現JWPメンバーが旗揚げする新団体名は『PURE-J』!JWP最後の後楽園ホール大会のカード&意気込みが発表!
赤坂・ふらっとんcantinaでJWPが記者会見を開き、8・11後楽園大会で旗揚げとなる新団体の名称を『PURE-J』(ピュア・ジェイ)と発表。所属選手たちが意気込みを語った。
ボリショイ「私たちの新団体名を発表します。JWP改め『PURE-J』。JWPのコンセプトでもある“ピュアハート・ピュアレスリング”のピュア、そしてJWPのJを取りました。これはJWPの選手、そしてファンの方たちと話し合って、いくつか案が出た中でみんなで実際に声に出してみて、しっくりきたものを…。『PURE-J女子プロレス』として私たちはこれから活動していきます」
――Jの意味について
ボリショイ「元をただせばジャパン女子プロレスのJでもあるんですけども。本当に純粋にジャパン女子プロレス、JWP女子プロレス、PURE-Jと、この流れを継承していける団体になっていきたいと思います」
――略称は?
ボリショイ「Jで。愛称は皆さんに呼ばれるほうなので(笑)。こちらから“こう呼んでください”っていうのはないです」
――各選手からも一言ずつ。
KAZUKI「Jはジャパン女子だったりJWPだったり、女子プロレスのJだったり。いろいろなJがあると思うんですけど、私個人的にはJっていう文字が大好きなので、日本一の団体になるように頑張っていきたいと思います!」
Leon「JWPのモットーであったピュアハート・ピュアレスリング、それを引き継いでいきたい想いもあるので、響きもいいのですごく気に入っています」
中森「私の大好きなピュアハート・ピュアレスリング、そしてJWP。今までやってきたこと、そして歴史がなくなることはないので、また新たに築き上げていくという面で、名前にPURE-Jと入っているのは私はすごく気に入っているので。これから新団体PURE-Jで新しく築き上げていきたいと思います」
鋼「PURE-Jでいろんな団体を食っていくぞ!!……って思ってます(笑)」
勝「私はJWPがすごく大好きで、何があってもこの気持ちは絶対変わることはないです。みんなで新たに新しい団体を旗揚げしてスタートする、名前を一新してPURE-Jはとても素晴らしい響きだと私は思っています。この7人で新たな歴史を築き上げていけるようにみんなで切磋琢磨して頑張っていきたいと思います」
矢子「PURE-Jって名前もすごくステキですし、自分が1番下なんですけど先輩たちを信じて頑張っていきます」
新団体名の発表に続いて、JWPとして最後となる4・2後楽園ホール大会に向けて各選手がコメント。1日復活を果たすOGの日向あずみさん、春山香代子さん、阿部幸江さんも出席し、JWPの名を冠したタイトルマッチ3試合の調印式が行なわれた。
『JWP 25th anniversary』
日時:4月2日(日)
開始:12:00
会場:東京・後楽園ホール
※B.B.クイーンズや『おどるポンポコリン』などでも知られている歌手の坪倉唯子さんがメインイベントの国歌独唱を務める。
▼JWP認定ジュニア&POP選手権試合・30分1本勝負
【王者】藤ヶ崎矢子
vs
【挑戦者】安納サオリ(Beginning)
安納「まずはじめに矢子選手、ご指名ありがとうございます。矢子選手は私の団体のメンバーをことごとくボコボコにしてきたんですけれども、今回なぜ私はビジュアルハンターに指名されなかったのか? なぜこのタイトルマッチに指名して頂いたのか…? でも私もベルトを巻きたかったし、初めてのタイトルマッチとして私が勝ちます。アクトレスガールズ代表として、矢子選手が腹に巻いているその歴史あるベルトを4月2日に私が巻かせて頂きます。歴史に“絶対不屈彼女”安納サオリという名を刻ませて頂きます。よろしくお願いします」
矢子「最後のJWPジュニアの防衛戦の相手として安納サオリを指名させて頂きましたが、ビジュアルハンターとしても絶対に負けられませんし、最後に勝って新団体PURE-JになってもPOPのベルトを守り続けて輝くのは自分です」
――初対決だがお互いの印象は?
安納「初めてなんですけれども試合は何度か見させて頂きまして、けっこう私の技と似ているなっていうところも、ところどころありまして。キャリアも全然違いますけれども私も大切にしている技なので、その技をしっかり決めていきたいなと思っております」
矢子「Beginningさんの会場でよく試合を見させて頂きましたが、確かに技も若干自分と似てますけど、キャリアの差を見せつけたいと思ってます」
▼JWP25周年記念OG×現役ミックスドバウト・エキシビションマッチ7分間
福岡晶(JWP OG)/日向あずみ(JWP OG)/宮崎有妃(フリー)
vs
春山香代子(JWP OG)/阿部幸江(JWP OG)/米山香織(フリー)
山「はい! お久しぶりです、バリバリ春山で~す!! このカードに呼んで頂いて出れるのはすごく感謝してるし、私ホントにJWP魂がバリバリなんで引退して1年ちょっと経ってるんですけど、やっぱりリングに上がるからにはあの頃のバリバリ春山のJWP魂で暴れたいと思います!」
阿部「皆さんお久しぶりです。阿部幸江です。JWP25周年という記念すべき大会、そしてJWP最後の大会ということで、この大会に出場できるのはすごく嬉しく思っています。初めて対戦する選手もたくさんいるので、すごく楽しみにしています」
日向「お久ぶりです、日向あずみです。25周年ということで7年ぶりに1日だけ復帰させて頂きます。本当…まさかコスチュームを着てリングに上がるとは夢にも思わなかったんですけど、もうたぶん2度とないことなんで楽しんで頑張りたいと思います、よろしくお願いします」
――練習で久々にリングで体を動かしてみて、どんな感じ?
春山「久々に動かした時はやっぱり…若いのでその日に筋肉痛が出てきたんですけど(笑)。ホントに何も(運動を)してなかったので、ちょっと頑張ってます。髪の毛も現役時代の頃のように明るくしようとか、いろいろ考えてるので。本当に1人でも多くのお客様に見に来てほしいです」
阿部「私もまだ若いので、その日のうちに筋肉痛が来て…(笑)。1週間ぐらい筋肉痛が治らなかったんですけども、やっぱりリングってすごいなんか不思議な感じで体が受け身とかも覚えていて、すごく懐かしい感じだったんですけども。当日はコスチュームを着て、ガウンも着て…ちょっとでも花を添えたいなと思っています(笑)」
日向「私はホント7年間ほとんど体を動かしてこなかったんで、とりあえずこの1ヶ月…体を動かすってことに慣らすのに精一杯で。何ができるっていうわけじゃないんですけど、当日は自分のできる範囲で無理のないように頑張りたいと思います(笑)」
――福岡晶さんについて。
日向「もう福岡さんがホントにすごくて! なんかもう現役当時とまったく変わらないので…私はもう全然現役のようにはまったく動けないんですけど、皆さんに福岡さんを見てほしいなと思って。自分も当日すごく楽しみにしています(笑)」
――今後は団体名がPURE-Jに変わって活動していく選手たちにエールなどを。
春山「新しくなっても私は今いるみんなが大好きなんで、自分が出来る限りのことは応援していきたいっていうのがあります。みんなのバリバリな気持ちがあればどんどん進めると思います!」
阿部「団体名は変わってしまうんですがみんなの心とか魂とかは変わらず、もっともっと前進していくと思うので。私たちも変わらず今まで以上に応援していきたいなと思っています」
日向「本当に今までも大変なことがいろいろあったんですけど、それでもしぶとく生き残ってきたんで。これからもそういうしぶとさを見せていってほしいなと思います。自分の出来る範囲のことは手伝っていきたいので、これからもっともっと団体が大きくなるようにサポートしていきたいと思います」
▼The same blood battle スペシャルシングルマッチ・30分1本勝負
勝愛実
vs
尾崎魔弓(OZアカデミー)
勝「JWPの旗揚げメンバーでもある尾崎さんとの対戦はとても光栄に思っています。4月2日を以ってJWPとして活動できなくなってしまうんですけども、私はJWPで学んできたことをしっかりと尾崎戦で示しつつ、JWPの伝統は私がしっかりと受け継いでいくつもりです。尾崎魔弓がどんなスタイルでこようと、私はいっさい動じるつもりもありませんし、1人できっちりと闘い抜く覚悟です」
――セコンドを帯同してくることも予想されるが準備などは?
勝「準備はしないですね。ポリスを連れてこようと誰を連れてこようと私には関係ないですし、私は1人で挑むつもりです」
▼JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合・30分1本勝負
【王者組】コマンドボリショイ/Leon
vs
【挑戦者組】KAZUKI/ライディーン鋼
KAZUKI「チャンピオンに指示された通り署名を300人集めました。そして先日の両国大会で鋼との絆も深まりました。…時は来た! チャンピオンになるのはこのWANTEDだ! 鋼、言ってやれ! 言えんのか!? 食えんのか!?」
鋼「食えます! まずはLeon、オマエは大根みたいなもんなんだよ!(手に持った大根を2つ折りにしてむさぼり食う)」
ボリショイ「大丈夫? 汚いんじゃない?」
KAZUKI「ボリショイさん、ひとごとじゃないですからね? 鋼、やってやれ!」
鋼「ボリショイ! オマエは黒くて細いからゴボウだ!(手に持ったゴボウを2つ折りにしてむさぼり食う)」
KAZUKI「いいですか? 覚悟しといてください」
Leon「JWP最後の大会でJWPタッグの最後の防衛戦をできるということで、すごくワクワクしてますし心地いい緊張感に毎日包まれています。この大会の中でJWP同士の純血の試合はここだけなので、今まで私たちが培ってきたJWP魂をぶつけ合って、最高の試合をした上できっちり防衛したいと思います。そしてJWPタッグの最後の歴史に刻んで、デイリーのベルトはPURE-Jでまた再び歴史を積み上げていきたいと思います」
ボリショイ「4月2日、JWP25周年で残念なことにJWPのベルトは最後の防衛戦ということになり返上してしまわなくてはいけませんが、これからはデイリースポーツのベルトがJWPの歴史を一緒に引き継いで、1本だけど2冠ぶんの想いを背負って闘っていけるように。このJWP25周年の舞台で純血の闘いを私たちが制して、25年間JWPを見てきた人にも“やっぱJWPいいね、これからはPURE-Jだね”って言ってもらえるような、そんな大会になるように頑張りたいと思います」
――デイリースポーツのベルトが残ることで、今野氏はコミッショナーを継続する?
今野氏「クビにならなければ、定年まではまだまだ協力させて頂きます(笑)。来年デイリースポーツのタッグのベルトができて10周年に…デイリースポーツ60周年を記念して作ったベルトが、来年ウチも70周年を迎えるということで10年間やってきましたけれども。これからもこのベルトの価値をPURE-Jさんには高めていってもらいたいなというふうに思ってます。朝刊プロレス紙では女子プロレスを扱うところがどんどん少なくなってきて、デイリースポーツぐらいしか今ないと思うんですけれども、その姿勢は変わらないと思いますので。これからも一緒に発展していけたらなと思っております」
――野菜を食べる鋼について。
ボリショイ「あのパフォーマンスのオチは、ぜひリング上で見せて頂けたらなと思います。いまいちオチがなかったので…きっとオチはリングの上にあるんじゃないかなと寛大に受け止めることにしました(笑)」
Leon「気合いは伝わってきたんですけど、当日リング上でこのベルトへの覚悟を見せてほしいです」
ボリショイ「ホントは(野菜が)嫌いなんでしょ? 無理して食べてるんでしょ?」
鋼「……。」
▼JWP認定無差別級選手権試合・30分1本勝負
【王者】中森華子
vs
【挑戦者】倉垣翼(フリー)
倉垣「JWPが25周年となる大会のメインイベントに出場できてすごく光栄に思います。また、無差別級選手権の最後の試合の相手に指名してくれた中森に感謝しています。この試合に勝って歴史ある無差別のチャンピオンとして名を刻みます」
中森「今回のタイトルマッチは皆さんもご存知の通り、JWPの歴史の最後の試合となります。これまでの25年の集大成となるような試合を、私はしたいと思っています。私はまだ倉垣翼にはシングルで1度も勝ったことがないんですけれども、今の私には勝つ自信があります。この無差別のベルトが私に強い力、そして絶対に揺るがない自信を与えてくれました。私が必ず防衛して新団体PURE-Jのステップにしたいと思います。最後のチャンピオンになるのはこの中森華子です」
――無差別王座の思い出や印象に残っていることは?
倉垣「JWPに入ってずーっと狙っていたというか、初代が(ダイナマイト)関西さんだったので自分は付き人をさせてもらったりして、そこまで行ける自分を入りたての頃は想像できなかったんですけど、やっぱり巻いたところから世界が変わったので。すごいやっぱり思い入れがあります」
――Leonと米山を連破している王者・中森について。
倉垣「やっぱりJWPにいた時から気にかけてたので…なんか自分がいた頃の華ちゃんは、いつも下向いてるイメージがあって。いつも“元気だしな!”みたいな感じだったんですけど、今は全然違うのですごい期待してます」
――今のコメントを聞いて。
中森「倉垣翼はJWPを去った選手で、今までやってきたかもしれないけど私は私でやってきたので。そのプライドもあるし、そういうことだと思います」
――過去2回の無差別王座奪取はファイヤーバード・スプラッシュとファルコンアローだったが、ハヤブサさんへの想いは?
倉垣「そうですね。ファルコンアローを直伝してもらってるのは自分だけだと思うので、ホントに大事に使っていこうと思ってます」
――JWP最後の大会で大トリを務めることになるが。
中森「25年の歴史の中で私は6年しか関わっていないんですけれども、すべてを背負ってこの大会、最後の試合に挑みたいという気持ちでいます。このベルトがホントに私自身を強くしてくれたと思っているし、JWP無差別級チャンピオンとしての試合をするだけだと思っています」