長州力が「プロレスを辞めろ」とキレた伊橋剛太に藤原喜明が檄!「プロレスラーは謙虚じゃダメなんだよ!」
28日、東京都・後楽園ホールにて長州力プロデュース興行『株式会社イワミズ POWER HALL 2018 ~イヤー・エンド・スペシャル~』が行われた。
伊橋は今年1月15日に開催された『POWER HALL 2018』のメインイベントに出場し、長州力とタッグを結成。その試合後に長州から「(試合を)見てたけどお前はやっぱり最後(メインイベント)に出ちゃいけない。お前はダメだ!もうプロレスやろうと思わないほうがいい!遊びじゃないから。死んじゃうよお前!」と厳しい言葉を受けていた。
この言葉に奮起した伊橋のためにDDTが試練の五番勝負を用意。今年4月にその初戦で戦った金本浩二に「伊橋、一つ聞いとくわ。お前長州のこと大っ嫌いやろ!」と問いかけられた伊橋は「大っ嫌いです!」と呼応。金本は満面の笑みで「俺と一緒や!」と伊橋と握手を交わしていた。
その後、7月の『POWER HALL 2018』に出場した伊橋は藤原喜明とシングルマッチで対戦。完敗を喫したものの、藤原は「今日は一生懸命来ましたね。長州は『どうしようもない奴だからぐちゃぐちゃにやっていい』と言ってましたけど一生懸命だからいいんじゃないでしょうか」と伊橋の健闘を称えたが、長州は試合後も伊橋に関して一言も触れることはなかった。
この日、伊橋は藤原とタッグを組んで田中稔&吉田充宏と対戦。
伊橋は稔へ果敢にミドルキックを放っていくが、稔はあっさりこれをキャッチし足への低空ドロップキックやアンクルホールド、続く吉田もドラゴンスクリューなどで続き、伊橋の足を一点集中攻撃。
伊橋は足を引きずりながらエルボーで応戦し、レッグラリアートやランニングボディプレスを放ってムーンサルトプレスを狙っていくが、吉田が雪崩式フランケンシュタイナーで放り捨て伊橋はグロッキー状態に。
ここに藤原が入ってきて稔と吉田に一本足頭突き。さらに吉田を羽交い締めにし、伊橋に発破をかけて吉田を攻撃させる。伊橋はロープに走るが、吉田が伊橋をビンタで迎撃。稔が藤原にドロップキックを叩き込み伊橋を場外に連れ出すと、吉田がロープに走って攻撃を狙うが藤原が脇固めで捕らえると吉田はタップアウト。
大ダメージを負った伊橋を藤原が助け起こし抱擁。しかし頬を一発張って気合いを注入してからリングを後にした。
バックステージに戻った伊橋は藤原に深々と頭を下げ「今日は藤原組長のおかげで勝つことが出来ました。でも僕にはたどり着かなきゃいけない目標があるんで、そこまで一直線に行きます!」とコメント。
これを聞いた藤原は「謙虚じゃダメだ。プロレスラーはな、あんまり謙虚じゃダメなんだよ!」と伊橋の頬を張っていく。これに伊橋が「押忍!」と呼応すると藤原は伊橋の肩を抱いて2人で控室へと消えていった。