藤波辰爾のタッグ王座挑戦が決定!WWE殿堂入りのレジェンドが川崎で飛翔!
16日、神奈川県・新百合トゥエンティワンホールにて、HEAT-UP『障がい者福祉青少年育成チャリティー大会 川崎炎上シリーズ新百合ヶ丘の乱・熱の章』が行われ、藤波辰爾が田村和宏とともにHEAT-UPユニバーサルタッグ王座に挑戦することが決まった。
HEAT-UPユニバーサルタッグ王座の現王者は新井健一郎&ヒデ久保田組。新井健一郎は、HEAT-UPのタッグ戦線の軽視を常に舌鋒鋭く批判しており、挑戦者が現れても鼻で笑って軽くあしらっていたが、今回に至っては目の色を変え、笑みを浮かべた。
この日は、新井健一郎&ヒデ久保田&定アキラvs田村和宏&藤波辰爾&大和ヒロシでの試合が行われ、田村がアンドレで定からギブアップを奪い勝利。田村は引き上げていくアラケンたちを呼び止め、藤波と組んでタッグ王座に挑戦することを表明。
藤波は「(パートナーは)大和じゃないの?」と言いながら戸惑いの表情を浮かべていたが、会場の大歓声に押されて田村と握手。
バックステージに戻ってからも田村は藤波に説得を続けるが、藤波は「俺はもう60歳過ぎてんだよ。ベルトなんてもう、俺が出ていくようなことじゃない。俺がベルト戦線に居たのなんてもう何年前かも分からない」と王座挑戦を固辞。
しかし、「世間の人たちにまだ藤波さんは元気なんだってことをアピールしましょう!みんな藤波さんのベルト姿がもう一度見たいんです!プロレスで世間を元気にしましょう!限界は自分で作らないものです!」という田村の熱い言葉に心を動かされた藤波は、「本当に俺でいいのか?まあ、俺自身もまだまだこんなもんじゃないと思ってるし、ベルトっていうのがかかれば、そういうものに懸ける想いっていうのは人一倍あるからね」と田村の手を取った。
これに対して新井健一郎は、「田村和宏、お前よ、HEAT-UPっていうのは、STYLE-Eの頃から続いている俺と田村の抗争の歴史じゃねーのか?それが何だよ、最近藤田峰雄と一緒になってふざけた試合ばっかりしやがって。もうお前は完全に俺の視界からは消えてるんだよ。それで、レジェンドの光を借りてベルト獲ろうってのか?結局お前は自分が一番美味しいところを持っていこうとするんだ。そんなんじゃHEAT-UPの若手は納得しないぞ」と吐き捨て、リビング・レジェンドのパートナー起用を痛烈に批判した。
木村健悟や西村修とともにIWGPタッグ王座を5回獲得し、木村健悟とはWWFインターナショナル・タッグ王座も獲得、さらに2015年にはWWE殿堂入りも果たしている世界の藤波辰爾が再び頂点を目指して飛翔する。
尚、藤波辰爾が挑むHEAT-UPユニバーサルタッグ選手権試合は6月23日(土)のカルッツかわさき大会で行われる。