「俺はここで望まれている」元AEWのジョーイ・ジャネラがDDTで王座を獲得しAEW代表のトニー・カーンへ啖呵!

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 14日、東京都・後楽園ホールにてDDTプロレスリング『Road to PETER PAN 2022 in KORAKUEN~みんなで声出そう!~』が開催され、ジョーイ・ジャネラが蛍光灯IPPONデスマッチを制してDDT EXTREME王座を戴冠した。

 『蛍光灯IPPONデスマッチ』とは、リングに1本だけ用意された蛍光灯を割ってしまった選手がIPPON負けとなる特殊ルール。 “蛍光灯デスマッチ”というジャンルに投げ込まれた変化球の1つであり、たった1本の蛍光灯をどう活かすかという頭脳戦が展開されるこのルールには根強いファンが存在する。

 この日は、当ルールの考案者である彰人がDDT EXTREME王座を保持していることもあり久々の蛍光灯IPPONデスマッチが開催。
 AEWの初期メンバーでもあり、今回はアメリカのデスマッチ団体・GCWからの刺客として来日したジョーイ・ジャネラを防衛戦の相手に迎え撃った。

 煽りVでは蛍光灯役で声優の桑島法子さんが出演して「また会えたね、アキト」「ねぇアキト、絶対私を守ってくれるよね」と呼びかける映像が流れ、一部のファンが涙。映像の最後はジョーイが「バカばっか」で締める。


 最後に入場した蛍光灯がロープにもたれかかって2人の闘いを見守っているためロープワークもままならない制限された環境の中、2人は蛍光灯を傷つけないよう巧みに避けながら障害物競走ならぬ障害物レスリングを展開。
 彰人は、蛍光灯を手にした状態でジャーマン・スープレックスを食らっても両腕を受け身に使わないことで蛍光灯を守ることを優先したり、蛍光灯上へのデッドリードライブを敢えて自ら遠くまで跳んで蛍光灯を飛び越えて突き刺さったりと、五感すら失いかねない大ダメージを負っていく。
 ジョーイもエプロンや場外鉄柵まで活用した頭の柔らかいレスリングを展開し、終盤には互いに蛍光灯を投げ渡しながら顔面に右ストレートを打ち合う打撃戦が展開。これに打ち勝った彰人がコーナーへの串刺し攻撃を連打していくが、滅多打ちにされるジョーイがこっそり足元へ蛍光灯を転がし、避けきれず踏みつけてしまった彰人が蛍光灯を粉砕。ジョーイが頭脳戦を制して王座奪取に成功した。

 バックステージに戻ったジョーイは、「過去にDDTに来たケニー・オメガ、クリス・ブルックス、エル・ジェネリコよりも遥かに俺のほうが素晴らしいレスラーだということを証明してみせた。俺たちはたくさんのデスマッチでたくさんの血を流し、たくさんの蛍光灯を割ってきたが、今日はたったの1本も俺は壊していない。それでEXTREMEを取ったんだ。『ホーム・アローン』に喩えれば、俺がマコーレ・カルキン、お前が泥棒だ。お前は俺のトラップに引っかかってただ踏んだだけ!それで俺のもとにベルトが来たんだ!」と大興奮。


 そして、「(AEWのCEOの)トニー・カーンはジョーイ・ジャネラを手放したが、俺はここで輝いているぞ!俺はチャンピオンだ!俺はここで望まれている。ストロングゼロを飲んで女達を侍らせてやる!トニー・カーンにも言っとけ!」と絶好調でしゃべり倒す。通訳としてコメントに立ち会っていた翔太は、必死に言葉を選びながらジョーイの言葉を伝えた。

 なお、試合後には勝俣瞬馬がジョーイへ挑戦を表明しており、ジョーイの初防衛戦は8月20日の大田区総合体育館大会で行われることとなった。

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