【試合結果】9・29 GOING-UP王子大会 【CCWカナディアンヘビー級】藤原秀旺vsマスクドミステリー 兼平大介&大谷譲二vsガッツ石島&井土徹也 松田慶三&YUJI KITOvs松崎和彦&スーパー・ドクター・秀

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『middle edgeシリーズ vol.4』
日時:2018年9月29日(土)
開始:19:00
会場:東京・王子BASEMENT MON☆STAR
観衆:119名

▼第1試合 ド根性GOING-UPラストマッチ〜ありがとう中高年のみなさん〜 タッグマッチ20分1本勝負
○黒田哲広(フリー)/渡辺宏志
8分5秒 ラリアット→片エビ固め
近藤“ド根性”洋史/●室田渓人

▼第2試合 ウルトラU〜ルチャvs格闘魂〜 シングルマッチ20分1本勝負
○ウルトラソーキ(琉球ドラゴンプロレス)
6分27秒 無双(仮)→片エビ固め
●飯塚優

▼第3試合 初遭遇!IWA熱波軍対アライヴァル タッグマッチ30分1本勝負
○松田慶三(IWA熱波軍)/YUJI KITO(ASUKA PROJECT)
13分24秒 慶三ロックボトム→片エビ固め
松崎和彦(フリー/アライヴァル)/●スーパー・ドクター・秀(アライヴァル)

▼第4試合 とどろきへGOING-UP!〜18才井土の野望〜 タッグマッチ45分1本勝負
○兼平大介/大谷譲二
16分41秒 strike of the knee→エビ固め
ガッツ石島/●井土徹也

▼第5試合 CCWカナディアンヘビー級選手権試合 シングルマッチ60分1本勝負
【王者】○藤原秀旺(プロレスリングアライヴアンドメジャーズ)
17分32秒 100%メロ〜ンジュース→エビ固め
【挑戦者】●マスクドミステリー
※藤原秀旺が2度目の防衛に成功。

藤原秀旺がCCWカナディアンヘビー級を防衛しGOING-UPを『秀ING-UP』に改名!ガッツ石島がガッツワールド旗揚げ記念日に秀旺退治を宣言!

オープニング


 恒例の中高年ビックリドッキリプレゼント、ホスト役を務めたのはメインでタイトルマッチを争うマスクドミステリー。チョークスラムの構えから下一桁のカードを引くと「4」が出る。続いてサイコロを振り下二桁目の数字は…「8」。
この結果、次回11月18日王子大会にて、1984年生まれ(34歳~35歳)の人は自由立ち見席限定で無料観戦が可能となる。希望する人は当日会場受付にて生年月日を証明できるものを提示のこと。ちなみに前回の当選者1968年生まれの観客が、当日の会場に何人も訪れていたのは言うまでもない。

第1試合


 10月31日HEAT-UPとどろきアリーナ大会で引退する近藤“ド根性”洋史が最後の王子、最後のGOING-UP参戦となる。
 黒田と相対した近藤、ボディスラムを阻まれ逆水平も効果なし、タックルで挑むも跳ね返される。ならばとヒップアタックから膝への低空ドロップキック、スライディングヒップで黒田を場外にエスケープさせることに成功し吠える近藤。お返しとばかりに室田を攻める黒田と渡辺、ヘッドバットで脱出した室田。近藤へのショルダースルーを決めた渡辺だが、直後にジャンピングショルダーで倍返しされる。室田も負けじと黒田に河津落とし、ラリアットをキャッチしてワキ固めと攻める。連携攻撃から黒田に照準を絞った近藤&室田だが、串刺し攻撃をかわされ哲っちゃんカッターを食らった室田。1発目は自力で返したものの、十分に間合いを取った黒田が2発目のラリアットを繰り出すとフォールを返せず。
 ベテランコンビの圧勝に終わり、室田は黒田に試合後も突っかかる場面もあったが最後はノーサイド。近藤最後のGOING-UPは晴れやかな笑顔だった。

<試合後コメント>

黒田哲広&渡辺宏志
渡辺「いやぁ、ラストド根性、堪能できましたか?」
黒田「ド根性ね、辞めるんでしょ?もう」
渡辺「来月末に」
黒田「ホントに辞めちゃうのか……」
渡辺「これから辞めていく男の動きじゃないですよ」
黒田「だって、自分よりも動きいいし……(笑)いやぁ、もったいない!あんなにイキがいいのに!」
渡辺「あと、室田はね、発展途上だから。どんどん食いついてね」
黒田「どちらかっていうと、あの若さでベテランの域に……(笑)ある意味恐ろしい選手です(笑)まあこれからだから、室田も」
渡辺「僕らベテランもうかうかしてられないというか。近ちゃんは辞めてっちゃうけど、室田は去年デビューしたばかりでこれからまだまだ伸びていく選手だから」
黒田「伸びるのか、退化するのかは室田次第」
渡辺「室田次第でしょう」
黒田「今日はありがとうございました!いやぁ今日初タッグ。組みやすかった!意外と!意外と初めてって緊張するんですよ。でも全然普通に仲良く組んでる感じで」
渡辺「でも以前対戦したっていうアレもあってね、初めて組んだような感覚がしないと言うか。これからもまたタッグを組む機会もあるかと思いますが、これからもよろしくおねがいします!」
黒田「お願いします!……コメントもね、目ェ見ながらお互い譲り合ってるのわかったでしょ?(笑)」

近藤“ド根性”洋史&室田渓人
近藤「いやぁ、室田、負けた……。お前覚醒した?覚醒は?!」
室田「いや、こんなもんじゃないですよ!」
近藤「試合で覚醒しろお前!」(室田の胸を叩く)
室田「こんなもんじゃないですよ!まだまだ!」
近藤「ド根性出せ!ド根性!覚醒しろ!」
室田「オイ!いいかお前!覚醒っつーのがなんなのかっていうことを分かってねーだろ!」
近藤「お前が一番分かってねーよオイ!」
室田「俺が一番分かってねーんだこの野郎!」
近藤「覚醒しろ!根性出せド根性!」
室田「根性出して、覚醒して!」
近藤「今日GOING-UPラストだったけど、ありがとうございました!最後までド根性でがんばりますんで!せーの!」
二人「ド根性ーッ!!」

第2試合


 琉球ドラゴンプロレスのウルトラソーキがGOING-UPマット初登場。昨年暮れの右腕負傷から復帰したソーキ、これが復帰後6戦目とのこと。105キロのソーキが飯塚の前に立つと体格差がはっきりする。そんなソーキの右腕ににカウンターの飛びつき腕十字を極めた飯塚が先制。「あの蹴りはヤバい」とソーキに言わしめた飯塚のキックが右腕を襲うが、体格差を生かして軽々とボディスラムで投げ飛ばし反撃する。
 レッグドロップ、串刺しベイダーアタックなど豪快な攻撃で攻めるソーキに対し、飯塚はドロップキック、巻き込みからの腕十字と飛び技やサブミッションで対抗する。腕十字から右腕へのキック連打で追い込んだ飯塚だが、懐に潜り込みブロックバスターで叩きつけたソーキ。スライディング・ラリアットから飯塚を担ぎ上げ無双(仮)で叩きつけて3カウント。嬉しい勝ち名乗りを上げた。

<試合後コメント>

飯塚優
「すごい、すごいパワーだったけど、俺はこのコスチュームだけじゃなくて身体もイチから作り直してるから。俺の技と力もどんどん強化して、次やったら絶対負けねぇ!絶対負けねぇぞ!」

ウルトラソーキ
「僕らの試合のタイトルが『格闘魂vsルチャ・リブレ』だったんですけど、僕、ルチャ・リブレじゃないんで!でも自分のスタイルで気にせず当たっていきました。飯塚選手の蹴りは強かったですけど、ボクのエルボー、ボクのパワーが上回ったと思います。だから機会があったらまた戦いたいと思います」

第3試合


 何故か渡辺宏志が怖がる(確かな筋からの情報)スーパー・ドクター・秀。恐怖の医師に対しtwitter上で「白衣持っていきますか」と行っていたKITO。入場してきたKITOの姿は…口を覆うマスクに白衣姿、リアル『スーパードクターK』となって現れた。初めて対戦するアライヴァル軍に慶三のパネッパで熱気を注入…次の瞬間アライヴァル軍が襲いかかって試合開始。
 場外で慶三と松崎がやり合っている最中、リング内ではKITOとドクターの一騎打ち。KITOが「マスク剥いでやる!」と手をかけるが、ドクターは聴診器でKITOの首筋に一撃し脱出。間違った聴診器の使い方のスペシャリストなドクター、KITOの白衣を剥ぎ取りまたも聴診器を使って殴打。両軍交代し慶三と松崎の局面、両者が向き合い慶三が告げる。

慶三「先輩!いや、俺の師匠!(館内から「おお~!」)俺がオリプロ練習生の時に、一番最初に俺に…」

 言いかけた所を松崎の蹴りが襲う。本部席のマグナムNOGEも「聞きたかったんですけどね~」と残念がる。タックルを放ってお互い倒れず、「どうした師匠!」と慶三が叫ぶ。もう一度タックルに行く松崎、慶三が叫ぶ。

慶三「俺が練習生だった頃、一番最初に教わったの誰だか知ってるだろ?」

 言い終わると同時に松崎の拳が顔面へ、タックルで倒した松崎は珍しく両手を突き上げガッツポーズ。慶三はチンクラッシャーで一矢報いるとKITOにタッチ。クイックタッチから松崎の腕をロックすると再び慶三。

慶三「俺がオリプロの練習生だった時に、一番最初にスパーリングしてくれたのは松崎選手、あんただ。どうしちゃったんだ師匠!?」

 そう叫ぶとKITOとのダブル攻撃、しかしクロスラインをかわした松崎がふらりまとめて“伝統芸能”ジャンピング・ネックブリーカー・ドロップへ。やんやと湧く館内、師匠の強さをまざまざと見せつけドクターにタッチ、ここで5分経過。
慶三が捕まる。ドクターと松崎の攻撃に防戦一方となる。松崎は首四の字から三角絞め、慶三ロープへ。ロープにもたれた慶三、ドクターは聴診器を使ったチョーク攻撃、館内ブーイング。バックドロップを踏ん張った慶三、ロープに走った松崎にショートレンジのジャンピング・ラリアットを放ち脱出。KITOがアライヴァルをひとりでなぎ倒し拳を握る。しかし松崎はキチンシンクからドクターにタッチ、素早い動きからフォーアームを叩き込むドクター。ロープ間を駆け巡りフットスタンプ連発、ボディプレスとドクターの動きが良い。何かを狙ってバックを取るドクター、取り返したKITOは白衣の余っている部分をドクターに被せてスクールボーイ、カウント2。混乱するドクター、慶三に交代するとミサイルキックから念仏ブレーンバスターを3連発。
 10分経過、慶三ストレッチボム、カウント2。KITOが松崎をカットする間慶三は首を掻っ切るポーズから慶三ロックボトムへ、踏ん張ったドクターだがコーナーに乗せられピンチに。だがドクターは急所攻撃から慶三を叩き落とし、松崎とのトレイン串刺し攻撃からハイジャック・バックドロップの連携攻撃。場外からKITOがカットしてフォールは免れるが大ピンチに陥る慶三。ここでドクターは秘薬を取り出し投薬しようとするが、かわした慶三がロックボトムを決めてカウント3。

 フォール負けを喫したものの、収まらないアライヴァル勢は慶三を捕まえ投薬。ダウンする慶三を踏みつけて勝ち誇るドクター、ゆっくりと去っていく。ピクリとも動かない慶三を見たKITOは白衣を身にまといリアルスーパードクターKとなり蘇生を試みる。心臓マッサージを行うも「ダメだ!」と叫ぶKITO、唇に手をやり…まさかの人工呼吸を試みようとする。気道確保から近づく唇と唇…慶三が息を吹き返し難を逃れる。錯乱する慶三を張り手で正気に戻したKITOは、

KITO「大丈夫っすか!?一瞬心臓止まってましたよ!マッサージしたら少し動いたんすよ(館内、セコンド陣からKITOに拍手)。なんか変な薬飲んで、一瞬死んでましたよ。大丈夫っすか?」
慶三「ありがとう、なんとか一命はとりとめた。けど、(目前に迫る)この距離でオジさんが迫ってきたら…(館内笑い)誰だかわからなかったんだよ、ゴメンな。」
KITO「助けようとしたんすよ!」
慶三「お前だったのか。受け入れればよかったのか(館内笑い)。俺と1こしか違わないお前が、この距離に来たんだぞ。どうしても殴りたくなるだろう?」
KITO「とにかく!これじゃ納得いかないっすよね!あいつら!」
慶三「おう!あいつらまだな、俺たちが逆にあの、薬を奪ってあいつらの口に入れてやりますよ。それまで戦いはまだまだ続くぞー!(館内拍手)」

 初遭遇となったIWA熱波軍とアライヴァル、この続きはいつの日か。そして松崎と慶三による「師匠と弟子の協奏曲」の続きやいかに。

<試合後コメント>

松田慶三&YUJI KITO
(憔悴した松田がKITOの肩を借りながらコメント会場に到着)
KITO「今日ね、試合終わってからこっち勝っても変な薬飲ませてね、松田さん一瞬動かなくなっちゃったからビックリしましたよもう。で、なんか心臓マッサージしても全然うんともすんとも言わないから、人工呼吸しようか迷ってね……ホントはやりたくなかったんですけど、やるしかないと思って。そしたら起きたから良かったけど、ヤバかったですね」
松田「ホントね、俺も一時は記憶無かったけど、飛んじまったけどさ、なんか、変な男の息的なものが(顔に)近づいてきたから……ハァハァ言ってる……。で、『これ何だ?』と思ってまぶた開けたらね、ドクターみたいなやつが今まで見たことない距離でここ(眼前)にいたんですよ!」
KITO「やりたくなかったっすよホント!(笑)」
松田「助けてくれたけど、『コイツ、そっちのケがある人間なのか?』って……だったら誰か紹介してやろうと思ったんだけど……無いのか?」
KITO「無いです!(笑)逆にそっちの方が疑われるんじゃないですか?」
松田「俺はねぇんだ。俺は疑われてるけど俺はねぇんだ」
KITO「そうですか」
松田「ねぇって言い張る!」
KITO「とりあえずアイツらね、このままじゃ俺らも終われないんでいつでもやってやりますよ」
松田「次回大会でもその次でも年越しでもいい」
KITO「誰でも来いよ。今度は俺らがあの薬飲ませてやりますよ」
松田「こっちが逆に用意するかもしれねぇぞホントに」
KITO「スゴイやつ持ってきましょうよ」
松田「海外で、Amazonかなんかで……」
KITO「薬vs薬ですよ」
松田「薬vs薬……メディシンvsメディシンだ!……メディシンだっけ?まあいいや。じゃあよろしくね。ねーねーねー、ぱーぱーぱぁ~!(付き合わないKITOに)……相変わらずノリ悪いな」


松崎和彦&スーパー・ドクター・秀
松崎「だいたい熱波軍だかね、なんだか知らないですけど、今日はほんとに熱波やり過ぎなのか知らないけど松田が汗かいてね、全然技決まりづらいんでね、アレじゃダメですね。でも攻めるところは攻めたんでね、あとはドクターの薬もちょっと強めの薬にしてね。また12月にやるということなんでね、そこでは完全にノックアウトしようと思うんで見てて下さい。その後、それが終わって、本体にまた乗り込みますんで、よろしくお願いします」
(秀が無言で薬の入ったビンをカメラに突きつけ、そのまま去っていく)

第4試合


 開始前、GOING-UPでは珍しい当日の観客動員数が発表される。荒れ模様な天候の中集まったのは119名、GOING-UP王子新記録の動員を達成する。
 とどろきアリーナ大会メイン、ユニバーサル選手権最後の前哨戦がGOING-UPのマットで組まれた。井土は頼れるガッツ石島とのコンビで勝利し更に勢いをつけたい所。先発して出てきた井土と兼平、まずエルボーとチョップの打ち合い。ここのところ身体が大きくなった井土は当たり負けしない。タックルで兼平を倒し、腰投げからにらみ合う。両軍交代、GOING-UPで石島と譲二が相対するのは久しぶり。チョップ合戦から石島のヘッドバットでぐらつく譲二、怯まずチョップを打ちたじろがせたがバックエルボーで吹っ飛ばされる。石島と井土がWタックルの連携を見せれば、兼平と譲二はボディへのエルボーとニーをヒットさせWフェースクラッシャーと負けていない。徐々にキャリアの浅い井土を攻め込んでいく兼平と譲二、しかし井土もふたりまとめてドロップキックで倒していく。
 5分経過、石島が譲二にボディスラムからエルボードロップ3連発。譲二に対する石島の攻撃が厳しい。井土はボディスラムからジャンピング・エルボードロップ。石島の串刺しラリアットを避け抱え上げた譲二だが、押しつぶされて高速ブレーンバスターを食らう。井土も譲二に対し余裕を見せるが、ブレーンバスターで投げ返されみすみす逃してしまう。兼平が譲二の分もやり返す。ボディへのニーから串刺しかち上げエルボー、ブレーンバスター。strike of the kneeをガードした井土、エルボーで活路を見出す。兼平も呼応、エルボーの打ち合いから井土はボディへのエルボーからDDTという新しい攻めを見せる。
 10分経過、交代した石島は串刺しラリアットからブルドッグ、側頭部へのヘッドバットからロープスロー。兼平逆襲のラリアット、石島倒れず今度は相打ち、ショートアッパーからロープに走る石島、逆に兼平の右腕が石島をなぎ倒す。復活した譲二にタッチ、串刺しエルボーから石島の巨体に肘を叩き込む。ボディスラムで投げ飛ばしミサイルキック、フィッシャーマンを防がれるとフルネルソンから石島を1回転させてローリングエルボー、だがそのタイミングに合わせて石島がショートアッパー、ロープに走るが譲二別方向に走り込み飛びつきダイヤモンドカッター。観客のどよめきや歓声がいつも以上に大きいものとなりベースメントモンスターを揺るがす。譲二はフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド、石島を投げ切りホールドするが兼平のカットでカウント2。フォローに入る井土を兼平がカットし、ツープラトンのクロスライン。しかしぶっ千切った石島のWラリアットが炸裂、続けて譲二にスクープサーモン、カウント2。思い切り体重の乗ったラリアット、これもカウント2。打たれ強さが半端ないものになっている譲二、とどめを狙った石島のフェイスバスターをリバースで投げ切りロープに走るが、石島のラリアット連打がヒットし両者ダウン。両軍交代、逆水平とエルボーの打ち合いから井土が蹴り足を取らせて延髄斬り、ジョンウーから串刺しエルボー、ハーフハッチの流れ。石島がフォローに入り、トレイン串刺し攻撃から石島のゴーストバスター、井土のヘイル・トゥ・ザ・キングに繋ぐ連携。場外から譲二が必死のカットでカウント2、千載一遇のチャンスを逃した井土。続けてフィッシャーマンズ・バスター、カウント2。
 15分経過、とどめのジャーマン狙いは兼平が阻止、フォローに入る譲二との上手い連携から兼平がリフト・アンド・ニー、譲二のローリング・エルボー、兼平の虎王、譲二のフォーアームが立て続けに炸裂。兼平は肩口へのランニング・ニー、石島カット。突っ込んでくる石島に兼平ジャンピング・ニー、そこへ譲二のスライディングD、勝負を兼平に託す譲二。兼平はバックドロップからstrike of the knee、ガードされるが至近距離でもう1発、カウント2。すかさず走り込んでもう1発strike of the kneeを叩き込んだ兼平がエビ固めでカウント3を奪った。

 勝った兼平はベルトを肩にし、大の字になる井土をリング中央で踏みつける。必死に食らいつこうとする井土の髪を掴み挑発、背後では石島が譲二に突っかかる。改めて勝ち名乗りを受ける兼平と譲二、GOING-UPの2大名タッグ対決でしっかりと白黒を付けた。これで崖っぷちに追い込まれた井土徹也、1ヶ月後に迫ったタイトルマッチに向け、野望に黄信号が点滅した。

<試合後コメント>

ガッツ石島&井土徹也
ガッツ「やられたなぁ」
井土「クッソ……!オイ兼平、前哨戦、二回目、今日獲られたよ。今日撮られたけど、別に今日で終わりじゃないから。とどろきだよ、とどろき!今日は負けたけど、とどろきでベルト懸けて闘うんだよ。10月31日、とどろきアリーナ!兼平、チャンピオンとしてベストコンディションで来い。俺が絶対にお前に勝ってベルト獲ってやるから、それまでしっかり磨いとけ!」
ガッツ「俺から言わせたら、まだ若いもんには負けないから。まだまだ全然37歳!全盛期だから。全盛期更新してるから。まだまだ負けないよ。今日見てわかっただろお前?オイ、徹也!お前が10月31日、ベルト獲った暁には、俺がお前に挑戦してやる!まあ、この井土徹也もね、残り一ヶ月で兼平大介に勝てるよう俺がビシビシ育てますんで。責任持って俺が育てますんで、とどろき、楽しみにしててください。以上だ。じゃあな!」

兼平大介&大谷譲二
兼平「今日ね、ホントはね、フィニッシュのヒザとか出すつもり無かったけど、あえて今日井土にプレゼントとして俺のヒザ、出してやりましたよ」
大谷「プレゼントぉ?」
兼平「そうなんだよ。残り一ヶ月、とどろきまで強くなるチャンスを。先輩からのプレゼント。一ヶ月で強くなってこい。じゃないととどろきのメイン、まだこのままじゃ同じ結果になるんじゃねーかな」
大谷「スゴイっすね、兼平さんがこんなに厳しく行くの珍しいですけど、なんか今日、試合のタイトルが前哨戦だったんですけど、自分的にはGOING-UPなんで、前哨戦とかをあんまりちょっとこう、やって欲しくなくて。兼平vs井土よりも、ガッツvs大谷のバチバチがメインじゃないと、戦いのメインに来ないとダメじゃないかと思ったんだけど、もうこの二人も熱かった。とどろき楽しみにになりましたね、メチャクチャ。僕もガッツさんとやるの久しぶりなんで、あんなに、あんな……(笑)」
兼平「いやぁ、キツかった」
大谷「ヤバすぎる!(笑)」
兼平「首が痺れてヤバいよ」
大谷「僕もガッツさんとね、一年に何回も試合するような関係に僕が上がっていってですね、GOING-UP、僕がどんどん盛り上げようと思うんで。うん」
兼平「とどろきは俺がベルト防衛する。大谷くんはタッグの新チャンピオンになる」
大谷「そうっすね」
兼平「チャンスが有ればタイトル懸けて、GOING-UPでやりましょう」
大谷「おっ!いいっすよ!お願いします!」

第5試合


 セミが終わり、会場に流れたのはカナダ国歌である「O Canada」。カナディアンヘビー級タイトルマッチに向けた粋な計らい。続けて流れるのはもちろんThe Alfeeの「幻夜祭」、マスクドミステリーの入場。かつてピープルズチャンピオンと呼ばれた男に館内から多くの声援が起こる。「コミック雑誌なんかいらない」から「汚れた英雄」に移行する藤原秀旺のテーマがかかり、スーツ姿にサングラス(メガネスーパーで購入と当人談)、サーベルを片手に松崎和彦とスーパー・ドクター・秀を引き連れて入場する。リング中央でドクターが掲げるアライヴァルの団旗、緑のYシャツの上に巻かれたCCWカナディアンヘビー級のベルトを一時返還する秀旺。

 午後8時27分、タイトルマッチのゴングが鳴る。両コーナーでにらみ合う両者、場外に出た秀旺はひとしきり館内を見渡しリングインする『唯一神リングイン』。これを弥武芳郎が「あまり華やかでない黒潮“イケメン”二郎さんの入場みたい」と比喩すると館内から笑いが。正攻法のレスリングでじっくり互いを伺う両者、ミステリーのタックルで倒された秀旺。場外に出るとセコンドの室田渓人に暴行を加える八つ当たり。緑のYシャツを脱ぎリングに戻る秀旺、ミステリーはナックルから額へのニードロップ、起き上がらせようとするがここで秀旺がローブロー。場内からのブーイングを気持ちよさそうな表情で受け入れる秀旺、「バーカバーカ」と観客を挑発する。青コーナーサイドのセコンドをチェックしろと指図する秀旺、ジャケットを羽織りフライングメイヤーから背中へのダブルチョップ、再びチェックさせると懐から大きな栓抜きを取り出しミステリーを殴打。
 5分経過、今度は懐からスキットルを取り出す秀旺、中のアルコールをかっくらいミステリーの額に押し当てる。「終わりにしちゃうぞ?いいのか?(ミステリーが)負けちゃうぞ?」と観客を挑発する秀旺、ミステリーは反撃のかち上げエルボーからロープに走る。そこへドクターがエプロンからキックを放ちトーンダウンさせ場外へ放り投げる秀旺、松崎とドクターが場外でミステリーをいたぶる中、秀旺は青コーナーセコンド陣を挑発、ニード手島レフェリーは秀旺をチェックしているためアライヴァル勢の暴挙を見ていない。エプロンに立った秀旺は「ちゃんとやれよ、タイトル戦だぞこれ」と言い放ちまたも観客を挑発する。更にサングラスをかけた秀旺は余裕を見せつける。ようやくリング内に戻されたミステリーだが、秀旺はYシャツを使ったチョーク攻撃や執拗なサーフボード・ストレッチ、スリーパーで攻め続ける。
 10分経過、レフェリーのブラインドを突いたチョーク攻撃を見せる秀旺、場内から「『秀ING-UP』になっちゃうよ!」という観客の言葉。右腕を突き上げた秀旺がロープに走る、ミステリーは逆襲のスクープサーモン。場内からやんやの喝采が沸き起こる。観客の後押しもあり勢いに乗るミステリーはアトミコ、フライング・ソーセージ、コーナーに登ってダイビング・ラリアットを命中させる。更に串刺し攻撃を狙うが秀旺のビッグブートで止められ、打点の高いフライング・ニールキックの餌食に。脇にミステリーを抱え上げた秀旺がサイドバスター、ロープに走るがミステリーがカウンターのスリーパーで捕獲、巻き投げで脱出した秀旺が串刺し攻撃、避けたミステリー逆に串刺しジャンピング・バックエルボー。更にセカンドロープからの雪崩式ブレーンバスター、両者ダウン。カウント6で立ち上がった両者はラリアットの打ち合い、アピールからの1発をかいくぐったミステリーがカウンターのラリアットを放ちぶっ倒す。そして右手を天に掲げるミステリー、予告チョークスラムの体勢へ。踏ん張った秀旺はフロント急所蹴り、十字受けでブロックしたミステリーはDDT、秀旺の脳天がマットに突き刺さる。
 15分経過、ベルトを巻く仕草からミステリーが暗闇脳天、エプロンから身を乗り出す松崎とドクターをWラリアットで排除、ボディスラムからダイビング・エルボードロップを繰り出し決まったかと思われたが秀旺カウント2でキックアウト。そして今度こその予告チョークスラム、完璧に秀旺を叩きつけると館内は新王者誕生ムードに。この空気をぶち壊したのはやはりアライヴァル軍、マットを叩く手島レフェリーの足をドクターが引っ張り場外へ、何が起きているのかわからないミステリーには松崎の“伝統芸能”ジャンピング・ネックブリーカー・ドロップ。ブーイングに包まれる中、ドクターが手島レフェリーをリング内に戻し秀旺の100%メロ~ンジュース。カウント3が入り秀旺が王座を防衛、リング内に両軍セコンドが集まるが、これからアライヴァル軍による目を覆うような儀式が行われる。

エンディング


 レフェリー、セコンド陣を蹴散らしリングジャックするアライヴァル勢、アライヴァルの団旗をミステリーにかぶせると場内に香典をばら撒く。失神状態のミステリーを秀旺、松崎、ドクターが囲み秀旺が右手を高々と突き上げると場内からブーイング。

秀旺「葬式って言っただろバカ!今から葬式、やります!(ざわつく観客に)静かにしろ!静粛にしろ!俺だけ(の時間だ)。」
と言い放つと浜田省吾『もうひとつの土曜日 (WE ARE STILL ON THE ROAD.)』を歌い出す秀旺。思いのほかの歌唱力に場内からは拍手と歓声が上がる。
秀旺「さあ!マスクドミステリー、今日で死んだからよお、適当に戒名つけて火葬して終わりだよ。ハーッハッハ!そして、おい、おい、おいGOING-UP、何人入ったんだよおい。何人入ったんだよ観衆!」
弥武「119(名)です。」
秀旺「119!オッケー、ドクターカモン。119ってことは、100人超えた。関係ねえぶん殴る。」

 館内の悲鳴にも似た歓声の中、秀旺とドクター、松崎が本部席へ。twitterで秀旺は「9.29の観客動員が100名に満たなければGOING-UPのスタッフ全員ぶん殴る」という理不尽な宣言をしていたのだ。蓋を開けてみれば119名というGOING-UP王子動員記録を打ち立てた結果、ところが「関係ねえ」と秀旺は凶行に出る。まず実況のマグナムNOGEを殴打、続けて解説の弥武芳郎を拉致してリング内へ。必死になって止めようとするセコンド陣をあざ笑うかのように弥武に暴行を加えるアライヴァル。

秀旺「静粛に静粛に。ホントはよお、お前ら見たいのは女ぶん殴るとこだろ?」

 と言い放つと、事もあろうに特設売店の417工場長に手を出そうとする秀旺。しかしそこに疾風の如く現れるガッツ石島、リングに秀旺を引きずり込むとアッパーブローからラリアットでお仕置き。

石島「おーい!てめえ何やらかしてんだお前!100人超えてるのにお前、弥武さん殴るってのはどういうことだ!それとなあ、417さんには指一本触れさせねえからな!(館内大きな拍手と歓声)おい!藤原秀旺!次のなあ!次はとどろきか。とどろきはなあ、真の藤原、藤原秀旺じゃなくて藤原組長連れてきてやる(館内「おお~」)。そして、次回の11月18日日曜日の王子、俺とCCWやれ!(館内歓声)次は俺が挑戦してやる!」
秀旺「挑戦してやるって態度じゃねえんだよ、こ汚え面しやがってよ!!バカ!(迫る石島に)下がれよ!おい、おい、twitter等でおい…え?今日俺が勝ったら『秀ING-UP』、『秀ING-UP』だよ!(館内「おお~!」)11月…次いつだ?18?18は、お前とやるわけないだろう?だって、『秀ING-UP』旗揚げ戦だから!(館内歓声)おい!今日でGOING-UPもう終わりだから!(館内ブーイング)いやいやブ~じゃなくて、しょうがないよ。おい、もうちょっとデカい箱(=会場)でやらせろバカ!おいそして、とどろきどうでもいいよボケジジイなんて。相手にしてねえ最初っから。おい、新木場とかだったらやってやるよ。」

 twitter上で「藤原秀旺、マスクドミステリーに勝ってタイトル防衛したら、11月王子大会から団体名『秀ING-UP』で再旗揚げ戦。」とも予告していた。

石島「よーし、わかったよ。約束だろ?」
秀旺「(地声で)わかったよじゃねえよ、俺が決めたことだ!」
石島「うるせえよお前!ああコラぁ!ミステリーが今日負けたから、11月18日正々堂々と『秀ING-UP』、出てやるよ(館内歓声)。」
秀旺「(地声で)お前オファーしてねえよ!」
石島「うるっせえよこの野郎お前!お前、この中で誰がチケット一番売ってると思ってるんだこの野郎お前!!俺が売らねえと客入らねえぞコラ!(館内拍手)よーし!わかった!」
秀旺「(地声で)わかったじゃないよ!早く帰れ!」
石島「12月の!1日!毎年、新木場1stRINGが2004年にできて、ガッツワールドも2004年にできた。毎年12月の第1土曜日は、ガッツワールドが周年興行やっていた。そして!俺はガッツワールド解散したけど、なんかのために12月の第1土曜日は俺が個人的に押さえていた!!(館内拍手)12月1日、GOING-UP初の新木場大会、そこで!俺とお前のCCW選手権、どうだこの野郎!」
秀旺「…まいいよやるよ(館内「おおっ!」)。やってやるよ、どうせ負けねえよお前なんかに。お前みてえなこ汚い面に負けるかバカ!お~い!おい客!(館内「おおっ!」)おいいつもの聞きたいんだろほら!今日客119人か、超満員!王子!GOING-UP最後の興行!全員!!(館内「おお!」)死ね…と言わねえから今日よ、葬式でよお、俺からのプレゼントだひとりひとり、おい、清めの塩を受け取って帰ってくれ。」

 場内からのブーイングと秀旺コールの混ざる中去っていくアライヴァル勢。音響の弥武が暴行を受け不在のため無音なベースメントモンスター。
よく見ると、赤コーナーにはアライヴァル軍の残物、更にCCWのベルトも置いてあるまま。観客の「秀旺ベルト!」の言葉に気づいたのか、慌てて駆け寄ってきたのは松崎和彦。秀旺のジャケットやYシャツ、ドクターの秘薬、団旗、ベルトを抱えて戻ろうとする松崎を見て…

石島「おい!一番キャリアのある人間に雑用させるなお前!!」

 けだし正論かな、観客も大きな拍手で後押しする。

石島「皆さん、本日はご来場ありがとうございます!(館内拍手)今日はですね、都内で何興行もかぶっているにも関わらず、GOING-UP初めて100人を超えました!(館内拍手)まあ皆さん、スタッフが殴られないためにも来ていただいて本当にありがとうございます。そしてこのね、リング上でね、不謹慎なご霊前とか置きやがってねこの野郎ホントに。まあ、次回は『秀ING-UP』かも知れませんね。とどろきが10月31日にあって、11月18日は『秀ING-UP』。だけど『秀ING-UP』は俺が1回で終わらせます!(館内拍手と歓声)12月の第1土曜日は、俺にとって特別な日です。その特別な日は必ずGOING-UPで興行を開催しますので、皆さん応援の程よろしくお願いします!(館内拍手)」

 そしてアライヴァル軍を除く出場選手がリングに上がり、引退前最後のGOING-UP出場の近藤“ド根性”洋史による「王子、ゴーイングアップ!」で締められた大会。果たして次回11月18日『秀ING-UP』旗揚げ戦では何が起こるのか、新木場大会は無事GOING-UPの大会となるのか、アライヴァル軍の次の手は?と色々目が離せない。

 当日の結果を踏まえ、以下の事項が決定した。

『秀ING-UP』旗揚げ戦(middle edgeシリーズvol.5改め)
日時:2018年11月18日(日)
開始:12:30
会場:東京・王子BASEMENT MON☆STAR
※対戦カードは決定次第発表

『GOING-UP新木場1stRING大会』
日時:2018年12月1日(土) 
開始:19:00
会場:東京・新木場1stRING

決定分対戦カード
▼CCWカナディアンヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】藤原秀旺(プロレスリングアライヴアンドメジャーズ)
vs
【挑戦者】ガッツ石島
※秀旺は3度目の防衛戦。

<試合後コメント>

藤原秀旺&スーパー・ドクター・秀
秀旺「マスクドミステリー?まあまあまあ強敵だったけども、全く問題ないよお前。今日何人入った?119人?100人超えただぁ?超えたならよ、いいんだよ。お前らスタッフがそういう意識持ってやればいいんだよ毎回。分かるかこの意味が?次回、秀ING-UP旗揚げ戦、ガラっとメンバー変わるかも知れないし、色々増殖するかも知れないしわかんないんだけど、ちょっと今温めてるからハッキリしたこと言えないけど。で、ガッツ、12月1日か?新木場?いいんじゃないかって。ただよ、新木場はもっと箱デカいんだよ。300人入れないと俺は行かねぇ。300入んなかったら今度はもっかい、新木場自体をダイナマイトで爆破する。行くぞ、ドクター」

マスクドミステリー
「……藤原秀旺ね、侮れないとは思ってたけど、シングルマッチやって、想像以上の選手だったよ。だがね、今回は届かなかったかも知れない。このまま終われないから。まだまだ、まだまだ、マスクドミステリーは進んでいきますんで、よろしくお願いします。ただ、今回負けたことで、GOING-UPが秀ING-UPになる……痛恨の極みです。申し訳ない!」

ガッツ石島
――とどろき前の最後のGOING-UPでした
「とどときの前哨戦っていう意味合いもあったんですけど、GOING-UPはGOING-UPで独自の路線を行ってる部分もあるんで、とどろきのメインのユニバーサル選手権の前哨戦的な意味合いもあったんですけど、譲二もそれじゃ面白くないってんで、果敢に向かってきたんで、まあちょっとまた、毛色の違う試合になったのかなって。とどろき以降のHEAT-UP、GOING-UPを占う試合になったんじゃないかなって。そこは試合としては負けてしまいましたけど、満足してるったらおかしいですけど、満足してますね」

――団体名が「秀ING-UP」になってしまいました
「まあ、それは相手もCCWのベルト懸けてて、俺らはなにも懸かってなかったわけだから、ミステリーとやるに当たってそれについてはそれで話がついてたみたいだから、それはもうこっちは負けたわけだからこっちは甘んじて受けるしか無いから。とりあえず、11月18日は秀ING-UPになってるけど、それは一回で終わらせて、12月の第1土曜日。俺にとっても特別な日なんで、その日は絶対にGOING-UPで迎えられるようにしたいです」

――11月の大会では、マッチメイク権は藤原秀旺選手に握られている?
「そうですね。握られてるんで、俺のことカードに組まないとか言ってましたけど、組まれなきゃ乱入するだけなんで。俺はどんな手を使っても強引に秀ING-UPをGOING-UPに戻しますんで。その第1弾として、とどろきは藤原組長と組ませていただいて、アイツらに目にものを見せてやりますんで」

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