那須川天心が堀口恭司にキックルールで判定勝利!天心「必殺技のシャイニング・ウィザードが出せなかった」
9月30日にさいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.13』。第9試合では、那須川天心vs堀口恭司のキックボクシングルールでの試合が行われた。
台風24合の影響で、メインイベントで行われるはずだったこの試合は第9試合へ。
息もつかせぬ光速戦が展開され、お互い相手の蹴りもパンチもガードし決めきれない。2Rになるとお互いタイミングがあってくるが、天心の蹴りが2度ローブローとなってしまう。
3Rには天心の左ストレートとハイが決まり堀口にダメージが見られるが、攻め込もうとする天心の顔面に堀口もパンチを合わせていき判定へ。判定3-0で天心の勝利となった。
堀口は「駆け引きがわかると言うか、フェイント入れたらこう来るなというのがわかってたんですごい面白い試合でしたね。一回負けてるんでやり返さないとなっていうのはあります。MMAでの試合ははっきり言ってMMAじゃ相手にならないのでどうかなと。組みぎわとかまだできてないんで、自分が普通に勝っちゃうでそれだと面白くないと思う」とコメント。
試合を終えた天心は「人間と戦ってるんじゃないみたいで、動物、獣みたいな感じで一歩間違えると自分がやられるようなそんな試合でした。すごい濃厚な時間だったなと。怖さも感じたしほんとに強いんだなと試合中に感じましたし、今回の試合終えたことでレベルアップできたんじゃないかと思います。この試合を、二十歳になったばっかですけど人生の境目というか別れというか、そういう経験をできるというのは嬉しいことで、この試合経験したことで怖いものないんじゃないかという感じです」と語る。
続けて作戦に関して聞かれた天心は「作戦はほんとにすごくいっぱいあったんですけど、あってなかったみたいな感じです。必殺技も用意してたんですけど全然出せなくて、シャイニング・ウィザードって技なんですけどちょっと出せなかったですね」と笑顔を見せた。