ゴールデン☆ラヴァーズがウィル・オスプレイ&石井智宏に快勝し「オスプレイのヘビー級挑戦は早い」と苦言!
7日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to DESTRUCTION』が行われた。
メインイベントでは、“ゴールデン☆ラヴァーズ”のケニー・オメガ&飯伏幸太とウィル・オスプレイ&石井智宏が対戦。
石井は、9月15日の広島大会でケニーの持つIWGPヘビー級王座に挑戦が決まっており、先日の名古屋大会ではケニーのパートナーのチェーズからフォールを奪って勝利。一週間後に迫る決戦に向けた前哨戦の行方に注目が集まっていた。
また、互いにライバルとして意識し合う飯伏とオスプレイが対峙し、リング上でバチバチと火花を散らした。
試合は、それぞれが意識する相手との対峙にこだわり、中盤までケニーと石井、飯伏とオスプレイが真っ向からやり合う展開。両組とも互角の攻防を繰り広げるが、石井がケニーとのチョップ合戦に打ち勝ちパワースラムで叩きつけて制すると試合が大きく動く。
オスプレイがケニーをトップロープ越しの619やその場飛びのシューティングスタープレスで追撃するが、飯伏が加勢に入り石井とオスプレイを場外に出すとクロス・スラッシュで場外へ飛んでいき、ケニーのカミカゼから飯伏&ケニーが交互にムーンサルトプレスを見舞ったかと思えば、オスプレイはハンドスプリング式オーバーヘッドキックで2人を場外に出してノータッチでトップロープを超えてのトルニージョとスピーディーな空中戦を展開。
ダメージを負ったケニーに石井がラリアット、ジャーマンスープレックスと追撃し、ゴールデン☆シャワーを阻止してケニーを雪崩式ブレーンバスター。さらに石井のパワーボム&オスプレイのフライングラリアットの合体技を決め、オスプレイがオスカッターを狙うが、飯伏がこれをキャッチしてジャーマンスープレックス。最後はケニーとのゴールデン☆トリガーでオスプレイを沈めた。
試合後、リング上でマイクを取ったケニーは日本語で「アメリカのファンの間でよく言われてるのが、G1の中で私と石井さんは、そのシリーズの中でベストバウトだと。私のベストバウトは全て飯伏さんとの試合でした」と語るも、バックステージでは石井について「今いる新日本プロレスメンバーの中では一線を画した存在だと思っている。俺達のようにカッコよくもないし、スピードも無い。そして身体も鍛え上げられているとは言えないが、君の100%試合に向けている情熱、そして試合に向けていつも精神的なコンディションを作ってくることについては認めている。だからこそ、自分はお前とのシングルマッチをとても楽しみにしている」と最大限に評価。
しかし、飯伏がオスプレイとの再戦希望を口にすると、ケニーは「イブシサンはIWGPジュニアヘビー級王座を3回も獲っているし、ジュニアタッグも獲って、ニュージャパンカップも優勝して(ジュニアを)卒業できたんですよ。オスプレイ、先にもっと頑張らないとですよ。まだ早いですよ」とオスプレイのヘビー級転向について実績が足りないと苦言を呈した。
翌日8日の後楽園ホール大会でもこの4人はリング上で対峙することが決まっており、批判されたオスプレイがケニーに対してどのようなアンサーを突きつけるのかに期待が集まる。