PANCRASE298の前日計量ではメインでQOP戦を行う女子2人が正々堂々の戦いを誓う!負傷や計量オーバーで2試合中止の波乱も
8月4日正午、都内新宿区のDo-ga STUDIOで、「PANCRASE 298」(5日、スタジオコースト)の前日計量が行われた。
本戦に出場する選手は第10試合のアーセン・バティロフを除いた全選手が初回パスした。
バティロフは昨日1.3kgオーバー、今朝の段階では、あと800gのところまできていたが、計量会場では1.1kgのオーバー。14時のタイムリミットまでに落とせるかどうかに注目が集まっていたが、再計量の結果は71.6kg。ルール上2パウンド以内の71.2kgまでなら試合は出来たが、71.6kgの400g超過で失格、試合中止となった。アキラは第7試合後に挨拶をする予定だ。
なお、今大会はすでに田中半蔵VSマイク・グランディ戦がグランディの怪我により中止となっている。
▼第1試合 フライ級 3分3R
安永有希(東京イエローマンズ/57.05kg)
VS
中村龍之(Lotus世田谷/57.0kg)
安永「体調はいいです。相手は長身で体が強そうな感じですね。1試合か2試合見たことがありますが、組んで来てヒザとか入れてくる感じですね。特に対策はしていません。自分のスタイルを最後までやりきるだけです。
今回は1ラウンド3分なので作りづらいかも知れません。短いので、ミスできないですよね。5分なら、もしミスをしてもリカバリーできますけど、3分だと1つのミスが致命的になってしまう可能性があります。気をつけていきたいです。
とにかく1つでも多く勝って、また上にいきたいです」
▼第2試合 ストロー級 5分3R
高島俊哉(フリー/52.5kg)
VS
前山哲兵(AACC/52.45kg)
▼第3試合 ウェルター級 3分3R
手塚裕之(ハイブリッドレスリング山田道場& TGFC/77.5kg)
VS
KAZZ(GRABAKA/77.35kg)
▼第4試合 フェザー級 5分3R
内村洋次郎(イングラム/66.5kg)
VS
ヴィトル・トファネリ(Team Brazillian Thai/65.35kg)
▼第5試合 フェザー級 3分3R
牛久絢太郎(K-Clqnn/66.0kg)
VS
ユータ&ロック(秋本道場Jungle Junction/65.18kg)
▼第6試合 フライ級 5分3R
荻窪祐輔(K-PLACE/56.95kg)
VS
秋葉太樹(総合格闘技道場reliable/57.15kg)
荻窪「コンディションはバッチリです。相手の映像は見ました。思い切りが良くて打撃が強いイメージ。当て勘がいいですね。
今回は、練習の中で、相手の反応を見て攻撃すること、状況判断力、対応力を磨いて来ました。打撃も寝業も全て含めた総合力、総合格闘技で勝負しようと思っています。
とにかく勝つこと。その先は、この試合に勝ってから考えます」
▼第7試合 ミドル級 3分3R
新村優貴(フリー/84.2kg)
VS
林 源平(和術慧舟會IGGY HAND’S GYM/84.05kg)
▼第8試合 ストロー級 5分3R
八田 亮(ストライプル オハナ/52.55kg)
VS
マーカス・アマラウ(Nordeste Jiu‐Jitsu/52.05kg)
▼第9試合 アトム級 5分3R
華DATE(Team DATE/47.45kg)
VS
ローマ・ルックブンミー(TUGER MUAY THAI/47.95kg)
▼第10試合 セミファイナル ライト級 5分3R
アキラ(フリー/70.3kg)
VS
アーセン・バティロフ(STRELA TEAM/71.85kg)
アキラ「相手が体重をちゃんと落としてくれるか心配です。怒ってはいませんけど、とにかくちゃんとして欲しいだけです。
コンディションはバッチリです。最近は減量もベテランになって来たのか、きっちりできるようになって来ました。前回(※今年2月、ヒカルド・チルロニ戦)、動きが良かったので、今回も動けると思います。
マモルさんのトレーニングや、他にも体の使い方を教わっていて、だいぶロボット感が抜けて来ました(笑)。前は、『ASIMO(※ホンダが開発している世界初の二足歩行ロボット)の方がいい動きしてるぞ』とかマモルさんに言われていましたから(笑)。
相手は、パワーと勢いがあるので、いきなり正面衝突すると事故っちゃうと思います。相手はフックが主体なので、低く入ってくんで、削ってから倒したいです」
▼第11試合 メインイベント 第2代ストロー級クイーン・オブ・パンクラス決定戦 5分5R
ヴィヴィアニ・アロージョ(CERRADO MMA/52.15kg)
VS
藤野恵実(FIGHT FARM/52.1kg)
ヴィヴィアニ「明日はアグレッシブな試合をしたいです。なるべく距離を取って、打撃で攻めたいです。あとは展開に任せて試合を作れればと思っています」
藤野「はるばるブラジルから来てくれて、体重を落としてくれたことに感謝して、私がクイーンになります。
相手は、強いだろうなと思います。もっとも、このレベルまで来たら強い選手しか出てこないとは思いますけど。面白い試合ができそうだなと思っています。
気が強いから、打撃は絶対にくると思います。もし今成(正和)さんみたいにスライディングで来たら、おお!? と思いますけど、恐らくそういうタイプではないですよね。打ち合いにきても、組んで来ても、ぶつかっていきます。一歩も退きません。
相手は柔術で黒帯かも知れませんけど、MMAをなめんなよと教えてあげます」
(写真・文/佐佐木 澪)