【会見】8・12HEAT-UP後楽園ホール大会に大平技研の最終兵器が登場!プロレスとプラネタリウムと障がい者支援・青少年育成の全てが融合!
7月12日(水)、午前10時より有限会社大平技研(神奈川県横浜市都筑区池辺町4489-1)にて、8月12日(土)に開催されるHEAT-UP後楽園ホール大会についての記者会見が行われた。
会見にはHEAT-UP代表田村和宏以下所属選手である兼平大介、近藤"ド根性"洋史、渡辺宏志、飯塚優、井土徹也と司会進行役を務めたてっしー手島レフェリー、ミスター村杉レフェリー、そして有限会社大平技研代表取締役大平貴之氏、田園調布学園大学和秀俊(かのうひでとし)社会福祉専攻講師が参列。まず田村の言葉から会見が始まる。
田村「8月12日、いよいよ夢の後楽園ホール大会を開催するのですが、HEAT-UPを旗揚げして4年、今まで地元である川崎を盛り上げようと活動を続け、昨年とどろきアリーナという大会場での大会開催という挑戦を致しました。今年は川崎のみならず、プロレスファンの方々にもっとHEAT-UPを知ってもらいたいという気持ちがありまして、後楽園ホールでの大会開催という挑戦を行います。勿論、HEAT-UPで今まで掲げてきた『プロレスで社会貢献』、障がい者支援、青少年育成、まちづくりをプロレスの聖地で行ってまいります。その一つとして、僕の地元川崎市多摩区にある生田緑地、ここをPRする大会にしたいなと考え、生田緑地にあるプラネタリウム、これがですね、世界に誇る世界一、いや、宇宙一のプラネタリウムがある事をアピールし、大会終了後生田緑地へ沢山の方々に来て欲しいと願っております。そのプラネタリウムをアピールするために大平技研さんに相談した所、快く協力して頂けると言ってくださり、大平技研さんとのコラボレーションが実現する運びとなりました。ありがとうございます。そして、プロレスの聖地でHEAT-UPをアピールしていきたいです。宜しくお願い致します。」
続いて有限会社大平技研代表取締役、大平貴之氏より。
大平「大平技研代表取締役社長、47歳独身大平と申します。今回このような興味深い場をいただきまして、とてもワクワク、胸が踊っている次第なのですけれども。私も若干ではございますが…まあ残念ながらプロレスではありませんが、格闘技(=ボクシング)を経験している次第でございまして。そんな意味でもリングというものは親しみがあり、後楽園ホールも私にとって馴染み深い場所であります。そこで田村さんからこのようなお声をかけていただき、プロレスの世界で新しい1ページを開けるということは、大変面白く思っております。星空というものは…何て言うのかなあ…特にそれが何かを言ったり考えている訳ではないのです。逆に言うと、星の下では何をすることも出来る、それが星の魅力でありまして。食べ物で言えばご飯のようなもので、一見無味無臭ではありますが様々なものと組み合わせることが出来る。その都度色々な顔が見られるものです。今回HEAT-UPさんとコラボして、この星々がどのようなメッセージを発してくれるのか、やってみないとわからない訳で。そこがとても面白いなと思っております。このような貴重な機会をいただきまして、私もですね、何とか…今ですね、新兵器を発表する所なのですが、それを繰り出してプロレス界に参戦したいと思っておりますので、どうかご期待をいただければと。」
田村「大平さんとは、地元が一緒…」
大平「あ、地元が川崎でして。はい、そうなんです。大事なこと言い忘れておりました。」
田村「ハハハ。」
大平「独身独身なんてどうでもいいことなんですよ(会場笑い)。」
田村「大平さんも生田緑地で…」
大平「あ、それも言い忘れてましたね。肝心なこと言ってないって事ありますよね。」
田村「ハイ。」
大平「生田緑地の科学館にあるプラネタリウムを見て育ちまして、そして…HEAT-UPの世界をバトルすると。そういう流れはとても美しいなと思っております。」
田村「僕もその生田緑地のプラネタリウムを見て育って。」
大平「そうなんですよね。」
田村「そう、あそこに…あの~、噴水がありましてね。」
大平「ああ、ありましたね。」
田村「今はもう無くなってしまったのですが、そこでよく泳いで怒られた経験があります。」
大平「ああ~!やったやった!やりましたよね!!めっちゃ汚くて…」
田村「めっちゃ汚いんですけど、子供はやっぱりね…」
大平「あれ入っちゃいけないって約束ですよね。自分が入って怒られると逃げるっていう。」
田村「そうです。地元トークですけどね。そんな繋がりもあるものですから。」
と、突然田村が介入して地元トークで盛り上がるが、司会進行のてっしーに「もうよろしいでしょうか?」と止められる一幕も。
続いては田園調布学園大学和秀俊社会福祉専攻講師より。
和「とどろきアリーナ大会でも担当させていただきましたが、HEAT-UPで社会貢献アドバイザーという役割と、福祉部門のリーダーを務めております。今回も障がい者の方々にお仕事をお願いしております。メガスターの演出をする時に使う大きな布が必要なのですが、そちらを縫い合わせるというお仕事を。まあ普段から色々作っているので皆さん慣れていらっしゃいます。そちらをお願いする事と、当日配布されるチラシ等の折込作業です。当日は残念ながら土曜日のためお休みなので、会場で折込と配布を行うことができません。なので事前の準備をしっかりと行ってもらっております。もう一点が障がい者の方々と子供たち、特に児童養護施設に通っている子供たちを招待しようと考えております。いつもは川崎なので、川崎の障がい者の方々や児童施設に声をかけているのですが、今回は東京で行います。特に後楽園は文京区にありますので、まず文京区の社会福祉協議会に声掛けをして、招待する障がい者施設や児童養護施設の募集を行っている所であります。また、足立区の社会福祉協議会にも声掛けをして、同様にお願いをしております。で、足立区は私も育った場所なのですが、井土徹也選手が住んでいる地区でもあります。何かありますか?」
井土「最近、足立区でポスター営業を…今度足立区の居酒屋さんでゲリラプロレスをやらせてもらうことになりました。色々足立区でPR活動をしているので、今後足立区でもHEAT-UPを広められたらと思っております。」
和「という訳で、今後の繋がりも意識しながらやらせていただきます。そして私の、和ゼミのゼミ生も当日メガスターの演出で色々とお手伝いをさせていただこうと思っております。」
田村「参議院議員で元SPEEDの今井絵理子先生からも『出来るだけ協力させていただきたい』とのことなので、障がいを持たれている方や子供さんの招待にご協力いただけるとお話を伺っております。」
そして、後楽園ホール大会の対戦カードが発表される。各試合に出場する所属選手のコメントも掲載。
▼第1試合 後楽園オープニングバトル~ヒートアップストロングスタイル~20分1本勝負
渡辺宏志
vs.
岡林裕二(大日本プロレス)
渡辺「川崎にプロレスの熱を伝えると活動して参りましたが、プロレスファンの皆さんにその熱が伝わっているとは言い切れません。『これがHEAT-UPの闘いだ』というものをプロレスファンの皆様にストレートに伝えたい、との自分の思いを組んでもらい、第1試合にラインナップさせていただきました。岡林選手にとっては第1試合は本意ではないかとも思われますが、『この男と闘ってよかった』と思われる試合を行いたいです。」
▼第2試合 我闘雲舞提供マッチ
(参戦メンバー及びカードは決定次第発表)
▼第3試合 神無きUの遺伝子 30分1本勝負
中村大介(夕月堂本舗)/飯塚優
vs.
上山龍紀(U-SPIRIT JAPAN町田)/佐々木日田丸(九州プロレス)
飯塚「上山選手はUインター、リングスと『Uの歴史の最前線』で闘ってこられた選手なので、プロレスラーとして色々な事を学んで、『U』を自分のものにできるようにしたいです。」
▼第4試合 大平技研プレゼンツ☆時間差ロイヤルランブル~聖地に降り立つ無数のスター~時間無制限
《決定分出場予定選手》
藤波辰爾(ドラディション)
LEONA(ドラディション)
メガスターマン1号(大平技研)
藤田峰雄(チンコ)※第6代ナイスガイガウン保持者
ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)
磐城利樹(フリー)
SUSHI(フリー)
ノリ・ダ・ファンキーシビレサス(今池プロレス)
高梨将弘(DDT)
CHANGO(フリー)
梅沢菊次郎(アライヴ/SMOKEY CRIMINAL)
大久保一樹(頑固プロレス)
※藤田峰雄の希望によりナイスガイガウン選手権になる
▼第5試合 STYLE-"H"~現在・過去・未来への熱闘ヒストリー~45分1本勝負
石田慎也(スポルティーバ)/阿部史典(スポルティーバ)/井土徹也
vs.
柴田正人(フリー)/竹田誠志(フリー)/那須晃太郎(ランズエンド)
井土「『現在・過去・未来』というタイトルがついているのですが、元々田村さんと闘ってこられた方々との対戦の中、自分は現在のHEAT-UP所属の井土徹也として後楽園で全てをぶつけます。今自分がいちばん闘いたい選手は竹田選手なので、全力を尽くして、そして自分が勝ちにいきたいです。」
▼第6試合 HEAT-UPユニバーサルタッグ選手権試合60分1本勝負
【王者組】新井健一郎(DRAGON GATE)/ヒデ久保田(フリー)
vs.
【挑戦者組】大谷晋二郎(ZERO1)/近藤"ド根性"洋史
※王者組アラケン&ヒデ2度目の防衛戦
近藤「先日の新木場大会で大谷選手とシングルマッチを行わせていただきました。本当にプロレス界、いや、日本一熱い男にどこまでぶつかれるかと思いましたが、ボコボコにされて、リングの上で『熱さとは何か』『プロレスとは何か』を教えていただきました。自分の気持ちがどこまで届いたかはわかりませんが、プロレスの教科書の1ページの中で『近藤"ド根性"洋史と組んでタッグタイトル王座に挑戦すべし』と記されておりましたので、少しだけ気持ちは届いてくれたのかなと思っております。後楽園では大谷さんのお力を借り、HEAT-UPの一員として自分が盛り上げ試合で勝つ!ド根性で頑張ります!ド根性!」
▼第6試合 HEAT-UPユニバーサル選手権試合60分1本勝負
【王者】田村和宏
vs.
【挑戦者】兼平大介
※王者田村6度目の防衛戦
兼平「タイトルマッチが決まってから2回田村さんと前哨戦を行いましたが、ようやく後楽園で一騎打ちを行えるので非常に楽しみです。前哨戦で闘って思ったのですが、HEAT-UPのエースは田村さんでいいのではないかと思います。でも僕はチャンピオンは強い、チャンピオンベルトは強い人間が巻くものだと思っているので、HEAT-UPのチャンピオンは僕が一番ふさわしいです。後楽園、楽しみにしておいてください。」
田村「今回兼平が名乗りを上げてくれて、勿論挑戦は受けるのですが、一般的に『このカードでいいのか』と言われる事が多々あります。でも今のHEAT-UPを魅せるにはこのカードしかないと思っています。後楽園では『現在のHEAT-UP』を見てもらいたいものですから。そしてここから、後楽園から新たなスタートを切りたい。そんな思いです。兼平も2年半…"チャンピオン"というものは強いだけじゃダメ。HEAT-UPのチャンピオンは強くて、みんなを巻き込める、みんなが憧れる、みんなのために闘えるのがHEAT-UPのチャンピオンです。その違いをリングの上でしっかりと見せつけて、お客さんにもHEAT-UPのチャンピオンというのはただ強いだけじゃない、みんなのヒーローなんだという事を伝えたいです。僕は勝って、『プロレス界の太陽』になりたいと思っています。」
選手のコメントが終わると、大平氏によるプラネタリウム説明が行われる。夏の大三角形を例にし、面白い逸話を語ってもらえた。
大平「夏の大三角形ははくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガです。特にアルタイルは彦星、ベガは織姫としても有名です。織姫と彦星はしょっちゅうくっついているから引き離されたって話も有名ですよね。まあいちゃいちゃしすぎてたらひっぺがされちゃうよって教訓でもある訳ですが(会場笑い)、現在これやっちゃったらコンプライアンスの面で問題になっちゃうだろって。しかもですね、アルタイルが近づこうとしているのにベガは若干引いてるんですよ。そしてデネブの方に近づいちゃっている。これを俗に『夏の大三角関係』とも言うんですよ(会場笑い)。星を見ると人間関係やら現在の情勢やら様々な事がわかってくるんですよね。」
デモンストレーションが終わり、会見場内に明かりが灯る。と、大平氏の背後にスーツ姿のマスクマンが立っている。一斉にざわつく場内。
大平「彼が今回、我が社が総力を注ぎ込んで開発しました新兵器、新型プロレスラーメガスターマン1号でございます。ではちょっと動かしてみせましょう。」
とコントローラーを使ってメガスターマンを動かす大平氏、しかしまだ慣れていないのかメガスターマンが大平氏を攻撃。操作に慣れたのか、平静となったメガスターマン。
近藤「喋れるんですか?」
大平「これね、今喋る機能を実装しているのですが、変なことしか喋れないんですよ。ちょっとプログラムのミスがあって…今直しておりますので。」
近藤「では、僕がド根性で何とか通訳してみましょう。」
ド根性で通訳できればこれほど便利なものはない、というツッコミは置いておいて。近藤の耳元で何やら伝えるメガスターマン。
近藤「(通訳)私がこの大平技研の最終兵器(リーサル・ウェポン)、メガスターマン1号だ!必殺技?それはここでは言えない。メガスターマンが後楽園ホールの『一番星』になってみせる!私の活躍を見たければ8月12日、後楽園ホールに来るがいい。」
◆質疑応答(一部抜粋)
――大平技研のプラネタリウムは何故「宇宙一」と言い切れるのか?
大平「とにかく『どこにでも星を出せる』というのが一番なんでしょうね。プラネタリウムというものは全国数多にあるわけですが、普通は"プラネタリウム"と名のつく場所でしか星を出せないものです。どこにでも行かれますからね。後楽園ホールで星を出すなんて事は普通ない訳でして、何にでもチャレンジできるのが宇宙一と思っている次第です。私の知る限り、地球の外を含めてそういったものは他にないわけですから。」
――田村選手も大平さんも川崎市多摩区の出身となっているが。
大平「あ、出身という意味では私は高津区、現在の宮前区なんですけど。長く暮らしていたのが多摩区なので。」
――そして生田緑地のプラネタリウムを見てきたと。
大平「まあ見ていたと言うか、子供の頃ね。昔からあるプラネタリウムで、子供の頃よく見に行ったというね。」
――そこからこの会社を立ち上げたと。
大平「そうですね。」
――二人共子供の頃から知り合いだったのか?
大平「知り合いになったのは最近ですね。」
田村「そうですね。」
大平「それともすれ違っていたのかも知れないですよね。色々な所でね。ね、噴水で水浴びしてたとか共通した点もあったし。」
田村「あの~、なんでしたっけ、列車じゃなくて…」
大平「あ~、機関車。」
田村「そう、機関車。機関車の上とか乗っちゃいけなかったんですけどね…」
大平「乗りました?え?え?うそ、それ僕やらなかった。」
田村「あ、ホントですか?僕やりましたよ。」
大平「行ってみたかった~。あの上でしょ?」
田村「ええ、更に上に…」
大平「いやそれはさすがにヤバ…いや、さすが、田村さんヤバい、ヤバいですよ(会場笑い)。やられたって感じですね。僕の出来なかったことをやってるんですもん。子供の頃からあの上によじ登ってやろうかって。」
田村「すごいですよね。」
大平「よじ登っちゃった!?」
田村「よじ登りました。」
大平「あのD-51ですよね?」
田村「そうです、そうです、そうです。」
大平「…まあ、そんな感じでいたずら小僧だったのは変わってないですけどね。」
田村「二人共いたずら小僧だったという…」
――和先生から見たHEAT-UPの成長について。
和「社会貢献やまちづくりという点に於いて、田村選手は熱い思いで頑張っておられるのですが、他の選手が一緒になって川崎のためとか、今回で言えば後楽園大会のためにすごく自分のこととして取り組んでいるなと思っております。それがHEAT-UP全体の成長と言いますか、大きく変わってきたな、みんなで頑張っていくんだという点がすごく見られるなと感じてます。」
――タイトルマッチへの思いを改めて表して欲しい。
兼平「理想のチャンピオン像は田村さんと僕とでは違うので、その差を見せたいです。僕は強い人間がチャンピオンベルトを巻けばいいと思っています。」
田村「王者は太陽。ただ強いだけじゃなく、みんなを照らす、みんなに希望を与えるのがチャンピオンなので、そこを見せたいです。」