リアルジャパン12.5後楽園大会の全カード決定!初代タイガーが貴闘力に“人間風車系”秘密兵器伝授!?
- 2014-11-27
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11月27日、東京・八芳園で初代タイガーマスクが記者会見を行い、リアルジャパンプロレス『貴闘力 炎の第2戦!』12月5日東京・後楽園ホール大会の全対戦カードを発表した。
いよいよ来週に迫った貴闘力プロレスデビュー第2戦。対戦カードは初代タイガーマスク&貴闘力&スーパー・タイガー&アレクサンダー大塚&タカ・クノウvs.大仁田厚&田中将斗&矢口壹琅&保坂秀樹&リッキー・フジの“5対5全面戦争”に決定したが、リアルジャパン軍と邪道軍団の舌戦は収まるどころか、加熱する一方だ。
この日も邪道軍団が貴闘力の経営する『焼き肉ドラゴ』で決起集会を行い、リアルジャパン側に飲食代を払わせるなどやりたい放題。大仁田は「机、イス12脚、有刺鉄線バット2本、バリケードマット2枚」の凶器投入を予告しており、早くも波乱含みの様相を呈してる。
迎え撃つ立場の初代タイガーも臨戦態勢に入っている。邪道軍の決起集会について、「美味しい肉をほおばりやがって。その分、返してもらおうと思います」と声を荒らげると、改めて「ケンカファイト」で試合に臨むと宣言。あくまでもストロングスタイルにこだわってきたリアルジャパンにおいては異例の発言だが、それだけ強い気持ちで試合に臨む構えだ。セミファイナルに藤波辰爾&鈴木秀樹vs齋藤彰俊&柴田正人を据えるなど、他の対戦カードであえてストロングスタイル色の組み合わせを組んでいることからも、その覚悟がうかがえる。
初代タイガーは記者会見前に貴闘力と作戦会議をしていたことを告白。「我々サイドの作戦として、どういう展開ができるか。こうなったらこうしよう、最後どういう風に決めようという戦いのシミュレーションですね」と気になる内容の一端を明かした。前戦からの因縁を引きずる大仁田と矢口が貴闘力狙いで来ると読んでおり、その2人を引き離して、各個撃破する方法を探っているようだ。
10人タッグマッチとなれば、リング上は大混乱に陥る可能性が高い。当然、初代タイガーもそれを前提に作戦を立てており、「この間は100点をあげられるようなデビュー戦になりました。全てが上手くいった気がします。でも、今回はそうはいかないだろうと」と客観的に捉えている。その上で「だったらどういう風に展開させるのか。今回はもう1つ上に持って行こうという形で考えています」と貴闘力へ期待感を示した。
さらに、デビュー2戦目に向けて順調に仕上がっている貴闘力に秘密兵器を伝授したことも宣言。「ここでは秘密」と明言を避けたが、「人間風車系みたいな…」とこぼしていた。“人間風車”と言えば、ダブルアームスープレックスが連想されるが、もちろん初代タイガーの陽動作戦である可能性もある。どちらにせよ、この秘密兵器が勝負の行方を決める鍵になりそうだ。
タッグを組むスーパー・タイガーも会見に同席。「市街地型実戦というもの我々の中に根付いていますので、ケンカファイトを喜んで受けて立ちたいと思います」とケンカファイトを歓迎する姿勢を強調すると、「しっかり止めておかないと、また大仁田さんたちに好き勝手にやられてしまうと思うので。僕自身の役割としては、田中将斗に集中したいと思います」と田中将斗を標的に定めた。他団体進出を熱望しているSタイガーにとってはもってこいの相手。このチャンスをものにしようと、戦いが待ちきれない様子だった。
また、メインイベントの出場メンバーから漏れてしまった間下隼人も、第4試合でグレート・タイガーと一騎打ちを行うことが決定。チャレンジマッチに臨む間下も会見に出席し、「信念と意地を持って、しっかりぶつかっていきたいと思います」と悲壮なほどの覚悟を覗かせていた。
熱い思いは初代タイガーも同じだ。「今回は無理矢理ストロングスタイルの選手を引っ張ってきたんですけど、こういう試合も経験させながら、いいところまで上がって行ってもらいたいなと思います」とあえて10人タッグマッチという形式を選んだ真意を説明。師匠・アントニオ猪木の「プロレスは技ではなく気迫が大切」という教えを次世代のレスラーたちに伝えたいという思いも持っているようだ。そして、「せっかく貴闘力が出てくれるわけですから。この間は大成功してくれましたけど、やはりピエロには絶対しないというスタンスは守っていきます」と断言。弟子たちに身を持ってストロングスタイルを教える構えだ。
決戦まであと1週間。まだまだ邪道軍が仕掛けてくることも考えられるだけに、予断を許さない状況ではあるが、リアルジャパン軍は気持ちをひとつにし、団体の威信を懸けた全面戦争に臨むつもりだ。
【記事提供/リアルジャパン】