日本初のジェンダーレスプロレスラーが女子王座初防衛も、メキシコ帰りの美少女レスラーのラブコールにたじたじ?!

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 29日、東京都・新宿FACEにてプロレスリングWAVE『weekday WAVE vol.117~11th THANNKS MAX!!~』が行われ、Regina(WAVE認定シングル王座)初防衛に成功した朱崇花とメキシコ帰りの木村花が対峙した。

 朱崇花は、性同一性障害という性自認と身体のギャップを抱えながら幼い頃から“女子プロレスラー”になることを目指してきた選手。性同一性障害の診断を受けてからもその夢を捨てきれず、憧れの浜田文子が所属していたWAVEに入団して16歳でデビュー。その後は卓越した身体能力とセンスを武器に頭角を現し、VOODOO-MURDERSに加入するなどその活躍の幅を広げ、今月19日にはMarvelousのエース・彩羽匠を撃破して悲願のRegina初戴冠を果たしていた。

 この日、朱崇花の初防衛戦の相手は、WAVE夏の恒例イベントであるYシャツトーナメントを制覇したBeginningの高瀬みゆき。
 試合は高瀬のドロップキックによる奇襲に始まり、打撃合戦を制し朱崇花のクルスフィクスを切り返してのマフラーホールド。朱崇花は場外戦に持ち込もうとするが、高瀬はエプロンからのエルボー弾を発射し序盤の流れを掴む。
 高瀬はパワースラムやミサイルキック、セカンドからのジャンピング・エルボー弾と猛攻をかけるが、これを受けきった朱崇花が投げっぱなしジャーマン、ミサイルキック、串刺しビッグブーツ、俵返しとやり返し、高瀬もラリアットやカミカゼ、セカンドからのギロチンドロップと得意技のオンパレード。
 高瀬は朱崇花のムーンサルトプレスをかわしてラリアット、ハリケーンドライバーと勝負を決めにかかるが、朱崇花が投げっぱなし変形ジャーマンからチョークスラムにつなげると、ムーンサルトプレスでカウント3。王者の意地を見せ初防衛に成功した。

 試合後、メインイベントを勝利で飾った朱崇花が大会を締めようとしたところで、9月2日のWRESTLE-1横浜文化体育館大会で直接対決が決まっている木村花がリングに登場。
 直接対決を前にした2人の間には緊迫した空気が流れるかと思われたが、花は「オッラー、朱崇花さん。お元気ですかぁ?ただいま戻りました。3カ月メキシコに行って来たんですけど、朱崇花さんにふさわしいタッグパートナーになれるように頑張ってきました」と笑顔でラブコール。
 戸惑う朱崇花は「それよりずいぶんと小麦色になっちゃって。9月2日の文体シングルだよね?その日焼けが練習によって焼かれた努力のたまものなのか、ただの浮かれヤケなのか、9月2日確かめてあげる」と対決姿勢を崩さず答えるが、花は「9月2日、私が勝ったらタッグ組んでくださいね。タッグ組んでくださいね!よろしくお願いします」と朱崇花と握手を交わし退場していった。

 バックステージに戻った朱崇花は「3カ月前に対戦したときは、タッグ組みたい組みたいって言われてたけど、私がタッグパートナーとして求める強さっていうのがまだ付いてなかったので、とりあえず保留ってことで。いつの間にかメキシコ行っちゃったんですけど、その強さが身についてるって体感できれば組むのもあるのかなって思います」とコメントしたが、ここへ再び朱崇花の元へ花が登場。 
 花は「これ(Regina)に挑戦する前に朱崇花さんと組みたいです」と猛アピールも、朱崇花は「なんか好き好き来られると、なんか」とたじたじになるが、花は構わず「好きです。うふふふふ!タッグ組んで下さい。タッグ組んでくれるまで言い続けます。タッグ組んでください」と笑い、王者とは違った余裕を見せて去っていった。

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