーが避けて自爆させると机が真っ二つに。
ケニーは背中にエルボーからロープに棚橋をかけて、その背中にフットスタンプ。さらにパワーボムで叩きつけるとフォールも2。
ケニーは再度パワーボムからフォールも2。
ケニーはシットダウンパワーボムからフォールも2。
ケニーはロープに飛ぶが、棚橋はスリングブレイドで迎撃。
エルボーの打ち合いから、ケニーは左右のナックル。更にチョップから左右のエルボー。棚橋はビンタで返していき、お互い張り合うとケニーは飛び込んで膝蹴りから四つん這いの棚橋のボディへ膝蹴り連発。ケニーは背中に掌底連打からジャーマンスープレックス。立ち上がった棚橋へボディブローから膝蹴りを叩き込み、チョップ連打からロープに走り掟破りのスリングブレイド。
ケニーはコーナーに登り、掟破りのハイフライフローからフォールも2。
ケニーはVトリガーも膝を付き、棚橋も膝をつくと頭をこすりつけ合う。ケニーが立ち上がるも、棚橋はビンタ。ケニーは膝蹴りを打ち込むと棚橋は膝を付き、そこへさらに膝蹴り。四つん這いになった棚橋へケニーは再度膝蹴りも、棚橋はキャッチし低空ドロップキック。棚橋はロープに走ろうとするが、ケニーはコスチュームを掴み高速ドラゴンを狙うも、耐えた棚橋へリバースフランケン。ケニーはVトリガーを叩き込み、担ごうとするが棚橋はビンタ。ケニーは膝蹴りから肩車も、棚橋はリバースフランケンで投げ捨てる。
棚橋はドラゴンスープレックスホールドも2。
棚橋はコーナーに上るとクロスボディ式のハイフライフロー。改めてハイフライフローを投下しフォールも2。
棚橋はコーナーに登るが、ケニーは飛び膝蹴りを叩き込んで動きを止めると雪崩式ドラゴンスープレックス。
ケニーはVトリガーを発射し、片翼の天使を狙うが棚橋は回転してこれを逃れるとスリングブレイド。棚橋はコーナーに登りハイフライフローを投下しフォール。これで3カウントを奪った。
エンディング
棚橋「今日は、たくさんのご来場、本当にありがとうございました!正直、言うと、もう、この、舞台には、帰ってこれないんだと思ってました。けど、柴田選手!本間選手!多くの仲間が、エネルギーをくれました。そして何より、僕を、ここまで、押し上げてくれた、ファンの皆さん、ありがとうございました!また、この、IWGPのベルトと、新しい風景を作っていきます。今日は本当にありがとうございました!…ありがとう。ごめん、今日、エアギター、やる力残ってないわ。(会場から棚橋コール)厳しいな。じゃあ一回だけ(エアギターを披露しリングに倒れるが、会場から「アンコール」が響く)ず~~~~っと、このベルト、大事にするから、エアギターは、そん時までとっとこうぜ!じゃ改めて、皆さん、長時間ありがとうございました!じゃあ最後に~会場のみなさ~ん!愛してま~~~~す!!」
<試合後コメント>
棚橋弘至
――約4年ぶりのIWGPヘビー級王座戴冠おめでとうございます
「ありがとうございます!」
――久々にそのベルトを手にした感想は
「何回も巻いてきたベルトなんですけど、初めてベルトを巻いたような感覚です」
――8度目になりますが、7度目までとは違う感覚ですか?
「まあ思い出すこともあるし、また一緒にあ積んでいければいいんじゃないかと思います」
――ドームのメインは3年ぶり
「リング上でも言いましたけども、自分ひとりでは戻ってこれなかったなと思いますね。他のレスラーからいい刺激を受けたり、ホントに『頑張ってくれ』『頑張ってほしい』という祈りに近いみんなの声援が背中を押してくれました。」
――名前を上げるとしたらどの選手
「そうですね、ホントにG1 CLIMAX優勝できたのも、セコンドで柴田選手が僕にね、エールを贈ってくれた。感謝してます」
――ケニー選手とのイデオロギー闘争でしたがどんな気持ちで臨みましたか
「ケニーに対する怒りっていうのは、最初から抱いていたものではなく、そのケニーが新日本を侵攻していくなかで、大事なものが壊されていくんじゃないかっていうそういう危機感からなんだけど、これで長岡で負けて、ドームで勝って、ケニーとは1勝1敗なんで、『さあ次いつやりますか!』という感じです」
――まだこの闘争は終わっていない?
「まだね、本当に納得行くまでやってない、やれてないっていうのが僕の中であるんで。『ケニー、次いつやるんだ?』って感じですね」
――4万人の観衆が詰めかける中での試合でした
「ホントに、壮観でした。それをね、メインイベントのリングで見られる俺は本当にタイミングいいなと思います」
――2019年最高のスタートを切りました。第67代王者としてどんな景色を見せていきたいか
「ベルトっていつぶりでしたっけ?4年ぶり?もう一回、ゼロから、イチから、積み上げていきます。そういう気分です」
――試合中、ケニーが用意した机を棚橋選手が使った場面がありましたが……
(ここでジェイがやってきて棚橋にIWGP王座挑戦を表明し、棚橋の祝杯YOHビールを一本失敬して去っていく)
「ジェイは『全然お前なんかよりも俺が優れているもう新しい時代、ニューエラなんだ』って言ってましたね」
――今日、ジェイ・ホワイト選手がオカダ選手を破りました
「今はまあ細かく言う必要はないけど、俺とオカダをタッグ組ませたという意味では、今、新日本のキーマンだよね」
――ジェイの「自分の時代だ」という発言については
「俺の時代です!ハイ!(笑)」
――かつてのライバルのAJスタイルズの技を繰り出しましたが、AJには品があったということでしょうか?
「AJは品があります!」
――今日のケニーには品がなかった?
「それも落ち着いてから考えます」
――先程中断されてしまった質問ですが、机を使ったことについては
「明確なイデオロギーの境目を、ぼやっとさせる!ただ勝つだけじゃない。ただ叩き潰して焼け野原で終わるんじゃない。試合後に、救いを見出す。それが僕が理想とする、理想に近い、プロレスなんです」
――平成最後の東京ドーム大会でメインに返り咲き王座奪取を果たしました。震源号最初ののドーム2連戦が発表されましたが、それについて思うところは
「ちょっとあの、フゥーッ……ダメだ!大丈夫!俺がなんとかします!」
――品がないという言葉がありましたが、最後お客様に「応援してくれてありがとう」という言葉が出ました。ケニー選手だったら「私は最高のレスラーだ」という言葉が出ていたと思います。この差はなんだと思いますか?
「それは僕がどうして今日、この日のドームのメインイベントに立てたかっていう。それはやはり、2018年、声援でね、エネルギーを貰って、本当にかつて無いほど追い風吹かせてもらったんで、そういう意味での感謝ですね」
――40代で初めてIWGPを巻いたことについては
「うん!40代……だったんですね。また考えます」
――入場してきて、最初ポストに登って、東京ドームの一番遠いところを見ていた、なぜなのか、そしてどういう光景が広がっていたか
「僕はコーナーに上るときは、今日だけじゃなくて、どの会場でも、どの体育館でも、とにかくコーナーから一番会場の隅を見るんですよ。で、そこにお客さんがいなくて、空席だったときに、『必ず次にこの会場に来たときにはあそこまで埋めるんだっ』て決意を固めていったので、今日もドームで上の方まで見たときに本当にグッときました」
――観客動員数は38,162人で去年と比較すると30人位増えたと思います
「ほんとに選手の頑張り、マスコミの皆さん、ファンの皆さん……ハイ!みんなの力で38000、達成できました!」
――平成最後のIWGP王者になるためにはあと4ヶ月守らなきゃいけない自信はありますか
「もちろん自信はあります!」
――今まではイデオロギー闘争を乗り越えて新しい時代を切り拓いてきた。今回守る側になったことについて
「そうなんですよね。新日本らしくない、急先鋒だった棚橋弘至が、いつの間にか新日本側にいると言うか、“新日本らしさ”になってたというか。ズルいですよね(笑)ズルいと思いますけど、G1 CLIMAXで優勝したことで、やっとケニーに物を言っても良い資格を得たというか、そんな発言も『棚橋何言ってんだ』で終わってたと思うんですよ。それまでね。G1 CLIMAX優勝っていうのは、価値ある優勝だったと思います」
――平成最後の東京ドームを締めて、自身デビュー20周年の幕開け
「ハイ!あっという間でしたね。あっという間でしたけど、こうしてベルトといいスタートを切れたので、新日本プロレスにはイキのいい選手も居るし、じっくりと腰を据えてこのベルトと向き合って、一歩ずつさらに新日本プロレスを前に進めていきます!」