【試合結果】7・29 GOING-UP王子大会 ガッツ石島&井土徹也vs松崎和彦&秀・オブ・ザ・イルミナティ&スーパー・ドクター・秀 松田慶三vs近藤”ド根性”洋史 兼平大介&大谷譲二vsバッファロー&渡辺宏志
『middle edgeシリーズ vol.2』
日時:2018年7月29日(日)
開始:19:00
会場:東京・王子BASEMENT MON☆STAR
観衆:86名
▼第1試合 咲かせて魅せます武骨の華〜神の右手と瞬殺の左腕〜タッグマッチ20分1本勝負
黒田哲広(フリー)/○アミーゴ鈴木(フリー)
8分47秒 スリーアミーゴス→片エビ固め
マスクドミステリー/●室田渓人
▼第2試合 俺の優スタイルシングルマッチ20分1本勝負
○新納刃(MAKAI)
8分2秒 マフラーストレッチホールド
●飯塚優
▼第3試合 魂獲り合うも多生の縁〜middle edge vs new generation~タッグマッチ30分1本勝負
兼平大介/○大谷譲二
12分24秒 スライディングD→片エビ固め
バッファロー(MAKAI/鳥取だらず)/●渡辺宏志
▼第4試合 大和"熱波"vs相模原"ド根性"〜真のスーパースターは俺だ!〜シングルマッチ45分1本勝負
○松田慶三(IWA熱波軍)
15分35秒 慶三ロックボトム→片エビ固め
●近藤”ド根性”洋史
▼第5試合 中高年的世直し其の二〜消し去れ"秀"の亡霊〜2対3ハンディキャップマッチ60分1本勝負
ガッツ石島/○井土徹也
10分53秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
松崎和彦(フリー/アライヴァル)/●秀・オブ・ザ・イルミナティ(アライヴァル)/スーパー・ドクター・秀(アライヴァル)
18歳の井土徹也が中高年のアライヴァルを蹴散らし藤原秀旺との決戦に臨む!熱い友情で結ばれた近藤と大谷の直接対決が決定!
オープニング~中高年ビックリドッキリプレゼント~
ホスト役を務めたのは松田慶三。抽選の結果、次回8月19日王子大会では1945年生まれの方限定で自由立ち見席の観戦が無料となる。
第1試合
先発はミステリーと黒田、互いに意地の張り合いとなるがタックルで倒したミステリーが初手を取る。旗揚げ戦で黒田の胸を借りた室田、ここで成長の兆しを見せたい所であったが黒田の鉄柱攻撃からアミーゴのジャベと足殺し連携で捕まってしまう。アミーゴへのドロップキックから河津落としで脱出した室田。
5分経過、交代したミステリーはアミーゴに串刺し攻撃からアトミコ、腹鼓からフライング・ソーセージ。アミーゴは足刈りから顔面を襲うドロップキックで黒田にタッチ。黒田はミステリーに掟破りの宇宙交信ポーズから串刺しラリアット、哲っちゃんカッターを繰り出す。そして“瞬殺の左腕”ラリアットを狙うがスクープサーモンで切り返される。本家ミステリーの宇宙交信ポーズから“神の右手”のチョークスラム狙い、黒田はアームホイップで切り返す。互いに出した右のラリアットは相打ち。両軍交代、室田のバックドロップを防いだアミーゴ、だがタックルで倒される。室田諦めずバックドロップ狙い、チンクラッシャーからブレーンバスターで返すアミーゴ。ミステリーをカットすると、室田の上に黒田をブレーンバスターで叩きつけたアミーゴ。最後はアミーゴがスリーアミーゴスで室田を沈めた。
第2試合
MAKAIの新納刃がGOING-UP初登場、本部席の解説陣から「かっこいいですね」と言われると手をかざして応える。「写真映えする二人ですね」にはちらっと振り向くモデルポージング。そんな刃だが素早いグラウンドにきっちり対応し、飯塚のアキレス腱固めをクロスヒールに切り返すなど、どちらかと言うと空中殺法がメインに感じられる中グラウンドでもその才を見せつける。飯塚も負けていられない。片足タックルに入った刃に対しカニ挟みからアキレス腱固め。これには「やるな」という表情を見せる刃。今度は斜に構えて後方回転、絡みついて膝十字固めに入る刃。マットを叩いて悔しがる飯塚、一瞬の隙を突き同じく膝十字。切り返した刃だが先にロープを掴んだのでポイントがあるなら飯塚が優勢。刃は楽しそうに笑みを浮かべて立ち上がる。ローから入ってバックの取り合いからスタンドでエルボーの打ち合い、刃は突如前蹴りで吹っ飛ばす。ロープスローを振り返した飯塚、リープフロッグから刃を走らせドロップキックと突然立体的な攻撃にチェンジし意表を突く。右ミドル連打で刃をコーナーに追い込み、コーナースローから串刺しドロップキック。
5分経過、飯塚走り込んでのPKをキャッチした刃、振りほどかれるがミドルをキャッチしてドラゴンスクリュー。すかさず『U系殺し』の足四の字固めへ。リング中央まで引きずり絞る刃、膝を殴って緩めようとする飯塚、身体を反転させて何とかロープへ。刃ニークラッシャーから膝への低空ドロップキック、再び四の字地獄へ誘おうとするが腕へのキックで回避した飯塚、右ミドルへ。刃は逆水平で対抗、やや打たれ負ける刃だが関節蹴りから足横須賀。しかし痛みに耐えた飯塚はPKを放ち、腕極め首卍からコマンド・スープレックスへ。耐えた刃は横回転から丸め込み、それを飯塚回転十字固めに切り返しカウント2。素早く立ち上がり掌底とボディパンチのラッシュからソバット。だが直後の右ハイをかわした刃がスクールボーイからマフラーストレッチを極めて勝利。
第3試合
兼平と譲二がバッファローを標的にしたゴング前の奇襲攻撃、譲二のボディエルボーと兼平の虎王を合わせ止めたバッファローにWフェースクラッシャー。これに怒ったバッファローはパイプ椅子を持ち出すが渡辺がなだめる。スタートこそ成功した若い二人だが、渡辺宏志という厄介な存在を忘れてはならない。譲二が攻め込もうとしてもいつの間にか渡辺の攻撃になっている。流れを変えてから怒りのバッファローに繋ぐものだから譲二はたまらない。串刺しラリアットで大の字に倒れてしまう。譲二の重いチョップもバッファローのヘッドバットに押され気味、後ろ足を蹴っての串刺しエルボーを食らって前のめりに。渡辺に交代、フルネルソンから体勢を入れ替えてかち上げエルボー、フライングメイヤーも立派な痛め技に。バッファローに交代、勢いで自らの身体も回転するバックエルボー。クイックタッチ、渡辺のスインギング・ネックブリーカーからベテラン勢は譲二の首狙いへ。
5分経過、渡辺スタンディングのネックロックからネックホイップ、首筋へのニードロップ。タッチ、渡辺が兼平をカットしバッファローが断崖式ギロチン。集中攻撃を食らって譲二はグロッギー状態。首筋へのエルボーからブレーンバスター、譲二投げ返してタッチ。兼平バッファローにボディスラム、フォローに入った渡辺にショルダースルー、突進するバッファローをキャッチしてエクスプロイダー、コーナー上にバッファローを固定しボディへの虎王。前日タイトルを防衛した兼平の爆発力で一気に巻き返す若手軍。続けて兼平キチンシンクからロープに走るが、背中を渡辺が蹴飛ばしてフォロー、バッファローはスリーパーから叩きつけラリアット。更にバックドロップを狙うが兼平踏ん張る。ラリアットの打ち合いはバッファローが振り抜いて制する。渡辺にタッチ、ニーリフトからカウンターの逆水平、ネックブリーカーは兼平が踏ん張り逆に同じ技で切り返す。兼平バックドロップ狙い、だがこれは渡辺の得意技。こめかみへのナックルで外しロープに走る。兼平ヒップトス腕十字へ、しかしこれを読んだ渡辺コブラツイスト。腰投げで返した兼平、譲二にタッチ。譲二ミサイルキック、フォローに入るバッファローに串刺しバックエルボー。トーキックからロープに走る譲二、渡辺コブラツイストの体勢から前方に回転し、隠し技である回転地獄固めを繰り出すと再び譲二が窮地に。
10分経過、渡辺が担ぎ上げた譲二目掛けてバッファローのラリアットという連携。更に渡辺ワンハンド・バックブリーカーからダイビング・ニードロップへ。兼平をバッファローがカットするがカウント2。もう一発と抱え上げた渡辺だが、譲二首投げで回避しランニング・エルボーで打ち倒す。バックを取るが渡辺も取り返しそこにバッファローが突っ込んでくる。前蹴りでカットした譲二、兼平のフォローからバッファローを場外へ、渡辺をトスすると兼平のリフト&ニー、譲二のローリングエルボーから兼平の虎王による連携から譲二がみちドラⅡ。バッファローが必死のカットでカウント3を逃れる。そして譲二はスライディングD、ガッチリ片エビで押さえ込んで渡辺宏志からピンフォール勝ち。大ベテランから金星をもぎ取った。
第4試合
前回近藤が背後からドロップキックを放ち、熱波コールを邪魔されたことから「今日は熱波やらない」と公言した慶三。だがファンの声に押されて熱波エールを行うが、例によって近藤のドロップキックで邪魔されてしまう。序盤のチョップ合戦は
慶三「この相模のクソ坊主!」
近藤「相鉄線があるからって調子乗るな!」
と反撃。いつの間にか大和と相模原の対決に。
慶三「大和は相鉄線と小田急線が停まるんだよ!」
近藤「東林間だってけっこう有名だぞ!」
慶三「この各駅停車があー!」
各駅停車でしか停まらない点を突かれて精神的ダメージを負う近藤。館内南側後方自由立ち見席一部の観客から各駅コール。トーキックから動揺のせいか足を滑らせるがロープに走った近藤、慶三の分厚い肉体をタックルでなぎ倒す。これには慶三コーナーまで転がって「タイム」。マシンガンチョップには前のめりにぶっ倒れる。が、隙を見せると不意打ちの打撃が放たれる。脇腹へ、脳天へ、重い打撃が近藤を襲う。ストンピングを食らっても歯を食いしばって向かっていく近藤、思わず下がってサミングを食らわす慶三。重い踏みつけに重いエルボーが近藤に刻み込まれるが、歯を食いしばって倒れない近藤。「どうした相模原!」「そんなもんか相模原!」慶三が叫ぶ。「大和にはなあ!厚木基地があるんだ!」思わず笑ってしまうような慶三の叫びだが、近藤にとってはキツいエルボー。エンジンのかかってきた慶三、ブレーンバスターの前に太鼓の乱れ打ち。
5分経過、額へのナックルにはさすがに村杉レフェリーのチェックが入る。館内のド根性コールに「ありがとうド根性」と呟いた慶三は超滞空ブレーンバスター。30秒近く逆さまにされていた近藤だがカウント2でクリア。ここから始まった慶三の腰攻め、逆エビ固めがガッチリと決まる。近藤はド根性でほふく前進しロープを掴む。慶三は追い打ちとばかりに腰に膝を落とし、苦しむ近藤に「どうした相模原!」から「終わっちゃおうか?」とコーナーに詰めてショルダーブロック。近藤の眼前に立ちはだかり「来いよ!」と挑発、下から反撃するが腰の踏ん張りが効かずまともに打ち返せない。立ち上がった近藤は逆水平、慶三は重いエルボーで反撃を止める。コーナースローから突進、近藤両足でブロック、突っ込むが慶三エルボーでブロック、ロープに走る慶三に近藤ドロップキック。ぐらつく慶三に突進する近藤、太い腕でスリーパーに捕らえる慶三。ロープスローからショルダースルー、近藤蹴り上げてカットしロープへ、ラリアットをかわしてフライング・ショルダー。ダメージが大きくすぐに立ち上がれない近藤、先にたった慶三がコーナースロー、振り返した近藤串刺しエルボー2発から投げっぱなしバックフリップへ。続けてスライディングヒップ、スパインボム、そしてド根性デスロック。腰への攻撃から決められたため苦しむ慶三、しっかり腰を下ろし追い詰めた近藤、ロープに手を伸ばした慶三。観客を煽ってフライングメイヤーからピョン吉スプラッシュ、慶三がかわしたため大きなダメージを負う近藤。Wダウン、慶三はマットを叩いて自らを誇示して立ち上がる。そして呪文のように呟きながら低空ブレーンバスターを連発、サイドバスターから逆エビ固めへ。逃げにくいポジションで決まったためこれで終わったかと思われたが、ド根性でロープを掴んだ近藤。「終わり終わり」と呟きながら慶三ストレッチボム、カウント2。すぐに逆片エビ、近藤ロープへ。粘る近藤に苛立ったか、腰を踏みつけて慶三ロックボトムへ、踏ん張った近藤ラリアットをかわしてスピア。腹を押さえて悶絶する慶三、近藤コーナーに登る。立ち上がった慶三「このクソガキが!」と叫んで雪崩式を狙うが、踏ん張った近藤がヘッドバットで叩き落としピョン吉スプラッシュへ。反動がついてしまいすぐに押さえ込めない近藤、慶三ロープに救われる。近藤直下式ブレーンバスターを狙うが、踏ん張った慶三が逆に「ゴーストバスター!」、背後に降り立った近藤だが間髪入れず慶三のラリアット。高く持ち上げた慶三ロックボトムを食らって万事休す。
ウィナーコールを受けた慶三は立ってこいとアピール、近藤が立ち上がると拍手から握手を求める。しっかり両手で握り返した近藤、慶三は健闘を称え抱擁。コーナーの熱波バスタオルを手にとった慶三。
慶三「最後に!これから引退していくこの男に向けて、熱い熱波!そしてその熱波コールが一番盛り上がった時に俺、扇がせていただきます。盛り上がらなかったら扇がないので、宜しくお願いします。ではいきましょう!」
熱波エールが始まる。近藤は後ろから襲いかから…ず、一緒に場内の熱波エールを煽る。最高潮に達した時、慶三の「パネッパ!」が近藤に熱波を送り込み「近藤君に大きな拍手を!」と叫び去っていく慶三。あれだけキツい試合をしたにも関わらず、近藤は笑顔だった。
と、ここで大谷譲二がマイクを掴んでエプロンに上がる。「マイク渡すんじゃないの?」と尋ねる近藤に対し、譲二が口を開く。
譲二「近藤さん、『マイクくれるんじゃないの?』じゃないんだよ(館内笑い)。いつも一緒にバカやって遊んでくれてますけど、ちょっとだけ今日は…ちょっとだけマジな話で。(リングに入る)近藤さんに、マジな話で。」
近藤「告白?」
譲二「告白じゃねえし(館内笑い)。すいません、先輩ですけどね。僕がHEAT-UPに入ろうかとなってる時に、近藤さんは『大谷君が来てくれるなら、もっとHEAT-UPは明るくなって、もっとHEAT-UPは面白くなる』って言ってくれて、めっちゃ嬉しかったんですよ。めっちゃ嬉しかったんですよ。そんな自分を必要としてくれる人がいるって思うとめっちゃ嬉しいじゃないですか。それと、それとあと、『大谷君と兼平君と、俺たちの世代で盛り上げようよ』って言ってくれたじゃないですか。(力強く)それもめっちゃ嬉しかったんですよ。も~うなんかやる気みなぎって、それで。で、俺ここにいるわけですよ。入団しちゃったんです。なのに引退って。嘘じゃん、嘘つきじゃん。そう!そうなんすよ。僕その言葉信じて、明るい未来見て、来ちゃったんですよ(館内笑い)。でもまだ俺らなんもやってないじゃないですか。ただ一緒に遊んでるだけや(館内笑い)。今日も一緒にグミ食べただけ(館内笑い)。違うじゃん!俺らで盛り上げるんでしょ?じゃあ…シングルやりましょう(館内「おお~」の声と拍手)。手っ取り早く、もう10月に引退しちゃうから。日にちないから、シングルで。俺らで盛り上げましょうよ。めっちゃいい試合して、盛り上げましょうよ。」
近藤「いや~大谷君、誘って正解だったよ。あの頃本当に誘ったのはHEAT-UPのことも考えて、まあ…辞める僕がこんなことを言うのもおこがましいけど、大谷君が話をくれた時に、今HEAT-UPとGOING-UPってなってるけど、団体もそうだし大谷君が輝く場所があるんじゃないかって思ったのは事実だよ。俺は10月で辞めちゃうけど…そこを言わなかったのは悪いと思っている。ただ、その限られた時間をお前と一緒にやりたかったなと思って、誘いました。その言葉に嘘偽りはないです。俺も自分の意志があって、辞めると決断したからには…その言葉を飲み込むつもりもないだろうし…彼女みたいじゃん(館内笑い)。そういったしみったれた空気は僕好きじゃないんで、プロレスラーとして、近藤"ド根性”洋史として、大谷譲二選手の意気込みを聞きました。シングルやりましょう(館内拍手)もう、四の五の言いません。」
譲二「早くやろう!早くやろう!早くやろう!来月やりましょう来月!来月シングルマッチ!僕とやりましょう。仲いいからって手は抜きません。『引退したくねえ~』って思わせてやるよ。」
近藤「いいよ、受けるよ。まあ僕はプロレスラーとして、そして野球人として…リング、あ違う、スポーツマンシップに則って
リング外はこうしてやってますけど、皆さん、リングの上じゃあいつ…殺すつもりでやります。」
かくして次回8月19日王子大会にて近藤“ド根性”洋史対大谷譲二のシングル対決が決定。
第5試合
「あのテーマ曲」に乗り、アライヴァル勢が入場。初登場となるスーパー・ドクター・秀は白覆面に白衣をまとった姿。ドクターとイルミナティはリング中央で並び立つ。ミズーリ州ヘビー級のベルトを手に入場した松崎。石島と井土が入場、アライヴァルがゴング前に奇襲攻撃、乱戦の中ゴングが鳴る。石島のロープスロー、イルミナティがロープに張り付く。そこに注意がいっている隙を突きドクターは石島に投薬。松崎の直下式ブレーンバスターのダメージも加わり戦闘不能状態に陥ってしまう。井土が駆け込むが松崎のジャンピング・ネックブリーカーの餌食に。続けて首四の字、松崎の正統派テクニックが光る。ドクターは井土の首を両手で掴んでひねってダメージを与える。館内から「これがホントの先生攻撃だ」と上手いことを言う観客。イルミナティは謎の三角形を井土の目にこすり付け、チョップで反撃されると三角形で間合いを取り、正面から急所蹴り、アトミックドロップ。松崎コーナーで井土に膝蹴りからストンピング、アライヴァルの3人に蹂躙されてしまう井土。ドクターはボディスラムから心臓マッサージ式体固めという斬新な押さえ込み。更に聴診器を使ったチョーク攻撃と、医師としては間違った機器の使い方をする。イルミナティがハーフ三角形を出しながらネックブリーカー、そして嫌がる井土に無理やり三角形ポーズを決めさせる拷問技。松崎両足を使った両耳カットからフェイスカット、顔面へ膝を落とす。
5分経過、石島はエプロンでうずくまったまま。松崎頭突きから額への正拳突き、キチンシンク。イルミナティはコーナーに井土を張り付け、三角形ポーズから急所蹴り、DDT。フォールの際も三角形ポーズは忘れない。ようやくエプロンで立ち上がる石島だが、投薬のダメージが大きく座り込んでしまう。イルミナティとドクターによる股裂きからドクターのレッグドロップ、ブレーンバスター狙い。蹂躙され続けていた井土が投げ返し一矢報いる。立ち上がった石島にタッチしたいがドクターが阻む。カウンターのドロップキックを叩き込みようやくタッチ成立。やや意識が朦朧としているだろうがそんなことは言っていられない、石島は挽回せんと3人相手に大太刀回り。イルミナティとドクターにWラリアット、松崎にはブルドッキング・ヘッドロック。ドクターを捕まえてWARスペシャル、しかしイルミナティが三角形サミングでカット。串刺しトレインをラリアットでなぎ倒した石島、松崎にも一撃を加え井土にタッチ。エルボーからジョンウー、串刺しエルボーからハーフハッチ、松崎に集中砲火を浴びせる井土。フィッシャーマン狙いを踏ん張られロープに走るがドクターが足を引っ張りカット。アライヴァルの串刺しトレインからイルミナトーンボム。ここでドクターが再び秘薬を持ち出し井土に投薬しようとするが、押さえていた松崎に誤飲させてしまう。これで松崎が戦闘不能に、動揺したドクターに石島ショートアッパーからフェイスバスターを決めて排除、残るイルミナティに井土フィッシャーマンズ・バスター。カウント2で返されると石島の延髄斬りから井土がジャーマンをイルミナティに決めてカウント3。18歳の若者が中高年を抑えて輝きを放った。
エンディング
石島「オイ!アライヴァルコラァ!8月19日な、約束通り藤原秀旺、連れてきてもらうぞオイ!ああ!?この会場はなぁ、お気の毒に!藤原秀旺見たい人がいっぱいいるんだよ!!(館内爆笑)客入りにも響くからなぁ、絶対連れてこいよ!わかったかコラァ。わかってんのか番長お前、お前が連れてくるんだぞ。」
いつの間にか蘇生している松崎、ドクターの施術によるもの。何故か石島に握手を求める松崎、そこに復活したイルミナティが急所攻撃。井土にも正面から急所攻撃。更にドクターがもう一度井土に投薬を試みるが、そこに入ってきたのはマスクドミステリー。神の右手で高々とドクターをチョークスラム、これには松崎も驚きの表情。
ミステリー「オイいつまでやってるんだてめえらコラ!(完全にKOされたドクターを蹴飛ばし)来月な、お前連れてくるんだろ?藤原秀旺を。こっちはふたり、あと一人足りねえよな。俺がやってやる一緒によ!(館内声援)ガッツ石島、井土徹也、マスクドミステリーでお前ら、イルミナティとやってやるよ!(松崎がドクターを連れて行くのを見て)ドクターは今日俺がKOしてやったよ!あいつはもうひと月以上試合できないはずだ(館内爆笑)。(去っていくアライヴァルに)…あばよ。なあ、藤原秀旺戦線よ、俺を入れてくれよ。奴らの勝手なアンケートに俺もイライラしてるんだよ!潰れてほしいだとか、消えて欲しいレスラーだとか、ふざけんなって!王子周辺でなあ、取りやがってよお。…静かだな…(館内笑い)」
石島「なんか、ほとんど失神しているうちに試合が終わってるからボーッとしてますけど。ま、なんか、ね。この薬ヤバいですから。(薬を手にとって観客席に投げるミステリー)あ~!ちょっと…ま、ここぞという時にね、徹也が頑張ってくれたんで(館内拍手)。昨日も伊東優作から3つ獲ったから、ね。波に乗ってる徹也からひとことお願いします。」
井土「今日、3カウントしっかり獲って、GOING-UPでやっと勝つことができました!(館内拍手)18歳の俺が勝って、中高年に元気を届けられるよう(館内笑い)また次回大会、自分が勝つのでまた観に来てください!(館内拍手)」
石島「まあね、あの、次回は俺とミステリーと徹也で組んで、秀旺、番長…なんだっけ、イルミナティか。イルミナティとやるから…スーパー・ドクターも、1ヶ月位試合できないんでしたっけ?(ミステリーが潰したからと説明)ああ、オッケーオッケー。じゃあその3対3で次回やりますので、皆さん応援の程宜しくお願いします!」
最後は井土の「王子ゴーイングアップ!」で締められた当大会。余裕のコメントを出していた藤原秀旺、この結果にどう応えるのか?
尚、当日の結果により次回8月19日のカードが一部決定した。
『middle edgeシリーズ vol.3』
日時:2018年8月19日(日)
開始:19:00
会場:東京・王子BASEMENT MON☆STAR
ー決定分対戦カードー
▼GOING-UP対アライヴァル全面戦争~ミドルエッジウォー~6人タッグマッチ60分1本勝負
ガッツ石島/マスクドミステリー/井土徹也
vs
藤原秀旺/松崎和彦/秀・オブ・ザ・イルミナティ
▼ラストド根性vol.3~we are friend~シングルマッチ30分1本勝負
近藤“ド根性”洋史
vs
大谷譲二