“衰え知らずのFカップ”王者が結婚を発表した夫の前で王座陥落
- 2018-7-1
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- プロレスリングWAVE
28日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングWAVE『WeekdayWAVE vol.116~ヘイジツMAX~』が行われ、Marvelous所属の“長与千種の愛弟子”彩羽匠が王者・“衰え知らずのFカップ”大畠美咲を破り、WAVE認定シングル王座を初戴冠した。
この日、王者の大畠美咲は3度目の防衛戦。大畠が6・3札幌大会で彩羽匠を挑戦者として指名したことで今回のタイトルマッチが実現。
2017年、Marvelous11・12晴海でおこなわれたシングル対決は時間切れの引き分けに終わっている。
立ち上がりは互いに探り合いが続くも、先に仕掛けたのは大畠。大畠が顔からバン!(カーブストンプ)から串刺し低空ボディーアタックを狙うが、彩羽は回避しコンビネーションキックで応戦。
その後、ジャーマンの応酬からバックブローやエルボーなどの打撃でゴツゴツと打ち合っていき、大畠がジャーマン3連発からスカイブルー・スープレックスホールドで勝負を決めに行く。回避した彩羽は離れ際にトラースキックからランニングスリーで逆に決めに行くが、大畠がこれを回転エビ固めで切り返す。
大畠はボッチボム(ラストライド式シットダウンパワーボム)、エアレイドクラッシュ、花マルどっかん、ブルーダリアと猛攻をかけるが、これを回避した彩羽がカウンターのニールキックを放つと、スーパーフリークへ。これをキックアウトされると、ランニングスリーでトドメを刺した。
この日の大会には大畠との結婚を発表した大石真翔も参戦しており、大畠は夫の前での王座陥落となった。
Regina初戴冠の新王者・彩羽は、「大畠選手が築いてきたこのベルト、しっかり自分が受け継ぎたいと思います。WAVE、Marvelous、いや女子プロレス全体を自分がこのベルトとともに引っ張っていくようになるので見守っててください」とマイク。
すると大畠は、「私は今日、油断もしてないし、手加減もしてない。全力で闘ってアナタに負けました。すっごい悔しいです。負け惜しみを言うのなら、ベルトを取ったアナタがこれからみせてくれる景色を楽しみにしています。そして、他団体に流出したとなればWAVEの選手もみんな黙ってないと思います。近いうちにWAVEにベルトが戻ってくるときにその輝きが失われてないことを願います」と返すと、その言葉に呼応するように所属選手たちがリング上へ。
彩羽は、その中の一人である朱崇花に対し、「朱崇花。お前、先日の北海道でシングル引き分けだよね。その再戦、このベルトかけてやりませんか?」と挑戦を呼びかける。
朱崇花も「そのベルト必ずWAVEに戻します。自分、ちょうど3周年なんですよ。そして、19歳のうちにそのベルト巻きたいので覚悟しとけば」と応じ、王座戦が決定。
試合後、彩羽は「Marvelousを背負っていく覚悟もちゃんと前よりもついたと思うし、そのためには、その証としてベルトが必要だったので、ベルトを取ることができて本当によかったです。これからはね、WAVEのベルト取ったので、WAVEのチャンピオンとしても、そしてMarvelousとしても女子プロレス界をしっかり背負って、盛りあげたいですね」とコメントし、女子プロレス界全体を背負っていく覚悟を見せた。