【試合結果】1・29 JWP両国大会 【JWP無差別級】中森華子vsLeon KAZUKI&ライディーン鋼vs藪下めぐみ&柊くるみ 勝愛実&星ハム子vs豊田真奈美&つくし
『FLY high in the 25th anniversary』
日時:1月29日(日)
開始:17:00
会場:東京・両国KFCホール
観衆:170人
▼ビジュアルハンター矢子の仁義なき戦い 20分1本勝負
●藤ヶ崎矢子
8分56秒 ジャーマンスープレックス・ホールド
○Sareee(ディアナ)
▼柔道着着用ジャケットマッチ タッグマッチ 20分1本勝負
●KAZUKI/ライディーン鋼
16分29秒 腕ひしぎ十字固め
○藪下めぐみ(フリー)/柊くるみ(アイスリボン)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○コマンドボリショイ
14分49秒 ライムライト
●花月(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
●勝愛実/星ハム子(アイスリボン)
17分23秒 日本海式竜巻固め
○豊田真奈美(フリー)/つくし(アイスリボン)
▼JWP認定無差別級選手権 30分1本勝負
【王者】○中森華子
22分34秒 彼岸花→エビ固め
【挑戦者】●Leon
※第30代王者が初防衛に成功。
中森がJWP無差別級ベルト防衛に成功!Twitterフォロワー1000人を達成した矢子主催のイベント開催が決定!
第1試合
JWP今年初の両国KFC大会。オープニングマッチでは藤ヶ崎矢子がビジュアルハントの標的として指名したSareeeと対戦。握手を求めるSareeeの右手を足蹴にするなど意気込みを示した矢子はジャーマンをキックアウトするなど粘りを見せるが、強烈なエルボーを挟んでの2発目に力つきる。
第2試合
昨年9月大会の仕切り直しとなった柔道ジャケットマッチは、KAZUKIのアラバマスラムを受けた藪下が即座に腕を極めてギブアップ勝ち。
マイクを持った藪下はWANTEDの2人に対し、「前回は私のケガで中止になったけど今回はきっちり取らせてもらいました。ジャケットマッチでそんなシロウトに負けるわけにはいかないんだよね。レベルが違うんだよね。申し訳ないけど私に勝とうなんてまだ早い。とりあえず黒帯取ってきたら? 2人とも。初段取って実績つんで、そこから出直してきて」と通告。KAZUKIは「確かにこのジャケットマッチではすごい格差があったかもしれませんが、プロレスはプロレスなんで。プロレスでは負けませんから。どこかで機会があったらやりましょう。その時は私、黒帯になってるかもしれませんから!」と返答した。
第3試合
第3試合は翌週にタッグのタイトルマッチを控えるコマンドボリショイと花月がシングルマッチで前哨戦。ロープに張りつけての逆水平チョップで拳をクロスさせるRayのポーズを見せるボリショイに、花月も同じように仕返し。さらには側転エルボーの応酬も見せるなど意地を張り合うと、最後は花月のハイキックをキャッチしたボリショイが頭上から丸め込んで3カウントを奪取。
「オマエとの対戦はいつでもおもしろいよ! プロレスが本当に楽しいよ! 2月5日、最高のタッグタイトル戦になると思う。必ず私は防衛する。もちろん、Rayに捧げる最高の試合にしたいと思ってる」と話すボリショイに、花月は「あなたは“プロレスが楽しい”って言ってるけど、自分はすっげー悔しい思いしかしてないんですよ!」。ボリショイに「“悔しい”も楽しいうちなんだよ!」と諭された花月は「…わかりました。来週その言葉、そのまんまお返しします。Rayさんへの想いもベルトへの欲も自分のほうが絶対に強いんで。1週間後、パワーアップしてきます」と勝利を誓う。
続いてリングに上がった矢子はボリショイに対し「自分との約束おぼえてますか?」と、ツイッターのフォロワーが1000人を超えたら願い事を叶えるという話を持ち出すと、「自分が主役になる興行かイベントをやりたいです」と仰天要求。やり取りの末、2月26日(日)の亀アリーナで矢子が主役のイベントが開催されることになり、ボリショイは「結果を気にせず好きなようにやりなさい」と後押し。先輩選手たちは雑用などのサポートに回ることになった。さらに矢子は次のビジュアルハントの標的としてDDTのチェリーを指名。「いい歳してフリフリなコスチュームを着て、すごい腹が立ってるんですよ」と理由を説明する矢子に、ボリショイは1・9ラゾーナ川崎大会のDVDを10枚売るよう条件を出すが、今回も休憩時間に早くもノルマを達成してしまった。
第4試合
セミファイナルは勝愛実と星ハム子のタッグ『ハムカツ』が久々に復活し、豊田真奈美&つくしの『親子タッグ』と激突。2人でも「お・し・り・だ~っ!!」やバックフリップの競演などブランクを感じさせないタッグワークを見せるハムカツだが、豊田のJOサイクロンにつくしがハイアングルのミサイルキックを合わせる合体攻撃から、豊田が正調のサイクロンで勝を沈めた。
第5試合
メインイベントは中森華子の持つJWP無差別級王座にLeonが挑戦。戴冠から1ヶ月が経過しての初防衛戦を、希望通りのJWP純血対決で迎えた中森は格上のLeonに気迫全開のファイトを展開。スピンキック、キャプチュードバスターとLeonの猛攻を凌いだ中森は、側頭部への回し蹴りから鎮魂歌ドライバー、彼岸花とたたみかけて3カウントを奪取。安堵の表情を見せながらも「勝ったけど、防衛したけど、私たちはまだまだこんなもんではありません! もっとすごいモノが見せられると思うし、私は超すごいチャンピオンになってやるから、中森華子についてこいよ~っ!!」と叫んだ。
<試合後コメント>
中森華子
「シングルのベルトに挑戦される側っていうのはいつも想像だけでしかなくて、実際その立場になってすごいいろんなものが変わっていって…正直ちょっと前日まで追いつめられたり、いっぱいになってしまいました。JWPはすごくいろんなことが変わっていて、その中でLeonさんに勝って初防衛できたっていうことは私の中ですごく大きくて。胸を張ってJWPの顔だっていう…無差別級チャンピオンの中森華子だっていうふうに。これからチャンピオンとしてもっともっと強くなっていきたいと思ってます」
――チャンピオンになって気持ちの中で変わってきた部分は?
「たとえば、すごい小さいことかもしれないけど入場式で1番最後に私の名前が呼ばれたり、それはチャンピオンだからで…。中心だから引っ張っていかなきゃとか自覚だったり、すごく大きくなりました」
――今日の試合について。
「Leonさんはいつも強くて…何をやっても敵わない。何回も勝ってるけど勝っても勝っても超えたとは思えなくて。今日も何度もくじけそうになったし、やっぱりLeonさんは強いと思いました」
――JWPについて。
「全員が今JWPを引っ張ってると思うし、盛り上げようって頑張ってる。7人しかいないけど、それを私が1つにして…内に秘めてるだけじゃなくてもっともっと…私がなんでも1番に、先にやっていけるようにしたいと思います」
藤ヶ崎矢子
――Sareeeのハント失敗したが。
「ハントとか関係なく気持ちで負けてたと思ったんですけど…Sareeeさんと闘う時はいつも熱くなれるっていうのは思ってるんですけど、でもいつかリベンジはしたいと思ってます」
――次の相手にチェリーを指名したのは?
「年齢よりすごい若々しい感じがあって、40何歳にしてあのフリフリなコスチュームを着たりとかして、ツイッターに自撮りとかいっぱい載せてたりとかしてるんで。だからチェリーさんを指名しました。自信はあります。いつも通りの藤ヶ崎矢子のファイトスタイルでつぶします」