石川修司と鷹木信悟がチャンピオン・カーニバルで壮絶死闘!「ジュニアとか関係なく、鷹木信悟は素晴らしい選手だった」

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 29日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2018 チャンピオン・カーニバル ~BS11 presents~』が行われ、セミファイナルでAブロックの石川修司と鷹木信悟がシングルマッチを行った。

 去る25日にはBブロックを制覇した丸藤正道が決勝進出を決めていたが、Aブロックは宮原健斗、ジョー・ドーリング、火野裕士、鷹木信悟が同率首位の混戦状態になっており、試合結果次第ではメインイベント後にAブロック優勝決定戦もあり得る状態でこの日を迎えていた。鷹木にとっては石川に負けた瞬間に決勝への道が途切れる一戦だけに、絶対に落とせない試合だった。
 鷹木は、25日の試合後に石川戦について「『鷹木選手はジュニアヘビーでしょ?』って……オイ、今の時代に何言ってんだ石川ァ?今の時代、ジュニアとかヘビーとか、新日本とか全日本とか大日本とか関係ねーんだよ!つえー奴はつえーんだよ。俺がいつも言ってんだろ。最後、勝ったやつがつえーんだよ。29日!俺が石川から3つ獲ってそれを証明してやる!」と意気込みを語っていた。

 試合は、鷹木が積極的に攻めていくも、体格とパワーで勝る石川がその全てを受け止めつつ重い一撃を放って試合の支配権を握らせない一進一退の展開。
 石川はラリアット、鷹木はパンピングボンバーで何度もぶつかり合い、リング中央で足を止めてのエルボー合戦とゴツゴツした撃ち合いから両者ヒートアップ。鷹木は左右のエルボーを高速で打ち込み、パンピングボンバーを放つが、石川はラリアットで撃ち落とし、組み付いてドラゴン・スープレックス。鷹木はカウント1で返していくが、石川は走り込んでランニングニーリフト。ならばと石川はファイアーサンダーも鷹木は肩を上げる。石川は立て続けにスプラッシュ・マウンテンで叩きつけるもこれも鷹木はキックアウト。
 石川は切り札のジャイアントスラムを狙うが、着地した鷹木が熨斗紙で叩きつけ、渾身のパンピングボンバーからMADE IN JAPANで叩きつけるもカウントは2。鷹木はロープに走るが、石川がカウンターで強烈な左エルボー。これで鷹木が膝を着くとカミゴェ、ランニング・ニーリフト、最後にダメ押しのジャイアントスラムで叩きつけ、壮絶な戦いに終止符を打った。
 試合後、両者はリング中央で正座して礼。深く頭を下げ合い互いの健闘を称えた。

 バックステージに戻った石川は、「鷹木信悟が丸藤と決勝でやりたいって言ってて、それにカチンと来てて。これだけの凄いメンバーが揃っていて、全日本の所属じゃないけどなめられたくないっていう意味で『鷹木信悟はジュニア』って発言したけど、もうそんなの関係ないくらいいい選手だと再認識しました。もう意地だけですよ。前回優勝して負け越しはできないでしょ?その意地だけ。今日で公式戦終わりましたけど、レベルがすごく高くて。めちゃめちゃしんどくて、でもめちゃめちゃ楽しかった。この戦いをチャンピオン・カーニバルじゃない時も続けていけば、もっと全日本プロレスに貢献できると思うんで。今回は残念な結果に終わったけれど、もっともっとがんばります」とコメントした。

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