諏訪魔&石川修司が世界タッグを防衛し他団体での防衛戦にも意欲!「どんな場所でもいい。ローカル・インディーも狙っていきたい」
18日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2018 SUMMER EXPLOSION~Jr. TAG BATTLE OF GLORY~』が行われ、メインイベントで世界タッグ王座を巡って諏訪魔&石川修司vsヨシタツ&宮原健斗が対戦した。
諏訪魔&石川修司の“暴走大巨人”は今年1月に秋山準&大森隆男を破って世界タッグを戴冠した際に、初防衛戦でヨシタツ&宮原健斗の“ヨシケン”タッグに王座を奪われてしまったという因縁がある組み合わせ。
諏訪間は7月の大阪大会の試合後にヨシタツの挑戦表明を受けた際に「腹立つよね。たまたま俺らが獲られて、たまたまチャンピオンカーニバルでたまたま俺に勝ったんだよアイツは!たまたまだよ!」と激昂。石川も「俺らも一回も防衛せずにお前らに獲られて悔しい思いしてんだよ。その気持ちを晴らさせてもらう。負けたら改名しろ!タマタマ!ヨシタマ!ヨシタマだアイツは。ヨシタマに改名しろ!」と追随していた。
試合が始まるとヨシタツがドロップキックで急襲。その勢いのままヨシケン組が暴走大巨人のコンビネーションをかき乱しながら優勢に進めていき、ヨシタツと宮原がダブルのブラックアウトを放つと諏訪魔が肩口を押さえて動けなくなってしまうアクシデント。
ヨシタツはスワンダイブ式ミサイルキックからヨシロックで諏訪魔をダウン寸前まで追い込むが、諏訪魔はギリギリで持ちこたえバックドロップ。ロープに走るヨシタツだったが、諏訪魔はカウンターのラリアットを見舞い、最後はバックドロップホールドで叩きつけて3カウントを奪った。
試合後、リング上でマイクを持った諏訪魔は「石川選手、俺ら世界タッグのベルト守ったんだよ。だからさ、石川選手さ、流山で三冠獲って、究極の五冠戦やろうよ!」と提案。これに対し石川も「諏訪魔さん、望むところです。今度タイトルマッチする時は、五冠王・石川修司として貴方の前に立ちますので。思い切りぶつかり合いましょう」と笑顔で応じ、最高のパートナーかつ最高のライバルとしての絆を深めた。
バックステージに戻った諏訪魔は、試合中の負傷について聞かれると「いやぁなかなか治らないもんで、今日やっと受けれるくらいになった。調子は上がってきてるんだけど、この試合に懸けようと思ってずっと治療しまくっていたのが良かったんだと思います。パートナーの石川選手が強えぇなぁって思っちゃった(笑)。ああいうとこ見ちゃうと俺も負けられないんだよね。意地張りたくなっちゃう。横に一番のライバルがいるんだなって思うよね」と苦笑しながらコメント。
これに対し石川も「本当に諏訪魔さんが言った通り、隣にいる人が強力なんでその人に負けたくないという気持ちがこうやって強いタッグチームでいられると思うんで。どんどんプロレス界に名を残すタッグチームになりたいしなれると思ってるんで」と笑顔。
さらに今後の世界タッグ防衛ロードについて石川は「ヨシケンみたいな面白いタッグチームが全日本内でもっと出てこないと。中でもいいし、外でもね。ローカル・インディーも狙っていきたいです」と述べ、他団体での防衛戦も示唆した。