「僕が好きだったDDTではなくなった」と否定する入江茂弘が、「竹下幸之介のDDTを作り出せた」というV11王者に挑戦が決定!

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 4月1日、後楽園ホールにてDDTプロレス『April Fool 2018』が開催された。

 メインイベントでは、両国国技館大会のエンディングでリングに乱入し、竹下幸之介の持つKO-D王座への挑戦を要求した入江茂弘と、これを否定した彰人がシングルマッチを行った。
 入江は年始に行われたDDT最強を決める『D王グランプリ』にエントリーされなかったことを不満に持ち、「僕の好きだったDDTではなくなった。楽しいと思えないしもう一丸となっていないし”チーム”ではない」と3ヶ月間雲隠れ。彰人は「自分勝手すぎるし自由と勝手は違う。そんな人間が挑戦する権利はない」と入江の前に立ちはだかった。
 両者とも名古屋のプロレス団体で生まれDDTへと移籍してきた選手であるだけに、お互い譲れないものもある形だ。

 試合はバチバチとした打撃戦になり、手の内を知っている両者は技を受けた上で追撃を行っていく。だが最後は入江がビーストボンバーで彰人を叩き伏せて勝利した。

 勝利した入江は彰人には目もくれず、「幸之介の持つKO-D無差別級王座に挑戦させてくれ。自分の全てをぶつけて必ずそのベルト自分が巻くぞ。もう準備は出来てるんだよ。KO-Dのベルトは強い者が巻いているベルト、会社のために動いてたとかそんなコトは関係ない。強い者が持つベルトなんで。僕が幸之助からベルト獲ってチャンピオンになります」と挑戦を要求。
 竹下は「彰人vs入江茂弘というある意味特別なカードが後楽園ホールのメインであって、その特別なカードに対する特別な何かは僕には見ることが出来なかった。数年前の後楽園ホールでのあの日(DDT総選挙)のダークマッチ、僕は一日たりとも忘れたことないんで、あの続きこのベルトかけてやりましょう。別に否定するのは自由だし、リングで僕が戦っている間にいなかったわけじゃないですか。その場、その時、その会場でバンプ取ってないやつが何を言ってもそれは口だけなんで。僕は実際この一年ベルトを死ぬ気で守ってきたし、竹下幸之介のDDTというものを作り出せたと思う。入江さんのいうその全て、僕が受け止めてこのベルトまだまだ防衛しますんでよろしくお願いします」と受諾。

 昔のDDTが好きな入江と、今のDDTを作り上げてきた竹下。新世代のイデオロギー闘争は、団体の進退を背負う大事な一戦となった。

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