RIZINに最強アウトサイダー朝倉兄弟が揃い踏みも両者判定勝利
9月30日にさいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.13』。第4試合では、元・THE OUTSIDER 55-60kg級王者の朝倉海vsトップノイ・タイガームエタイが、セミファイナルでは、元THE OUTSIDER60-65kg級&65-70kg級王者の朝倉未来vsカルジャガ・ダウトベックの試合が行われた。
兄弟揃ってアウトサイダーの王者となった実力派の朝倉兄弟がRIZINに揃い踏み。朝倉海は昨年末には才賀紀左衛門を倒し、5月にもマネル・ケイブから勝利。朝倉未来も8月に日沖発からTKO勝利を奪っている。
2016年にMMAデビューしたトップノイが相手となった海は、リングをまわりながら牽制していき、タックルでロープに押し込みテイクダウンを奪うとサイドポジションから鉄槌連打。そのままマウントをヒジやマウントパンチを連打するも、決めきれずに1R終了。
2R以降海のタックルが警戒され、トップノイのサッカーボールキックが顔面にきまりあわやの場面があるもフルラウンド戦い抜き判定へ。判定は3-0で海の勝利となったが、海は「全然倒しきれずにつまんない試合になっちゃって、勝ったんですけど勝ったことよりも悔しさが勝ってる試合です。年末大晦日に試合したいんでチャンスがあれば出さしてほしいですね。3ヶ月あればもっと強くなれるんでもう一段階レベルアップして強さを見せたい」とコメント。
2015年にMMAに転向しKO率100%のカルジャガが相手となった未来は、打撃で仕掛けていくが一進一退の攻防になり決めきれず、ギリギリでの判定勝利となった。
意気消沈しながら未来は「判定になっちゃったんで納得いってないです。ほんとに強かったなという感じ。調子も良かったですし、その結果で判定なんでいろいろ課題も見つかりました。拮抗した試合を分析できればよかったんですけど、ちょっと相手を過大評価してた部分もあった。弟のセコンドについて先に会場に入って会場の雰囲気を感じてしまったので、試合前にあまりにも緊張しなくなっちゃってヤバイなと思いました。年末出れれば面白い相手とやらしてもらえればいいなと。誰でもいいですけど今回みたいな地味に強くて無名の選手だけはやめてもらいたい」とコメントを残した。