【試合結果】11・18 WAVE後楽園ホール大会 水波綾vs桜花由美 朱崇花&木村花vs宮崎有妃&旧姓・広田さくら つくしvs大畠美咲
- 2018-11-19
- 試合
- プロレスリングWAVE
『BLUE Topaz』
日時:2018年11月18日(日)
開始:11:45
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:567人
▼Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】1回戦 10分1本勝負
○つくし(アイスリボン)
4分17秒 ハルカゼ
●長浜浩江
▼Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】1回戦 10分1本勝負
○大畠美咲
7分36秒 スカイブルー・スープレックス・ホールド
●野崎渚(フリー)
▼Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】1回戦 10分1本勝負
○高瀬みゆき(Beginning)
3分53秒 エビ固め
●山下りな(OSAKA女子)
▼Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】1回戦 10分1本勝負
○水波綾
5分32秒 ラリアット→片エビ固め
●チェリー(フリー)
▼メンズWAVE 15分1本勝負
○新井健一郎(DRAGON GATE)
8分1秒 横入り式エビ固め
●後藤恵介
▼Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】2回戦 10分1本勝負
○つくし(アイスリボン)
8分45秒 ハルカゼ
●大畠美咲
▼Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】2回戦 10分1本勝負
○水波綾
3分3秒 ラリアット→片エビ固め
●高瀬みゆき(Beginning)
▼Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】準決勝戦 10分1本勝負
○桜花由美
3分56秒 ビッグブーツ→片エビ固め
●つくし(アイスリボン)
▼アブノーマルWAVE 20分1本勝負
○朱崇花/木村花(WRESTLE-1)
15分24秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
宮崎有妃(フリー)/●旧姓・広田さくら(フリー)
▼Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】決勝戦 時間無制限1本勝負
○水波綾
15分54秒 ホットリミット→片エビ固め
●桜花由美
※水波がRegina di WAVE挑戦者決定トーナメント優勝
水波綾が次期王座挑戦者決定トーナメントを制覇!王者に「朱崇花のおかげでWAVEの女性ファンが増えた」と感謝も意地の王座奪取を誓う!大畠美咲が引退試合の相手に水波を指名!
NEXT入場式
大会前にNEXT入場式がおこなわれ、出場9選手がリングへ。ルール説明のあと、昨年優勝し、その後、レジーナとなった桜花由美が挨拶をおこなった。
桜花「みなさん、こんにちは。本日はWAVE後楽園大会にご来場、誠にありがとうございます。今日はワンデーシングルトーナメントということで、選手最大4試合、闘い抜く選手がいるかもしれません。そんななかのトーナメントなんですが、選手一同、一生懸命頑張りますので、みなさんも一生懸命、応援のほどよろしくお願いします!」
第1試合
P’s Party10・10蕨でのシングル対決で、大畠美咲と引き分けたつくし。再戦を熱望し、NEXTトーナメントにエントリーした。対戦するのは長浜浩江。二上美紀子社長から「ストップ・ザ・つくし」の命を受け、立ちはだかる。
奇襲を仕掛けたのは長浜。ブレーンバスターなどで攻め込んでいく。試合をリードする長浜はミサイル3連発からのサクラ落としでカウント2。
エルボーの打ち合いから長浜が走り、スピアを敢行。一方、つくしもウラカンラナへ。エビ固めの応酬となり、いずれもカウント2。ここでつくしはでんでんむし。長浜に返されるとハルカゼで3カウント! 1回戦を突破し、大畠戦に一歩近づいた。
第2試合
引退が決まっていてもレジーナへの返り咲きを諦めない大畠美咲の最後のNEXTトーナメント。1回戦の相手は、12・5新木場での5人掛けでも対戦する同期の野崎渚となった。
試合の結果が気になるつくしが花道付近で観戦するなかゴングを迎える。スタートから読み合いの攻防となったが、野崎がビッグブーツを決めて、徐々に試合をコントロール。そしてドルミルへ。
チンクラッシャーで脱出した大畠はDDTでやり返すと、低空ボディーアタック、ダイビング・ボディーアタックで反撃。ジャーマンもカウント2止まり。
ならばとドラゴンスリーパー、ドルミルで攻め込む野崎。ダブルニーアタックで飛び込むが、大畠が切り返しカウント2。リストロック式DDTから走る大畠だったが、野崎がカウンターのビッグブーツ。さらにザキゴエも放つ。
畳みかける野崎がダメ押しのキック狙い。だが、寸前でかわした大畠がスカイブルーSHにつなげて3カウント! 2回戦はつくしとの最後のシングル対決となることが決定した。
第3試合
現在、SEAdLINNNGとOZアカデミーのタッグ二冠王者である山下りな。シングル戦線では今年の波女を獲得。当時王者だった大畠に挑戦するも、レジーナには届かなかった。一方の高瀬は昨年に引き続きエントリー。キャリアは浅いが、漲る闘志は人一倍! 山下といえども油断は禁物だ。
序盤からパワーの差をみせていく山下。ショルダータックルやラリアットでリードする。高瀬もドロップキックでやり返すと、ミサイル発射。ダイビング・エルボーアタックでカウント2を奪う。
チョップの打ち合いから、山下は後ろに手を組んで高瀬のラリアットを受けまくる。耐えきった山下がラリアットで反撃。多種多様なラリアットで追い込んで行くも、キックアウトする高瀬。そのたびに会場は大盛り上がり。
もう一度、突進していく山下だったが、今度は高瀬がスクールボーイ。キックアウトされると回転エビ固めへ。山下も切り返そうとしたが、高瀬がさらに切り返し3カウント! 2回戦進出を決めた。
第4試合
今年はシングル戦線での活躍があまりなかった水波綾だが、NEXTトーナメントは2年前に優勝。その後、レジーナを初戴冠した縁起のいい大会でもある。チェリーは昨年のOBASAN NEXTに参戦したものの、1回戦敗退に終わっている。まずは1回戦突破が目標でもある。
開始前、「お願いします!」と握手を求めたチェリーだったが、これはフェイント。そのままワキ固めへ。さらに腕十字に移行する。容赦ない腕攻めで試合をコントロールするチェリー。水波をジワリジワリと追い込んで行く。
思わぬ劣勢を強いられた水波だったが、カウンターのパワースラムで流れを変えると、レッグドロップでカウント2。チョップとラリアットで巻き返す。
ならばとチェリーは再び腕十字や腕固めで水波の動きを止める。そして春夜恋を狙うがこれは水波が読んでいた。すぐにチェリーは腕十字へ。熟女でドーン!からバックブローを狙ったが、かいくぐった水波がラリアット。さらに2発叩き込み逆転勝利を収めた。これにより2回戦の組み合わせは、つくしVS大畠、高瀬VS水波に決定した。
第5試合
前回の後楽園(9・16)に引き続き組まれた後藤恵介VS新井健一郎のシングル対決。試合は新井が後藤の入場を襲ってゴングを迎える。
反撃に出る後藤は新井を鉄柱に叩き付けようとするも、かわす新井。リングに戻ってもその構図は変わらない。後藤の攻撃をことごとく阻止していく新井。そしてコーナーへ。
だが後藤もロープを揺らして新井を転落させると、ようやく自分のペースに持ち込む。新井を振り落としてのダイビング・セントーンは鮮やかに決まったものの、カバーする前に場外へと逃げられてしまう。
勝機を逃した後藤。新井を見つけ出しリングに連れ戻すも、新井はセントーンのダメージからかうずくまる。後藤は諦めずにダイビング・セントーンを狙うが、今度も新井は場外に身を隠す。リング下をのぞき込む後藤。だが、その背後から忍び寄った新井がスクールボーイでクルリ!
新井「このレベルの選手じゃよ、技らしい技を出さなくたって、きっちりプロレスやれるんだよ。おいどうだ! WAVEのお客さんよ。新井健一郎のプロレスに酔いしれたか?(ファンは拍手を送る)所属のお前よりオレのほうがガッチリお客さんのハートを掴んだみたいだな。後藤、お前は何をやってもこのオレには勝てないんだ。俺たちの関係、終わりに……」
後藤「(マイクを奪う)今日はダイビング・セントーン決まって、オレがすぐカバー行けたら3つ取っていたんだよ! お前は先輩だ。最後なんだよ。スクールボーイか! ガッツリ取ってみろよ。最後、セントーン逃げたじゃないか。セントーンさえ決まれば、お前に勝てる!(ファンの野次が飛ぶ)お客さんの声も確かにそれはあると思う。でも、もう1回だけ×2、お願いします!」
新井「見たいか、お客さん? オレは12月たしか日にち空いてたから、出てやろうじゃないか。でもお前、ここでキッチリ内容と結果出さないと、お前のプロレス人生ねーぞ。そのくらいの覚悟で上がってこいよ。わかったな。この傷(試合中に額から流血)を忘れないぞ」
第6試合
つくしの希望通り、大畠との最後のシングルが実現。先制に成功したのはつくしだった。張り手の応酬からつくしがスタナーをお見舞い。低空ドロップキックを放って行く。さらにコーナー上でのパロスペシャルを敢行。
大畠もマットに叩き付けて脱出すると、顔からバンを連発。低空ボディーアタック、ダイビング・ボディープレスでカウント2。バックを取る大畠。切り返したつくしが回転エビ固め。そして低空フランケン、トゥインクルスターロックからフットスタンプを連発していく。そして、でんでんむしへ。キックアウトされるとハルカゼの体勢。
これを堪えた大畠がそのままドラゴンSHへ。残り3分となり、エルボーの打ち合い。しつこくつくしはハルカゼ狙い。だが、大畠も好きなようにはさせない。スカイブルーSHに持ち込もうとしたが、つくしが切り返しフットスタンプから何度も押さえ込む。そして、最後の最後でハルカゼを完璧に決めて3カウントが入った。
第7試合
2回戦2試合目は水波綾VS高瀬みゆきの一戦。山下を下し勢いに乗る高瀬が水波の入場を襲う。そして、ラリアットやミサイルキックで先制。
水波がショルダータックルでやり返すと、高瀬は水波の腕にヘッドバットを連発。串刺しラリアットからラリアット2発をお見舞いする。水波もやり返すと、高瀬はヘッドバットからカミカゼ→セカンドからのギロチンドロップでカウント2。
水波もラリアットでやり返しカウント2。ならばともう一発ラリアット。キックアウトされると、ダメ押しの一撃で高瀬の勢いを食い止めた。
インフォメーション
第7試合終了後に、勝ち残った水波、つくし、そしてシードの桜花がリングへ。チェーンによる抽選の結果、準決勝は桜花VSつくしに決定。水波は決勝進出が決まった。
続いて二上社長がインフォメーションコーナーを担当。大畠も加わり、12・5新木場での5人掛けは、一人10分ずつで50分間おこなわれることなどを発表した。
第8試合
昨年優勝し、レジーナに返り咲いた桜花はシードで登場。つくしとの準決勝戦を争う。ゴングと同時に桜花がビッグブーツで奇襲。つくしもいきなりハルカゼを狙うが、桜花がリバース・ジャイアントスイングで回避する。そして串刺しビッグブーツをお見舞い。コーナーに登ると、ぶら下がりブラディーEXでつくしを捕獲。
なんとか脱出したつくしは桜花を場外に落としてプランチャ・スイシーダ。リングに戻ってミサイルキック、ダイビング・フットスタンプを投下させる。
桜花もビッグブーツでやり返し、バックドロップやブレーンバスターを放つ。さらにはネックハンギングボムを狙うが、つくしがウラカンラナに切り返す。そしてハルカゼへ。これはカウント2。
もう一度ハルカゼの体勢に入るつくしだったが、今度は桜花が堪えていく。すかさず走るつくしに桜花がカウンターのビッグブーツ! これが完璧に決まり、桜花が決勝戦進出を決めた。
第9試合
WRESTLE−1のリングでスタートした朱崇花&木村花のタッグがWAVE初登場。迎え撃つのは、宮崎有妃&旧姓・広田さくらの奇跡だ。
握手を求めようとする花だったが、朱崇花がやめさせる。広田が「失礼だろ!」と叫ぶもそのまま試合へ。
朱崇花と宮崎が先発。だが、宮崎は花が気になる様子。早速の恥ずかし固めを途中で解いた宮崎は「お前じゃねーだろ!」と突き返す。
奇跡の連係に捕まる花。奇跡のダブル・フェースクラッシャーが決まる。そして広田は高田純次の体勢。花がガードすると、高田純次を無茶ぶり。仕方なく花&朱崇花で高田純次を成功させる。
戦況は朱崇花VS宮崎へ。宮崎のビッグヒップが決まり、奇跡がダブルの攻撃。朱崇花も奇跡をまとめてアームホイップ。さらに宮崎にブファドーラを決める。続く花がビッグブーツ狙い。串刺しビッグブーツをかわされると、朱崇花とのダブルを狙うが、宮崎が迎撃。ならばと花は卍固めを極めていく。
脱出した宮崎が広田と交代。広田はボ・ラギノール3連発で反撃にかかる。そして朱崇花&花を場外に落とすと広田がトペ・スイシーダ。だが、これは失敗。そのまま控室へと消える4選手。しばらくして戻ってきたものの、なぜかセコンドの野崎がグリーンミストの餌食となった模様。
リングに戻った広田は犬神家。だが、石黒レフェリーに誤爆してしまう。このチャンスに朱崇花&花でダブルの攻撃。広田のときめきメモリアルをかわしまくる朱崇花。ジャーマンやチョークスラムで攻め込むが、広田がウラカンラナに切り返すと流れは奇跡へ。
朱崇花と花を対角に据え、コーナーtoコーナーのときめきメモリアルを決めた奇跡は、広田が朱崇花にシャイニング・ウィザードで追い打ちをかける。
朱崇花もトラースキックで反撃にかかる。宮崎のラリアットは広田に誤爆し、広田がふらふらドーンで朱崇花からカウント2。ならばと宮崎が花を恥ずかし固めで捕獲している間に、広田がへなーらサンセットの体勢。だが朱崇花に押しつぶされて逆にカウント2。勝機とみた朱崇花はここで旋回式チョークスラムを敢行。キックアウトされるとすぐさまムーンサルトプレスにつなげて3カウント! 勝った朱崇花&花はベルトを示すポーズ。すると広田が食ってかかる。
二上社長「広田、負けたよ。負けは負け。朱崇花と花のタッグは、今月中にタッグチーム名を決めて来たら考えてもいい。そのかわりダッサイ名前はやめてください」
そして、二上社長はGAMILIBRE1・5新宿の追加カードとして宮崎&広田&小峠VSバラモン兄弟&志田光を発表。「カオスです。職権乱用でアナタたちと組ませたということは、まかりまちがってもチューはしないでくださいね。誤爆とかナシです。(誤爆したら)ギャラナシです」と宮崎&広田にきつめの忠告をした。
第10試合
ワンデートーナメント形式で開催された2018年のNEXT。決勝に勝ち進んだのは水波綾と桜花由美。ともにNEXT優勝経験者であり、レジーナ経験者でもあるだけに接戦は必至だ。
慎重な立ち上がりのなか、桜花が水波の腕を集中攻撃。テーピングがほどこされた腕を徹底的に攻めていき、試合を支配する。
劣勢の水波だったが、気合のエルボー。流れを変えるとフロントスープレックス、レッグドロップで反撃にかかる。そして肩固め→イチジク→肩固めへ。
水波のラリアット、桜花のビッグブーツが互角に決まる。桜花がビッグブーツで追い打ちをかけ、ブラ下がりブラディーEXからコーナーへ。水波が追いかけ雪崩式パワースラムを敢行。すぐさま裏投げ2発につなげ、さらにラリアットを狙うが…。
桜花がバックドロップで切り返し、走る水波に桜花がネックハンギングボム! 水波がラリアットでやり返すと、すぐに桜花もビッグブーツを放ってダブルダウン。
今度はエルボーの打ち合いへと発展。水波がヘッドバットからドラゴンSHへ。キックアウトした桜花がクルスフィクスで捕獲する。
再び主導権を握った桜花はカカト落としからのビッグブーツ。キックアウトされると垂直落下ブレーンバスターを挟んで、もう一度ビッグブーツで飛び込んで行く。
これを水波が速攻のホットリミットに切り返す。しかしカバーにいけない。なんとか桜花を引き起こした水波はエルボー連打。ラリアットも放つ。
一方、桜花もカウンターのビッグブーツからもう一発! ここでタイガースープレックスを放つと、ロープへ走る。
これを水波がラリアットで迎撃。さらにラリアット2発で飛び込んでいく。キックアウトされると最後はホットリミットでトドメを刺した。
エンディング
レジーナへの挑戦権を手に入れた水波がマイクを握る。しゃべろうとすると、大畠が割って入る。
大畠「ちょっと待って。ゆっくりあとでしゃべっていいからさ。言いたいことがある、ごめんごめん。言いたいことがあるんです。水波、優勝おめでとう! うれしい。凄くうれしい! でも、やっぱり悔しい。私は引退するに当たって水波に負けたままで終わりたくないから、最後にもう1回シングルしてほしい。12月29日、引退試合。シングルマッチよろしくお願いします」
水波「レスラー生活の、最後の相手、自分でいいの?」
大畠「もちろん水波しかいません!」
水波「はい、承知しました! 改めます。NEXT優勝したぜー。桜花さんありがとうございました。」
桜花は「(水波の痛めた腕を襲ったあと)痛めているところテーピングしたら、プロなら攻めちゃうでしょ。それでもアンタの根性に負けました。参りました!」
水波「よし、NEXT優勝。なんのために争っていたか、みなさん覚えていますよね。これ優勝したらReginaのベルトに挑戦できるんだ! おい朱崇花、本部席にいたのか、朱崇花。よし、思っていること言うよ、朱崇花。朱崇花がReginaになってWAVEの会場に女性のファンが増えたんだ。それは凄くありがとう。君がそのベルトを持って、いろんな団体で活躍してくれる。それで女性客が来てくれる。どうもありがとう。とても凄いことだし、ポテンシャルも高い、飛んだり跳ねたりできるし、なんかカッコいいし…でも私はNEXT優勝したんだよ。そのベルトまじで狙っていくぞ。いまのままじゃ取っちゃうよ。社長、Reginaタイトルマッチ、29日はいま大畠の引退の相手になったので、次、いつが空いてるんですか」
二上社長「12月5、12月8、12月15日、12月24です」
水波「じゃあ社長チョイスで日程、任せます」
二上「東京で?」
水波「おい」
二上「おいじゃねーよ。桜花さん、東京の日曜日とかもうないんですよ。15日は土曜日。12月15日、土曜日、新木場大会!」
水波「おし、15日、そのベルト取りに行きますから。締める。締めます。NEXTに出てくれた、私が開催したわけじゃないけど、みなさんリングに上がって下さい。本日もご来場ありがとうございました。WAVE休業まであと6大会です。一人でも、いまこのメンバーでいるWAVEっていうものを見てもらいたい。そして見て感じてもらいたいと思うので、1人が2人、2人が4人。4人が8人? わからないけど、ぜひぜひぜひ連れてきてください!」
そしてトーナメント参加者をリングに上げると、恒例の「これがWAVEだーーー!」で大会を締めくくった。
<試合後コメント>
水波綾
「今年に入って負け続きで、タッグは大畠が勝って、私ぜんぜん結果を残せていなかったんで、このシングルのトーナメントっていうのは……。休業まで数あるなかのこのシングルのトーナメント、絶対勝ちたかったので、こうやって最後の最後、優勝という結果出せてよかったとは思いますけど。でもまだ満足はしてないですね」
——12月15日、Regina挑戦ですが。
「本当にレスリングの下地もあるし、勢いというか、一発の瞬発力もあるし、飛び技だってあるし、完璧な選手だと思うんですけど、でも逆にすげー強いチャンピオンっていうふうには私思ってないんで。何が足りないかって、ここまでやってきた経験値もだし、気持ちの部分っていうか、どれだけ困難に立たされてはいあがってきたかっていう部分がぜんぜん違うので、それっていまの自分にとって強みなので、そこは朱崇花の数倍まさっているかな。どんだけ劣る部分があっても、私、気持ちが折れることないと思っているので。いまこの勢いでいけば…。だから取ります、12月15日は」
——休業前最後のReginaの試合だと思うが。
「ね、まあ最後、最後じゃない。目の前にチャンスをつかんでこうやって権利を取ったわけなので、そういう部分も確かに、気持ち強いですけど、それを重視してるわけでもなく、ここまでやってきたっていうもの。そしてまた掴んでReginaに挑むっていうモチベーションの高さっていうものが強いので、だから絶対巻いて、私はこのままRegina、休業前になって終わりたいと思います」
——大畠の最後の相手に選ばれたが。
「そうね。うーん、ま5人掛けも次ありますけど、数あるなかでやっぱり自分を選んでくれたっていう部分では、大畠のずっと隣にいて、タッグ組んでからはやってきたので、すごくうれしい気持ちがありました。同時に最後の相手が自分でいいのかっていう部分もあったんですけど、大畠がそれでいいって言うのなら、もう受けて立って、100%以上の水波で闘って、最後、大畠の引退を締めなきゃいけないなと思っています」
朱崇花
——NEXT優勝が水波に決まり、レジーナ挑戦が決まったが。
「水波さんに限らずですけど、今回のトーナメント、出場選手のなかで私が負ける要素がない、というか。逆にどこを探したら負ける要素があるのかなっていうぐらい、水波さんがあがってこようと、誰があがってこようと、いまの朱崇花を止めれる人はいないんじゃないかなっていうのはあったので、そんなに水波さんがあがってきたらどうこうしようではなく、本来の、いまの朱崇花を止められる人は誰もいないので、どんな感じでくるかわからないですけど、朱崇花のレスリングテクニック、空中殺法、これがあればベルトを手放すことはないのかなって思います」