“飛翔天女二世”藤本つかさが自身初の電流爆破戦をアイスリボンで行うことを宣言!「爆破でハッピー!って叫べたらいい」
28日、東京都・両国にて行われた『アイスリボン両国KFCホール大会』にて、藤本つかさが世羅りさの要求を受け入れ初の電流爆破マッチに挑むことを宣言した。
8日の後楽園ホール大会を飛び出して行われた山手線一周プロレス&神田明神路上プロレスの死闘で藤本を下した世羅は、藤本の持つICE×∞王座へ挑戦を表明。さらに同時に自身の持つ爆女王の防衛戦も藤本に要求するが、藤本は電流爆破戦を断固拒否。その後も世羅は諦めずにリング上で電流爆破戦をアピールするが、藤本は頑なに否定を続けていた。
この日行われたICE×∞王座戦は、両者の必殺技が飛び交うスリリングな攻防戦の中、世羅が藤本のインフィニティのカバーをカウント2で返せば、藤本も世羅のエアーズロック、シュバインバスター、スパイラルボムをことごとくカウント2でキックアウト。最後はビーナスシュート、たいようちゃんボムを決めた藤本がカウント3を奪取した。
試合後、藤本は「世羅はやっぱ強いね。今日試合して楽しかったよ。ありがとう。以上」と世羅を称え電流爆破戦について触れようとせずに終わろうとするが、世羅は「電流爆破マッチ女王の私のベルト、アイスリボンのリングで広めなければ自分が取った意味がない。そのためには藤本つかさ、あんたとの試合が必要なんだよ!」と食い下がる。すると藤本は、世羅が電流爆破戦を初めた頃にやってきた入門希望の女の子が「プロレスって怖いんだね。やっぱりプロレスラーになるのは辞めます」と去っていってしまったエピソードを語り、アイスリボンで電流爆破を行う気はないことを真剣に語る。
これを聞いた世羅は藤本の本気を感じ、要求を取り下げる。しかし、ここで練習生のすずがリングに上がり世羅の電流爆破戦を見てアイスリボンに入ったという想いを語ると藤本は考え込み、「所属の子が自分の団体で夢を叶えられないなんて、そんな団体にしちゃダメだよね。やりたいっていうことを叶えてあげられない団体はダメだと思う。世羅がやりたいと言った電流爆破マッチ、藤本つかさが受けます!」と世羅との電流爆破戦を承諾。
世羅は涙ぐみながら 「ありがとうございます。デスマッチ、やってきてよかった。アイスリボンでやってきてよかった。本当に。つっかさん、すず、ありがとう」と感謝の言葉を述べた。
バックステージに戻った藤本は、電流爆破戦を行う選手たちへのリスペクトを示しつつ「いつも世羅のデスマッチをセコンドで見て、お客さんを守るみたいなことしかやってなかったので、抵抗あるないとかそういうレベルの問題ではなく、関わると思っていませんでした。ベルト賭ける云々は分かりませんが、たぶんそういうことですかね?世羅に全て任せます。アイスリボンとして爆破をやるということです」と想いを語る。
アイスリボンで電流爆破戦を行うことに賛否両論の声が起きるのではと問われると「どういう形であれアイスリボンという団体が広まって、それがきっかけでも一人でも多くの方が観に来てくださって、そして、すずのような子がアイスのリングに現れたら、それが賛になるのかなって思います。怪我とか色々怖いですけど、世羅がまた思い悩んだりしてアイスリボン辞めたいとか言ってしまったらそれはそれで嫌だし、やっぱり自分の団体で夢を叶えられないっていうのは団体の意味がないので、それを叶える場を作ってあげたいです。(試合後は)爆破でハッピーって叫べたらいいです」と決意を語った。
対する世羅は、先に決まっているテキーラ沙弥との爆女王戦を制して王座を防衛した際には藤本戦でも爆女王のベルトを賭けることを宣言し、「私はこのベルトを広めたい。アイスリボンに浸透させたい。ていう気持ちで藤本つかさに対戦を申し込んでいたので、もちろんテキーラ沙弥に勝ってこの防衛戦をやりたい。今後も色んな人とドカンドカンやっていきたいと思っているので、これを浸透させるまでは私がずっと持ち続けたいと思ってます」と意気込みを語った。
「アイスリボンが女子プロレスの全盛期を取り戻す」と宣言し、豊田真奈美をスーパーバイザーに迎えるなど、女子プロレス界の王道を征くICE×∞王者の藤本つかさの初電流爆破戦は、12月2日のアイスリボン千葉Blue Field大会で行われる。