【試合結果】11・11 アイスリボン道場マッチ 世羅りさ&藤田あかねvs柊くるみ&尾﨑妹加 星ハム子&法 DATEvs宮城もち&直 DATE 長崎まる子vs藤本つかさvs雪妃真矢 松本都&松屋うのvsトトロさつき&星いぶき
『アイスリボン847』
日程:2017年11月11日(土)
開始:18:00
会場:アイスリボン道場
観衆:115人(超満員)
▼第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負
●松本都/松屋うの
9分06秒 ファンタスティック・トトロ→体固め)
○トトロさつき/星いぶき
▼第2試合 トライアングルリボン 15分1本勝負
○長崎まる子
9分51秒 ジャックナイフ固め
●藤本つかさ/●雪妃真矢
▼第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
星ハム子/●法 DATE
11分59秒 ヨーガ・タワー・フォール→片エビ固め
宮城もち/○直 DATE
▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負
世羅りさ/●藤田あかね
9分32秒 ダイビングセントーン→片エビ固め
柊くるみ/○尾﨑妹加
まる子が藤本&雪妃に初勝利!世羅との前哨戦に勝利した妹加が「デスマッチはセコンドに付いて応援しますが絶対怪我だけは止めてください」
オープニング
この日、前説に登場した藤本から、アイスリボン若手選手による『ヤング・アイス・トーナメント』の開催が発表された。
参加選手はデビュー3年未満のアイスリボン所属選手。11月23日横浜リボンで1回戦、12月17日板橋、12月24日両国と続き、12月31日の後楽園ホール大会で決勝戦が行われる。優勝者には本人が希望する王座への挑戦権が与えられる。
第1試合
都&うのが今年デビューのトトロ&いぶきと対戦。この日うのは相手の先手を取ったり、巧みな切り返しを見せたりと、好ファイトを展開し試合を有利に進めていく。
優勢な場面でうのから交代する都も、その勢いに乗っかろうとするが、トトロ&いぶきは都狙いで勝負。試合は徐々にトトロ&いぶきが盛り返し、都とうののリズムが崩れ始めると、トトロが都にフォーリング・トトロ、更にファンタスティック・トトロを決め都からフォールを奪取した。
敗れた都は不機嫌全開で「別に負けてないんですけど。だってパートナーが攻撃して来たり、豚の子供も一緒になって押さえてたし、プロレス分かってます?反則ですよ。(カウント)叩いちゃうレフェリーも何?どういう教育してるの?(ハム子に「お前がプロレス分かってないんだろ」と言われ)お前は誰だ!もう本当に星一族は許さないんで。14日は親の方に仕返しします」と語った。
うのは「今日は都さんに振り回されて、とても疲れました。たぶん相性良くないかと。気持ちを切り替えて14日は世羅さんデスマッチ、10人イリミネーションタッグに出場します。最後まで勝ち残れるように頑張ります。そして23日ヤング・アイス・トーナメントが始まります。年齢的な事を言うと私が一番上になってしまうのですが、気持ちは誰よりも若く突き進んでいきたいと思います」と前向きコメント。
いぶきは「今日はトトロさんがやってくれたので勝てたと思うけど、自分だったらスリー取れなかったって思いました。なので14日は都さんと1対1でやって絶対勝ちたいと思います。ヤング・アイス・トーナメントでは、自分は最年少に入ると思うので、若さを見せつけて勝ちたいと思います」と語り、都からフォール勝ちを飾ったトトロは「今日はいぶきと同期タッグでフレッシュに力を合わせて都オバサンに勝ちました。14日の世羅さんデスマッチ10人タッグも、いぶきと同じチームなので一緒に力を合わせて都オバサンチームを倒したいと思います。そしてヤングアイストーナメント自分は挑戦したいベルトも日程も決めてます」と語った。
第2試合
雪妃は1月14日アイスリボン780以来となるトライアングル戦。トライアングル王者でもある藤本は、その雪妃と結託し、終始、まる子を狙った試合展開をみせる。
2人がかりの攻撃を浴び、時には仲間はずれにされたり苦しい展開となったまる子だが、藤本と雪妃の隙を狙っての切り返しを何度も諦めずに仕掛けていく。最後は藤本が雪妃に高角度回転エビ固めを決めにいったところに飛び込み、偶然の産物のようなジャックナイフ固めで2人をホールド。まる子がダブルフォールを奪い、藤本、雪妃からの初フォール勝ちを飾った。
試合後、雪妃は「負けてしまいました。ダブルフォールですよ。ちょっとチャンピオ~ン。虐めすぎましたね。珍しく最初から最後まで共闘したと思うんでけど私たち。なのに負けました、2人まとめて。おかしいな。でも3WAY久しぶり過ぎるから、また勉強の為にやりたいなと思います。3WAYでも勝てるようになって行きたいと思いました。14日は10人タッグマッチ。去年も私あの25カウント目を取られた選手にペナルティのルールでやったんですよ。これ何が嫌って財布の中身を晒される事なんですよ。豪華景品があるんですよね?勝ったら。豪華景品がもらえるように頑張りたいと思います」と語り、笑顔のまる子は「勝ちました~!!勝ったんですよ!!ちょっと興奮してるんですけど、デビューして藤本さんと雪妃さんに勝ったのが初めてです。これは赤のベルトも黄色のベルト巻いたも同然です。という事は、アレですね。ヤング・アイス・トーナメントで優勝した人は好きなベルトに挑戦できる権限が得られるという事なので、ズドーンと上ってって優勝して、ベルトを狙っていきたいと思います。ちなみに好きな色は赤と黄色と…青です」とベルト総獲りに意欲をみせた。
第3試合
らぶりーぶっちゃーずとTeam DATEが対角に分かれてタッグで対戦。もち&直は先週の道場マッチでもタッグを結成し、見事勝利を飾っている。一方のハム子&法は、法がハム子のコスチュームで登場し息の合ったところをアピール。
ハム子vsもちの絡み、法vs直のからみ、さらにハム子が法を、もちが直をうまくコントロールし、それぞれの持ち味を発揮する好試合となった。最後は法vs直の攻防で直がバックフリップからヨーガ・タワー・フォールを決めフィニッシュ。もち&直はこれでタッグ2連勝となった。
敗れた法は「今日はハム子様とタッグという事で、衣装も揃えて気合いを十分入れて来たけど、直に負けてしまいました。直はもち様と2週連続タッグで2週連続勝って、でも私は後楽園から2連敗です。でも私には明確な目標があって、それは妹加さんです。妹加さんはタイトルマッチに勝ってもらってベルトを獲って欲しいです。そして私がそのベルトを奪取しに行きます。ヤング・アイス・トーナメント。絶好のチャンスだと思いました。私は必ず優勝してベルトを狙いにいきたいと思います」と語り、ハム子は「今日は法とタッグ、コスチューム揃えてきたのにごめんね、負けちゃって。もちと最近一緒に組んでて、戦うのも良いなって思いました。23日は横浜でもちと対戦するけども、私はもちからフォールを狙いたいと思います。そして松本都!14日、10人タッグイリミネーションマッチ、もしかしたら9対1になるかもしれないね。覚えとけ」と都に宣戦布告。
もちは「先週、直と組んで勝利をして、また組みたいと言って、また組めて、今日も見事に勝利を収める事が出来ました。ヤングのトーナメントが始まるという事で、私がビックリしたのは、こんなにアイスってヤングがいるんだなっていう。アイスリボンって未来がある団体だなって思ったのと、ここまで直と組んで勝率100%なので、私は直推しで応援したいと思います。そして14日。憎々しい人と肉が好きな人がチームっていう、肉にご縁があるタッグチームですけど、この都オバサンに、総攻撃をしましょう」とハム子同様、都潰しを明言した。2大会連続フォール勝ちの直は「勝ちました。前回に引き続き宮城県出身タッグ、もち様と一緒に組みました。法と対戦するのは久しぶりなんですけど、いつも一緒に組長練習をしていて、今日はその成果を私の方が出せたんじゃないかなと思います。この調子で引き続きヤングアイストーナメント勝ち抜いて優勝します」と語った。
第4試合
11月23日の横浜でICE×∞王座を賭けて対戦する世羅と妹加の前哨戦第2ラウンドは、アイスの重量級&パワーファイター4人が一堂に集まった。
ゴングと同時にいきなり妹加が世羅に飛び込み式のラリアットを叩き込み、秒殺を狙うなど、タイトル戦に向けて気合十分な攻撃を決めれば、後楽園での4WAYで最初に失格となってしまったあかねが、フォールを奪われたくるみとバチバチでやり合うなど、終始激しい攻防戦となった。その中でも好ファイトが目立ったのは妹加。世羅に対する当たりはもちろん、あかねに対してもパワーで挑んでいく。最後もくるみのダイビングボディプレスのアシストを受け、ダイビングセントーンであかねからを自らフォールを奪い挑戦者としての勢いをアピールした。
試合後、あかねは「圧が凄くて、ちゃんこも出そうだし、肺にあった空気が全部出て苦しいです。今日負けて4WAYで負けて悔しいです。くるみさんに負けるのが、4WAYで負けたのがしょうがないって思ってしまった自分もいるし、そんな気持ちで挑んだから今日は妹加に負けたと思うので、また気を引き締めて頑張ります。(世羅に)14日のアイアンウーマン、そうそうたるデスマッチファイターの中に入れて下さってありがとうございます。デスマッチしたいと言ってきて、やっと出来ると思うと、とても嬉しいです。何がなんでもどうしても勝ちたいので秘密兵器も用意しています。楽しみにしておいて下さい」と語った。
世羅は「今日は前哨戦と思って挑んではいましたけど、やっぱり14日の事が頭から離れなくて、あかねに頼り切ってしまったなって。自分を不甲斐なく思ってます。(妹加に)だから23日。試合後も言ったけど、23日は妹加しか見ないから思いっきりぶつかり合いたいと思います。14日なんですけど、みんなが意気込みとか言ってくれると嬉しいですね。ここ最近ずっと1人で、1人で…(涙ぐみながら)夜の街を営業しまくってまして、孤独に苛まれながら歩いている中、Twitterで温かい言葉をたくさん頂いて、RTしてくれるみんなや、つっかさんやトトロは11月14日をツイッター名のところに書いて下さってて、1人で夜の街を歩いてたけど、私は1人じゃないんだなって改めて思いました。今回で本当に最後になるのが惜しいぐらいプロデュース興行は、大変だけど価値があるものだなと思って、毎回プロデュース興行のような気持ちでやってるつっかさんはがすげーなって改めて思いました。後楽園ホールとかビッグマッチの度にこんな思いをつっかさんはしてるんだって思うと、私もっと頑張ろうと思えるので。14日まであと3日だけですけど、私はたった1人でも夜の街を歩いて営業しまくって最後を迎えたいと思います」と3日後に迫った後楽園大会への思いを語った。
10月21日以来の道場マッチ参戦となったくるみは「いや~飛ぶのって楽しいですね。後楽園ホールが終わってから初の道場マッチで、普段あんまり高いところから飛ぶ事ってないじゃないですか!?むしろ危ないじゃないですか。だから本当に楽しくて、飛ぶ時に、セコンドのつっかさんが見えた時に"ヒャ~!"って顔になってて、それを見たらもっと楽しくなって、本当にプロレスって最高だなって思いました。そして14日は10人タッグのイリミネーションですけど、ちょっと組むのに、都さんがいるけど、都さんは最初に落ちるか負けるかして頂いて、残りの4人で力を合わせて勝ちたいと思います。そして自分にはもう一つやる事があって、携帯を壊す事。やっと来ました1年ぶり。もう超楽しみ!!!本当に、誰の携帯を壊せるか楽しみなので、是非第2試合目もみなさん楽しみにしてて下さい」と語ると、藤本が「携帯破壊デスマッチに私出るんですけど、去年も出させられたんですよ。今年も何も言われずにエントリーされてたんですけど、携帯が壊れて困るのは(他の選手たちに向かって)あなた達ですからね。皆さん分かってますか?携帯壊されたら困るでしょ?だからなんとしても私の携帯は阻止しなさい、破壊神さん」と語るが、くるみは「破壊神になるとそういう事が出来なくなるんですよ。歯止めが利かないので。だからそこはもう仕方ないです」と拒否。
そして最後に妹加が「勝ちました~!今世羅さんは14日の事で頭がいっぱいみたいなので、まだ本調子の世羅さんと当たってないなって感覚です。でも、それは仕方ないなって思います。自主興行って大変だし、私は23日まで待ちます。14日のデスマッチの興行、10人イリミネーションタッグマッチ出るんですけど、(勝者に)豪華賞品が出るらしいので、それを狙って勝ち残りたいと思います。あと世羅さんにひとつだけ。絶対怪我すんなよ。延期とか嫌なんで。だから私セコンドにもつくし、応援します。絶対怪我だけは止めてください」と語った。